【大学生向け】3ヶ月でTOEIC860を達成した就活直前の勉強法
「就活が近づいてきたけど、まだTOEIC受けていない!」
そんな方に向けてこの記事を書いています。
就活でもはや必須の資格といえばTOEICです。
「まだ時間がある…」そう思っているうちに気づけば就活はすぐそこまで迫っている、とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
まさに過去の私ですね。
でもこの記事を読めば3ヶ月でTOEICスコアを劇的にアップさせて就活で強みにできますよ!
この記事で解決する悩み・疑問
- 「就活に向けて短期間でTOEICハイスコアを獲りたい」
- 「就活で有利になるには何点必要?」
- 「オススメの教材・使い方は?」
この記事は就活直前、3ヶ月でTOEICを260アップさせて860を取得した私が解説します。
しっかり対策すればTOEICはどんどん伸びていきますよ!
就活で強みになるのは〇〇点から
TOEICはリスニング495点、リーディング495点の計990点満点の試験です。
TOEIC公式によると2019年の大学生の平均スコアは625点です。
また下の表はTOEIC公式のアンケート調査によるもので、採用側も新入社員には500点以上のTOEICスコアを求めていることが分かります。
英語活用実態調査2019:国際ビジネスコミュニケーション協会より引用
ですからスコア600点強からは履歴書に書いても恥ずかしくない点数と言えます。
ただし、600点では就活において「強み」にはなりません。
最低ラインです。
特に一流企業では一流大学卒業の人どうしで内定を巡って争うため、さらなるハイスコアが求められます。
しかしこれは最低限のスキルであり、強みにはなりません。
参考までに、新卒採用時点で一流企業が求めるTOEICのスコアをまとめました。
900点以上の企業
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・パナソニック(国際広報担当)
・三菱東京UFJ銀行(グローバルCIB)
860点以上の企業
・野村ホールディングス
850点以上の企業
・NTTコミュニケーションズ
800点以上の企業
・住友不動産
・野村不動産
・楽天
・UBS証券
・日本IBM
750点以上の企業
・アマゾン ウェブ サービス ジャパン
730点以上の企業
・ユニリーバ
・ソフトバンク
・武田薬品
・日産
・東京海上日動
700点以上の企業
・NTT東日本
・ファーストリテイリング
・三菱電機
・ヤマト運輸
・旭化成
・ブリジストン
600点以上の企業
・日立製作所
・丸紅
・富士通
・トヨタ自動車
・ANA
就活生なら誰でも知っている人気企業が名前を連ねているのが分かります。
特に海外部門に配属する可能性がある採用枠や、外資系企業ではかなり高いスコアを要求しています。
もちろんスコアが高いに越したことはありません。
ですから、大学2年生以下であればとにかく高いスコアを目指して勉強しておけばいいでしょう。
一方で就活まで時間が迫っている人であれば行きたい企業で求められるTOEICスコアを目標に勉強するといいでしょう。
短期間でスコアを劇的に伸ばす4つのコツ
特にこの記事では就活まで時間がない大学生を対象に「3ヶ月でTOEICスコアをアップさせる」ことに特化した勉強法を紹介します。
勉強のポイントは以下の4つです。
短期間でスコアを劇的に伸ばす4つのコツ
- いきなり模試を解く
- 苦手パートを集中してトレーニングする
- 模試をたくさん解いて試験慣れする
- TOEIC単語を覚える
①いきなり模試を解く
勉強を始める前に一回通しでTOEICの模試を解いてみましょう。
時間も120分正確に測ってください。
限られた時間の中でTOEICスコアをアップさせるためには現状を知ることが必須です。
最初に模試を解くことで「リスニングパートが弱い」「文法は案外できている」「時間が全然足りない」など今の自分にできていること、できていないことが分かります。
②苦手パートを集中してトレーニングする
模試を解いて弱点が分かったら次は弱点を補うトレーニングをしましょう。
よく「まずは文法から」「全パート同じ時間を割いてバランスよく学習する」という人がいますが、短期間で成果を出す場合はもっと効率の良い方法を選びましょう。
模試で苦手=スコアを伸ばす余地があるパートに絞って学習をしましょう。
言い方を変えれば「すでにある程度できているパートは勉強しない」ということになります。
試験前には通しで模試を解く練習をするので、その際に軽く復習すれば十分です。
③模試をたくさん解いて試験慣れする
1回目に解いた模試で時間内に解き終わる人は稀です。
たいていの人は解き終わりません。
TOEICでは以下の2つの力が求められます。
- 英文を素早く大量に読む力
- 120分英語を読み・聞き続ける力
特に後者「120分英語を読み・聞き続ける力」はパート別の勉強をするだけでは鍛えられません。
試験と同じ形式の模試を時間を測って解き続けることで、鍛えられます。
何度も解き続ければだんだんTOEICの出題のクセや問題の構成、時間配分など様々なデータが蓄積されていきます。
そういった要素が合わさって結果的に短期間でハイスコアを取ることができます。
④TOEIC単語を覚える
大学受験と違ってTOEICでは日常会話やビジネス使用する単語が頻繁に登場します。
ですので、大学受験で英語が得意だった人でもTOEIC用の単語を覚えることが必要です。
とはいえ、ほとんどの単語は大学受験でよく見る単語と重複します。
大学受験で覚えた基礎単語+αである程度対応は可能です。
3ヶ月でTOEIC860を達成したスケジュール
ここまでTOEICの有効性や短期で結果を出す学習のやり方を解説しました。
しかし「実際にどうやって進めていくかが分からない」という方もいらっしゃると思います。
ここからは私が実際に大学生のときに3ヶ月でTOEIC860を達成した際の学習のスケジュールを紹介します。
前述の通り、まずはじめに模試を1回分解きましょう。
そこで分かった苦手なパートに集中してトレーニングを行います。
私の場合「①リスニングパートが弱い」「②時間内に解き終わらない」という弱点が分かりました。
②については3ヶ月目に模試をたくさん解くことで対応し、1・2ヶ月目はリスニングに特化して学習することを決めました。
単語帳はTOEIC用のものを一冊知らない単語に絞って学習をしました。
3ヶ月目は実際の試験形式と同じようにしっかり120分測って通しで解いていきます。
終わらなかったところも解きますが、120分経った時点でどこまで解き終わっていたかを記録しておきます。
私の場合、始めのうちは長文を解くのに時間がかかったり、文法問題で瞬時に答えられないことがありましたが次第にスピードも理解度も上がっていきました。
1,2ヶ月目と同様単語学習は継続して行っていました。
以上が受験までの大まかなスケジュールです。
オススメのTOEIC教材と使い方
スケジュール感を掴んだら、次は具体的な学習方法を解説します。
オススメの教材とそれぞれの使い方を解説していきます。
オススメの文法教材
TOEICのパート5は文法問題30問。
本番では後ろに控える長文のことを考えると時間は掛けられません。
文法の難易度自体はそこまで高く無いのですが、全体を見て文構造や品詞を考える力が必要です。
学習する際は問題の数を積み上げることを意識しましょう。
TOEICでは品詞、語彙など出題のパターンが決まっているので大量に問題を解くことで本番でも瞬時に解く力が身につきます。
下の参考書はTOEIC界隈では有名な「でる1000」です。
これだけ解けば文法で苦戦することは無いでしょう。
オススメのリスニング教材
リスニングは参考書を使ってもいいのですが、私はアプリを活用することをオススメします。
参考書よりもアプリをオススメする理由は教材の使い方で解説します。
特にオススメしているのは「スタディサプリTOEIC対策コース」です。
月額3,000円位かかりますが、文法の動画講義、パート別対策、模試20回分収録、学習管理機能、リスニング復習補助機能などを考えると十分もとが取れます。
2ヶ月と期限を決めれば、6,000円程度でTOEICの総合対策ができるわけです。
スタディサプリの詳しい機能や使い方以下の記事をご覧ください。
リスニング教材の使い方
リスニングは正しく聞こえるまで復習しないと伸びません。
オススメの勉強法はシャドーイングと、音読です。
詳しいやり方は以下の記事で解説しています。
文法教材の使い方
文法学習のポイントは「スピード」と「繰り返し」です。
TOEICの文法問題は文の意味全体を100%理解しなくても解ける問題がほとんどです。(意味補充は厳しいです)
とにかく早く解くために、1問にかける時間を短くして演習しましょう。
そして間違った問題は必ず瞬時に解き方が浮かぶまで繰り返し解きましょう。
逆に初見で解けた問題はもう解く必要はありません。
最後に回答を見る際には正解・不正解を確認するのではなく、「なぜ正解なのか、他の選択肢はなぜ✖なのか」というように1問から多くを学び取れるようにしましょう。
オススメの単語帳
私が使っていたのは「TOEIC L&R TEST英単語スピードマスター : 7つの戦略で効率的に完全攻略頻出3000語」という参考書です。
単語帳の使い方
単語帳を2冊紹介しましたが、上達する人はどちらを使っても上達しますし、失敗する人はどちらを選んでも失敗します。
両者の違いは「繰り返し学習したかどうか」です。
単語帳は一周で覚えられるものではありません。
3ヶ月間の間に最低でも10周はできるようにしましょう。
オススメの使い方は1周目は和訳を赤シートで隠して知らない単語にチェックを付けます。
2周目以降はチェックを付いた単語だけを学習します。
必ず例文と一緒に学習するといいでしょう。
ポイントは1日10個を10日ではなく、1日100個を10日で10周するイメージです。
1つ単語に時間を掛けずにどんどん進んでは忘れを繰り返していくうちに定着していきます。
オススメの模試教材
3ヶ月目に使う模試はできれば10本はほしいです。(1,2ヶ月目にスタサプで模試解いた人は5回分あればOK)
1日1回分を解き、30日間でそれぞれ3回ずつ繰り返し解きます。
さらに言えば最後の数回は「公式問題集」を使ってほしいです。
TOEICは過去問が公開されていません。
TOEICを運営している団体が出版する「公式問題集」が現状もっとも本番に近い模試だと言えます。
ちょっとお値段が張るので余裕が無い方は最新版1冊でもOKです。
模試の使い方
先に紹介した「スタディサプリ」でも模試を解くことは可能です。
しかし、試験直前には公式問題集を使って本番と同じように紙の問題をマークシートを塗って時間を測った上で解くことが重要です。
模試を解くことは「慣れ」を生むためでもありますが、試験の傾向を掴んだり抜けている知識を確認する意味合いも大きいです。
ですから試験直前でもしっかりと音声を聞き直し、解説を読み込みましょう。
まとめ
この記事では就活を控えた大学生向けにTOEICスコアを3ヶ月で劇的にアップさせる勉強法を解説しました。
この記事のまとめ!
- 行きたい企業で求められるTOEICスコアを目標にしよう
- 最初に模試を解いて現在地を知ろう
- 1・2ヶ月目は弱点に集中して演習しよう
- 3ヶ月目は本番形式の模試を解きまくろう
- 復習もしっかり行おう
私はこの記事で解説した方法で、就活直前になんとか3ヶ月でTOEICを260点上げることに成功しました。
ここで紹介した以外にも様々な勉強法があります。
TOEIC初心者にオススメのアプリをまとめた記事もありますので、興味がある方は参考にしてくださいね!
コメント