【今からでも大丈夫】大人が英語を学び直す9つのメリット
皆さんの周りで「大人になってから英語を学びなおしている」という方はいないでしょうか?
近年大人になってから、あらためて自己研鑽として英語を勉強し始める人が増えてきています。
この記事では以下の疑問に答えていきます。
・大人になってから英語を勉強するとどんなメリットがあるの?
自分への投資が一番リターンが大きい投資になりますよ!
メリット①転職で有利になる
グローバル化が進むにつれて、多くの企業が海外との取引を行う必要性が出てきています。
実際に約60%の企業が海外との取引がある部署で英語を使用しており、今後3年で海外との取引がない部署でも英語を使用すると回答している企業が多くなっています。
つまり、海外の部署に所属していなくても英語を使用する機会が増えてくるということになります。
そのため、各企業は英語に強い人材を求めています。
実際にTOEICスコアを新卒採用、国際関連の部署における中途採用の「要件・参考としている」もしくは「新たに要件・参考とする可能性がある」企業は約6割あります。。
例えば、TOEICを英語力の指標としている会社では部門ごとに、以下のようなスコアを期待しています。
海外部門や、外資系の会社では全体的に社員に求めるスコアは高くなる傾向にあります。
反対に言えば、高い英語力を示すスコアを持っていれば、転職活動でより評価されることになります。
実際にTOEICスコアが上がったことで「転職エージェントを通して、企業からのオファーが多くなった」という方もいます。
メリット②昇進/昇格の条件を満たせる
TOEICが社内の昇進・昇格の条件になっている、という会社で働かれている方も多いのではないでしょうか?
例えばある情報通信サービス企業では、役職ごとにTOEICスコアを昇格の要件としています。
英語力は一朝一夕で身につきませんから、日頃から英語学習に取り組んでおくことで昇進・昇格のタイミングを逃さずに済みます。
「昇進がかかっているから、2ヶ月TOEICスコアを上げなくてはいけない!」というように直前で焦ることのないようにしましょう。
メリット③海外の情報にアクセスできる
下の表はインターネット上の情報で使用されている言語の割合をランキング形式にしたものです。
Web上にある情報のうち、日本語で書かれているものが約3%であるのに対して、英語で書かれている情報は約57%にのぼります。
順位 | 言語 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 英語 | 56.9% |
2位 | ロシア語 | 5.2% |
3位 | スペイン語 | 4.6% |
4位 | フランス語 | 4.2% |
5位 | ドイツ語 | 4.0% |
6位 | 日本語 | 3.3% |
7位 | トルコ語 | 2.5% |
8位 | ペルシャ語 | 2.0% |
9位 | ポルトガル語 | 1.9% |
10位 | イタリア語 | 1.7% |
上の表から分かるように最新の情報にキャッチアップするには、英語を勉強するのが一番の近道です。
英語の一次情報が、日本語に翻訳されるまでにはタイムラグがありますが、自分で英語が読めれば周囲の人達よりも海外の動向にいち早く対応できます。
特に金融やITの業界では、日々更新される新たな技術や情報が大きな価値を持っているので、英語で一次情報にアクセスできれば、より有利に仕事を進めることが出来ます。
実際にエンジニアの友人も英語の情報にアクセスする機会が多く「ちゃんと英語をやっておけばよかった。。。」と言っています。
メリット④海外旅行がより楽しめる
英語は世界の共通言語です。
非ネイティブ圏でも、簡単な英語なら対応している国が多いです。
英語ができることで、海外旅行に行った際に買い物、経路検索、交渉など様々な場面で活躍ができます。
そうなれば間違いなく海外旅行の充実度は高まることでしょう。
メリット⑤外国人の友人が増える
駅や道で外国人に英語で話しかけられて「ウッ、英語で話しかけられてしまった。。。」という経験がある方も多いのではないでしょうか?
英語が出来なければコミュニケーションが難しい外国人でも、英語でやり取りが出来るようになれば一気に親しみが湧いてくるはずです。
英語が出来れば、日本に多くいる外国人や、海外に住む外国人など、日本語話者以外の友人ができやすくなるでしょう。
メリット⑥海外に住むという選択肢が増える
グローバル化が進み、交通手段も豊富な今、地理的な条件で生まれた国に縛られることはありません。
以下は平成元年からの、海外滞在者数の推移を表したグラフです。
近年はコロナの影響もあり減少していますが、それ以前は常に増加しており、平成の間に海外滞在者数は2倍以上に膨れ上がっています。
日本は、住みやすい国と言われていますが、少子高齢化が進んだ国に住み続け、高い税金、家賃を払い続けることだけが選択肢ではありません。
日本の人間関係・空気が合わずとも海外に行った瞬間「ここが私の場所だ!」と感じる移住者も少なくありません。
英語ができることで、現地での就職・日常生活・子育てなど多くの問題が解消されます。
たとえ日本に住み続けるとしても、「いつでも海外に移住することが出来る」という心の余裕は人生を楽しむ上で非常に大切です。
メリット⑦生涯学習として生きがいになる
人生100年時代、仕事をリタイアした後にも長い人生が待っています。
人間は常に「前に進み続けている」という感覚を求めています。
老後に仕事がなくなったことで、人生に張り合いがなくなったと覇気をなくす人がいる一方で、趣味や学習などを通して年老いてなお前に進み続けて人生を楽しむ人もいます。
生涯を通して学習を続けていくという意味で最近では「生涯学習」という言葉をよく聞きます。
下のグラフは老後の人生に「生きがいを感じている」と答えた人のうち、何に生きがいを感じているかについてアンケートをランキング形式にしたものです。
グラフの赤枠部分を見ると8.8%の人が勉強や教養に身を入れているときに、老後の生きがいを感じているということが分かります。
英語は初期費用もかからず、自分のペースで気軽に続けられるので生涯学習としてもピッタリです。
メリット⑧子供に勉強している姿を見せられる
子供時代「勉強しなさい!」と喝をいれられた経験がある人も多いのではないでしょうか?
また大人になり、今度は反対に自分の子供に「勉強しなさい!」という立場に回っている人もいるかもしれませn。
しかし、子供の頃を振り返ってそのように言われたときに「よし、じゃあ勉強しよう」と思えた人はいないでしょう。
子供が自然と勉強するようになるには環境が大切です。
大人が勉強している姿を見れば子供は自然と真似をして「人とは勉強するものなのだ」という考えになっていきます。
メリット⑨考え方の幅が広がる
言語と考え方というのは密接な関係があります。
以下の研究は言語がモノの見方にどのように影響しているかを表すいい例だと言えます。
研究を行ったランカスター大学の言語学者、パノス・アサナソプロスは、被験者に、自動車の方向へと歩いている人物の動画を見せた。その様子を言葉で描写させたところ、英語を母国語とする人の多くは「人が歩いている」動画だと答えたのに対し、ドイツ語を母国語とする人の多くは「自動車に向かって歩いている人」の動画だと答えたのである。
つまり、ドイツ語を母国語とする人は、人物の行為だけでなくその目的も一緒に描写する傾向があるのだ。なぜなら彼らの言語は、出来事を全体において考察する、全体論的観点をもつ言語だからである。これに対して、英語を話す人は、行為そのものだけに注意を集中させる傾向を持っているようだ。
使う言語が「世界の見え方」を決めている:研究結果より抜粋
このように言語が違うということは、世界観が異なるということでもあります。
ここから言えることは「母国語以外の言語を学ぶことで、新しい考え方を吸収することができる」ということです。
母国語でたくさん本を読むことでも考え方の幅は広がりますが、新たな言語を学ぶことでより違った角度からのモノの考え方を吸収することが出来ます。
まとめ
この記事では、大人が英語を学ぶメリットを9つ紹介しました。
メリット①転職で有利になる
メリット②昇進/昇格の条件を満たせる
メリット③海外の情報にアクセスできる
メリット④海外旅行がより楽しめる
メリット⑤外国人の友人が増える
メリット⑥海外に住むという選択肢が増える
メリット⑦生涯学習として生きがいになる
メリット⑧子供に勉強している姿を見せられる
メリット⑨考え方の幅が広がる
今すぐに必要というわけではなくても、今後の人生の可能性を広げる上でも英語は大いに役に立ちます。
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