英語コーチングは効果ある?効果を出すためのポイントも紹介!
英語コーチングは受講することでどんな効果が得られるのでしょうか?
英語コーチングは比較的新しいサービスであるため、受講することでどんな効果が得られるのかが分かりづらいと思います。
この記事では以下の疑問にお答えします。
・英語コーチングを受けることで得られる効果って、具体的にどんなもの?
・英会話教室やオンライン英会話で得られる効果との違いは?
・英語コーチングで効果が出ない人の特徴って?
・英語コーチングで効果を出すためにできることは?
実際に英語コーチとして活動している中で、実感した効果を紹介します!
英語コーチングの5つの効果
英語コーチングは担当のコーチがマンツーマンで受講者の英語学習をサポートします。
現役の英語コーチである私から見て、英語コーチングを受講することで得られる効果は以下の5つになります。
1.個別に作成されたカリキュラムで、最短での目標達成が可能
2.チャットや面談でのサポートで挫折しづらい
3.期間終了後も自走できる
4.目標や成長を可視化して、達成感が得られる
5.お金を払ったことで英語を勉強せざるを得ない環境ができる
1つずつ解説していきますね。
①個別に作成されたカリキュラムで、最短での目標達成が可能
英語コーチングは、受講者に対して英語学習のプロである英語コーチがマンツーマンで担当します。
初回面談では、受講者の現状の英語力、目標、今までの学習や確保できる学習時間を深堀りして「あなただけの」専用学習カリキュラムを作成します。
大人の学び直しでは、勉強開始時点のレベルや伸ばしたい技能などもバラバラです。
一人ひとりにとって最適な学習カリキュラムは大きく異なります。
例えばTOEICが500点で「TOEICで700点を取りたい」という方とTOEICが800点で「英会話ができるようになりたい」という方とでは、使用する教材もその取り組み方もまったく違ったものになります。
この「個別の専用カリキュラム」こそが英語コーチングの核であり、最短の目標達成を可能にしてくれます。
②チャットや面談でのサポートで挫折しづらい
社会人にとって、英語学習の壁は「継続ができない」ということです。
家事や仕事、育児に追われて気づいたら英語学習の間が空いて気持ちが切れてしまった、というのはよく聞くお話です。
英語コーチングでは「学習の習慣化」をサポートしています。
具体的には、定期的な面談と毎日のチャットのサポートです。
初回面談で決めたカリキュラムに沿って、予定通り英語学習が進んでいるかどうかコーチとの面談で確認があります。
定期面談の頻度はサービスやコースによって様々ですが、1,2週間に1回程度であることが多いです。
またコーチング期間中は学習記録をコーチと共有するので、学習が滞っているとコーチから「お困りごとはないですか?学習を進めるためのお手伝いをさせてください!」というチャットでのメッセージが送られてきます。
こういったサポートにより困ったときには気軽に相談することで、独学やスクールでの挫折経験がある方でも英語学習を続けることが出来ます。
③期間終了後も自走できる
英語コーチングでは英語力以外にも「自立した学習者」を養成することも目指しています。
英語コーチングの多くは期間が決まっており、4〜6ヶ月などが多いです。
多くの方が期間が終わった後も、学習を続けていく意思を持っています。
期間終了後、コーチがいなくなった瞬間にパタッと勉強を辞めてしまうのであれば、長い目で見た時に英語コーチングの効力は微々たるものになってしまうでしょう。
期間終了後も、自分の能力を正確に捉えて、新たな目標に向けて自分で計画を立てて、実行できる、そんな力をつけてもらうことで「英語コーチングを受けてよかった」と思っていただけるようになります。
④目標や成長を可視化して、達成感が得られる
独学やスクールで英語学習の継続に失敗するパターンで多いのが「出来るようになっているのかが分からない」というものです。
いくら勉強を始める時点でやる気に満ちていても、ずっとその成果が見えない・感じられない場合、どこかでモチベーションが下がった時に学習がストップしてしまいます。
例えば「英語ができるようになりたい」「英会話が出来るようになりたい」という漠然とした目標は達成できたかどうかが曖昧です。
英語コーチングでは、初回面談でコーチが英語学習の目標を深堀りし、その進捗・達成を明確な形で「見える化」します。
例えば「英会話が出来るようになりたい」という方に対しては
・具体的にどんな場面での会話を想定しているのか
・誰と話すことを想定しているのか
・会話の能力はどの資格試験をどのくらいの頻度で受けて測定するのか
といった深堀りの仕方をします。
その結果「英会話が出来るようになりたい」というフワッとした目標は以下のような明確な形に変わります。
・会社にいる外国人の同僚と業務上の意思疎通をスムーズかつ正確にしたい
・非ネイティブの同僚で英語のレベルは高くない
・VERSANTでB2レベルの58を目指して、2ヶ月に一回受験していく
目標が明確になることで、達成しようという気になりますし、定期的に測定することで正しい方向に向かっているかがわかります。
⑤お金を払ったことで英語を勉強せざるを得ない環境ができる
独学でなかなか英語学習を習慣化出来なかった方が、英語コーチングを受講した瞬間に「毎日英語学習が続けられています!」という報告を下さることがあります。
これは「英語コーチングを受講している」という意識があることで、自然と机に向かうようになるというものです。
英語コーチングは高額な部類のサービスといえます。
受講開始に至るまでには、かなりの覚悟を持って臨まれているはずです。
「自分は今英語コーチングを受けている、本気モードなのだ!」という意識が芽生えることで、英語学習が続けられることもあります。
英会話スクール・オンライン英会話との効果の違い
「英会話スクールやオンライン英会話とで効果は何が違うの?」という質問をよく受けます。
一言でいうと「英語ができるようになりたいなら英語コーチング、英会話の練習がしたいならスクールやオンライン英会話」という説明をします。
英語コーチングでは、学習者の希望に沿って専用のカリキュラムを作成します。
たとえ「英会話ができるようになりたい」という要望であっても、インプット7割・アウトプット3割の割合で学習を進めてもらいます。
もちろん英会話も学習の中で取り入れてもらいますが、その倍以上の時間がインプットに回るようにカリキュラムを設計します。
これは第二言語習得理論での原則で、効率的に英会話や英作文といったアウトプットの能力を向上させたいなら、インプット7割・アウトプット3割の割合で学習するのがよいというものがあるためです。
一方、英会話スクールやオンライン英会話では原則レッスンの時間に英会話をして終了です。
レッスン時間内にインプットの時間を取ったり、家庭学習の進捗を管理されることはありません。
良し悪しではなく、英語コーチングと英会話スクール・オンライン英会話とでは得られる効果や取り組む内容が異なることを理解しましょう。
英語コーチングで効果が得られない人の5つの特徴
残念ながら英語コーチングは「受講したから即英語ができるようになる」というものではありません。
これはどのサービスにも共通して言えることですが、しっかりと受講者自身が積極的に取り組んでいかない限り成功はありません。
以下では英語コーチングを受講しても結果がうまく出ない方の特徴を5つにまとめました。
1.目標に見合った学習時間が確保できない
2.明確な目標がない
3.決めた学習計画に沿わない
4.楽に英語が習得できると思っている
5.英会話を避ける
英語学習において、学習時間は絶対条件です。
「必ず3時間以上確保する」というルールを設けているコーチングサービスもあるくらいです。
どれだけ効率的な英語学習のカリキュラムを作成しても実行する時間がなければ意味がありません。
我々英語コーチは、受講者の代わりに英語学習の時間を確保することは出来ないのです。
明確な目標がない場合も、長い目で見たときにモチベーションが続かないことが多いです。
目標があやふやな場合は、一度無料カウンセリングで明確化してから受講することをオススメします。
英語コーチングを受けていても、自分の学習へのこだわりを捨てられずカリキュラム以外の学習をしたり、取り組み方を自己流にアレンジしてしまうと効果は半減します。
英語コーチは英語学習のプロです。
英語コーチングを受けるのであればプロを信頼して、素直に指摘された内容を取り入れていきましょう。
英語学習は正直言って、大変です。
決まった終わりというものはありませんし、忙しい合間を縫って、自由な時間を削って机に向かわなければなりません。
「英語コーチングさえ受ければ、英語ができるようになる」「コーチがなんとかしてくれる」という考えでは上達は見込めません。
「英会話ができるようになりたい」けれど「英会話のレッスンは受講したくない」という方は一定数いらっしゃいます。
・「出来ない自分を見たくない」
・「初対面で何を話していいかわからない」
といった理由などが主ですが、基礎が固まったらいち早く英会話にいかないと英会話はうまくなりません。
英語コーチングで効果を出すためにすべき5つのこと
せっかく高いお金を払って受講するなら、相応の効果を出したいものですよね。
英語コーチングで効果を出すために受講者側ができることを5つにまとめました。
1.事前に複数の英語コーチングを検討して、自分に合うサービスを選ぶ
2.学習時間を確保して、課題をやりきる
3.面談は事前に自分で相談したいことをまとめておく
4.納得するまで質問する
5.サービス・サポートをしっかりと活用する
①事前に複数の英語コーチングを検討して、自分に合うサービスを選ぶ
英語コーチングのサービス・コースにはそれぞれ特徴や強みがあります。
・オンラインor通学
・価格
・添削サービス
・受講期間
・TOEICを伸ばしたい・英会話を伸ばしたい・初心者向け
・面談の頻度・長さ
・返金保証
ざっと挙げてもこれだけ特徴の違いが出てきます。
自分が必要とするものをチェックして、自分の目標・要望に合ったサービスを選ぶことで思い通りの効果が生まれます。
以下の記事では現在確認できる全27社のコース内容と料金をまとめています。
②学習時間を確保して、課題をやりきる
「英語コーチングで失敗する人の特徴」でも挙げていますが、目標に対して必要な学習時間を確保出来ない人はどのコーチングサービスに行っても効果は出ません。
英語コーチングを受講する前に、現状の実力から目標までの英語力にたどり着くまでにはどれくらいの学習時間が必要なのか、それを期間内に確保できるのかという点はしっかりと吟味しましょう。
せっかく英語コーチングを受講しているのに「忙しくて時間がとれない」「課題が全然進んでいない」となっては効果が出るはずもありません。
③面談は事前に自分で相談したいことをまとめておく
英語コーチングは「コーチが引っ張るもの」ではありません。
英語コーチングにおいて、コーチは学習者の「伴走者」という立ち位置です。
受講者が「英語ができるようになりたい」という強い意志を持って走っている時にはじめて、道案内や挫けそうなときのサポートを行うことが出来るのです。
ですから面談においても「コーチが教えてくれる」「コーチが面談をどんどん進めてくれる」という消極的な姿勢では面談の効果は薄れます。
面談では受講者の学習の阻害要因を取り除いたり、学習方法に誤りがないか、進捗に支障はないかということを確認していきます。
受講者は日々の学習の中でたくさんの疑問点が出るはずです。
事前に聞きたいことをまとめておくくらい積極的に望むことでしっかりと効果が得られます。
④納得するまで質問する
英語コーチングでは「コーチが上、受講者が下」といった関係性はありません。
コーチは受講者の伴走者として、目標達成を徹底的にサポートします。
もちろん、コーチは英語学習のプロですから学習のカリキュラムや教材、英語そのものへの知識は受講者よりも多く引き出しがあるはずです。
ですから「こういう風になりたい」という受講者の要望に対して「それならこういったプランで、この教材を使って、こんな取り組み方をしていきましょう!」という提案を行います。
ここで受講者が「なぜそのように進めるのか?」というのを理解するのが大切です。
理由は2つあります。
- 納得して進めるほうが学習効果が得やすいから
- 期間終了後に自走できるから
筋トレでは「どこの筋肉に効いているか」を意識した場合、何も考えずに取り組んだ場合と比べて効果が3倍になります。
英語学習でも今進めている勉強は、何のためにやっているのか、なぜそのような取り組み方なのかというのを理解することで正しい意識付けが出来、結果として英語学習の効率が良くなります。
また、コーチが提案する学習カリキュラムは「第二言語習得理論」という科学的に正しい学習理論に基づいています。
これらを英語と共に理解することで、コーチング期間終了後も「文章化の能力を鍛えたいから、このトレーニングを取り入れよう」と考えることが出来ます。
「英語コーチが言っているから」と学習理論を理解しようとしなかったり、「繰り返し説明してもらうのが申し訳ないから聞きづらい…」となってしまうと歯車が狂って十分に学習効果が得られなくなってしまいます。
遠慮せずに自分が納得できるまで質問しましょう。
⑤サービス・サポートをしっかりと活用する
英語コーチングでは各サービス様々なサポートを提供しています。
これらをしっかり活用することで独学では得られない学習効果を得ることが出来ますよ。
英語コーチングのサポートには以下のようなものがあります。
- チャットでコーチに質問・相談できる
- 添削(発音・シャドーイング・英作文・英会話)
- 自社提供の英会話レッスン
- 自社提供のグループレッスン(文法・英会話・TOEIC対策など)
- 自社アプリ使い放題
学習を進めていく中で質問が出ることがあると思います。
学習の取り組み方や、モチベーションの上下に関しては面談以外の時間でもコーチに相談したほうが早めに解決できます。
一方で英語の質問は一度自分で調べる癖を付けましょう。
そうでないと、期間終了後にコーチがいないと学習上の疑問点を解決できなくなってしまいます。
一部の英語コーチングは発音・シャドーイング・英作文・英会話などの添削に対応しております。
第三者からの添削を受けることで、自分では気づかない間違いや発想に気づけるので成長を早めることが出来ます。
また別事業で英会話レッスンや、英語教室を運営している場合、英語コーチング受講期間中はそのサービスも受講ができることがあります。
すべての英語コーチングが上記のようなサポートを行っているわけではありません。
必ず事前に自分が検討しているサービスにどんなサポートがあるかをチェックしておきましょう。
まとめ
この記事では以下のポイントについて解説しました。
・英語コーチングを受けることで得られる効果って、具体的にどんなもの?
・英会話教室やオンライン英会話で得られる効果との違いは?
・英語コーチングで効果が出ない人の特徴って?
・英語コーチングで効果を出すためにできることは?
英語コーチングは正しく利用すれば短期間で結果を出すのに最適なサービスです。
一方で、受身の姿勢でゆるっと始められるサービスではありません。
せっかく受講するなら、しっかりとサービスを吟味して英語学習を加速させましょう!
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