2ヶ月でTOEICスコアを劇的にアップさせる学習スケジュールを公開!

2ヶ月後に迫ったTOEICに向けて動き始めたという方。
いざ学習を始めてみようと思うと「何からはじめていいかわからない⋯」「具体的に2ヶ月間の学習スケジュールがほしい⋯」と方向性決めに迷われてしまうのではないでしょうか?

2ヶ月というのは短い期間ですが、自分の状況に合った学習方法を取ることでTOEICのスコアを大きくアップさせることも十分可能です。
実際に私が過去にコーチングを担当した方も、2ヶ月という短期間でずっと突破できずいた900点の壁を超えていくことができました。

この記事では2ヶ月でTOEICスコアを上げるスケジュールについて以下の疑問に答えていきます。

  • 2ヶ月でスコアを上げるためのポイント
  • 2ヶ月間の学習スケジュール
  • 2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる勉強法
  • 2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる教材
目次

2ヶ月でスコアを上げるためのポイント

2ヶ月でTOEICスコアを最大限上げるためのポイントは以下の6つです。

  1. 睡眠時間は削らない
  2. スキマ時間をフル活用する
  3. 他人の勉強法を真似ない
  4. 弱点を埋める学習をする
  5. 模試を通しで10回解く
  6. 塗り絵する問題を決めておく

睡眠時間は削らない

2ヶ月間という短期間で英語の勉強を詰め込む際にも睡眠時間は削らないようにしましょう。

睡眠時間が5時間を切ると記憶への定着率が一気に低下することが分かっています。
英語は勉強している間に定着するのではなく、勉強で得た刺激をもとに寝ている間に脳内で整理されて記憶に定着します。
つまり、睡眠時間を削って勉強しても5時間を切ると、学習した内容が定着しないため効果が非常に薄れてしまうわけです。
イメージとしては栓をしないまま蛇口の勢いを強めても水は溜まっていかないのと同じです。

2ヶ月でできるだけ学習時間を取るのは大切ですが、睡眠時間を削らないようにしましょう。

スキマ時間をフル活用する

睡眠時間を削るのではなく、日常に隠れたスキマ時間をかき集めることで、社会人の英語学習は2ヶ月でも十分成果が出ます

日常には無駄に過ごしてしまっている隠れたスキマ時間が多々潜んでいます。

  • 電車をホームで待っている時間
  • 電車内の時間
  • YouTubeを見ている時間
  • スマホでSNSを見ている時間
  • 病院での待ち時間

「仕事が忙しい⋯」「家族との時間が⋯」「家事があって⋯」と社会人は英語学習の前にやることが山積みでなかなか時間を取るのが難しいことと思います。
しかし、やはり2ヶ月間で結果を出すためにはある程度の学習時間が必要です。
もちろん無理をして大切な時間を削る必要はありませんが、実際、子育てや仕事をしながら毎日時間捻出して勉強している、という方は一定数いらっしゃいます。
SNSで調べてみると以下のようなポストを見つけました。

英作文とスピーチ、洗濯、病院予約、昼食食べつつ仕事しつつ息子のお世話、病院連れていく、また仕事、隙間に単語、夕飯準備と片付け、意外とタフかも…先日職場の英検1級を目指している人に毎日3時間は勉強していると話したら、それだけ仕事しながら子供もいるのにどうやって?と少しひいていました。

Xより引用

忙しい中でも仕事・子育てと両立しながら3時間をやっている人がいる、というのは心強いのではないでしょうか。
全員が3時間、というわけにはいかないでしょうが、ぜひスキマ時間の活用を意識して少しでも多くの時間を英語学習に向けられるといいですね。

他人の勉強法を真似ない

ネットで検索をすればたくさんのTOEIC学習体験談が出てきます。
「私はこうして2ヶ月でTOEICスコアが〇〇点アップした」という勉強は希望の光に見えて、「私も同じようにやってみよう!」と思いがちですが、他人の勉強方法を真似したところで同じ結果は期待できません。

というのも現状の英語力や得意・不得意、個性などが人によって千差万別であるため、TOEICスコアアップに必要な学習も人によって変わってくるためです。

例えば、学習体験記の中で「リスニングパートはシャドーイングをひたすらやって点数が伸びました!」と書いていたとしましょう。
しかし、あなたの学習の弱点は語彙力や音声から意味を取るスピードだった場合、シャドーイングは適切な学習であるとは言えません。

つまり、他人にとって効果的だった学習が必ずしも自分に最適だとは言えないわけです。
自分の弱点を見極めてそれを埋めるような学習をしましょう。

弱点を埋める学習をする

弱点を埋める学習をすることで、2ヶ月という短期間でも十分目に見えた結果が期待できます。

一番最初にTOEICの弱点をあぶり出すことで、2ヶ月間の学習の方向性を正しく設定できます。
弱点を把握するには「最初にいきなり模試を解いてみる」のがおすすめです。

この記事の後半で紹介する公式問題集や、市販の模試でTOEICの試験を通しで解いてみてください。
すると7つのパートのうち、どこが弱いのか、そもそもどこで時間が足りなくなるのか、といったことが良くわかります。
時間がない方はabceedの簡易テストでスコア予測診断をしてもいいでしょう。

「ある程度勉強してから模試を解きたい⋯」と思いがちですが、勉強を始める前に自分の学習状況を丸裸にすることで学習の方向性をバシッと決めることができます

苦手なパートや足りない能力がわかったら、それに合わせた学習計画を作りましょう。
例えば、Part5の文法の正答率が5割を切っている、という場合は文法学習を優先するといいでしょう。
リスニングで長文のPart3, 4が聞こえない、というのであればシャドーイングが効果的でしょう。

このように自分の苦手に合わせた学習が2ヶ月間の学習効率を高めてくれます。

模試を通しで10回解く

TOEICまで2ヶ月しかない場合でも、しっかりTOEICの模試を通しで解いて慣れておく必要があります。
目安としては、2ヶ月でTOEICの模試を10回分解くイメージです。
TOEICは一回あたり120分という長丁場で高速の処理をするために、高い集中力が求められる試験です。
本番までになるべく通しで休みを挟まずに解く回数を稼ぐことで、時間配分や集中力のトレーニングになります。
10回も解けば、各パートでどんな問題が出るのか、時間配分はどうしたら良いのか、といった部分が分かってきて容量が掴めてくるはずです。

TOEICの模試を解く、復習する際は以下のポイントに注意しましょう。

  • 制限時間の中で解く
  • 自分なりの解き方を確立する
  • すべての問題を復習しようとしない

休日などまとまった時間を取れる時に、120分測って模試を最低でも週1本は解くようにしましょう

塗り絵する問題を決めておく

TOEICは900を超えるくらいになるまでは、すべての問題に腰を据えて解く時間はありません。英検などのグレード別試験と違って、TOEICは満点の人でも最低点の10点の人でも同じ問題を解きます。
ですから、普通に取り組んでも終わらないような問題数と制限時間が設定されています。
例えば、TOEIC700を目指す場合は普通に解いていったら、リーディングはPart7の前半くらいで制限時間を迎えてしまうでしょう。
分からない問題は飛ばしながら、解ける問題だけを解いていって最後の長文付近までたどり着けるように頑張りましょう。

パート別の塗り絵をするべき問題は以下の記事で詳しく解説しています。

2ヶ月間の学習スケジュール

2ヶ月後のTOEICに向けて動き出す前に、学習スケジュールをきちんと立てておくことでモチベーションを維持しやすく、いちいち今日は何をしなくてはいけないのかを考える必要がなくなります。

スケジュールの立て方

2ヶ月の学習スケジュールを立てるうえでは以下の3つが基本になります。

  1. 週末は模試を1,2本通しで解く
  2. それ以外の時間は弱点に沿った学習をする
  3. 1週間→1日→1日の中とスケジュールを落とし込む

本番までに10本を目安にTOEICを通しで解きましょう。

そしてそれ以外の時間は、このあとの章で紹介する「弱点別の学習方法」にある内容を学習するだけです。
計画を立てる前にTOEICの模試を一度解いておくことで、どんな勉強をすればいいかが分かります。

スケジュールはまず全体のスケジュールを作り、週ごと、1日ごと、最後に1日の中のどのタイミングで何を勉強をするのかまで決めましょう。

全体のスケジュール例

全体のスケジュールの一例が以下です。

この例では現在TOEIC700程度で語彙力とリスニングの長文パート、リーディングで長文読解に課題を抱えている学習者を想定しています。

まずはざっくりと各月に何をするのかを決めて全体感を把握しましょう。

週間スケジュール例

次に1ヶ月の間各週に何をするのかを具体的にしましょう。

使う教材などを決めて、1週間毎に目標を達成できたかどうかを確認できるようにしましょう。

日次スケジュール例

最後にその日何をするのかを決めます。

上の例から落とし込むと

月曜日

  • 金フレ1~300(30分)
  • Part7精読2本(115分)
  • Part3シャドーイング3問(45分)

といったようになります。

社会人の場合、毎日学習時間に変動はあるでしょうからそれも織り込んで毎週1週間の予定を曜日ごとに決める時間を設けるといいでしょう。

自分で計画を作ることでそれが原動力となり学習を継続しやすくなる効果もあります。

平日3時間学習するスケジュール例

最後に決めた学習を1日のどのタイミングで、どの場所で行うかまでイメージし、実際に書き込んでいきましょう。

例えば平日3時間取り組む場合のスケジュールの一例は以下のようになります。

時刻時間の使い方
7:00起床&英語学習(45分シャドーイング)
7:45朝食・身支度
8:15通勤&英語学習(20分単語)
8:45出社
12:00昼休み&英語学習(20分精読)
13:00仕事
20:00退社&英語学習(20分単語)
20:30帰宅→夕食、家事、風呂、子どもの寝かしつけなど
22:00自由時間
22:45英語学習(精読75分)
24:00就寝

休日3時間学習するスケジュール例

休日は午前中にまとめて時間を取るため簡易的なスケジュールにしています。

時刻時間の使い方
8:00起床&英語学習(TOEIC120分、単語60分)
11:00予定・自由時間など

【弱点別】2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる勉強法

2ヶ月でTOEICスコアをアップさせるには自分の弱点に合った勉強法を採用すべきです。
各勉強法とどんな人がその学習をするべきなのかは以下のようになります。

  1. TOEIC模試の通し演習
    →全員やるべき
  2. 語彙学習
    →目標のスコア×10の語彙がない人はやるべき
  3. 文法学習
    →Part5で7割とれない人はやるべき
  4. シャドーイング
    →Part3,4が苦手な人はやるべき
  5. 精読
    →Part7が苦手な人はやるべき

TOEIC模試の通し演習

TOEICまで2ヶ月の場合、できるだけ多くTOEICの問題を解いて形式に慣れることが必要です。
目安としては、2ヶ月でTOEICの模試を10回分解くイメージです。
TOEICは一回あたり120分という長丁場で高速の処理をするために、高い集中力が求められる試験です。
本番までになるべく通しで休みを挟まずに解く回数を稼ぐことで、時間配分や集中力のトレーニングになります。
10回も解けば、各パートでどんな問題が出るのか、時間配分はどうしたら良いのか、といった部分が分かってきて容量が掴めてくるはずです。

TOEICの模試を解く、復習する際は以下のポイントに注意しましょう。

  • 解ける問題を解いていく
  • 制限時間の中で解く
  • 自分なりの解き方を確立する
  • すべての問題を復習しようとしない

語彙学習

学力=語彙力と言っていいくらい、TOEICにおいても語彙数とスコアは比例しています。語彙数というのは日本語の訳がすぐに出てくる英単語の数です。
TEOICにおいては、目標のスコアの10倍の語彙数を持っていることが理想で、例えば500点を目指すなら5000語、800点を目指すなら8000語といった語彙数となります。

この語彙数はTest your English vocabularyというサイトで5分程度でチェックすることができます。

Test your English vocabularyで語彙力測定テスト受験中の画面のスクリーンショット

回答を終えると以下のように結果が表示されます。例えば以下の場合だと語彙力は10,436語あることになります。

Test your English vocabularyで語彙力測定テスト結果表示画面のスクリーンショット

意味が分かる英単語にチェックを入れていくだけで語彙力が簡単に測定できます。いろいろ試しましたがこちらのサイトはかなり正確だと思います。

例えば目標のTOEICスコアが650点の場合、理想の語彙力は6500語となります。こちらのサイトで測定した語彙力が4000だった場合、語彙力を鍛えることがスコアに直結します。

99%の人は目標スコアに対して語彙が足りていないので、語彙学習はほぼ必須です。
単語帳はレベル感に合ったものを選ぶのが大切です。すでに実施した語彙力テストの結果をもとに、自分のレベルに合った単語帳を一冊やり抜きましょう。

2ヶ月でTOEICを伸ばすためには以下のような流れで単語学習を行うといいでしょう。

STEP
知らない単語にチェックをつける
  • 1日で終わらせる
STEP
知らない単語だけに触れていく
  • 範囲を区切らず、最初から最後まで通しで進める
  • 音声もセットで覚える
  • 1日最低300語に触れる

まずは意味がパッと出てこない英単語にチェックをつけましょう。ここでチェックが付かなかった=すでに意味を知っている英単語は最後まで触れなくてOKです。
チェックを付けた単語のみを2ヶ月後のTOEICまでひたすら勉強していくので、ここでは「仕分け」作業になります。
1000語以上あると思いますが、意味を覚えようとする必要はないので買ったその日に仕分けは済ませましょう

仕分けが終わったら実際に英単語を覚えていきましょう。チェックが付いた単語だけを1から順に発音と和訳を読み上げていきましょう
ただ単語帳を眺めるだけでなく、必ず音声もセットで自分でも発音したり和訳を口に出したりすることで効率的に覚えられます。
毎日違う単語に触れて、復習の感覚を空けるのがポイントです。脳は「忘れた頃に復習する」ことで効率的に記憶することができます。前日と同じ範囲を復習したり、1週間で同じ範囲の単語を復習したりするのは避けましょう。
英単語は1日300単語のように「広く浅く」勉強しましょう。1日50個などの「深く狭く」の学習はNGです。
2ヶ月しか時間がないので、とにかく覚えていなくても前に進んでまた周回を重ねて徐々に覚えていきましょう

文法学習

TOEICで直接的に文法知識を問われるのはPart5がメインですが、英文法はリスニング・リーディングすべての問題を解くうえで欠かせない土台となる知識です。

「文法学習はPart5にしか役立たない」と思われがちですが、文法をしっかり固めることで英語力をグッと底上げしてスコアの下支えになるでしょう。

Part5の正答率が7割未満の場合、文法学習を優先するのがおすすめです。

文法学習では以下の点に注意しましょう。

  • 問題演習もセットで取り組む
  • 最低3周はする
  • 100%分からなくても前に進める

具体的な進め方は以下のとおりです。

1周目
文法事項の説明を読み、演習まで取り組む

1周目では多少分からない箇所があっても気にせず進む。

1周目では消化しきれなくても、2周目で分かることもあると割り切る。

2周目
各章の演習から取り組み、分からない箇所だけ説明を読む

1周目とは逆に演習から取り組み、間違った箇所・分からない箇所だけ説明を読む。

1周目に掛けた時間の半分で終わらせる。

3周目
2周目で苦手に感じた箇所だけ演習から取り組む

2周目の時点でミスなく問題が解けている章は飛ばす。

2周目でミス出た章の演習から取り組み、改めて怪しい箇所の説明を自分なりにまとめてみる。

まとめる際は表や図解をして、人に説明するつもりで行う。

シャドーイング

シャドーイングはその名の通り、聞こえてきた音を文字を見ないで影のように復唱して付いていくトレーニングです。

シャドーイングを行うことによって、音声知覚が徹底的に鍛えられ英語の音声の聞き取りが自動化されます。
以下の動画はシャドーイングを実際に行っているところからスタートしています。

シャドーイングは聞こえてきた音声を自分でも発音することで、リスニングにおいて音声を正確に捉えることができるようになります

シャドーイングは初見で7割程度意味が理解できるレベルの教材がおすすめです。
TOEICのリスニングスピードが難しいと感じる、目安としてはTOEIC700以下の方はもう少し簡単な教材から仕上げるのがおすすめです。
「英会話・ぜったい・音読」シリーズはレベル別になっていますので、初心者の方は入門編から仕上げていくといいでしょう。

シャドーイングは非常に奥が深く「初心者がむやみに手を出すと失敗する」と言われるトレーニングです。
詳しいやり方を以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

精読

精読はその名の通り、精密に読むリーディングの学習方法のことです。
一つ一つの文章を分からない単語を調べ、構文を取り、疑問が残らなくなるまで徹底的に理解することでリーディングの力を磨いていきます。

TOEICではPart6, 7で特に読解のスピードと正確性が求められ、多くの人が最後の問題までたどり着けないまま試験時間終了を迎えます。
精読をすることで新しい知識が身につくと同時に、すでに覚えた知識の運用方法を身につけることができます。

精読の際に必要な知識は単語と文法ですが、これらをただ暗記しているだけではリーディングに応用することはできません。
取扱説明書を読んでも自転車に乗れないのと同じで、リーディングも精読をしないとせっかく覚えた単語や文法は化石化してしまいます。

精読をすることでリーディングで早く・正確に文章の意味を理解する力が養成できます。

精読がTOEICの速読にどうつながるのかは以下の記事で詳しく解説しています。

2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる教材

2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる教材は以下の8つです。
すべてに取り組むのは難しいですから、自分の弱点に合わせた教材に集中して取り組みましょう。

  1. 公式問題集
  2. スタディサプリ TOEIC® L&R TEST対策コース
  3. abceed
  4. mikan
  5. 金のフレーズ
  6. キクタンTOEICシリーズ
  7. Mr.Evineの英文法ブリッジコース
  8. 文法問題 でる1000問

公式問題集

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

公式問題集とはTOEICの試験問題を開発するETSという団体が発行する唯一の問題集シリーズのことです。
TOEICに過去問は存在せず、市販の模試はすべて予想問題という形式ですが、開発元が出版している唯一の模試がこちらの公式問題集になります。

TOEICは年々難化傾向にありますが、公式問題集も最新の試験傾向を反映しながらアップデートされ、2024年12月現在時点でシリーズは11冊が出版されています。
唯一の公式発行ということもあり受験者必携の問題集と言えるでしょう。

デジタル版は存在せず、ハードコピーでの購入となります。
TOEICの公開試験本番も同様に紙でマークシートを塗りつぶしながらの回答になりますから、2ヶ月でスコアアップを目指すためにはマークしながら問題を解く感覚に慣れておきましょう

一冊につきリスニング・リーディングともに試験2回分が収録されており、問題冊子、解答用紙、マークシートがそれぞれバラバラにできる仕様になっています。

スタディサプリ TOEIC® L&R TEST対策コース

TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH

TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH

Recruit Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

スタディサプリはリクルートが開発・提供する学習アプリで、その中でもTOEIC対策に特化したコースがTOEIC® L&R TEST対策コースになります。

私もTOEICについてほとんど何も知らなかった頃に利用しましたが、非常に使い勝手が良く金額以上の成果を得られたと実感しました。

利用料金は月3,000円前後(プランや時期によって前後)ですが、20回分の模試が収録されているほか、人気英語講師である関先生の講義・解説動画が多数視聴できます

実はもともと私は「アプリに課金するのは抵抗があるな⋯勉強はテキストに限るものだ」という意見を持っていました。
しかし、スタディサプリの7日間の無料体験を経て考えがガラリと変わり、そのまま有料プランを継続することを決めました。
それくらい完成度が高いアプリで、特にパート別の出題傾向や対策などを動画で解説してくれるなどTOEIC初心者の方にはぜひ一度使ってみていただきたいアプリです。

スタディサプリについては更に詳しい内容をこちらの記事で解説しています。

abceed

abceed: TOEIC®対策/AI英会話/英語アプリ

abceed: TOEIC®対策/AI英会話/英語アプリ

Globee Inc.無料posted withアプリーチ

abceedは英語学習アプリでTOEICやその他の試験の対策の参考書などが使い放題のサービスです。
2024年12月時点で、このあと紹介する金のフレーズや文法問題 でる1000問といった有名な参考書も利用可能です。

単にデジタル化された教材を使えるだけでなく、アプリで学習しやすいように様々な補助機能がついているのが特徴です。
時間制限で自動で問題ごとの制限時間を測定してくれたり、選択肢が画面上で選べるようになっていたり、リスニングの音声がセットになっていたりと非常に使い勝手が良いです。

スタサプと比べると解説の充実度や動画解説がない分中級者向けのアプリと言えますが、様々な参考書を利用し放題というのはabceed独自の仕様なのでTOEIC650点以上の人には非常におすすめです。

mikan

英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語

英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語

mikan Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

mikanはiOS, androidの両方で使える有料の単語アプリ(一部無料)です。
私自身30以上の単語アプリを試しましたが、No.1の使いやすさです。

具体的には以下のようなメリットがあり、単語帳嫌いだった私でも自然と移動時間に単語学習をするようになりました。

  • 音声がセットで流れるので再生する手間がない
  • 覚えた度合いを自動で分類
  • 多様な単語帳が使い放題
  • お手頃価格(600円 or 1000円)
  • リマインダーで勉強しそびれない
  • スキマ時間にパッとはじめてパッと辞めやすい

単語だけであれば600円で利用できるのでぜひ利用をおすすめしたいです。
詳しい使い方などはこちらの記事で解説しています。

金のフレーズ

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

金のフレーズはTOEICで頻出のフレーズをまとめたフレーズ集で、日本語→英語に直していく形式を取っているのが特徴です。
一般的な単語帳に比べて、「TOEICでそのままの形で出題されやすい」フレーズの形になっているのが特徴です。
市販のTOEIC参考書の中でもっとも有名であり、通称「金フレ」と呼ばれて多くの学習者が愛読しています。

目指すスコアによってレベル分けされたフレーズが1,000語収録されており、試験まで2ヶ月という短期決戦の場合この一冊を仕上げるのがおすすめです。
ただしスコアが500点未満という方や、2ヶ月過ぎたあとも継続的に学習をしたいという方にはこのあと紹介するキクタンシリーズがおすすめです。

金のフレーズは書籍版かabceed、mikanなどのアプリ内で音声と一緒に学習することができます。

キクタンTOEICシリーズ

キクタンTOEIC(R) L&Rテストシリーズです。4冊出ていますので、語彙数に合わせてどれにするかを決めるのがいいでしょう。

  • 語彙力が4000以下の人→SCORE500
  • 語彙力が4000〜5000の人→SCORE500
  • 語彙力が5000〜6000の人→SCORE800
  • 語彙力が6000以上の人→SCORE990

2ヶ月後のTOEICが最初で最後、という方は金のフレーズをおすすめしますが、2ヶ月後のTOEICのあとも継続的に学習を続けたい、という方はキクタンシリーズがおすすめです。

というのも、金のフレーズは収録語数が1,000語と少ないため、本質的な語彙力不足を補うためには不十分であるためです。
TOEICのスコアは語彙数と比例し、目標のスコア書ける10倍の語彙数が目安です。
例えば、700点を取りたい場合は7,000語が必要ですが、現状の語彙数が4,000語だったとしましょう。
目標までは今の語彙力に加えて新たに3,000語を覚える必要があり、金のフレーズだけでは根本的な語彙力不足が解決しません。
そのため、自分のレベルに合った単語帳でコツコツと語数を増やしていくためにシリーズ化されたキクタンTOEICシリーズがおすすめというわけです。

kindle版とペーパーバック版があるので好きな方を選ぶといいでしょう。

Mr.Evineの英文法ブリッジコース

Mr.Evineの英文法ブリッジコース

こちらは中学英文法と高校基礎英文法の間をつなぐレベルの参考書で、一冊仕上げればTOEICで問われるような文法知識を一通り復習できる一冊となっています。

各文法事項、問題演習もついているためこの一冊を繰り返すことでTOEIC含むあらゆる英語力の基礎を徹底的に固めることができます。

説明も端的で分かりやすく厚さもそこまでないため、英文法=分厚い文法書というイメージを覆してくれる参考書です。

書籍版とkindle版があります。

文法問題 でる1000問

文法問題 でる1000問

こちらは通称「出る1000」と呼ばれ、その名の通りTOEICPart5形式の文法問題が1000問掲載されている問題集です。
TOEICまで2ヶ月という場合、基礎に不安がある場合は単語と文法に時間をかけることが大切です。
こちらでは1000問を通してあらゆる形式の問題に対応できるようになり、「冠詞+___+名詞のパターンは形容詞が入る」といった問題の解き方のパターンなども紹介されているため、短期間でレベルアップが期待できます。

人気講師のTEX加藤氏が一問ずつ解説を加えているので、根拠を持ってPart5の問題が解けない方におすすめです。
書籍版、kindle版のほか、すでに紹介したabceed内でも利用が可能です。(2024年12月時点)

2ヶ月でTOEICスコアを劇的にアップさせる学習まとめ

この記事では2ヶ月でTOEICスコアを劇的にアップさせる学習について以下の疑問に答えてきました。

  • 2ヶ月でスコアを上げるためのポイント
  • 2ヶ月間の学習スケジュール
  • 2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる勉強法
  • 2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる教材

2ヶ月でTOEICスコアを最大限上げるためのポイントは以下の6つです。

  1. 睡眠時間は削らない
  2. スキマ時間をフル活用する
  3. 他人の勉強法を真似ない
  4. 弱点を埋める学習をする
  5. 模試を通しで10回解く
  6. 塗り絵する問題を決めておく

2ヶ月間の学習スケジュールは全体→週間→日次→1日のタイミングまで決定、の順で組むと良いでしょう。

2ヶ月でTOEICスコアをアップさせるには自分の弱点に合った勉強法を採用すべきです。
各勉強法とどんな人がその学習をするべきなのかは以下のようになります。

  1. TOEIC模試の通し演習
    →全員やるべき
  2. 語彙学習
    →目標のスコア×10の語彙がない人はやるべき
  3. 文法学習
    →Part5で7割とれない人はやるべき
  4. シャドーイング
    →Part3,4が苦手な人はやるべき
  5. 精読
    →Part7が苦手な人はやるべき

2ヶ月でTOEICスコアをアップさせる教材は以下のとおりです。

独学が不安な方は英語コーチングがおすすめ!

一人で英語学習を継続するのに不安がある方は英語コーチングがおすすめです。

英語コーチングとは、英語学習のプロである英語コーチが専属であなたの英語学習を徹底的にサポートするサービスです。
具体的には

  • 週次の面談
  • 毎日の学習進捗チェック
  • 学習計画の作成
  • 発音・英作文の添削
  • チャットでの質問対応

といったサポートを提供することで、TOEICスコアアップまでの時間を1/2~1/3にまで短縮することができます。

英会話教室やオンライン英会話はレッスン時間にのみ英会話の機会を提供しますが、英語コーチングは面談以外の時間にも毎日学習進捗の確認や課題の添削などのサポートを行っている点が最大の違いです。
学習の継続と効率的な学習の2つに重点を置くことで、効率的なTOEICスコアアップをサポートしてくれます。

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