音読は何回やったらいいかについて
多くの英語学習者がおすすめする学習法として音読があります。
様々な書籍やWebサイトでも音読学習の効果や、やり方が紹介されています。
しかし、私自身は音読学習をする上で「一体何回読めばいいのか?」ということが非常に気になりました。
そこで、この記事では私が実際に音読を続ける中でたどり着いた音読は何回繰り返したら良いのかに対する答えを紹介します。
音読を何回やったらいいかに決まりはない
結論から言うと、音読に「〇〇回やったらいい」という唯一の答えはありません。
様々な書籍やWebサイトに書かれている「〇〇回」やるべし、という具体的な回数はそれぞれ異なっています。
つまり、まだ誰も音読に必要な回数を決めきれていないのです。
それもそのはず、学習者の状況、目指す姿、教材、集中力など様々な要因が重なるため、一つの決まった解はありえないのです。
ですから検索すればするほど結局何回音読をやったらいいのかわからなくなるという迷路に迷い込みます。
正解がないものに正解を求めているので、色んな人の意見に左右されて時間だけが過ぎ去っていきます。
僕もどっぷりこの迷路にハマりました!
繰り返しの数は多いほうがいい
ただ、いろんな意見があるにせよ音読は「繰り返しの数は多いほうがいい」ということは断言できます。
僕が先日見たある先生の意見では「音読は1日15分程度が限界」というものがありました。
音読は脳をフル回転させるため、15分以上やっても集中力が続かないというものです。
こういった意見を見ると「じゃあ音読の回数は少なくていいか」と思うかもしれません。
しかし、たとえ集中力が下がったとしても音読は回数を重ねれば効果は出ます。
実際に僕自身3ヶ月間ほぼ毎日1時間30分を音読学習に費やして確かな成果を実感できました。
途中集中力が切れそうになった時は音声を聞いたり、シャドーイングに切り替えたりと様々な工夫を取り入れました。
決まった答えがないのであれば後は「決め」の問題です。
自分が納得できる回数をもう決めてしまうのです。
このとき、「科学的根拠が〜」「実体験では〜」とかは全部無視します。
自分が納得できる回数でOK!
音読を繰り返す回数をぱっと決めてしまい、それ以降は音読の方法論を調べるのは辞めにします。
どうせ調べたところで迷いが生じるだけです。
音読は回数ではなく、成果を目標にするべし
繰り返しの数は多いほうがいいと言いました。
しかし、現実的に同じ文章を1万回繰り返し読んだとして、どこかのタイミングでその文章から学び取れることはなくなってしまうでしょう。(そもそもそんな時間ありませんね!)
音読は目標ではなく手段です。
ですから、音読をする際には回数を目標にするよりも自分の現状を踏まえて「どうなりたいか」を目標に置くべきだということです。
例えば僕は当初音読の回数を100回と決めていましたが、最初に取り組んだテキストは簡単すぎて60回を終えたところで「このテキストから学ぶことはもうないな」と考えて、辞めにしました。
回数をこなすためではなく、成果を得るための音読ですから「文章を暗唱できるようになったら終わり」のように成果で決めるのも一つの手です。
初学者なら100回を目標にしよう
とはいうものの、成果目標だとモチベーションが保てない、他の勉強もしたいから具体的な回数目標がほしいという方もいるかも知れません。
この場合は、もはや「決め」の問題です。
僕は100回読むことをオススメします。
根拠はいろいろ調べた中で森沢先生の著作「英語上達完全マップ」が一番信頼が置けたからです。
科学的根拠があるかはわかりませんが、繰り返しが重要なのはどの情報源も言っているし、この本を読んで成果が出たというデータが沢山あったからです。
100回読めば大抵の文章は覚えられますし、少なくとも英語の基礎を身につけるのには十分です。
僕も迷った挙げ句、100回と決めて取り組みました!
この後色々検索したり悩んだりする時間を考えれば何も考えずに愚直に100回繰り返したほうが実りは多いはずです。
もし回数に悩んでいるのなら、もうこれが天命だと思って100回読みましょう。
実際に僕の音読体験記を以下の記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
まとめ
この記事では音読の回数に対する解はあるか?について僕が過去に悩んだことをもとに考察しました。
音読の回数についてまとめ
- 音読に決まった回数はない
- 繰り返しは多いほうがいい
- 回数ではなく、成果を目標に置く
- それでも迷うなら100回読むと決めてもう検索しない
回数については多くの意見があり、どれが正解かはまだわかっていません。
確実なことは毎日繰り返し音読をしていれば必ず結果が出るということです。
もし、過去の自分のように情報の波に飲まれて困っている人に届いていれば幸いです。
さあ、このページを閉じたら早速音読学習に取り組んでみましょう!
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