就活生は英語・簿記・ITスキルを身につけよう

私は新卒就活で、年収ランキングでトップクラスの一部上場企業に内定をいただきました。

そんな私が声を大にして言いたいのは「大学生はとりあえず英語・簿記・ITスキルを身につけろ!」ということです。

もしあなたが大学生で「就活が近いけど何していいかわからない」「まだ1・2年生だし、何もしなくていいか」「インターン始まってから勉強しよう」と考えているのなら、危険です。

未来の就活のライバルはもう動き出しています。

この記事では、就活で武器となる3つのスキルとその習得方法を解説します!

目次

就活生に英語のスキルはもはや必須

まず、就活で評価されるスキルといって思い浮かぶのが英語力でしょう。

実際に企業は今後のビジネスパーソンに必要なのは英語であると考えています。

英語活用実態調査2019:国際ビジネスコミュニケーション協会より引用

市場のグローバル化が進んでいる今、実に8割以上の企業が「英語」が重要なスキルであると回答しているのです。

今後入社してくる世代にはますますこの英語力が求められているのです。

そのため、就活の際に英語力があれば大きな武器となることでしょう。

企業に英語力をアピールするのにオススメの資格はTOEICです。

英検やTOEFLに比べて短期間で高得点が出しやすいのと、受験者数が多く広く認知されているからです。

TOEICスコアが高ければ英語が話せるわけではありませんが、企業の評価指標としてはこのTOEICがもっとも一般的でしょう。

TOEICスコアはリーディング495点、リスニング495点の計990点満点です。

日本人の平均スコアは2019年時点で588点です。

採用時点で目指すTOEICスコアはどういった企業を受けたいかによって変わってきますが、全体としては以下のようになっています。

英語活用実態調査2019:国際ビジネスコミュニケーション協会より引用

この表を見る限り、採用時点で少なくとも535点があれば履歴書に書けるでしょう。

しかし、他の就活生と差別化するためにはさらなる高得点が必要です。

参考までに、新卒採用時点で企業が求めるTOEICのスコアをまとめました。

900点以上の企業

・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・パナソニック(国際広報担当)
・三菱東京UFJ銀行(グローバルCIB)

860点以上の企業

・野村ホールディングス

850点以上の企業

・NTTコミュニケーションズ

800点以上の企業

・住友不動産
・野村不動産
・楽天
・UBS証券
・日本IBM

750点以上の企業

・アマゾン ウェブ サービス ジャパン

730点以上の企業

・ユニリーバ
・ソフトバンク
・武田薬品
・日産
・東京海上日動

700点以上の企業

・NTT東日本
・ファーストリテイリング
・三菱電機
・ヤマト運輸
・旭化成
・ブリジストン

600点以上の企業

・日立製作所
・丸紅
・富士通
・トヨタ自動車
・ANA

就活生に人気の企業ではこれが新卒時点で求められるTOEICのスコアです。

まずはスタートラインに立つためにTOEICのスコアアップを目指しましょう。

就活生は簿記2級まで取っておくとベスト

次に就活生に学習をオススメしたいのは簿記です。

皆さんは簿記とはどのような学問であるかをご存知ですか?

商学部や経営、経済学部の方なら聞いたことはあるかもしれません。

簿記は簡単に言うと「お金の出入りの記録の仕方」を学ぶ学問です。

企業は日々のお金の出入りを記帳して、会計年度末には決算と呼ばれる会計処理を行います。

企業では基本的に経理部が会計士と協働して、この作業を行っていますがこの簿記の知識はビジネスパーソンとして誰もが持つべきものです。

簿記の知識があれば、営業では客先の経営課題を分析して自社サービスの提案を行ったり、ビジネスの仕組みを知る上でお金の出入りの知識は必ず必要です。

大学生の間ではあまりメジャーな知識ではないかもしれませんが、企業のIR情報の読み方など会計への知識がないと教養がない人間であると思われてしまいます。

そして、新卒の時点でこの簿記の知識、具体的には簿記2級程度取得しておけば担当者からは「この学生はビジネスに対する関心がある」と印象づけることができます。

ちなみにゼロから学習を開始した場合、2週間で簿記3級、そこから2ヶ月あれば2級の取得は可能です。

つまり、3ヶ月で周りの就活生に差をつけることができるお得な資格なのです。

就活生はITスキルで差別化しよう

最後に就活生に身に着けておいてほしいのはITスキルです。

これは具体的な資格ではありませんが、企業では思っている以上にITへの知識が求められています。

具体的には、パソコン(Office)が不自由なく使いこなせるか?パソコンを使ってどんな事ができるかを知っているか?自動化(RPA)やAIを利用して、どのような効率化ができるか?などです。

若い世代=IT強いという認識があるのかはわからないですが、企業からは新入社員に対してこの点は期待されています。

実際に面接で私がIT企業で長期インターンをしていたというと、非常に強い興味を示されることが多かったです。

次世代社会ではマンパワーではなく、どれだけITを使いこなせるかという点が企業の競争力に直結します。

ですので、このITに関する素養を身につけてアピールできれば、面接官は「ぜひ入社してほしい」と感じることでしょう。

しかし、ITスキルというのは日進月歩で、昨日使っていたスキルがもう古いなんてこともよくあるため、具体的な資格はあまり意味をなしません。

そして企業へのアピールで重要なのは「ITスキルを使って実績を出した」という点です。

これはなかなか個人で勉強するだけでは経験できません。

そこでおすすめしたいのは、「長期インターン」です。

できればIT系が好ましいですが、実際に会社に入ってITスキルを活用した実績を生み出す経験をするのです。

長期インターンは通常時給制ですから、就活の武器を育てながらお金をもらえる一石二鳥の選択肢です。

もちろん通常のアルバイトに比べれば責任重大な立場ですが、ぜひライバルに差をつけるために一度考えてみてください。

長期インターンについてはこちらの記事で詳しく解説しているので興味がある方はぜひご覧ください。

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英語・簿記・ITスキルは入社後にも求められる

ここまで就活においてあなたの武器になる3つのスキルについて解説しました。

しかし、会社に入るのがゴールではないということを忘れないでください。

これらのスキルが新卒の時点で求められる、そしてあなたがこれらのスキルをアピールしたということは入社後にもそのスキルを活用し、磨き続けるということを期待されているのです。

大学生活は自由度が高く、生活はたるみがちです。

ゆとりを持ちつつも確実に自分の武器を作ることで周りの就活生に差をつけることができます。

ぜひ大学生のうちに社会人に求められる3種の神器(英語・会計・IT)の素養を身につけて他の就活生に差をつけましょう!

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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