英語学習の学業・受験での魅力・メリット3選
英語を勉強することで得られる学業面でのメリットを見ていきましょう。
次の3つを紹介します。
- 進学が有利になる
- 海外大学進学や交換留学など進路の幅が広がる
- 奨学金をもらいやすくなる
1つずつ詳しく解説していきますね!
メリット1 進学が有利になる
英語を勉強することで、進学において大きなメリットを得ることが出来ます。
具体的には以下の4つが挙げられます。
- 文理共通で必須の科目であるから
- 他教科に比べて、配点が高いから
- 安定して高得点を取りやすいから
- 外部検定利用入試に活用できるから
理由①文理共通で必須の科目であるから
英語は、高校受験ではもちろん、大学受験でも文理問わず出題される科目です。
例え理系であっても、英語が苦手となれば受験では大きなビハインドとなってしまいます。
現在、ほぼすべての国公立大学、MARCHや関関同立、早慶をはじめとする人気私立大学でも、共通テスト利用入試や一般入試問わず英語の受験を必須としています。
受験において、英語を勉強しておくことで損をすることはないでしょう。
理由②他教科に比べて、配点が高いから
受験において、英語の配点は非常に大きなウェイトを占めます。
理系はもちろん、文系では多くの大学で英語に一番高く配点されていることが多いです。
大学受験における英語の配点について、興味深い分析を見つけたので引用させていただきます。
国立大学ではセンター試験、個別入学試験共に英語の配点は全体の20~30%前後を占めます。
私立大学においてはさらに比重が高まり、英語の配点は全体の30~40%前後、多いところでは半分の50%と非常に多くの割合を占めることがわかりますね。
特に、受験人数が多い偏差値50台の大学は、上で紹介した大学より英語の比率が高い傾向があります。
1/3は英語で決まる?大学受験英語事情
これを見れば、英語がどの受験生にとっても非常に重要な科目であることがわかります。
理由③安定して高得点を取りやすいから
英語は他の科目と比較した時に、得点が高いレベルで安定しやすいです。
というのも、英語はしっかりと勉強すれば、設問自体は非常に簡単であるためです。
例えば、国語は受験当日の出来・不出来が大きい科目ですが、これは問題が非常に難しく、日によって、もしくは出題者、採点者との相性によって得点が左右されやすいためです。
理由④外部検定利用入試に活用できるから
現在、大学入試では各大学の入試において、英語の学力を、英検®などの外部検定の結果を用いて判断する「外部検定利用入試」という制度の普及が進んでいます。
実際に、一般・推薦入試問わず、外部検定を入試に導入している大学の数は年々増加しています。
下のグラフを見ると、特に一般選抜で外部検定入試を導入している大学の数が4年間で2倍以上に増えているのが分かります。
外部検定の入試における利用法は次の4つです。
- 出願資格
- 得点換算
- 加点
- 判定優遇・合否参考
1つ目は、大学が指定する出願の資格になっているパターンで、この場合は英語の試験を免除されることが多いです。
2つ目は、外部試験での成績が入試での得点に換算されるパターンで、得点が高い場合は満点扱いとなるため実質英語の試験が免除となります。
3つ目は、入試での得点に外部検定の成績が加算されるパターンです。
4つ目は、書類審査や合否決定の際に外部検定の成績が加味されるパターンです。
2021年度の入試では、上記4パターンは一般・推薦それぞれ以下のグラフのような形で採用されました。
メリット2 海外大学進学や交換留学など進路の幅が広がる
英語を学習することで、海外大学進学や交換留学など進路の幅を広げることが出来ます。
海外大学進学・留学のメリットはたくさんあり、具体的には以下のようなものがあります。
- 語学力が伸びやすい
- 専門分野が豊富
- 就職の選択肢が増える
- 教育環境を選べる
- 外国人の友人が増える
- どこでも生きていける適応力がつく
- 様々な国に旅行に行ける
- 価値観が広がる
- 就活でアピールできる
さて、次は海外大学(大学院)進学・留学に必要な英語力がどれくらいなのかを見ていきましょう。
1枚目が、海外大学進学・留学に必要な英語力、2枚目が海外大学院進学に必要な英語力を表しています。
上の表でも分かる通り、留学などでは英検やTOEICといったメジャーなテストよりも、留学生・移住者向けの資格試験であるTOEFLやIELTSといった試験で一定のスコアが求められます。
参考までに各種試験のスコアの対応表を見てみましょう。
もちろん試験によって、4技能のあるなしが含まれるので、一概には言えませんが英検準1級〜1級程度の実力があれば進学・留学先で求められるスコアを取るのに苦労はしないはずです。
このように海外進学・留学の際には、英語力を測る試験で一定のスコアが必要となります。
英語を勉強することで、海外で教育を受けられる選択肢が広がります。
メリット3 奨学金をもらいやすくなる
海外留学を考えたときにもっとも大きなネックとなるのが、留学・進学にかかる費用ではないでしょうか?
以下は国別の1年間でかかる留学費用です。
特にネイティブ圏での留学においては、1年で300〜500万円程度かかります。
高額な留学・進学費用を抑える手段として、奨学金の利用があります。
以下は各奨学金の支給額と、申し込みに必要な英語力です。
奨学金 | 支給額 | 必要な英語力 |
---|---|---|
アメリカフルブライト奨学金 大学院留学プログラム | 1年目:上限約4,300,000円 2年目:上限約2,700,000円 | TOEFL iBT80点or IELTS6.0以上 |
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) | 上限2,500,000円 | TOEFL PBT550点 iBT80点 IELTS6.0以上 |
国際ロータリー グローバル補助金 | 約3,200,000円以上 | 留学先の大学院や研究機関で対応できるレベルの語学力 |
イギリス チーヴニング奨学金 | 上限約2,700,000円 +生活、渡航、ビザ申請費 | TOEFL PBT600点 iBT72点 IELTS7.0 |
このように多くの奨学金では、必要な英語力の基準が定められており、英語を勉強しておくことで奨学金の受給資格を満たすことが出来ます。
英語学習の学業・受験での魅力・メリットまとめ
この記事では、英語を勉強することで得られる学業・受験上の魅力・メリットを3つ紹介しました。
- 進学が有利になる
- 海外大学進学や交換留学など進路の幅が広がる
- 奨学金をもらいやすくなる
この中で、大きく惹かれるメリットはあったでしょうか?
もし「英語を勉強する気になった!」という方は、以下の記事で大人の英語の学び直しについてすべてまとめていますので参考になさってくださいね。
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