1人でできる!英会話におすすめのトレーニング方法7選
「英会話になると英語がなかなか出てこない」「相手の言っていることがイマイチ分からない」というお悩みをお持ちの方は本当に多いです。
英会話以外で自分一人でもできるトレーニングをすることで、こういった悩みは解消することができます。
この記事では、以下の疑問について解説していきます。
- 1人でできる英会話のトレーニング方法やおすすめの教材は?
- 英会話のトレーニングのコツは?
1人でできる英会話のトレーニング方法やおすすめの教材は?
1人でできる英会話のトレーニングを7つ紹介していきます。
- シャドーイング
- 瞬間英作文
- 独り言
- 4-3-2
- 4コマ描写
- 要約スピーチ
- 2分間スピーチ
シャドーイング
英会話で「相手の言っていることが聞き取れない」という場合は、リスニングを鍛えるシャドーイングがおすすめです。
シャドーイングはその名の通り、聞こえてきた音を文字を見ないで影のように復唱して付いていくトレーニングです。
以下の動画はシャドーイングを実際に行っているところからスタートしています。
シャドーイングは聞こえてきた音声を自分でも発音することで、リスニングにおいて音声を正確に捉えることができるようになります。
シャドーイングは初見で7割程度意味が理解できるレベルの教材がおすすめです。
「英会話・ぜったい・音読」シリーズはレベル別になっていますので、初心者の方は入門編から仕上げていくといいでしょう。
シャドーイングは非常に奥が深く「初心者がむやみに手を出すと失敗する」と言われるトレーニングです。
詳しいやり方を以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
瞬間英作文
瞬間英作文は、日本語の文章を口頭で素早く英語に直していくトレーニングで、スピーキングの流暢性・正確性の向上に効果があります。
瞬間英作文には2つの段階があり、STEP1では例文データを蓄積し、簡単な文章が口をついて出るように、STEP2では文法項目をシャッフル&文章をつなぎ実践力を磨くのがゴールになります。
- 文法項目別で例文を即座に作れるように
- 中1〜中3レベルの英文が口をついて出るように
- 文法項目をシャッフルしても即座に英語に直せるように
- 実践を見据えて、長めの文章を口頭で作れるように
ここではSTEP1の「例文データを蓄積し、簡単な文章が口をついて出る」ようになるための、瞬間英作文の取り組み方を動画でチェックしてみましょう。
動画では日本語→英語が順に読まれており、日本語を聞いて(はじめのうちは読んで)すぐに英文を口頭で作文するようなトレーニングになります。
瞬間英作文のおすすめテキストはどんどん話すための瞬間英作文トレーニングです。
詳しいトレーニング方法は以下の記事で解説しています。
独り言
英語での独り言は、日本語同様頭に浮かんだことや目にしたものを手当たり次第英語に直していくトレーニングです。
例えば、道を歩いているなら「I’m walking on the street. A utility pole is standing in front of me.」など今の自分の状況や目に映っている様子を英語に直していきます。
スピーキングの上達は「自分の頭で英語を生み出そうとした数」が大切ですから、英語で考える習慣をつけるのに英語での独り言はおすすめです。
また、独り言だけだとすぐに話すことがなくなってしまうので、仮想の相手を見立てて相手からの質問なども想定すると英会話調で続けやすくなります。
こちらの動画では実際に独り言で英語を話している様子を見ることができます。
4−3−2
4−3−2はあるトピックについて1回目は4分、2回目は3分、3回目は2分でスピーチをするトレーニングです。
時間制限が徐々に厳しくなってくるため、自然と速く話そうという意識が働きスピーキングにおける流暢性の獲得に効果があることが分かっています。
また、同じ内容について話をするため、繰り返し同じ構文や語彙のデータにアクセスすることになり、そういった知識を引き出すまでのスピードが速くなります。
注意点として、一つのトピックについて4分間話をするのはなかなかハードルが高いため初心者には難しく感じるかもしれません。
そういった場合は2−1.5−1というように時間を半分にして、1回目は2分、2回目は1.5分、3回目は1分でスピーチをするなど時間を短くして実践することをおすすめします。
4コマ描写
4コマ描写は、4コマのイラストマンガを英語で説明していくトレーニングです。
英検の二次試験(スピーキング)でも取り入れられており、英語の場面描写をする力が身につくトレーニングです。
以下の動画では英検準1級の4コマ漫画問題の解答の流れを確認することができます。
英語での4コマ描写トレーニングは以下の流れで進めていくといいでしょう。
- レベルに合った教材を選びましょう
- 模範解答を見てこれならできそう、と思えるレベルが適切です
- 1分間漫画を見て、話の流れや構成を考えましょう
- 細かい描写を見ていると間に合わないので、全体の流れを確認する程度でOKです
- 2分時間を測りながら4コマを30秒ずつ目安で英語で説明し録音します
- 録音と模範解答を見比べて、描写できていない場面、言いたかったけど言えなかった表現をメモします
- 前のステップで作成したメモをもとに再度英語で描写します
4コマ漫画の題材としては14日でできる! 英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版などがおすすめです。
要約スピーチ
要約スピーチは英語の記事を読んで、かんたんなメモをもとに記事の要約を英語で話すトレーニングです。
- 興味・関心のあるトピックに関する記事を紙面でもWeb上でもよいので一つ選び読みます
- 記事の要約を話すうえで必要な項目をメモしておきます
- STEP2で作成したメモを元に記事の要約を英語で話します
- 録音したようやくと元の記事とを見比べて、英語で言いたかったけど言えなかった表現をメモします
- 前のステップで作成したメモをもとに再度英語で記事の要約を話します
記事を探す場合はNative Campのデイリーニュースという教材を利用するのがおすすめです。オンライン英会話を提供するサービスが無料で公開している教材ですが、レベルが絞れ、音声も付いており、更新頻度も高いため興味関心に合った内容で楽しみながら取り組むことができるでしょう。
2分間スピーチ
上級者向けですが、社会問題についてなど高度な内容について英語で意見を述べられる用になりたい場合は2分間スピーチがおすすめです。
以下の動画は英検1級でお題をその場で選び、1分間用意したうえで2分間スピーチを行う様子を撮影した動画です。
これらを自分一人で行う場合は以下の流れで取り組むのがおすすめです。
- 教材の中から興味関心のあるものを選びましょう
- 賛成あるいは反対の立場を決めて、それぞれの根拠・理由を用意しスピーチの構成を考えます
- 2分間構成をもとにお題についてスピーチしましょう
- スピーチは録音し、復習で用います
- 録音と模範解答を見比べて、言いたかったけど言えなかった表現をメモします
- 前のステップで作成したメモをもとに再度英語でスピーチを行います
2分間スピーチには、14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版がおすすめです。
英会話のトレーニングのコツは?
英会話のトレーニングを行う際には5つのコツがあります。これらを押さえてトレーニングすることで効果を最大化することができます。
- 最低限の基礎を先に勉強しておく
- 学習時間の2割程度かける
- 復習する
- 定期的にテストを受ける
- 英語コーチングを受講する
最低限の基礎を先に勉強しておく
英会話のトレーニングで重要なのは、事前に最低限の基礎知識を身につけておくことです。
具体的には①語彙3000語②中学英文法を理解できる③発音記号に沿って発音できる、という3点が必須です。
これらの知識がないと、英会話の際にまず相手が何を言っているかを理解するのが極めて困難であり、スピーキングの際にも上達のスピードが非常に遅くなってしまいます。
最低限の基礎があれば、その後の成長スピードがグッと速くなりますので、基礎に不安がある方はぜひ事前に勉強しておくといいでしょう。
以下の記事の中で、語彙・中学文法・発音記号の学習法について解説しています。
学習時間の2割程度かける
英会話のトレーニングをする場合、学習時間の8割をインプットに、2割をアウトプットにかけるようにしましょう。
インプットとは、語彙、文法学習やリーディング・リスニングといった外部から英語の情報を受信する活動を指します。
アウトプットとは、スピーキング、ライティングといった内部から英語を発信する活動を指します。
第二言語習得論では、インプット8:アウトプット2という黄金比率があり、1週間で10時間勉強する場合8時間をインプットに、2時間をアウトプットに配分しましょう。
スピーキングが上達したい、と思うと「とにかくスピーキングしていればいい!」となりがちですが、実はインプットの時間をたくさん取ることが重要なのです。
ご自身の確保できる時間に合わせて、2割がアウトプットの時間になるようにしましょう。
復習する
英会話を上達させるためには、英会話のレッスン後必ず復習する時間を取りましょう。
リスニングの面で言えば、講師が言った内容でよく意味がわからなかった部分は表現をメモしたり、単語の発音をチェックしておくといいでしょう。
スピーキングの面で言えば「英語で言いたかったけど言えなかった」部分を調べるようにしましょう。
例えばレッスン中に「最近、新しい仕事に慣れました」と言いたかったけれど言えなかったとしましょう。
その場合まずは自分の知識で言い換えられなかったかを考え、難しければ調べてみるとbe used to doingといった表現が簡単に言いたいことを伝えられる、ということに気づきます。
毎回の復習時間は短くても良いので、聞いて・話して分からなかった表現を調べていくことで徐々に以前は言えなかった英語が英会話中に話せるようになっていきます。
定期的にテストを受ける
英会話のトレーニング効果を最大化するためには、定期的に英会話の能力を測る試験を受けるようにしましょう。
英会話の試験を受けることで、英会話の能力の成長を第三者目線で認識することができ、フィードバックをもとにレッスンのレベルや方向性を調整することができます。
英会話の能力というのは学習者本人は気づきづらいものです。
一つにはリーディング能力とのギャップの大きさがあります。学校教育を受けた日本人はリーディングは大学受験レベルの難しい英文を理解できるのに、スピーキングでは簡単な英語も言葉にできないというギャップがあります。
そのため、多少成長して「I like reading books.」のような英文を言えるようになったとしても「こんなこと言えて当たり前だ」「会議で使えるレベルの英語じゃない」と無意識に考えてしまいます。
二つ目には英会話の実力が可視化できない(と思われている)ためです。リーディングやリスニングはTOEICなどの有名な試験でスコアという形で見えます。
しかし、英会話のスキルはテストなどの知名度が低いため、スコアにできないのではないかと思われがちです。
実際には英会話の実力を可視化することができる検定試験はいくつかありますので、以下の記事で確認しておきましょう。
英語コーチングを受講する
英会話のトレーニングの効率化を図るうえでおすすめしたいのが英語コーチングです。
英語コーチングとは、英語学習のプロである英語コーチが専属で学習者のサポートを行うサービスです。
具体的には
- 週次の面談
- 毎日の学習進捗チェック
- 学習計画の作成
- 発音・英作文の添削
- チャットでの質問対応
といったサポートを提供することで、英会話習得までの時間を1/2~1/3にまで短縮することができます。
日常英会話には860時間、ビジネス英会話の習得には2800時間の学習時間が必要とされています。
しかし、英語コーチングを利用することで日常英会話の習得までを280時間、ビジネス英会話の習得までを900時間程度にまで圧縮することができます。
英会話教室やオンライン英会話はレッスン時間にのみ英会話の機会を提供しますが、英語コーチングは面談以外の時間にも毎日学習進捗の確認や課題の添削などのサポートを行っている点が最大の違いです。
学習の継続と効率的な学習の2つに重点を置くことで、社会人の英会話習得をサポートしてくれます。
英語コーチングについて、以下の記事で詳しく解説しています。
1人でできる!英会話におすすめのトレーニング方法まとめ
この記事では1人でできる英会話におすすめのトレーニングについて解説してきました。
まずトレーニングの種類としては以下の7種類があります。
- シャドーイング
- 瞬間英作文
- 独り言
- 4-3-2
- 4コマ描写
- 要約スピーチ
- 2分間スピーチ
次にトレーニングの注意点としては以下の5点を挙げました。
- 最低限の基礎を先に勉強しておく
- 学習時間の2割程度かける
- 復習する
- 定期的にテストを受ける
- 英語コーチングを受講する
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