【初心者でも困らない!】すぐに実践できる英会話7つのコツ

「いきなり英語を話す職場に異動したけど…全然英語が話せない!」という方。

英会話ができるようになるには地道なトレーニングを長期間続ける必要があるのは分かっていても、すぐに実践できる英会話のコツがあればぜひ活用したいですよね。

この記事では、初心者でも実践できる英会話のコツを7つ紹介します。

  1. ジェスチャーを使う
  2. 聞き返しのフレーズを活用する
  3. 完璧に聞き取ろうとしない
  4. 情報を詰め込まない
  5. あいづちを打つ
  6. 結論ファーストで話す
  7. 堂々と話す
目次

ジェスチャーを使う

言葉だけで伝えるよりも、ジェスチャーを加えることで相手に自分の意図を伝えやすくなります。
もともと英語圏では日本よりもジェスチャーを交えて話をすることが多いので、意識的にジェスチャーを入れていくことで英会話がスムーズになるでしょう。

いくつか場面ごとに使えるジェスチャーを写真付きで紹介します。

ポジティブな感情を表すジェスチャー

ポジティブな感情を表すジェスチャーを取る男性

Goodと同じ意味で使えるジェスチャーです。
Thumbs upといって、親指を上げるという意味の名前がついています。

まあまあを表すジェスチャー

まあまあを表すジェスチャーを取る男性

手のひらを下に向けてひらひらと動かすと「まあまあだ」という意味のジェスチャーになります。
気分などを聞かれて、「まあまあだね」といったときにso soという表現といっしょに使うことが多いです。

困った様子を表すジェスチャー

困った様子を表すジェスチャーを取る男性

両手の手のひらを上に向けて肩をすくめると「わからない」「どうしようもない」「あきれてしまった」といった困った様子を表すジェスチャーになります。
I don’t know.などといった英語表現とセットで映画やドラマなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか?

強調を表すジェスチャー

強調を表すジェスチャーを取る女性

両手の指をピースの状態からクイックイッと少し曲げることである言葉を強調するジェスチャーになります。
日本語で言うカギカッコ、””ダブルクオーテーションのような意味で言外の意味を含ませるときにも使います。

自分を指すジェスチャー

自分を指すジェスチャーを取る女性

胸に手を当てることで、自分自身を指すことを示すジェスチャーになります。
両手を当てることもあれば片手だけ当てることもあります。

聞き返しのフレーズを活用する

英会話で相手の言っていることがわからないときは、きちんと聞き返すようにしましょう。

聞き返すと相手に面倒がられるのではないか、と心配してよくわからないままにする人がいますが相手とのコミュニケーションを避けるほうが失礼にあたりますのでわからないまま会話を進めないようにしましょう。

聞き取れないときにはなんと言ったらいいの?という方のためにいくつか英語での聞き返し表現を紹介します。

もう一度言って欲しいとき
・Could you say that again?
・Pardon?
・Sorry?

もっとゆっくり話して欲しいとき
・Could you speak more slowly?

もう少し大きな声で話して欲しいとき
・Could you speak up, please?

簡単な表現を使って欲しいとき
・Could you please rephrase that? 

相手の言っていることが合っているか確認したいとき
・Are you saying that 〜 ?(〜内に自分が聞き取ったことを文章の形で入れましょう)

完璧に聞き取ろうとしない

特に初心者のうちは英会話においてすべてを聞き取ろうとしないことが大切です。

一言一句を細かく聞き取ろうとすると、音を聞く取るのに必死で意味の理解が追いつけなくなってしまいます
「ん?今なんて言ったんだろう…あっもう話が次に行ってる!」というように細部に気を取られて話の重要な部分を聞き逃してしまっては本末転倒です。

英語は結論を先に述べ、主語と動詞が文の前半に登場するので特に前半に何を言っているかがわかるよう意識していくといいでしょう。

情報を詰め込まない

頭に浮かんだことをすべて詰め込んで話そうとすると、英会話は失敗しやすいです。
1つの文章に情報を詰め込もうとすると文章が複雑で長くなりやすいです。
文章が長くなるうちに、何を言おうとしているのか収集がつかなくなる、なんてことも英会話あるあるです。
はじめのうちは1つの文章に1つの言いたいことだけを含めるようにするといいでしょう。

実際に1つの文に情報を詰め込んだときと、1つだけ言いたいことを含めた文ではどのように変わるでしょうか?

・1つの文章に情報を詰め込んだときの例
「僕らがよく遊んだ公園は、学校から遠くにあったのを覚えていますか?」
→Do you remember that the park where we often played was far from our school?

・1つの文章に1つの言いたいことだけを含めた例
「僕らはよく公園で遊んだ。そこは学校から遠かった。そのことを覚えていますか?」
→We often played at a park. It was far from our school. Do you remember that?

上の文章は英文が長く複雑で、英会話が苦手な人が口頭で即座に英作文をするのは難しいでしょう。
下の文章は同じことを伝えていますが、言いたいことを「公園で遊んだ」「そこは遠かった」「覚えているか聞く」と1つの文章に1つの役割だけを持たせることにより、短く簡単な文章にすることが出来ています。

情報を詰め込まないようにすることで、早く英文を口に出すことができます。

あいづちを打つ

英会話で相手の話を聞くときには適度に相槌を打つといいでしょう。
日本語では「なるほど」「うんうん」といったようによく相槌を使う割に、学校英語では相槌は習いません。

英会話ですぐに使える簡単な相槌をいくつか紹介します。

・Yeah/Yes→はい
・Exactly→おっしゃるとおりです。
・I agree→たしかに
・Uh-huh.→うんうん
・Right→たしかに
・I see→なるほど
・Really?→本当に?

同じ相づちばかりだと不自然なのでいくつかを使いまわしていくといいでしょう。

注意点として、国や人にもよりますが英語では日本語に比べて相槌を多用しないケースが多いです。一文ごとに相槌を打つと不自然に聞こえることもあります。
実際私は、相槌を打たない相手が話を聞いていないのかと思って焦ったことがあります。

結論ファーストで話す

英語では結論を先に述べる「結論ファースト」を徹底的に意識しましょう。

まず結論ファーストを意識することで、英文が作りやすくなります
英語は日本語と反対でどんどん後ろに詳しくしたい内容の説明を付け加えていきます。

例えば日本語では「私は雨の中で震えている子犬を見つけた。」という文章は、英語では「I found a puppy that was trembling in the rain.」となります。これを語順を変えずに日本語に直すと「私は子犬を見つけた。それは雨の中で震えていた。」というようにまず「子犬を見つけた」という結論を述べて、その後に子犬の様子を描写する文章を続けていくようになっています。

次に結論を先に述べることで相手に意図が伝わりやすくなります。
下の例では典型的な日本語らしい話し方として、最後に「意見がほしい」という相手に求めるアクションが提示されています。これは英語らしい話し方とは言えず、まずは相手に求めるアクションを示すことで「意見をもらう」という目的が達成できます。

日本語らしい表現
「今プレゼンテーションを作っていて、A案は図表を多く入れている分見やすいが、情報量が少ないかもしれないと感じている。B案は情報は詰まっているが、文字ばかりで見づらいかもしれないと感じている。どちらが優れているか意見が欲しい。」
英語らしい表現
「プレゼンテーションについてA案・B案どちらが優れているか意見が欲しい。A案は図表を多く入れている分見やすいが、情報量が少ないかもしれない。B案は情報は詰まっているが、文字ばかりで見づらいかもしれない。」

結論が後ろに来ると途中で文章がめちゃくちゃになって意図が正しく伝わりづらくなります。

堂々と話す

英語を話すときはたとえ正しい英語を話すことができないとしても堂々と大きな声で話すようにしましょう。

日本人の発音は「ジャパニーズイングリッシュ」と揶揄されることがありますが、恥ずかしがる必要はありません。
英語は世界共通語であり、英語を母語とするネイティブスピーカーよりも第二言語として話す非ネイティブスピーカーの数のほうが圧倒的に多いと言われています。
実際、各国にはそれぞれのなまりのようなものがありますが、それはお互い様なのでコミュニケーションに支障がなければ問題ありません。
ネイティブスピーカーが集まるアメリカとイギリスの間でさえ「アメリカンアクセント」と「ブリティッシュ・アクセント」と呼ばれる違いがあるくらいなので私達非ネイティブスピーカーにもなまりがあるのは当然です。

恥ずかしいと感じるために大きな声では話さない、発言しない、という姿勢のほうが大いに問題となります。
ただでさえ日本人は会議で消極的だ、と言われてしまうことが多いので英語で話すときは堂々としすぎているくらいでちょうどいいでしょう。
第二言語習得の研究においても、多少間違っていたとしても英語で積極的にコミュニケーションを取ろうとする人のほうが英会話の上達が早いことが分かっています。

英会話のコツまとめ

この記事では初心者でも実践できる英会話のコツを7つ紹介しました。

  1. ジェスチャーを使う
  2. 聞き返しのフレーズを活用する
  3. 完璧に聞き取ろうとしない
  4. 情報を詰め込まない
  5. あいづちを打つ
  6. 結論ファーストで話す
  7. 堂々と話す

意識すればすぐにでも使えるものばかりになっていますので、ぜひ活用してみてくださいね。

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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