【現役コーチが解説】英語コーチングのメリット・デメリットは?
英語コーチングは、プロの英語コーチがマンツーマンで英語学習をサポートしてくれるサービスです。
他のサービス同様、メリットとデメリットをしっかり理解しておくことで、自分に英語コーチングが合うかどうか、判断できるようになります。
この記事では以下の疑問に答えます。
・英語コーチングメリット・デメリットは?
・英語コーチングが合う人・合わない人の特徴は?
現役の英語コーチの目線から、本当のメリット・デメリットをお伝えします!
英語コーチングって何?
英語コーチングは、コーチと呼ばれる英語学習のプロが英語を習得したい受講者に対して英語学習のサポートを行うサービスです。
もちろん英語そのものを指導することもサービスに含まれますが、「英語学習の方法」「英語学習の習慣化」を重視しているのが特徴となります。
英語コーチングは、コーチと呼ばれる人が英語学習者の学習を様々な角度からサポートするサービスです。
学習塾や英会話教室との違いは英語の内容そのものを扱う「ティーチング」ではなく、学習計画に沿って都度修正を加えながら学習をマネジメントしていく「コーチング」に重きを置いている点です。
具体的に提供されるのは以下のようなサービスです。
なお、サービスによって面談の頻度・時間が異なったり、添削がついていなかったりとそれぞれ特徴があります。
・マンツーマンでコーチがサポート
・コーチによる面談
・学習計画の作成
・日々の学習で出た質問の解決
・学習成果・定着度チェック
・学習進捗の確認・修正
・発音やライティングの添削
・教材の提供
受講の形態は?
英語コーチングは、英語コーチと受講者がマンツーマンでサービスが提供されます。
①オンライン受講②オンライン・教室併用の2つの受講方法があります。
オンライン受講の場合は、全国どこからでも受講が可能で、現状ほとんどすべてのサービスがこのオンライン受講に対応しています。
英語コーチングを提供している会社中でも大手の会社になると、自社で教室を構えていることがあります。
その場合はオンラインでの受講と教室での受講を選べます。
学習の基本は自習となり、初回面談で決めた学習計画に沿って自分で学習を進めていき、定期面談で進捗を確認しながら目標達成を目指していきます。
面談の時間以外にも、コーチにチャットで質問や連絡が出来るサービスが多いです。
初回面談って何をするの?
英語コーチングの特徴は、担当コーチとのマンツーマンでの面談です。
面談は「初回面談」「定期面談」に分かれます。
初回面談は担当コーチとのはじめての顔合わせになります。
自己紹介→ヒアリング→学習目標の確認→学習計画の作成→毎日のTODOへの落とし込み
という流れが一般的です。
ヒアリングでは受講者の現在の学習状況、生活の流れや過去の学習歴などを深堀りしながら、受講者のことを把握していきます。
次にコーチングを通して実現したい目標を設定していきます。
コーチング期間の目標に加えて、期間終了後を見据えた長期的な目標も設定することがあります。
その後、現状と目標のギャップを埋めるために必要な学習をコーチ主導で考えていきます。
人によってスタート地点が異なり、目標も方向がバラバラなのでこのプランニングがコーチの腕の見せ所です。
最後にコーチング期間中、具体的に何をするのか、というところまで落とし込んで初回面談は終了となります。
定期面談って何をするの?
定期面談では、初回面談で作成した学習計画をもとに学習の進捗、定着度合いや学習習慣の確認を行います。
対面もしくはオンラインで定期的にコーチと面談を実施することでモチベーションの維持を図ります。
計画通りに学習が進んでいない場合は、学習が進まない要因を深堀りして解決するところまでサポートします。
単語テストや英会話表現が定着しているかの簡単なテストを面談の中で実施することも多いです。
場合によっては、学習計画を修正したり、日々の取り組み方を変更することもあります。
英語コーチってどんな人?
英語コーチは「ただ英語ができる人」ではなく「地道な学習で英語を習得した、英語学習のプロフェッショナル」である必要があります。
外国人のネイティブの講師は第二言語として英語を習得したわけではないので、英語自体はできても、英語の学習方法をアドバイスしたり、学習の進捗を管理したりは難しいので英語コーチは日本人です。
英語コーチングは、マンツーマンが基本で一人の受講者に対して、担当のコーチがつき、受講期間中は同じコーチがずっと担当します。
英語コーチのバックグラウンドは様々で、国内にいながら英検1級を獲得したコーチ、海外在住が長いコーチ、英語でのビジネス経験が豊富なコーチなど、自分の目標となるようなコーチを探してみるのも面白いですね。
添削サービスはどんなことをしてくれるの?
英語コーチングの中には、受講者の課題を添削してくれるサービスがあります。
経験上、添削を行うのは
- 発音添削
- シャドーイング添削
- 英作文添削
- 英会話添削
です。
添削サービスを受けるメリットとしては以下のようなものがあります。
英語コーチングの7つのメリット
英語コーチングを受講することで、どんなメリットがあるでしょうか?
日々受講者さんと関わっている私が、これまでの経験から感じるメリットは以下の7つです。
以下で詳しく見ていきましょう。
メリット①自分に最適な専用カリキュラムを組んでもらえる
コーチングを受講する上で、最重要な項目の1つが「専用カリキュラム」です。
担当コーチが受講者の英語力や、確保できる時間などを深堀りして、目標までに最短でたどり着くためのカリキュラムを作成します。
マンツーマンならではのサービスで、英語コーチングの大きな特徴です。
例えば、「英会話を習得したい」という人には、瞬間英作文の学習をメインにオンライン英会話や英作文などのアウトプットを盛り込んだサービスを提供します。
一方で、「TOEIC」の点数を伸ばしたい、という人にはレベルに合わせて文法・語彙学習、シャドーイング、多読など様々な学習項目を組んでいきます。
大人の英語の学び直しでは、スタート地点の英語力も、目標も、学習期間もバラバラです。
自分に合った最適な学習カリキュラムを自分で決めるためには、途方も無い時間がかかります。
実際に私も英語の学び直しをする際に、自分の学習カリキュラムを組むために膨大な時間を費しました。
ブログの情報や、インフルエンサーのなどが紹介する学習方法は、あくまで個人の体験談の領域を出ず、学術的なバックグラウンドはありません。
そのため「これだ!」と思った学習方法が、自分に合っていなかったり、インフルエンサーが自分の利益になる教材を販売するための情報に踊らされてしまったりとかなり遠回りをすることになります。
英語コーチングでは、各社英語学習のプロが「第二言語習得理論」という科学的に正しい学習方法の理論をもとに、受講者の現状、目標に最適な学習プランを作成してくれます。
これにより、多くの回り道をショートカットして英語力を効率よく伸ばすことが出来ます。
それぞれのサービスやコースによって、強みや特徴があるのでぜひ自分の目的に近いサービスを選びましょう。
メリット②チャットで気軽に質問ができる
多くの英語コーチングサービスでは面談の時間以外にも、学習の悩みや質問をコーチに伝えることができます。
例えば、「完了形と過去形の違いがわからない」といった学習上の質問事項や「家に帰るとグッタリして勉強できない」といった学習継続の悩みなどを相談できます。
「ティーチング」とは違うので、私も「まずは文法書で該当する箇所を自分で読み込んでみましょう」という伝え方をした上で、具体的な質問に関しては回答する、というスタイルを取っています。
これは魚の釣り方を教えることで、コーチング期間が終わっても自分で英語学習の悩みを解決できるようにするためです。
すぐに答え=魚を与えてしまっては、コーチング期間は喜ばれますが、期間が終わった後に疑問点を自分で解決できない学習者になってしまいます。
自習が基本となるコーチングといえど、コーチが伴走してくれているのは心強いですよね。
メリット③マンツーマンの面談と毎日のチャットで、継続しやすい
私も経験がありますが、独学で最大の敵は「怠け」です。
誰しもモチベーションや・調子の波はあるもので、独学で英語学習をはじめたときは皆さん意識高く勉強できますが、3ヶ月後に同じように継続できている人はまれです。
英語コーチングでは、定期的にコーチと顔を合わせて面談をしたり、学習進捗の確認をすることで受講者が継続しやすい仕組みになっています。
一般的に学習習慣が定着するのは2〜3ヶ月程度かかると言われています。
逆に言うと、2〜3ヶ月は意地でも学習を続けないといけないということです。
最初はイヤイヤでも、お尻を叩いてくるコーチを憎んででも学習を継続しましょう。
コーチング期間が終わる頃には、憎かったコーチを忘れて息をするように学習を継続できる自分になっているはずです。
メリット④「お金を払ってサービスを受けている」という意識でモチベーションが続く
英語コーチングは決して安い自己投資ではありません。
しかし、だからこそ「せっかく高いお金を払ったのだから、元を取れるくらい英語学習に精を出そう」と思えるはずです。
実際受講者さんから「独学では学習が進まなかったのに、コーチングを受けているって自覚をしてから自然と元を取るくらい勉強してやる!と思うようになりました」というお話をよく聞きます。
食べ放題で「せっかく払ったお金が一緒ならたくさん食べてやる」というのと同じです。
学生時代に塾に通っていたときは、親がお金を払ってくれていたので「やらされている感」がありますが、大人になって自分のお金でサービスを受けるとなると本気度が変わってきます。
せっかくお金を払ったのなら、存分に英語学習に没頭しましょう!
メリット⑤勉強だけに集中できる
独学で困るのは「結局何をしたらいいの?」ということです。
いざやる気はあってても、何から手を着けていいかわからないですよね。
特に英会話なんて、学校で勉強したこともないから、ネットに上がっている玉石混交の情報の中から自分で勉強方法を探し当てないといけないわけです。
さらに、ネットに上がっている勉強方法は必ずしも学習者にフィットするかはわかりません。
1日3時間確保できることが前提になっていたり、そもそものスタート時点でのレベル感が違うため、同じような結果にならないこともしばしば。
「これでいいのかな?」と疑問を持ちながら、勉強を進めるのは非常に効率が悪いです。
中には勉強を始める前に「何やるか結局分からない。もういいや」と勉強を始める前に挫折してしまう人もいることでしょう。(かつての私もこれでした)
英語コーチングならプロが、そういったことをすべて考えて「自分にとっての正解」を与えてくれるので、受講者は「あとは勉強するだけ」という状態になります。
メリット⑥客観的なアドバイスが貰える
独学では自分の現状把握が正しいのか、自分の勉強法は正しいのか、きちんと結果は出ているのかといったことが分かりづらいものです。
英語コーチングでは様々なテストやヒアリングを通して、受講者の学習状況を把握して最適な学習軌跡をたどれるようにアドバイスを送ります。
正しく現状把握して、最適な勉強法を採用することで、英語学習は一気に効率的になります。
プロの客観的な目が入ることで、非常に効率的に学習が進められるのがメリットです。
メリット⑦サービス終了後に自走できるようになる
英語コーチングはただ英語力を身につけることが目的ではありません。
受講期間が終わった後に、自分で英語学習を進めていける自律的な学習者を育てるのもその役割の1つです。
「自分の現状はどうやって測るのか」「今の自分に最適な学習方法は何か」「目標の期限設定と、その進め方はどうするのか」といった学習者としての資質をコーチングを通して身につけていきます。
英語学習は一生涯続いていくものです。
英語コーチングを通して、身につけた「英語学習能力」は英語学習を長く続けていく上で、大きな財産となるでしょう。
英語コーチングの6つのデメリット
英語コーチングには、デメリットもあります。
実際に受講者さんから聞いた話や、コーチとして活動する中で感じるデメリットを6つにまとめました。
英語コーチングは安い買い物ではないですから、契約前にしっかりとデメリットも検討しておきましょう。
受講開始した後に「こんなはずじゃなかった!」とならないように、サービスの特性をしっかり理解することが大切ですよ!
①高額なサービスが多い
英語コーチングはマンツーマンでコーチがサポートしてくれるため、月額平均が約12万円と受講費用は高額になります。
他の習い事と比較しても、高額な部類に入るでしょう。
しっかり吟味してサービスを決定する必要があります。
受講金額を抑えるためのポイントは、以下の記事で解説しています。
②自由な時間が減る
英語コーチングは「期間を決めて、英語学習で成果を出す」ためのサービスです。
面談に出席するだけではもちろん英語力は伸びません。
面談の時間以外に自分で時間を確保して、自習をする必要があります。
コーチングサービスの中には最低限の学習時間として1日3時間を推奨しているものもあります。
もちろん仕事の都合や、家庭の事情で全員が3時間とらなくてはいけない、というわけではありませんが、当然確保できる学習時間が長くなるほど成果は出やすくなります。
英語コーチングの期間中は、今まで空いていた自由な時間を勉強に捧げる必要があるため、趣味の時間やゆっくり出来る時間は減ってしまうことが考えられます。
ただし、これは英語学習に限らずすべてのことにも言えることなので、「覚悟」を持って英語コーチングを受講しましょう。
③目標や期限があやふやだと結果が出にくい
このページを見ている方は、英語コーチングの受講を前向きに考えている方が多いと思います。
ここで考えてほしいのは「何のために英語力をつけたいのか?」ということです。
英語コーチである私は、コーチングの受講開始時に必ず「なぜ英語を勉強するのか?」「いつまでにどうなっていたいのか?」ということを深く掘り下げます。
というのも、多くの方が「英語力を身に付けたい」「英語が話せるようになりたい」という状態で初回面談を迎えるためです。
目標や期限を明確に持っていないと、長い英語学習の旅の途中で進むべき方向を見失ってドロップアウトしてしまう可能性が高くなります。
せっかく安くない金額を払うなら、しっかりと明確な理想像を持って英語コーチングを受講しましょう。
なお、自分で明確化するのが難しい方は無料カウンセリングなどでコーチやカウンセラーと話をする中で目標や期限を明確化できますよ。
④コーチとの相性が悪い可能性がある
コーチングはマンツーマンが基本で、担当のコーチがあなたの英語学習をサポートしてくれます。
人間対人間ですから、当然相性というものがあります。
もちろん担当のコーチを決める前に、相性や考え方の特性などは考慮されますが、実際に話してみないと分からないことというのも多いです。
コーチとの相性が悪い場合、毎回の面談やチャットが苦痛になってしまい、英語学習が思うように進まなくなってしまいます。
これは避けられないリスクですので、対処法を覚えておきましょう。
・コーチ交代ができるサービスを選ぶ
・個人サービスを選ぶ
大手のサービスでは、コーチを複数抱えていますから受講者が希望する場合、担当のコーチの変更が可能なことが多いです。
ただし、コーチの指名はできず、また混雑状況によってはすぐに変更ができないケースもあります。
一方、個人が提供している英語コーチングでは無料のカウンセリングから、実際のコーチングまでを1人で対応していることがほとんどです。
カウンセリングの時点で、自分との相性がわかるのでかなり高い確率で相性が悪いコーチが担当になることを避けられます。
(大手サービスでは無料カウンセリングを実施するカウンセラーと、実際にコーチングを行う英語コーチは完全に担当が分かれているケースが多いです。)
⑤自習が基本になる
コーチング以外に英会話や文法のレッスンを提供しているサービスもありますが、英語コーチングの基本は自習になります。
週1回の面談では、学習の進捗確認や計画の修正などがメインになりますから、面談がない日にも時間を作って勉強をする必要があります。
多くのサービスではコーチにいつでもチャットで質問できるので、完全な自習とは違いますが、机に一人で向かって勉強することになります。
「自習で怠けてしまう!」という方の対策としては以下のようなものがあります。
・家の外の図書館やカフェなどで勉強する
・毎日勉強することを周りに宣言する
・学習の記録をこまめにつける
・毎日同じタイミングで勉強する
僕もその一人ですが、家だとまったく勉強する気になりません。
一時期それで悩んでいましたが、場所を変えるようにしてからは面白いように勉強が捗るようになりました。
人の目がある場所だと集中できる人にはオススメです。
知人や職場、SNSなどで周囲に「私は英語を勉強します!」「3ヶ月後にTOEIC750点取ります!」といったことを宣言しましょう。
一旦宣言してしまうと心が弱っているときにも「皆に言っちゃっているしな…頑張ろう!」という気持ちになれます。
自習だとどうしても自分の頑張りが目に見えづらくなります。
学習記録アプリなどで細かく学習の記録をつけておくことで、積み重ねの跡が見えて、学習を頑張ろうという気になれます。
習慣化の上で大切なのは「同じことを繰り返す」ということです。
場所についてはすでに説明しましたが、「このタイミングでいつもこれをする」ということを決めると、習慣化しやすくなります。
例えば「歯磨きを終えたら、単語学習を15分する」と決めると、習慣化したころには「やらないと気持ち悪い」レベルになります。
このとき「寝る前に、単語をする」というよりも「歯磨きの後すぐ」などもっと具体的に・細かく設定することで習慣化しやすくなります。
⑥仲間が出来づらい
英語コーチングはマンツーマンが基本ですから、他の受講者との交流が少なくなりがちです。
上に書いたように自習が前提のサービスがほとんどなので、それも相まって孤独感が出てくるかもしれません。
学校のように周りの仲間とワイワイしながら、ということは期待できません。
対策としては
・グループレッスンが付属しているコーチングサービスを選ぶ
・学習者コミュニティに参加する
・SNSで仲間を見つける
などがあります。
コーチングサービスの中には、コーチとの個別面談のほかに英会話や文法のグループレッスンを提供しているところがあります。
同じ立場の受講者も多いでしょうから、こういった場面で仲間を見つけることができます。
また、受講者同士が自由に質問したり、相談できたりするコミュニティを提供しているサービスもあります。
イベントなどを開催していることもあるので、そういったものに積極的に参加することでお互いに切磋琢磨できるはずです。
グループレッスンや受講者コミュニティがあるので、そういったものを活用していくといいでしょう。
英語コーチングがおすすめの人の6つの特徴
英語コーチングがおすすめできるのは以下の方です。
1.意思が強くなく、独学やスクールで挫折した事がある人
2.直近で結果を出す必要がある人
3.英語の勉強の仕方を習得したい人
4.仕事で使える英会話力を身につけたい人
5.英語力の伸び悩みを感じている人
6.初学者の人
①意思が強くなく、独学やスクールで挫折した事がある人
英語コーチングでは、「ティーチング」と違って英語学習の継続のサポートも行っています。
具体的には定期的な面談とチャットでの学習進捗の確認を通して、受講者が英語学習を継続できるようにサポートします。
また独学やスクールでは「この学習方法は自分に合っているんだろうか?」などと英語以外の部分で悩みが生じて挫折してしまう人が出てきます。
コーチングでは、一人ひとりに合わせて細かいフォローを行うので「英語学習の時間をとるだけ」という状態を作ることができます。
独学やスクールに通ったけど、英語学習が続かなかったという人にこそ、英語コーチングはおすすめできます。
②直近で結果を出す必要がある人
英語コーチングは他の学習方法に比べて「短期で結果が出やすい」という特徴があります。
これは一人ひとりに個別最適化されたカリキュラムと、都度軌道修正を行いながら学習を進めることが出来るためです。
例えば、市販の教材を全員が同じように使ったとしても、試験の結果はバラバラになります。
これは一人ひとり、確保できる時間、モチベーション、学習性向、スタート時点での英語力などがバラバラだからです。
英語コーチングでは、マンツーマンで担当コーチが「あなたのためだけ」に英語学習をサポートしてくれるので、最短ルートで目標の達成にアプローチできます。
例えば「会社から6ヶ月後にTOEIC750を取るように言われている」「来年の春からの駐在までに、基礎的な英会話力を身に付けたい」といった直近に迫った大きな目標を達成する上で、英語コーチングは大きな役割を発揮してくれるでしょう。
③英語の勉強の仕方を習得したい人
英語コーチングでは、英語力の他に「自走する力」の習得も期待できます。
コーチングで行っている行為は、まさに英語学習者が期間終了後に身に付けたい能力でもあります。
現状を把握し、目標との距離を測り、計画を立て、実行し、進捗を記録しながら、都度修正していくというコーチングのプロセスはそのまま一流の英語学習者になるためのプロセスと重なるわけです。
長い英語学習の海を航海していく上で、コーチングを通して身につけた「英語学習力」は海図として大きな役割を担ってくれるはずです。
④仕事で使える英会話力を身につけたい人
英会話力を身につけるためには、豊富なインプットとアウトプットが必要です。
一般的にはアウトプット(英作文・英会話)に掛けた時間の倍はインプット(瞬間英作文・語彙・リーディング・リスニング)が必要です。
週1回30分英会話を行うだけでは、インプット・アウトプット共に足りません。
毎日圧倒的な量のインプットを行いながら、アウトプットも欠かさない、そんな風にしてはじめて英会話力がジワジワと身についてきます。
英語コーチングでは、受講者の狙いに合わせて短期間で集中的に英会話力を身につけるカリキュラムで学習を進めていくので仕事で使える英語力を本気で身に付けたい方にはぴったりです。
⑤英語力の伸び悩みを感じている人
「これまで独学・同じスクールで英語を学習してきたけど、思うように結果が出ない。。。」
そんな方にも英語コーチングはオススメです。
伸び悩みを感じている場合、正しい現状把握→目標の設定→学習計画の作成・実行、この流れのどこかに問題が生じています。
例えば自分では「読解力を身につけるために、多読を行っている」としても実際には英文法があやふやで、一文一文を十分に精読できていない場合、先に取り組むべきは「英文法の定着させるためのドリル」になります。
また目標が「英会話力の強化」なのに、十分なインプットを行っておらずバランスの悪い学習をしてしまっている、ということもあるでしょう。
こういった「チグハグな学習」は単純ですが、実際には多くの英語学習がその沼にハマってしまっています。
プロの英語コーチから第三者的なアドバイスを貰うことで、一気にブレイクスルーすることが期待できます。
⑥初学者の人
英語コーチングは少し敷居が高く「上級者の人が受講するもの」と思い込んでいる方がいるかも知れません。
実際にはそんなことはなく、反対に「初学者の方にこそおすすめ」できるのが英語コーチングです。
既述ですが、英語コーチングでは「英語の勉強の仕方」=英語学習の正しいフォームを身に付けることができます。
初学者の方が英語コーチングを通して、学習の早い時期に正しい勉強法を習得することができればその後の英語学習でもスムーズに実力を伸ばすことができます。
スポーツなどと一緒で、最初に正しいフォームをマンツーマンで教わることで、効率よくその後の成長につなげることができます。
英語コーチングがおすすめ出来ない人の4つの特徴
「英語コーチングを受講しても結果が伴わない」「英語コーチングでなくてもいいのではないか」という方も中にはいます。
そういった方の特徴を4つにまとめました。
1.予算が少ない
2.明確な目標がない
3.文法などを講義形式で直接教わりたい
4.自習時間を確保できない
①予算が少ない
英語コーチングは平均月額が約12万円と高額なサービスです。
期間が決まっているとはいえ、ポン出せる金額ではありません。
スタンダードなサービスは難しいですが、状況によっては一部のサービスが不要になる方もいるため、ライトな英語コーチングを選択肢に入れてみるのも手です。
月額5万円以下で受講できる英語コーチングサービスについては以下の記事で紹介しています。
また通常のコーチングでも予算を抑えるポイントがいくつかあります。
それについては以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にして費用を抑えて英語コーチングを受けられるようにしてみてくださいね。
②明確な目標がない
英語コーチングは「期間を決めて、目標を最短で達成するためのサービス」です。
明確な目標がなくざっくりと「英語ができるようになりたい」「英語が話せるようになりたい」というあいまいな目標では学習が長続きしませんし、目標が達成できたのかどうかも判定ができません。
「TOEICのスコアを900に伸ばしたい」「VERSANTスコアで60を超えて、会議で1分間スピーチを行う」といったような具体的な目標を自分なりに持つことで、高額な英語コーチングでしっかりと価格に見合った結果を出すことが出来るはずです。
③文法などを講義形式で直接教わりたい
英語コーチングは、「コーチング」とある通り、面談内で英語そのものの指導を行うのがメインではありません。
学習の進捗管理や、学習への取り組み方、習慣化のためのサポートがメインとなるため、面談時間内で多くの時間を指導に割くことは難しいのです。
もちろんリクエストすれば応えてくれるでしょうが、それだったら英語のティーチングを受けたほうが費用を抑えられます。
具体的には文法指導などを行っている英会話教室や、オンラインで指導を行っている講師にお願いする、スタディサプリの受験生向けの講座を受講するのがおすすめです。
④自習時間を確保できない
コーチングを受けても結果が出ない方の特徴としては「自習時間を確保できない」という共通点があります。
コーチングでは、面談時間外に確保できる学習時間が存在することが前提となっています。
どれだけ効率的な勉強方法を採用しても、自習時間が取れず、その学習に満足に取り組めなかったら成果はついてきません。
どれだけ効率的な学習方法が存在しても、英語の自習時間は正義です。
1日1時間自習する人に比べたら、1日3時間確保できる人の方が成長は早いです。
(もちろん1時間でも英語コーチングを受けるのはOKですが、結果が出るのはその分遅くなることを認識しておきましょう)
そして受講者が確保できる自習時間を英語コーチがどうこうすることは出来ません。
受講する前に「英語コーチングを受けたとして、自習時間は確保できるだろうか?」ということを十分に考える必要があります。
まとめ
この記事では、英語コーチングのメリット・デメリットと、英語コーチングが向いている人・向いていない人の特徴を解説しました。
ご自身にとって英語コーチングは最適解と言えそうでしょうか?
もしこの記事を読んで、「英語コーチングが合ってそう!」と思えたならぜひ無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
おすすめの英語コーチングサービスを以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
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