今からでも間に合う!3ヶ月でTOEICスコア860取った最短学習法を解説

就活生の皆さん、就職活動に向けてTOEICはもう受験したでしょうか?

「何も資格を持っていない。就活に向けて何か強みを作りたい」
「就活ってまず何からしたらいいの?」

そう考えている方にオススメしたいのがTOEICの受験です。

TOEICとは、英語の実力をリーディング・リスニングの観点から測るテストです。
企業は採用や昇進の際に、英語力の判断基準としてTOEICのスコアを参考にします。

企業はグローバル化する市場に向けて、英語力のある人材を求めています。

2019年の調査でも、企業が英語力を持つ人材を欲していることはデータとして出ています。

この記事では就活で求められるTOEICのスコアと、就活時代にTOEIC860を持っていた僕が短期間でTOEICスコアを上昇させる方法を解説します。

目次

就活で求められるTOEICスコア

TOEICL&Rスコアはリーディング495点、リスニング495点の計990点満点です。
スピーキングとライティングのテストもありますが、この記事ではTOEICL&Rテストについて紹介します。

日本人の平均スコアは2019年時点で588点です。

まず、採用時点で求められる英語力の平均を見てみましょう。

500点を取っていればある程度英語を勉強したといえます。

しかし、これはあくまで平均の話です。
500点程度では「英語力がある」と認めてもらうには物足りないでしょう。
特に優秀な就活生が集まる上場企業などの選考においてはなおさらのことです。

参考までに、新卒採用時点で企業が求めるTOEICのスコアをまとめました。

一流企業が採用時点で求めるTOEICスコア

900点以上の企業

・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・パナソニック(国際広報担当)
・三菱東京UFJ銀行(グローバルCIB)

860点以上の企業

・野村ホールディングス

850点以上の企業

・NTTコミュニケーションズ

800点以上の企業

・住友不動産
・野村不動産
・楽天
・UBS証券
・日本IBM

750点以上の企業

・アマゾン ウェブ サービス ジャパン

730点以上の企業

・ユニリーバ
・ソフトバンク
・武田薬品
・日産
・東京海上日動

700点以上の企業

・NTT東日本
・ファーストリテイリング
・三菱電機
・ヤマト運輸
・旭化成
・ブリジストン

600点以上の企業

・日立製作所
・丸紅
・富士通
・トヨタ自動車
・ANA

人気企業や、海外志向の学生が集まる企業ではTOEICスコア500では全く強みにならないということがわかります。
最低でも自分が行きたい企業や職種で求められるTOEICスコアは突破しておかないと書類選考で落とされてしまう可能性が高いです。

ちなみにTOEICではスコア860を境にそれ以上の点数をAランクと定めており、就活生の間ではこのAランク入りを目指す人が多くいます。
外資系企業や英語の専門職を受ける場合を除いて、スコア860を持っていればどの企業を受けるにしても英語力が原因で選考から落ちるということはないでしょう。
僕は就活生時代にAランクに当たる860点を取得して就活に臨みましたが、選考で英語力で苦労したことはありませんでした。

このTOEICテストは短期間で点数を大きく上げる事が可能です。
就活まで時間がない人でもしっかり対策をすれば十分スコアアップを見込めるのです。

短期間でTOEICスコアを260上げる勉強法

僕は学習開始時600点程度だったTOEICスコアを、3ヶ月で260上げてスコア860を獲得しました。

留学経験ナシ、大学の授業でたまに英語の授業受ける以外英語は勉強してませんでした。

しかし、ゴールから逆算して計画を立てて学習した結果、予定通りのスコアを獲得することができました。

ここからは具体的にどのような戦略でで学習を進めていったのかを紹介していきます。

学習開始:結果からやるべきことを逆算

まず、僕はいきなりTOEICの模試を受けました。
試験となると、ある程度学習してから自分の実力を確かめたくなるものですが、それでは最短距離で目標を達成することは難しくなります。

一番初めにするべきことは「現状を知る」ことです。

大学受験を終えて約2年間の英語学習ブランクがあり、「少し復習してから受験したい」という思いもありました。
しかし、先にTOEICの試験内容を知り、何ができて何ができないのかをすることでその後の学習の指針が立てられる、と考えいきなりTOEICのスコアを出しました。

結果は600点。

学生時代英語が得意だったこともあり、決して悪くはない点数でしたが行きたい企業を受験するには物足りない点数でした。

更にセクション別に見るとリーディングが370/495、リスニングが230/495という内訳でした。

リーディングセクションの自己分析は「文法は割と覚えている。文章を読むスピードが遅く、最後まで問題を解けなかった。学校英語で使わない単語があった。

リスニングセクションの自己分析は「受験の英語よりも聞き取りづらいし、読み上げるスピードも速い。また、アメリカ英語話者でないスピーカーの発音に癖があると感じた。ほとんどついていけなかった。

というものでした。

これらの結果と分析内容から私が考えたのは「リーディングよりもリスニングの学習に時間をかけた方が点数はすぐに上がる。リーディングに関しては過去問を解く中で早くなっていくだろう。」ということでした。

立てた計画は以下のの通りです。

1ヶ月目2ヶ月目3ヶ月目
リーディング単語帳&TOEICリーディング問題集単語帳&TOEICリーディング問題集単語帳&模試
リスニングTOEICリスニング問題集TOEICリスニング問題集模試
到達スコア700780860
1日の学習時間2時間2時間3時間

TOEICスコアを260上げた学習:1、2ヶ月目

リーディング勉強用にTOEIC用の単語帳とリーディングセクションの問題集を購入しました。

リスニング用には聴く量を確保するため、分厚いTOEICリスニングパート用の問題集を購入しました。

最初の1、2ヶ月はこの3つをやり込みました。

リーディングでは、単語帳1冊を繰り返し覚えて学校英語では漏れがあった単語を拾っていきました。

とはいえ、学校英語で習得済みの単語が多かったのでそこまで新しいことをたくさん覚えたわけではありませんでした。

そして、しばらく英語から離れていたせいでリーディングのスピードがかなり落ちていたので特にTOEICの長文問題を多く扱った問題集で読む量を確保しました。

リスニングでは、聴く絶対量を増やすため毎日1時間以上かけてとにかく問題を聞き、解き、聞き直しました。

最初の2ヶ月間の勉強量は平均すると1日2時間程度だったと思います。

内訳はリスニング1時間、リーディング45分、単語帳15分程度です。

文法は満点をとれるほど完璧さはありませんでしたが、短期間で点数を上げるためには時間の無駄だと思い切り捨てました。

スコアの方は模試ではありますが、1ヶ月目終了時点で700点、2ヶ月目終了時点で780ほどになりました。

主にリスニングでの伸びが顕著でした。

TOEICスコアを260上げた学習:3ヶ月目

最終月は2ヶ月間で培った演習量を実際の試験形式の模試で得点力に変えることに集中しました。

とにかく、模試を解き、解説を読み込みやったところは完璧ににできるようになるまで何度も読み、聞き直しました。

模試は2冊分程度をやりこみました。

そして、試験本番では無事目標点の860点を取得することができました。

内訳はリーディングが420/495、リスニングが440/495でした。

まさかのリスニングがリーディングよりも取れたという驚きです。

リーディングは正答率が91%で、リスニングの84%を上回っていますが、TOEICは偏差値でスコアが出るので、周りの受験者がリスニングを得点できない中で得点できたということでしょう。

結果的にリーディングは370点から420点(+50点)、リスニングは230点から440点(+210点)へとスコアアップしました。

リスニングに時間を割いてよかったと心から思いました。

TOEICスコアを短期間で260アップできた要因

私が3ヶ月という短期間で、TOEICスコアを大きく上げられたのにはいくつか要因があります。

短期間でTOEICスコアを急上昇させたポイント

  • 対策を始める前にTOEICをいきなり受けた
  • 自分のニガテに合わせた思い切った作戦が当たった
  • 本番前に模試を解きまくってテスト慣れしていた

対策を始める前にTOEICをいきなり受けた

あれこれ勉強法を調べたり、対策を始める前に最初にテストを受けたことが後々非常に役立ちました。
試験の内容を知らないまま勉強法を調べても「わかった気」になるだけです。

自転車に乗れるようになりたい時、自転車の乗り方を調べてから始める人はいませんよね。
まずは実際に乗ってみて「自転車に乗るってこんな感じ」というのを理解した後なら調べる価値があります。

TOEICの学習でも同じことが言えます。
まず自分で「やってみる」そして「TOEICってこんな感じの試験なんだ」というのを理解する。
そこではじめて「対策を立てる」というのが正しい順番です。

自分のニガテに合わせた思い切った作戦が当たった

テストの結果から立てた思い切った学習計画が非常に効果的だったと思います。

最初の時点でリーディングはある程度できていたので、勉強をほとんどしませんでした。
逆に苦手だとわかったリスニングにほとんどの時間を割きました。

途中「こんな大胆な計画で大丈夫だろうか?」と不安になったこともありましたが、結果的には大成功でした。
闇雲に対策・勉強法を調べるのではなく、自分の実力を調べて足りないところを集中的に伸ばす、という基本的な姿勢が功を奏しました。

本番前に模試を解きまくってテスト慣れしていた

テスト慣れというのは特にTOEICスコアを伸ばす上で大切な要素です。
TOEICは試験に特徴がある試験です。

  • 時間制限が厳しい
  • 問題用紙に書き込みできない
  • パートごとの出題内容・パターンが決まっている
  • 選択肢に傾向がある

ざっと思いつくだけでもこれだけあります。

本番前に公式模試を解きまくったおかげで、TOEICのクセに慣れることができ目標スコアを取る上で役立ちました。

まとめ

この記事では就活で求められるTOEICのスコアと、就活時代にTOEIC860を持っていた僕が短期間でTOEICスコアを上昇させる方法を解説しました。

就活×TOEICまとめ

  • TOEICは新卒採用や昇進で英語力の基準となる試験
  • 平均は588点だが、一流企業はもっと必要
  • TOEICスコアは短期間で上げられる
  • いきなり模試を受けて現状把握する
  • 模試を受けたあとで計画を立てる
  • ピンポイントで集中的に勉強する

就活においてTOEICのスコアを持っていないのは「英語力を向上させる気がない」とさえ思われてしまいます。
一種のマナーとして必ず受けておきましょう。

対策をしっかりと行えば短期間にスコアを上昇させることも十分可能です。
就活がすぐそこまで迫っている中でも、まだきっと間に合います!

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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