結果が出る音読のやり方とおすすめの参考書

皆さんは普段の英語学習に音読を取り入れていますか?

もし英語を読むだけ、問題を解くだけで終わっているとしたら非常に勿体ないです。

なぜなら音読は英語の基礎を身につけるのに非常に理にかなった方法だからです。

・音読の効果は?
・音読をする際の注意点は?
・具体的な音読の取り組み方は?

Kai

私も英語力の基礎を音読で養いました!

目次

音読学習の効果

音読を行う最大のメリットは短期間で4技能をバランス良く鍛えられるという点にあります。

音読をしているとき脳は非常に活発化しており、読む、聞く、書く、話すという英語の4技能すべてに必要な能力が同時に鍛えられています。

ですから、短い時間で大きな効果が期待できるのです。

なぜ音読が効果的と言えるのかについては以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご一読ください。

特に英語の基礎が十分でない初学者の方であれば、音読学習は効果抜群と言えるでしょう。

音読のやり方

音読学習は非常に効果的ば学習方法であることをお伝えしました。

ここからは日々の音読の学習法についてお伝えします。

具体的なステップとしては次ようになります。

  1. CDで正しい音声を聞き、テキストを見ながらポーズのあとに続いて音読する
  2. テキストを見ながら音読する
  3. バリエーションを加えて音読する
  4. テキストを見ずにポーズのあとに続いて音読する

それぞれを詳しく見てみましょう。

STEP
CDで正しい音声を聞き、テキストを見ながらポーズのあとに続いて音読する

まずは正しい発音を身に付けましょう。

いきなり読み始める前に必ず正しい発音を聞いてください。

全部聞いてから読むと短期記憶から飛ぶので、適度にポーズを入れながら聞く➔読む➔聞く➔読むというようにCDと交互に音読していきます。

STEP
テキストを見ながら音読する

いわゆる普通の音読です。

正しい発音で読めるようになったら、今度は音声無しでテキストを自分で音読します。

直前で音声を聞いていても読んでいる途中で読み方が崩れたりするので、途中CDステップ1に戻って発音を修正しながら行います。

STEP
バリエーションを加えて音読する

音読は単調になりがちです。

ステップ2をしばらく続けていると意味処理を伴わない「空読み」状態に陥ります。

そこで、音読に変化をつけて「シャドーイング」や「ルックアップアンドセイ」といった音読を行います。

徐々に負荷を高めていく工夫をすると飽きずに音読できます。

STEP
テキストを見ずにポーズのあとに続いて音読する

最後の仕上げでテキストを見ずに、音声だけを聞いてポーズの後に自分で音声を再現します。

かなり負荷が高いですが、音読の仕上げとして行います。

できない箇所は何度も音声を繰り返してできるようになるまで練習します。

※文章が長すぎる場合はコンマで区切ってOKです!

音読をする際の注意事項

音読を行う際にはいくつか注意事項があります。

ポイントを外すと効果が薄れるので注意してください。

音読をする際の注意事項

  • 正しい音声を聞くこと
  • 意味を理解してから音読すること
  • 同じテキストを繰り返すこと

音読というと、テキストを声に出して読むだけというイメージがあるかもしれません。

しかし、それでは正しい効果が得られません。

音読は必ず正しい発音を聞いて、正しい発音で行ってください。

文法と語彙を調べて英文の意味を理解した後で音読しないと意味がありません

意味がわからないまま、曖昧なまま音読しても脳が働かないので効果が出ません。

音読は繰り返しが肝だということを忘れないでください。

同じテキストを繰り返すことで、徐々に脳が自動で英語を処理してくれるようになります。

中途半端な回数しか練習せず、いろいろなテキストに手を出すのは厳禁です。

音読の回数については様々な説がありすぎて学習者は戸惑いますが、本ブログでは100回読むことをオススメします

この「音読は何回繰り返すべきか」については以下の記事で詳しく考察していますのでぜひ読んでみてください。

音読の際に使っていたテキスト

私は音読学習を始めた時「英会話・ぜったい・音読(入門編)」というテキストを使用していました。

内容的には中学1、2年生レベルです。

「こんなに簡単なテキストで効果があるのか?」と思うかもしれませんが、中学英語には英語の基本が詰まっています

中学英語をマスターすればTOEIC500は楽に突破できるというデータも出ています。

まずはこのレベルの英語を体の芯まで染み込ませましょう。

もし上のテキストが簡単すぎる、もしくは繰り返しが終わった場合は「英会話・ぜったい・音読(標準編)」というテキストに挑戦してみましょう。

テキストのレベルは中3レベルです。

ちなみに私はこのテキストを開始した時TOEICスコアは860でしたが、十分負荷がかかりました。

テキストを選ぶ際は自分のレベルに合ったもので、ある程度まとまりのある文章を選びましょう。

意味が解釈できないほど難しいテキストだと学習が進まなくなって挫折します。

Kai

ちょっと簡単かな?と思えるくらいのテキストから始めましょう。

音読の頻度、回数、スケジュール

音読の回数は1つの文章につき100回を目指します。

音読の回数に関して気になる方は、以下の記事で悩みを解決できます。

私は1日30回音読する前提で、次のようなスケジュールで進めました。(上で紹介したテキストは12レッスンで構成されています。)

テキスト周回数音読の内容と回数
1、2周目音声を聞き、テキストありでリピーティング×5回、通常の音読×15回、シャドーイング×5回、テキストなしリピーティング×5回
3、4周目音声を聞き、テキストありでリピーティング×2回、通常の音読×7回、シャドーイング×3回、テキストなしリピーティング×3回 これを2レッスン分すすめる
5周目音声を聞き、テキストありでリピーティング×1回、通常の音読×5回、シャドーイング×2回、テキストなしリピーティング×2回 これを3レッスン分すすめる。

これで100回読んだことになります。

1日1時間半程度、休まず続ければ40日程度で終わります。

もちろん、時間の確保が難しい場合は1日の負荷を下げるなどしましょう。

大事なのは継続することです。

まとめ

この記事では音読の効果とやり方を解説しました。

音読のやり方まとめ

  • 音読は正しい音声を聞いて行う
  • 1つのテキストを100回読む
  • 継続するのが一番大事

英語学習の王道は音読です。

残念ながら私は、楽にすぐに試験の点数が上がったり英語がペラペラになる方法は知りませんが音読学習は自信を持っておすすめできます。

繰り返し音読すればきっと新しいステージに行けることだけは保証できます。

ぜひ音読学習に取り組んでみてください!

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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