現役塾講師が解説!自由英作文の書き方&勉強法

大学入試問題でよく目にする自由英作文問題。

学校で英語を書く練習なんてほとんどしないのに、入試では「死刑制度に対するあなたの考えを英語150語で述べよ。」などと問われてもきちんと解答できるはずも有りません。

この記事では現役塾講師の僕が自由英作文の書き方とおすすめの勉強法&参考書を紹介します!

目次

自由英作文とはどんな問題か

自由英作文とは、与えられたテーマに対して、自由に自分の意見を英語で書く作文です。

例)中学生に携帯電話を持たせるべきか?あなたの意見とその根拠を英語で150語以内で書きなさい。

このように賛成・反対の2つに意見が分かれそうなテーマが出題されやすいです。

語数は大学によって違いますが、50程度の短文から150語程度の長文を書かせる問題などがあります。

自由英作文では、自分で文章構成と英訳作業を行わなければならないため、英語力とともに国語力も試されます。

一方で、自分で書く文章を決めることができるので書けない文章を無理して書かなくてもいいというメリットがあります。

自由英作文を出題する大学

自由英作文を課す主な大学は以下です。

自由英作文を出題する主な国公立大学

  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 東京外国語大学
  • 金沢大学
  • 新潟大学
  • 筑波大学
  • 静岡大学
  • 名古屋大学
  • 大阪大学
  • 神戸大学
  • 広島大学
  • 香川大学
  • 九州大学
  • 長崎大学
  • 佐賀大学
  • 熊本大学
  • 鹿児島大学
  • 琉球大学
  • 広島市立大学(国際)
  • 北九州市立大学(外国語)

自由英作文を出題する主な私立大学

  • 早稲田大学(政治経済)
  • 慶應義塾(経済、医、看護)

私立大学は受験者数が多いためか自由英作文が出題される大学はあまり多く有りませんが、国公立では多くの大学で自由英作文が出題されます。

多くの受験生が対策のしづらさから、あまり時間を割いて勉強をする人は多くありません。

逆に言うと、他の受験生と差を生み出すためにはこの自由英作文が鍵を握っているということです。

自由英作文の書き方

では具体的に自由英作文をどうやって書いていったらいいかを解説します。

まず、設問としては「消費税を上げるべきかどうか」とか「英語教育は小学1年生から義務化するべきかどうか」など賛否が分かれそうなテーマが出題される傾向があります。

逆に「犬と猫どちらが好きか」というように主観でしか決められないような問題はほとんど出題されません。

こういったテーマに対して自分なりに賛否の立場を決めたうえで根拠を持って、英語で意見を述べなければなりません。

こう書くととても高校生が書ける内容ではないように思えるかもしれませんが、個々で紹介するステップを踏めば、試験本番でも焦らずに解答することができます。

ステップ1:意見出しをして、主張を決める

まず、設問に対して意見を絞り出します。

ブレインストーミングと呼ばれるこの作業では、とにかく多くの意見を出すことが重要です。

例えば「死刑制度に対する賛否を根拠とともに述べよ。」という設問があったとします。

賛成の立場を取る場合、考えられる根拠としては犯罪抑止力、遺族の無念を晴らすなどが考えられます。

反対の立場を取る場合は、更生の可能性を詰んでしまうこと、人道的な問題などが考えられます。

このようにまずは、賛成・反対の意見をいくつか出します。

そして、賛成・反対のうち自分自身で書きやすそうな方を選択します。

この際、自分の本音は別にして「書きやすいかどうか」で決めることをオススメします。

あくまで、ここで紹介する自由英作文の書き方は試験を突破するためのものです。

大学受験レベルでは、自分の書きたいことを書こうとするのは非常に難しいです。

割り切って、自分の書きたいことではなく「書けること」を英訳しましょう。

賛成・反対を決めた後は意見を掘り下げましょう。

例えば上の設問で「死刑制度に賛成」の立場をとった場合、以下の2つをそれぞれもう少し深堀りします。

・犯罪抑止力
➔死刑制度がなくなった場合、犯罪者は逮捕された後も刑務所内で生きていけることになり、重大な犯罪を犯す際に心のブレーキが働きにくくなる
➔より多くの重大事件が発生しやすくなり、治安の悪化が予想される。

・遺族の無念を晴らせない
➔もし自分の家族が殺人事件などの重大な犯罪の被害者になり、自分が遺族となったことを想像すると犯人が生き延びているのは耐えられない。
➔せめて犯人が死刑に処されることで遺族としては被害者の無念を晴らすことができる

このように深堀りすれば実際に文章を書く際に困りません。

過去問演習の際には、指定の語数を満たすにはどれくらい深堀りすればいいかということを意識しましょう。

ステップ2:型を決める

ステップ1では、設問に対する解答を日本語で考える方法を説明しました。

次のステップは型を決めることです。

型とは文章を書くときの決まった流れのことです。

この型を持つことで、採点者に自分の言いたいことが伝わりやすいことと、自分自身がいちいち文章構成を考えなくていいという2つのメリットがあります。

具体的には以下のような形です。

私は〇〇に対して反対の立場を取る。(意見の提示)
これには3つの理由がある。(構成の予告)
1つ目は、××である。
2つ目は、△△である。
3つ目は、□□である。
よって私は反対の立場をとる。(意見の再提示)

このような型を持っておくと、試験本番でも問題に合わせて上の型を埋めるだけで英作文が書けます。

ステップ3:中学英語で書く

最後のステップでは、これまでのステップで完成した文章を英訳していきます。

ポイントは「中学英語で書く」ことです。

英文法や英語の表現は非常に奥が深いです。

「知っている」と「使える」は違います。

高校の英文法事項を使ってしまうと、思わぬミスで減点をされてしまう可能性が高くなります。

もちろん100%中学英語だけで書ききるのは難しいですが、なるべく難しい文法や表現は避けるようにしましょう。

逆に言うとステップ1、2で実際に書く文章を考える段階では簡単に英語にできるような形で考えておくと英訳がスムーズになります。

自由英作文の勉強法&おすすめ参考書

ここからは上で紹介したような書き方で自由英作文を書くための勉強法とそれに必要な参考書を紹介します。

まず、始めに中学英語を自由に使いこなせるように訓練する必要があります。

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のような参考書で中学英作文でミスが出ないようにしましょう。

問題をときながら学習したい場合は、「くもんの中学英文法 中学1〜3年」がおすすめです。

どちらの参考書を使う際にも文章ごと覚えてしまったほうがいいです。

音読を学習の中心に据えることで効率よく暗記できます。

このトレーニングで中学英語を使いこなせるようになったら、次は実践練習です。

いきなり過去問に取り組んでもいいですが、赤本の解説は、間違っている、高校生には書けない解答であるなどの問題がありますから、時間が許す場合は参考書を挟んでからのほうがいいでしょう。

実践演習は解説や考え方が詳しく載っているものがいいです。

おすすめの書籍を載せておきますね。

・宮崎の今すぐ書ける英作文(和文英訳編)
・[自由英作文編] 英作文のトレーニング [改訂版]

英文一つ一つはもちろんのこと、全体の構成の仕方やブレインストーミングの方法などを意識して取り組んでください。

英作文は必ず添削してもらおう

英作文は参考書との相性が非常に悪い科目です。

なぜなら、どれだけ解説が詳しかろうと自分の書いた英作文が正しいかどうかの判断をするのが困難だからです。

もしかしたら、合っているかもしれないし、逆に致命的なミスがあるかもしれない。

書きっぱなしでは英作文の力は付きません。

中学英語を使いこなす段階までは独学でも対処できますが、実際に1から自分で英作文する場合は必ず添削をしてもらいましょう。

添削をお願いするのは、英語力を信頼できてなおかつしっかりと自分のために時間を取ってくれる先生が理想です。

しかし、なかなか学校の先生は忙しそうだし、あまり先生と仲良くないから頼みづらい、そんな人も多いのではないでしょうか?

英作文は簡単な英語にすれば誰でも書けるようになります。

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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