【英語コーチ執筆】英単語アプリmikanのおすすめの使い方
英単語の暗記にはアプリがおすすめです。
さらにアプリの中でもmikanが、使いやすく、覚えやすいです。
この記事では現役英語コーチの私が実践している単語アプリmikanを使った英単語の覚え方をご紹介します。
まだDLしていない方は、無料でも一部利用できるので以下からインストールしてみましょう。
英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語
mikan Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
mikanを使った英単語の覚え方
結論から言うと、mikanを使って以下の流れで英単語を覚えていきます。
iOSとandroidとで、アプリの設計やタブの名前などが異なります。
この記事ではiOS版での表記をもとにしていますので、androidの方は名前が違っても、対応する機能を使ってくださいね。
教材一覧から自分が使う単語帳を選択します。
単語帳を選択すると以下の画面に遷移します。
一番最初の「Rank1」をタッチします。
※単語帳ごとに「Rank1」の文言は異なりますが、一番上に来ているものを押してください。
すると以下の画面に遷移します。
一番上は「未学習」を、学習モードは「4択」を、出題形式は「英日」を選びます。
画面下部の「詳細設定」を押すと以下の画面に遷移します。
1回に学習する単語数は自分の空き時間や集中力に応じて変更しましょう。
設定ができたら、1つ前の画面に戻って「スタート」を押して、以下の画面で学習を進めていきます。
1周目の目標は「知っている単語と知らない単語を仕分けること」なので、パッと意味が出てこない単語はどんどん「知らない」を押します。
4択だと上のような出題になります。
「Rank1」で「未学習」の単語が消えたら、最初の画面の「Rank2」に進みます。
mikanでは「ランクアップテスト」といって、1つ先のセクションに進むためには4択のテストで満点を取る必要があります。
しかし、前述の通り1周目の目標は「知っている単語と知らない単語を仕分けること」なので、以下の画面では問題数を最小の「5問」に設定して、サクッとランクアップしてしまいましょう。
テストに合格すると、始めの学習画面に戻るので、次のセクションに進んでまた未学習をゼロにする→ランクアップテストに合格して次のセクションへ、という流れで単語帳を最後まで進めます。
最後のセクションまで終わると、画面下部に「復習ステージ」という項目が出現します。
「教材一覧」からすべての単語を仕分け終えたら、教材一覧から画面下の「復習ステージ」に進みましょう。
遷移後の画面では、下の画像のように習熟度にばらつきがあるはずです。
復習ステージでは、単語の定着度が「苦手」「うろ覚え」「ほぼ覚えた」「覚えた」の4段階に分かれています。
「苦手」に絞って出題して、正解した単語は「うろ覚え」へ、「うろ覚え」に絞って出題して、正解した単語は「ほぼ覚えた」へ、、、というようにどんどん英単語の定着度を押し上げていくようなイメージです。
どの定着度の英単語を出題できるかが絞れるので、自分のモチベーションに合わせて「苦手」「うろ覚え」「ほぼ覚えた」を選択して復習していきます。
※最終的にすべての単語が「覚えた」状態になればOKなので、順番は特にありません。
この画面で学習モードが「4択」を、出題形式は「英日」で、すべての英単語が「覚えた」になるように練習しましょう。
設定ができたら「スタート」から学習開始です。
4択モードで「覚えた」が100%になったら、今度は出題方法「カード」モードですべての英単語を「覚えた」にしていきます。
復習ステージ出題方法だけ「カード」に変更して「すべて」を選択して、学習していきます。
4択ですべてを「覚えた」状態にしているので、最初よりは「見たことがある!」という単語が増えていると思います。
しかし、選択肢がないと意味がパッと出てこないようではまだ定着しているとは言えません。
再び「すべて」を出題範囲にして、仕分けていきましょう。
STEP3が終わると、一度100%にした英単語があらためて「苦手」「うろ覚え」「ほぼ覚えた」などにリセットされるはずです。
そこからまた同じ「カード」出題ですべての英単語を「覚えた」に押し上げていきます。
英単語アプリmikanの使い方のポイント
mikanを使う上で、最低限押さえておきたいポイントを紹介します。
- 自分も発音する
- 1回で覚えようとしない
- 1日に触れる単語の数を多くする
- 1ヶ月で1冊を終わらせる
- mikanの後は同じ英単語帳を買って、例文を読む
ポイントを押さえることで、より早く英単語を覚えられますよ!
①自分も発音する
mikanを使うときには、音声を聞き、続いて自分も発音しましょう。
紙の単語帳だと、単語帳とは別にDLした音声を再生する必要がありますが、mikanでは表示された英単語の発音が自動で発音されます。
英単語を覚える際には、発音もセットで覚えることで記憶に定着しやすくなりますし、リスニングでも聞き取れるようになります。
電車の中で発音出来ない場合は口パクでもいいので音声を聞いて、口を動かすところまで行いましょう。
②1回で覚えようとしない
mikanに限らずですが、単語を暗記しようと思ったら1回で覚えられると思わないようにしましょう。
英語を指導する仕事をしていると「先生、英単語が覚えられません!記憶力が悪いんです…」とよく言われます。
そのときにその単語帳を何周したのか聞くと、「2周もしました!」と言われます。
毎回お答えするのが「2周で覚えられたら大天才ですよ」ということです。
英単語を覚えるのに、マジックナンバーはありませんが最低でも15周はしましょう。
もちろん覚えている単語は飛ばしますから、最後の方は本当に覚えられない単語に絞って何周もするので、すべての単語を15周するわけではありません。
しかし、「英単語が覚えられない!」という方で「30周しても覚えられません」といって来られる方はいません。
単純に必要な繰り返しの数に達していないだけです。
mikanの良さは正答していない・覚えられていない単語を自動で振り分けて、多めに出題してくれる点です。
私が紙の単語帳を使っていたときはすぐに意味が出てこなかった単語はすべて手でマークしていましたが、復習にマークを探すのに時間がかかったり、ペンが必要だったりと不便さを感じていました。
復習の頻度などはアプリが自動で管理してくれるので、上のステップで紹介した「完璧に覚えた」状態を目指して取り組むだけでOKです。
③1日に触れる単語の数を多くする
1日に触れる単語の数が多いほど、繰り返しの数を増やせるため英単語は早く覚えられます。
1日10個を完璧になるまで覚えるのではなく、1日300個に目を通す意識で取り組みましょう。
知らない単語が多い場合は10分で100語程度(上で言うステップ1の段階)、復習の段階なら10分で200語程度(上で言うステップ3~の状態)を目安に進めましょう。
案外アプリを使っていても、ペースが遅くなかなか英単語を覚えられずにいる方を目にします。
アプリ・書籍を問わず、英単語を覚える際には1日に触れる単語の数を多くしてとにかく単語帳を周回する数を増やしましょう。
④1ヶ月で1冊を終わらせる
mikanの英単語帳は1ヶ月で1冊を終わらせましょう。
③のスピード感で行けば、1ヶ月で先に紹介した「カード」出題モードで、すべての英単語を「覚えた」状態にすることは十分可能です。
⑤mikanの後は同じ英単語帳を買って、例文を読む
mikanは英単語を「仮覚え」するのに最適なツールです。
mikanのカード出題ですべての英単語を「覚えた」状態にしても、試験ですぐに点が取れたり、その単語の使い方が分かったり、長期記憶に保存されたり、ということは期待できません。
しかし、始めから例文とセットで覚えたり、覚えていない英単語を一々チェックする必要がないため、非常に効率的に「とりあえず覚えたぞ」という状態を作ることができます。
mikanで「仮覚え」が済んだら、mikanで使ったものと同じ英単語帳を本、もしくはkindleで購入しましょう。
そして、そちらにはそれぞれの英単語に例文が付いているので、それを読み込んで、mikanで仮覚えした単語帳を用法と共に、長期記憶へと遷移させていきましょう。
④でmikanを1ヶ月で終わらせた状態なら、例文はスルスルと頭に入っていくはずです。
こちらも1ヶ月程度繰り返し読み込んでいけば、2ヶ月でかなりの英単語を覚えられるはずです。
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