英語CEFR B1はどのくらいのレベル?TOEICや英検との比較も!

英語学習を進めていくと「CEFR」という表記を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
CEFR B1レベルに到達することで、英語中級者と呼べる習熟度になります。
この記事では英語CEFR B1はどのくらいのレベルかについて以下の疑問に答えていきます。
- CEFRって何?
- CEFR B1はどれくらいの英語力?
- CEFR B1に到達するまでにかかる勉強時間は?
- CEFR B1レベルの英語力に到達するための勉強法は?
CEFRって何?
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、ヨーロッパ言語共通参照枠のことで、言語の習得レベルを示す国際的な基準です。
英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、スペイン語など、多くの言語に適用されます。
CEFRの6つのレベル
CEFRは、言語能力をA1(初心者)からC2(熟達者)までの6段階に分類しています。
C2がもっとも高く、A1がもっとも低いレベルです。
レベル | 説明 |
---|---|
A1(初級) | 簡単な表現や基本的なフレーズを理解・使用できる。自己紹介や簡単なやりとりが可能。 |
A2(初級上) | よく使われる表現や簡単な日常会話を理解・使用できる。簡単な文章を読んだり書いたりできる。 |
B1(中級) | 旅行や仕事で必要な基本的な会話ができる。簡単な意見や説明を伝えられる。 |
B2(中級上) | 抽象的な話題や専門的な内容について議論できる。ネイティブと自然に会話できるレベル。 |
C1(上級) | 幅広い話題について流暢に話し、複雑な文章を理解できる。専門的な場面でも適切に対応できる。 |
C2(熟達) | ほぼネイティブレベルで自由に話し、読解・作文ができる。 |
CEFRの活用
英語試験(TOEFL、IELTS、TOEICなど)のスコアをCEFRに換算する基準として使われます。
こちらは文部科学省が作成した英検・TOEICなどの資格とCEFRにおける対照表です。

例えば英検の級とTOEICスコアは通常比較できませんが、世界共通指標であるCEFRなら比較することが可能になります。
上の図を見ると、CEFR C1レベルは英検1級、TOEIC L&R 945点ということがわかります。
CEFR B1はどれくらいの英語力?
CEFR B1は日常生活や仕事で基本的なやりとりができるレベルの英語力を指します。
B1レベルの英語試験スコアの目安
テスト | B1レベルのスコア |
---|---|
英検 | 2級 |
TOEIC | 550~785点 |
IELTS | 4.0~5.5 |
TOEFL iBT | 42~71 |
TOEIC S&W | 240~310 |
VERSANT | 47〜57 |
PROGOS | B1 |
B1レベルの具体的な英語力
リスニング
- ゆっくり話される標準的な英語なら、主要なポイントを理解できる。
- 旅行先での会話や簡単な仕事の指示を理解できる。
スピーキング
- 自分の経験や計画について簡単に話せる。
- 身近な話題(趣味、仕事、旅行など)について会話を続けられる。
- 言いたいことをすぐに表現できなくても、言い換えて伝えられる。
リーディング
- 日常的な文章(メール、記事、広告など)を読んで大まかな意味を理解できる。
- 簡単なストーリーや短いニュース記事を読める。
ライティング
- 簡単なビジネスメールや申し込みフォームを記入できる。
- 自分の経験や予定について短い文章を書ける。
CEFR B1に到達するまでにかかる勉強時間は?
結論から言うと、社会人からスタートしてCEFR B1レベルに到達するまでには約860時間かかります。
論文「日本人の英語学習時間について-これまでの学習時間とこれから求められる学習時間」で言及されている計算式によると、英語の知識ゼロからスタートした場合、日本人の学習者が日常英会話レベルの英語力を身に着けるまでには約3,000時間かかることになります。
大学卒業までに2,200時間の英語学習を行っているため、3,000-2,200でおよそ800時間の学習時間が必要だと言えます。
CEFR B1レベルの英語力に到達するための勉強法は?
CEFR B1レベル、すなわち英検2級、TOEIC550~785点レベルに到達するためには、基礎的な語彙・文法学習に加えて4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)の運用能力を高める学習が有効です。
CEFR B1レベルに到達するためにおすすめの勉強は以下のとおりです。
- 語彙5000語を習得する
- 中学・高校英文法の習得
- 高校教科書レベルの英文のリーディング・リスニング
- 瞬間英作文
- 学習時間の2割アウトプットする
語彙5000語を習得する
語学において意味が分かる単語の数は非常に重要であり、語学力=語彙力といっても過言ではありません。
意味がパッと出てくる英単語の数が増えれば英語力全体が底上げできます。
CEFR B1を目指す場合は語彙5000語を目指すと良いでしょう。
現在の語彙力を知りたい場合は、Test your English vocabularyというサイトで5分程度でチェックすることができます。

回答を終えると以下のように結果が表示されます。例えば以下の場合だと語彙力は10,436語あることになります。

意味が分かる英単語にチェックを入れていくだけで語彙力が簡単に測定できます。いろいろ試しましたがこちらのサイトは割と正確だと思います。
単語帳はレベル感に合ったものを選ぶのが大切です。すでに実施した語彙力テストの結果をもとに、自分のレベルに合った単語帳を一冊やり抜きましょう。
語彙力が3500以上の方は英検2級レベルの単語帳を、語彙力が2500~3500の人は英検準2級レベルの単語帳を、語彙力が2500以下の場合は英検5〜3級レベルの単語帳を学習するといいでしょう。
英検準2級 でる順パス単シリーズがおすすめです。
kindle版とペーパーバック版があるので好きな方を選ぶといいでしょう。
アプリで学習したい場合はmikanがイチ推しです。
スマホでスキマ時間に学習したり、音声が自動で再生できたり、覚えている度で出題を変えられたり、自動で学習記録が付けられたりする点がおすすめです。
mikanの詳しい使い方は以下の記事で詳しく解説しています。

中学・高校英文法の習得
中学・高校英文法の内容に不安がある場合は、中学・高校英文法の学習から始めましょう。
中学文法のおすすめ参考書は中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版です。
わかりやすい挿絵もあり、演習もセットになっているので一冊仕上げれば十分です。
高校文法のおすすめ参考書はMr.Evineの英文法ブリッジコース[中学修了→高校基礎]です。
中学レベルの復習と高校基礎レベルの学習が一冊で完成します。
文法を学習するときは以下のポイントを押さえましょう。
- わからない部分は動画を見る
- 問題を解く
- 完璧主義を捨てる
- 1つの参考書を3周する
- 早めに4技能の学習に進む
文法学習で分からないところは何度読んでもわからないことが多いので、理解度が高まる動画視聴がおすすめです。Youtubeで該当の文法事項の名前で検索すれば文法講義の動画が見つかるはずです。
文法を学ぶときは説明を読んだあとに問題を解きましょう。アウトプットしてみると理解度が低いところが分かったり、記憶に残りやすくなったりします。
文法事項は参考書の学習だけでは100%分からない部分があります。実際に英語を読んだり書いたりする中で分かることもあるので、この時点で100%理解する必要はありません。
分からない箇所に詰まって時間をかけすぎるのは得策ではありません。
文法の参考書はコロコロ変えず、これと決めた一冊を最低三周しましょう。周回を重ねることで次第に理解が深まるので、三周を目安に取り組みましょう。
また、一周したら参考書を変える人がいますが、記憶が定着しないうちに参考書を変えるとせっかく深まりかけた記憶がリセットされるのでおすすめしません。
高校教科書レベルの英文のリーディング・リスニング
CEFR B1に到達するためには、中学〜高校教科書レベルの英文でリーディング・リスニングを行うのがおすすめです。
リーディングとリスニングを同じ教材で繰り返し学習するのがポイントです。
「英会話・ぜったい・音読」シリーズはレベル別になっていますので、初心者の方は入門編から仕上げていくといいでしょう。
詳しい音読の方法はこちらの記事で解説しています。

瞬間英作文
瞬間英作文とは日本語から即座に口頭で英文を次々に作っていく、多くの英語コーチングでも取り入れられる英会話初心者向けのトレーニングです。
スピーキング力向上のために、日本語を口頭で繰り返し英語に直していくことで「知っている」英文法を「使える」レベルまで引き上げていく効果があります。
書籍の言葉を借りると「英語が口をついて飛び出す」まで基礎を反復することで、短期間でスピーキング力を向上させることができます。
ハードカバーとkindle版とアプリの3種類が利用できますが、kindle版はCDがつかないので注意しましょう。
アプリ版はこちらからインストールできます。


瞬間英作文は日本語が、隣に対応する英文が並んでいるページ構成になっています。
中1〜中3レベル別に合計72章×10の文章が収録されています。
まずは全てのページで、日本語の文章を見て英語が出せるようにしましょう。
文章を見て日本語から英語に直すことができるようになったら、今度は付属のCD(アプリの方はアプリ内温性)を聞いて日本語の文章を見ずに、耳で聞いてそれを口頭で英作文できるようにしましょう。
日本語の文章を見れば口頭で英作文ができても、音声だけだと一気に負荷が高くなります。
学習時間の2割アウトプットする
第二言語習得論では英語学習の黄金比率はインプット8割、アウトプット2割とされています。
インプットは読む・聞くといった受信活動を、アウトプットは書く・話すといった発信活動を指します。
スピーキング・ライティングを習得しようと思うと「とにかく英会話のレッスンを受けまくる!」「とにかく英作文を書きまくる!」という思考に至りがちですが、実際には違います。
毎日1.5h勉強する方なら、週の学習時間の8割にあたる8時間をインプットに、2割にあたる2.5時間をアウトプットに割り振るのが適切ということになります。
英会話のレッスンを一回25分とすると、週に6回英会話レッスンを受けて、残りの時間はインプットにあてるのがいいでしょう。
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英語CEFR B1はどのくらいのレベル?についてのまとめ
この記事では英語CEFR B1はどのくらいのレベルかについて以下の疑問に答えてきました。
- CEFRって何?
- CEFR B1はどれくらいの英語力?
- CEFR B1に到達するまでにかかる勉強時間は?
- CEFR B1レベルの英語力に到達するための勉強法は?
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、ヨーロッパ言語共通参照枠のことで、言語の習得レベルを示す国際的な基準です。
CEFR B1は日常生活や仕事で基本的なやりとりができるレベルの英語力を指します。
資格試験で言えば、英検2級、TOEIC550~785点程度です。
社会人からスタートしてCEFR B1レベルに到達するまでには約860時間、知識ゼロからだと約3000時間かかります。
CEFR B1レベルに到達するためにおすすめの勉強は以下のとおりです。
- 語彙5000語を習得する
- 中学・高校英文法の習得
- 高校教科書レベルの英文のリーディング・リスニング
- 瞬間英作文
- 学習時間の2割アウトプットする
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