【国内でペラペラに】留学しないと英会話は出来ない?

なんとなく「英会話が出来る人=留学経験者」という考えはないでしょうか?

たしかに留学経験者の中には、英会話が出来る人が多いイメージがありますよね。

しかしここで疑問になるのが「日本にいては、英会話が出来るようにはならないのではないか?」という疑問です。

この記事では、以下の疑問に答えていきます。

・留学しなくても、英会話が出来るようになる?
・留学身につく力と、国内で身につく力に差はある?
・留学せずに国内で英会話を習得する方法は?

Kai

私は留学経験なしです!

目次

留学しなくても、英会話は出来るようになる

結論から言うと、国内で英会話を身につけることは十分可能です。

もちろん、留学は英語に触れやすい環境であるため、英会話能力を伸ばすにあたって魅力的な環境です。

しかし、現代においてはオンラインや対面を含め英語学習の環境は整っています。

しっかりと少量のアウトプットの機会と大量のインプットの機会を意識的に作れば、国内にいても十分英会話の能力を育成することが出来ます。

ロンドン大学准教授の斉藤一弥氏が行った研究では、学習時間をしっかりと掛ければ、日本国内においても十分スピーキング力(特に流暢性)を伸ばすことが出来ることが分かりました。

当然ですが、留学=英語がペラペラになる、というわけではありません。

日本国内で培った基礎があり、留学先でも積極的にコミュニケーションを取る人にとって、留学は英会話の力を伸ばす絶好の機会になると言えます。

しかし、基礎もなく留学先でも日本人とばかり交流していては、当然英会話の力は伸びません。

反対に、現代では国内にいても外国人が所属するコミュニティやオンライン英会話などにおいて、アウトプットの機会は十分揃いますし、書店やアプリストアに行けばたくさんの教材が簡単に手に入ります。

国内にいても、英語学習の時間を確保すれば、十分英会話の実力を伸ばすことが出来るのは自明です。

留学で身につく力と、留学しなくても身につく力

A Longitudinal Analysis of the Effects of One Year Abroadによると、留学により英会話力のうち特に流暢性の伸びが顕著になります

また、留学によって目上の人への言葉遣いや、皮肉などを解釈する力が身につきやすい事がわかっています。

これは机上や国内の教室での学習ではなかなか身につけづらいことは想像に難くありません。


一方でカーネギーメロン大学(現北アリゾナ大学)の田口直子博士の研究によると、上記の皮肉などを解釈する力は国内でも週に16〜18時間、英語を学ぶコースにいる学生においては十分獲得できることが分かりました。

また同研究においては、留学では「流暢性」の伸びが顕著だったものの、国内の集中学習グループでは発話の「正確性」が大きく伸びることが分かっています。

このように留学・国内での集中学習、それぞれに一長一短があります。

もちろん環境的なものが大きいですが、自分の意識・行動次第では十分それぞれの補完をすることが可能であることが推測されます。

つまり、国内にいても英語を話す必要性がある環境に飛び込めば流暢性を伸ばすことが出来るでしょうし、留学先でも意識的に正しい英文法を意識すれば正確性を高めることが出来るでしょう。

まとめ:留学なし、国内でも英会話は十分習得可能

ここまで「留学なしでも、国内で英会話が習得可能である」ということをお伝えしてきました。

実際に私も留学経験はありませんが、国内での勉強だけで学び直しから1年半で英検1級を取得することが出来ました。

繰り返しになりますが英語の教材・学習環境が十分整った日本において、留学なしでも英会話を身につけることは行動次第で十分可能です。

以下の記事では第二言語習得理論に基づいて、国内にいても十分英会話が出来るようになる学習方法をご紹介しています。

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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