【みるみる話せるようになる!】日常英会話の勉強におすすめの本7選

この記事は「日常英会話を習得したい!勉強におすすめの本はないかな?」とお探しの方に向けて書いています。
日常英会話を効率的に習得するには、適切な教材選びが欠かせません。
書店に行っても英会話コーナーにはたくさんの似たような本が並んでいてどれを選べばいいかわからないですよね。
さらに、実は英会話を勉強するからといっていきなり「フレーズ集」などを始めるのは効率が悪いのです。
この記事では英語学習のプロである現役英語コーチの私が、日常英会話の勉強におすすめの本や勉強方法を解説していきます。
- 本でも日常英会話は習得できる?
- 日常英会話を効率よく習得するコツは?
- 日常英会話を習得する具体的な勉強のステップは?
- 日常英会話の勉強におすすめの本7選
本でも日常英会話は習得できる?
結論からお伝えすると、日本国内で本での学習でも十分日常英会話は習得可能です。
実際、私は留学経験がなく、独学で市販のテキストとオンライン英会話だけで学び直しから1年半で英検1級を取得することができました。
留学≠英会話習得
「英会話の習得には留学が必須」と思っている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
留学しても多くの人が話せないまま帰国しますし、反対に私のように国内にいながら英会話を習得した人もいます。
確かに留学することで英語と触れる機会が自然と触れるというメリットはありますが、積極的なインプットをしないと英会話の能力が向上するわけではありません。
反対に国内でも集中的な英会話用のトレーニングを積めば、日常英会話は市販のテキストで十分習得可能です。
本での学習でも英語を話す機会は必要
本での学習だけでは、英会話は習得できません。
実際に英語を話す機会として、英会話のレッスンやスピーキングの場面が必要です。
本で英語学習をする場合でも、しっかり英会話の時間を確保すれば十分英会話は習得可能です。
本を使って国内で日常英会話を習得するためには、発音・語彙・文法→瞬間英作文→英会話というステップを着実に踏んでいくことが重要です。
日常英会話を効率よく習得するコツは?
日常英会話を効率よく習得するコツは以下の5つです。
- 発音から勉強する
- 英会話は最低限の英単語と文法を覚えてから
- 完璧主義をやめる
- インプット8割、アウトプット2割
- 口をついて出るまで本を繰り返す
発音から勉強する
日常英会話の勉強はぜひ発音から始めていただきたいです。
英会話は口頭でのやり取りになり、リスニング・スピーキングの両方で正しい発音が大切になります。
発音が間違っていると、スピーキングで相手に聞き取ってもらえないのはもちろん、リスニングにおいても相手の言っていることが聞き取れなくなってしまいます。
発音は比較的短期間で身につけることができるため、はじめに集中して習得するのがおすすめです。
英会話は最低限の英単語と文法を覚えてから
英会話は「リスニング」「スピーキング」活動になりますが、最低限の英単語と文法を覚えないとこういった活動は難しいです。
単語・文法を知らないとリスニングで相手の言っている内容が理解できず、当然相手に理解してもらえる英文をスピーキングすることもできません。
いきなり英会話を始めてしまうと会話が成り立たず、英会話に対する苦手意識が増してしまうでしょう。
具体的には以下のような中学レベルの英文法項目を網羅し、語彙は3000語習得してから英会話を始めるのがおすすめです。
- 文の基本構造
- S(主語)+V(動詞)
- S+V+O(目的語)
- S+V+C(補語)
- 時制
- 現在形(現在の事実・習慣)
- 過去形(過去の出来事)
- 未来形(will / be going to)
- 現在進行形(~しているところ)
- 過去進行形(~していたところ)
- 助動詞
- can, will, must, should, may, might など
- 否定文と疑問文
- do, does, did を使った疑問文・否定文
- be動詞の疑問文・否定文
- 命令文
- 肯定命令文と否定命令文
- 名詞と冠詞
- 可算名詞と不可算名詞
- 冠詞(a, an, the)
- 代名詞
- 主格・所有格・目的格・所有代名詞(I, my, me, mine など)
- 指示代名詞(this, that, these, those)
- 形容詞と副詞
- 形容詞の用法(限定用法・叙述用法)
- 副詞の種類(時・場所・頻度など)
- 比較
- 原級(as~as)
- 比較級(~er / more ~)
- 最上級(~est / the most ~)
- 前置詞
- at, in, on, to, for, by, with などの基本的な使い方
- 接続詞
- and, but, or, because, so, when, if など
- 疑問詞
- what, who, which, where, when, why, how など
- 不定詞
- 名詞的用法(~すること)
- 副詞的用法(~するために)
- 形容詞的用法(~するための)
- 動名詞
- ~すること(動詞+ing)
- 現在完了形
- 継続(~し続けている)
- 経験(~したことがある)
- 完了・結果(~したところだ)
- 受動態
- be動詞+過去分詞(~される)
- 関係代名詞
- who, which, that を使った文
- 間接疑問文
- 疑問詞を含む文の埋め込み
- 仮定法(基礎)
- if ~, would ~ の使い方
- 感嘆文
- What a ~! / How ~!
完璧主義をやめる
日常英会話の習得では完璧主義をやめることが重要です。
英会話の上達が早い人は、他の人よりも積極的にチャレンジして失敗しています。
完璧主義になると「文法が完璧になってから英会話をしよう」「英会話で喋れないから負荷が軽いトピックを選ぼう」と失敗を恐れて成長の機会を逃すことになってしまいます。
第二言語習得論でも英語力の成長が早かった人には「曖昧耐性」、つまり100%理解できない箇所があっても先に進められる力があることがわかっています。
特に英会話はリーディングなどのインプット活動に比べて、失敗が目に見えやすいため怖気づいてしまうのも無理はありません。
しかし、「英会話は失敗した分だけ早く成長できる」とプラスに捉えて学習に取り組むことで完璧主義をやめて効率的な英会話習得につながります。
インプット8割、アウトプット2割
第二言語習得論では英語学習の黄金比率はインプット8割、アウトプット2割とされています。
インプットは読む・聞くといった受信活動を、アウトプットは書く・話すといった発信活動を指します。
日常英会話を習得しようと思うと「とにかく英会話のレッスンを受けまくる!」という思考に至りがちですが、実際には違います。
毎日1.5h勉強する方なら、週の学習時間の8割にあたる8時間をインプットに、2割にあたる2.5時間をアウトプットに割り振るのが適切ということになります。
英会話のレッスンを一回25分とすると、週に6回英会話レッスンを受けて、残りの時間はインプットにあてるのがいいでしょう。
口をついて出るまで本を繰り返す
英会話の学習では、テキストのゴールは「口をついて出るまで」です。
学生時代のリーディングの勉強では「読めたらOK」「テキストは一周しかしない」といった学習をしたことがあるかもしれません。
しかし、スピーキングでは一つの知識を「わかる」レベルよりも高い「使える」レベルに引き上げる必要があります。
例えば、以下の文章を英語にしようとすると「えっと〜」と時間がかかってしまう人も多いのではないでしょうか?
日本語
彼は昨日、新しい靴を買いました。その靴は黒くて、とてもかっこいいデザインです。彼は靴が好きで、特にスニーカーを集めるのが趣味です。新しい靴を履いて学校へ行ったら、友達が「その靴、すごくいいね!」と言いました。彼はとても嬉しくなり、もっと大切にしようと思いました。
英語
He bought new shoes yesterday. They are black and have a very cool design. He likes shoes, and his hobby is collecting sneakers. When he wore his new shoes to school, his friend said, “Those shoes look great!” He was very happy and decided to take good care of them.
対応する英語を見ると中学レベルの簡単な文法しか使っていないことが分かります。
一方、英語→日本語だったら上の文章は非常に簡単です。
つまり、「わかる」と「できる」の間には知識の深さに大きな差分があり、スピーキングのトレーニングでは「使える」「口をついて出る」ようになるまでテキストを繰り返す必要があるのです。
日常英会話を習得する具体的な勉強のステップは?
日常英会話を習得するまでの具体的なステップを解説していきます。
まずは大きな流れとしては以下のように①発音・基礎語彙・中学英文法をマスターする②英会話、瞬間英作文、シャドーイングを並行する、という2つの流れを押さえましょう。
- 発音→発音記号と音声変化
- 基礎語彙→5,000語をすぐに英語から日本語に
- 中学英文法→中学レベルの英文法をすべて理解する
- オンライン英会話を学習の2割取り組む
- シャドーイングで簡単な英文から聞き取れるようにする
- 中学英文法の基本例文が口をついて出るようにする
まずはSTEP1で身につけたい発音・基礎語彙・中学英文法の3つについてそれぞれ詳しい学習方法やおすすめの教材を解説します。
発音の学習方法
発音学習で身につけてほしいのは以下の2つです。
- 発音記号
- 音声変化
発音記号(/ɑ/, /ʌ/など)とは英語の音素を表すもので、約15個の母音と24個の子音で構成されています。
正しい発音を身につけることで、リスニングでの聞き分けができるようになる、スピーキングで相手に聞き取ってもらえるといったような効果が期待できます。
英語と日本語の発音は大きく異なります。例えば日本語の母音「あ」に近い発音は、英語では/ʌ/, /ə/, /æ/, /ɑ/など複数存在します。
本来は一番はじめに学習するべきですが日本の学校教育では学ばないことのほうが多いです。
英会話学習をはじめる方は、一番はじめに発音記号を学習しましょう。発音を学ぶ際は動画つきの教材がおすすめです。
英語の会の発音記号3時間マスターは動画とセットで発音記号を学習できます。書籍で学習したい方はDVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本がおすすめです。
発音記号は数が多くないので、数時間程度で学習を終えることができます。実際に発音しながら、学習してみましょう。
音声変化とは文章を読むときに発音が変化する現象のことで、大きく5つに分類できます。
英語の文章を読めば分かるのに、うまく音が聞き取れないのは音声変化が発生しているためです。
音声変化のルールを学ぶことで、リスニング力を効率的に上げることができます。2週間程度で一通りのルールは学習できます。
音声変化を学習する際には、kindle版とハードカバーがある5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れるがおすすめです。
発音の学習を終えたら、自分の発音の正しさをチェックできるELSA Speakなどのアプリでテストを受けるのがおすすめです。
画像のように発音の正確さが数値で確認できます。

音声記号別に発音の正確度を診断することもできるので、例えば/ʌ/の発音は90%出ているけれど/ə/の発音が30%という数字の場合は、後者の音素を復習する、といった効率的な学習ができます。
基礎語彙の学習方法
英語を含む語学では「語彙数が正義」と言われるくらい、知っている単語の数が重要です。
英会話の学習を始める方はまず3,000語の英単語の意味が即座に出るようにすることが必要です。
語彙3,000語のレベル感としては、英検3〜準2級、TOEIC300〜400レベルです。具体的な語彙数はTest your English vocabularyなどのサイトですぐに分かります。、
学生時代まである程度しっかり英語を学んでいた場合は、すでに3,000語の語彙を習得していることもあります。
基礎語彙の学習方法としては英単語アプリか単語帳がおすすめです。
英単語アプリはmikanがおすすめです。以下の記事で詳しい使い方を解説しています。
mikan, 単語帳ともに学習するレベルとしては、以下の目安があります。
「高校入試レベル」、「中学全範囲」、「英検5〜3級」「3,000語レベル」などの記載があるもの
中でも「英検でる順パス単シリーズ」は単語が重複せずにレベルに合わせた学習ができるのでおすすめです。(mikanにも収録されています。)

単語学習の際には以下のポイントを意識しましょう。
- 復習の頻度を高くしすぎない
- 最低1日100語以上触れる
- 発音も一緒に覚える
- 一語につき1つの和訳だけ覚える
- すぐに覚えられると思わない
具体的なスケジュールとしては以下のような進め方です。
- 1,500語収録されている場合、毎日100語ずつで15日間で一周する
- 発音を聞き、自分でも発音したあと和訳も口に出す(口パクでもOK)
- セクションを区切らずに一番最初の単語からいちばん最後まで一気に進める
中学英文法の学習方法
中学英文法はすべての技能の基礎になりますので、必ず復習しておきましょう。
おすすめの参考書は中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版です。
わかりやすい挿絵もあり、演習もセットになっているので一冊仕上げれば十分です。
文法を学習するときは以下のポイントを押さえましょう。
- わからない部分は動画を見る
- 問題を解く
- 完璧主義を捨てる
- 1つの参考書を3周する
文法学習で分からないところは何度読んでもわからないことが多いので、理解度が高まる動画視聴がおすすめです。Youtubeで該当の文法事項の名前で検索すれば文法講義の動画が見つかるはずです。
文法を学ぶときは説明を読んだあとに問題を解きましょう。アウトプットしてみると理解度が低いところが分かったり、記憶に残りやすくなったりします。
文法事項は参考書の学習だけでは100%分からない部分があります。実際に英語を読んだり書いたりする中で分かることもあるので、この時点で100%理解する必要はありません。
分からない箇所に詰まって時間をかけすぎるのは得策ではありません。
文法の参考書はコロコロ変えず、これと決めた一冊を最低三周しましょう。周回を重ねることで次第に理解が深まるので、三周を目安に取り組みましょう。
また、一周したら参考書を変える人がいますが、記憶が定着しないうちに参考書を変えるとせっかく深まりかけた記憶がリセットされるのでおすすめしません。
さて、ここからは最低限の基礎学習を終えた後のSTEP2の学習の詳細について解説していきます。
学習の時間配分
1ヶ月で英会話を上達させるにはインプット8割、アウトプット2割の時間配分になるようにしましょう。
インプットは瞬間英作文とシャドーイング、アウトプットはオンライン英会話に取り組むのがおすすめです。
1日に確保できる時間によって以下のように配分するといいでしょう。
・1日の勉強時間が1.5hの場合
→1週間で630分のうち、2割の126分を英会話に充てる。英会話レッスン1回あたり25分とすると週5回英会話を実施して残りの時間は瞬間英作文とシャドーイング。

瞬間英作文の学習方法
英会話のインプット学習の1つ目はどんどん話すための瞬間英作文トレーニングです。
瞬間英作文とは日本語から即座に口頭で英文を次々に作っていく、多くの英語コーチングでも取り入れられる英会話初心者向けのトレーニングです。
スピーキング力向上のために、日本語を口頭で繰り返し英語に直していくことで「知っている」英文法を「使える」レベルまで引き上げていく効果があります。
書籍の言葉を借りると「英語が口をついて飛び出す」まで基礎を反復することで、短期間でスピーキング力を向上させることができます。
ハードカバーとkindle版とアプリの3種類が利用できますが、kindle版はCDがつかないので注意しましょう。
アプリ版はこちらからインストールできます。


瞬間英作文は日本語が、隣に対応する英文が並んでいるページ構成になっています。
中1〜中3レベル別に合計72章×10の文章が収録されています。
まずは全てのページで、日本語の文章を見て英語が出せるようにしましょう。
文章を見て日本語から英語に直すことができるようになったら、今度は付属のCD(アプリの方はアプリ内温性)を聞いて日本語の文章を見ずに、耳で聞いてそれを口頭で英作文できるようにしましょう。
日本語の文章を見れば口頭で英作文ができても、音声だけだと一気に負荷が高くなります。
瞬間英作文を学習するときのポイントは「一番最初から最後まで通しで学習していく」ことです。
書籍内の説明では中1〜中3ごとにセクションを分けて、はじめは中1をぐるぐる回して次に中2を回して…というセクション区切りが推奨されていますが、第二言語習得理論的には間を空けてでもどんどん先に進めたほうが長期間記憶に残りやすいことが分かってきています。
また、完璧主義になって「中1が完璧になってから中2へ…」と考えているといつまで経っても進まず中1の序盤だけしか学習していない、なんてことになってしまいます。
オンライン英会話の学習方法
オンライン英会話は、オンラインでビデオを繋ぎ英会話のレッスンを自宅等で受講できるサービスです。
通学型のスクールに比べて比較的安価で月額7,000円程度から受講することができます。
講師はネイティブ、非ネイティブ、日本人などがいますが、ネイティブ講師や日本人講師は受講料金が2倍程度になります。
特にこだわりがなければ非ネイティブの安価なサービスで十分です。Native Campは低価格でありながら事前予約も不要で24時間サービスを利用できるので便利です。
どこのサービスを利用するかよりも、どの頻度でどのようにサービスを利用するかのほうが重要です。
頻度については、すでに述べた計算式で1週間の学習時間の2割程度が英会話の時間になるような頻度が好ましいです。
教材についてもすでに述べたように「なるべく自分が考えて話す教材」を選ぶといいでしょう。
Native Campで言えば、「5min discussion」や「デイリーニュース」のディスカッションパートなどがおすすめです。
フリーカンバセーションはお題を自分で用意する必要があるので、おすすめしません。
日常英会話の勉強におすすめの本7選
日常英会話の勉強におすすめの本を7つに厳選して紹介します。
- DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本
- 5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
- スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
- 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版
- ハーバード式5行エッセイ英語学習帳
- 超図解 3分英会話フレーズ1500
日常英会話の習得では、発音や文法の学習を先に済ませておくことで学習スピードをグンと伸ばすことができます。
この7つのテキストは英会話実践の前段階にやっておきたい本も含めています。
DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

形式 | 書籍 |
学習分野 | 母音・子音の発音 |
特徴 | 映像で発音を確認 |
「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」は母音・子音の発音を映像で確認しながら練習できる教材です。
案外、CDは付いていても、発音時の口の動きを映した教材はないものです。
こちらの教材は音声はもちろん、DVDで話し手の口の動きを正面・横から撮影した様子を確認できるので非常に学習がしやすいです。
独学の方は、特に細かい発音方法まではYouTubeの動画だけではわからないこともあると思いますのでこちらで学習するのがおすすめです。

5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる

形式 | 書籍・kindle |
学習分野 | 音声変化 |
特徴 | 連結・同化・ら行化・脱落・弱形を音声で学習 |
「5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる」はリスニングの際に発生する音声変化を体系的に学べる一冊です。
リスニングのときに、辞書通りの発音にならずに「pick up」が「ピッカップ」になったり、littleが「リロゥ」になったりと、音声が変化してしまう現象があります。
学校では習いませんが、音声変化は頻繁に起こるため発音とセットで体系的に学習するのがおすすめです。
こちらの書籍では、連結・同化・ら行化・脱落・弱形という5つの項目別に英語の音声変化を短い音声とセットで学ぶことができるため、独学でもしっかり音声変化についての知識を得ることが可能です。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

形式 | 書籍・kindle(音声なし)・アプリ |
学習分野 | スピーキング初級 |
特徴 | 中学英文法項目別のパターンプラクティス |
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」はスピーキング学習の初期段階に多くの学習者が使うバイブルとも言える教材です。
中学英文法項目別にそれぞれ10の日本語と英文が対になっており、日本語→英文を即座に口からついて出るように設計されています。

英語→日本語に、というのは高いレベルでできる人が多いですが、反対になると一気にできなくなる人が増えます。TOEIC900点を持っている人でも、日本語→英語になると途端につまづいてしまうことがよくあります。
この教材で中学英文720個をまずは瞬時に口から飛び出すまで練習することで、独学でも効率よくスピーキング力を身につけることができます。
アプリ版だとCDを取り込んで、再生する手間も省けるのでおすすめです。
詳しい使い方や実際に使ってみた様子はこちらの記事で解説しています。

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

形式 | 書籍・kindle(音声なし)・アプリ |
学習分野 | スピーキング中級 |
特徴 | 中学英文法のシャッフル編 英文法を組み合わせるコンビネーション編 |
「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」はすでに紹介した「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の続編とも言える一冊です。
中学英文法を使ってランダムに出てくる日本語を英語に直す「シャッフル編」と、英文法を組み合わせて長めの文章を作る「コンビネーション編」に分かれています。
ランダムな出題と、それらの英文を組み合わせてより長い文章を生成する出題で、英会話における実践力を強化することができる一冊です。

こちらはコンビネーション編のページレイアウトの一例ですが、複数の文法項目を織り交ぜた、かなり複雑な日本文と英語の対訳がセットになっています。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版

教材名 | 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版 |
媒体 | 紙の参考書・電子書籍 |
対象レベル | 中1〜中3 |
ページ数 | 328ページ |
サイズ | A5 |
定価 | 2530円(税込) |
発売日 | 2022年3月8日 |
著者等 | 監修・ 山田 暢彦 |
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版は、中学英文法の内容を親しみやすいフルカラーのイラストともに丁寧に説明してくれるテキストです。

難しい用語による解説もなく、「中学校時代英語が嫌いだった」という方も取り組みやすい参考書になっています。
練習問題も多く掲載されているため、一冊仕上げれば中学英文法を完璧に仕上げることができます。

サイズはA5、厚さは328ページとかなり重量も場所も取るため、持ち運びには不向きですがkindle版も利用できます。
ハーバード式5行エッセイ英語学習帳

教材名 | ハーバード式5行エッセイ英語学習帳 |
媒体 | 紙の参考書・電子書籍 |
対象レベル | スピーキング初級 |
ページ数 | 174ページ |
サイズ | A5 |
定価 | 1,870円(税込) |
発売日 | 2022年10月 |
著者等 | 青野 仲達 |
ハーバード式5行エッセイ英語学習帳は、「書けない英語は話せない」をテーマにエッセイライティングを通して英会話力の向上に寄与するテキストです。
以下の3つのルールに沿って、5行で自分の言いたいことをライティング・スピーキングで伝えていきます。
- 最初に結論を言い切る
- 理由を3つ挙げる
- 最後に結論を繰り返す
以下のように短くかんたんな構成の文章を繋いで、5行で言いたいことをテンポよく伝えていきます。

英文を見れば分かる通り、小難しい表現はなく初心者でも「これくらいの英文なら話せるかも!」と思えるレベルで解答例が掲載されているのが特徴です。
超図解 3分英会話フレーズ1500

教材名 | 超図解 3分英会話フレーズ1500 |
媒体 | 紙の参考書・電子書籍 |
対象レベル | スピーキング中級 |
ページ数 | 328ページ |
サイズ | A5変形 |
定価 | 1,870円(税込) |
発売日 | 2021年3月 |
著者等 | 3分英会話制作陣:相澤 真耶 |
超図解 3分英会話フレーズ1500はわかりやすいイラストとともに、場面別で実際に役立つ英会話表現を1500個掲載しているフレーズ集です。
日本語と英語が羅列してある一般的なフレーズ集と比較すると、場面別にイラストが多数掲載されており実際の英会話の場面を想像しながら取り組みやすいです。

基礎を押さえたうえで、より幅広く・自然な表現をどんどん身につけていきたい、というフェーズの方におすすめできます。
PR:効率的な英会話習得には英語コーチングがおすすめ!
英語コーチングとは、英語学習のプロである英語コーチが専属で受講者の英語学習をサポートするサービスです。
第二言語取得論により、科学的に正しい方法で効率的に英会話を習得したい方に非常におすすめです。
週次の面談のほかに、毎日の英語学習を管理するため「過去に英会話を独学したけれどうまくいかなかった」という方も利用して結果を出しています。
サービスの詳細については以下の記事で解説しています。

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日常英会話の勉強におすすめの本まとめ
この記事では日常英会話の勉強におすすめの本について以下の観点から解説してきました。
- 本でも日常英会話は習得できる?
- 日常英会話を効率よく習得するコツは?
- 日常英会話を習得する具体的な勉強のステップは?
- 日常英会話の勉強におすすめの本7選
本でも日常英会話は習得できる?についてですが、日本国内で本での学習でも十分日常英会話は習得可能です。
日常英会話を効率よく習得するコツは以下の5つです。
- 発音から勉強する
- 英会話は最低限の英単語と文法を覚えてから
- 完璧主義をやめる
- インプット8割、アウトプット2割
- 口をついて出るまで本を繰り返す
日常英会話は以下の2ステップで習得可能です。
- 発音→発音記号と音声変化
- 基礎語彙→5,000語をすぐに英語から日本語に
- 中学英文法→中学レベルの英文法をすべて理解する
- オンライン英会話を学習の2割取り組む
- シャドーイングで簡単な英文から聞き取れるようにする
- 中学英文法の基本例文が口をついて出るようにする
日常英会話の勉強におすすめの本7選はこちらです。
- DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本
- 5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
- スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
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