【初心者必見】TOEIC500点を目指す人の英語勉強法
皆さんはTOEICを受験したことがあるでしょうか?
TOEICは企業の昇進試験や大学の単位認定などにも利用される英語試験で、満点は990点です。
多くの学生、社会人がこのTOEICスコアを伸ばそうと日々学習を続けていますが、中には脱初心者のボーダーである500点を越えられずに苦戦している方もいると思います。
この記事では、まずはTOEIC500点を越えるために必要な勉強とその具体的な実践方法について解説していきます。
この記事で解決する悩み・疑問
- 「TOEIC500ってどれくらいのレベル?」
- 「どれくらい勉強したら取れる?」
- 「どんな勉強をしたらいい?」
TOEIC500点は中学英語マスターレベル
日本人のTOEICの平均点は2019年のデータで523点。
ですからTOEIC500点は日本人として平均的な英語力を有していると言えます。
英語教育家の千田潤一先生によると、TOEICに出題される単語の90%は中学校3年間分の教科書に出てくる単語と共通しているとのことです。
また、それらの単語を知っていれば500点は楽にクリアできるというデータが出たそうです。
この記事を見ている方の中には、「中学英語なんて大丈夫だよ」と思う方もいるかもしれません。
しかし、中学英語は軽視できません。
もし、現時点でTOEICが500点を越えていないのであれば中学英語をできたつもりでも、実際にはできていないということになります。
また、中学レベルの単語を「単語帳を見て意味が答えられる」だけではTOEICで点数を取ることは難しいです。
中学英語はTOEICで500点を達成した後も、英語力の基盤となります。
もし、現時点でTOEIC500点以下なのであれば、中学英語をもう一度勉強しなおすことから始めましょう!
TOEICスコア500を獲得するのに必要な勉強時間は100〜150時間
大人の学び直しを前提にすれば、TOEIC500を獲得するのにかかる時間は大体100〜150時間前後です。
もちろん個人差はありますが、音読教材を毎日1〜1.5時間、文法学習を1時間集中して取り組めば2ヶ月程度で達成できるでしょう。
人によってはこの学習が呼び水になり、600以上のスコアを取得する方もいます。
TOEIC500点以下なら、音読と文法学習から始めよう
さあ、では中学英語をマスターするには、どのようなトレーニングをしたら良いでしょうか?
答えは「音読」と「文法学習」です。
これらのトレーニングは、英語を体の中にしみ込ませ、脳内に英語の「基礎回路」を作ることができます。
中学英語を繰り返し練習し、自分のものにすることで基礎回路は出来上がります。
基礎回路ができないうちに、難しい文法を学んだり、単語帳で単語を覚えようとするのはナンセンスです。
穴の空いたバケツに水を入れても水は貯まらないように、基礎回路ができていない脳に大量の英語や難しい英語を詰め込んでも効果はあまり期待できません。
まずは文法学習、その後音読で英語の基礎回路を作りましょう。
文法学習のやり方
TOEIC500を達成するためには以下の順番で英文法を学習しましょう。
- 中学英文法を学習する
- 中学英文法を使いこなす
まずは中学英文法を参考書を使って学習しましょう。
その次に中学英文法を使いこなすためのトレーニングを行います。
トレーニングと言ってもやるのは音読で文法を意識するだけです。
音読をする前に文章を文法を駆使して意味を取りましょう。
文法学習を終えた後に見る英文はきっと世界が変わって見えることでしょう。
次に中学文法を学習する上で抑えるべきポイントを見ていきましょう。
英文法学習のポイント
- 短期間にくりかえし学習する
- 文ごと覚えてしまう
文法の鉄則は「短期間で繰り返し」です。
まず長い期間をかけて学習すると、復習の頻度が低くなり定着しません。
後半の文法事項を学習する頃には最初の方はすっかり忘れてしまいます。
これを避けるためには2ヶ月以内に同じ参考書を繰り返し学習することが重要です。
2ヶ月間同じ内容をひたすら繰り返します。(時間がある方は1ヶ月で終わります。)
人間繰り返せば嫌でも覚えます。
次に説明を読んで終わり、問題を解いて終わりではダメです。
文章を丸ごと覚えてしまったほうが定着します。
例えば、現在完了(経験用法)の項目を学習したあとはI have ever been to Tokyo.という文章をまるごと覚えてしまいましょう。
文法事項の内容自体への理解が曖昧な方は説明がしっかりなされているものを、内容自体は自信がある方は問題中心のものを選ぶと良いでしょう。
文法学習の詳しい進め方については以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
音読のやり方
かいつまんで言うと、次の4ステップで一つのテキストを100回音読します。
- CDで正しい音声を聞き、テキストを見ながらポーズのあとに続いて音読する
- テキストを見ながら音読する
- バリエーションを加えて音読する
- テキストを見ずにポーズのあとに続いて音読する
なお、音読をする際は以下のことに気をつけました。
音読をする際の注意事項
- 正しい音声を聞くこと
- 意味を理解してから音読すること
- 同じテキストを繰り返すこと
詳しい音読のやり方や、実際にどのようなスケジュールでやったらいいかについては以下の記事で詳しくまとめています。
試験前にはTOEIC模試を解いておこう
初心者の方がTOEIC500を目指すのには、上記のような王道の学習をオススメします。
しかし、TOEICは資格試験ですから当然「慣れ」や「テクニック」のようなものである程度点数は伸ばすことができます。
もちろん、スコア500を目指す上でテクニックを覚えるのは尚早だと思います。
ですが、せめて試験本番で実力を発揮するために試験2週間前からは2時間通して模試を解いておくといいでしょう。
模試には様々な種類がありますが、TOEIC公式が出している「公式問題集」が無難でしょう。
まとめ
この記事ではTOEICが500点以下の人向けの英語の勉強法を解説しました。
TOEIC500点に向けた勉強法
- 中学英語を完璧にする
- 音読と文法学習に絞る
- とにかく繰り返す
- 試験直前には模試を解いておく
中学英語を完璧にすればTOEIC500点は軽々クリアできます。
何事も基礎が大切です。
500点をとった後も、中学英語で築いた英語の基礎回路はその後の英語学習を大きく前進させてくれます。
繰り返しの学習は時に退屈ですが、継続したその先には必ず望むものが待っているはずです。
私も英語力の向上に向けて努力中です。
一緒に頑張りましょう!
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