【どれくらい成果出る?】1ヶ月集中独学で英会話を上達させる方法
「急に英会話が必要になった…!1ヶ月集中で英会話を上達させなくてはならない…」という方。
たった1ヶ月間でも独学で集中してトレーニングした場合、どれくらいの成果が出るのでしょうか?
この記事では以下の疑問にお答えしていきます。
- 1ヶ月集中の英会話学習でどれくらいの成果が出る?
- 1ヶ月集中の英会話学習で成果を出すためのポイントは?
- 1ヶ月で英会話を上達させる具体的な学習方法は?
- 独学に自信がない人におすすめのサービスは?
1ヶ月集中の英会話学習でどれくらいの成果が出る?
1ヶ月集中の独学で英会話学習をした場合、期待できるのは「最低限の応答ができるレベル」です。
以下は英会話力テストのVERSANTを運営するPearsonが公表しているVERSANTスコア43点でできることの例です。
- 営業シーンで
→日付、時刻、場所など、アポイントメントの詳細を復唱し、理解を確認できる。 - ビジネスのアイデアや提案
→電話でアポイントメントを取ることができる - 会議にて
→定型表現を使用して、将来の計画や意図を説明できる。 - 同僚・従業員とのコミュニケーション
→従業員に対し、自分の仕事で好きなことと嫌いなことを尋ねることができる。
日本人のVERSANTの平均スコアが40点です。英語でビジネスをするための最低ラインとされるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の「B1」(自立した言語使用者)に当たる43点を目指すのが1ヶ月という学習期間での現実的なラインでしょう。
1ヶ月で英会話がペラペラになるのは不可能ですが、ここから先で紹介する学習を実践することで少しでも英語でのコミュニケーションがスムーズになります。
1ヶ月集中の英会話学習で成果を出すためのポイントは?
1ヶ月集中の英会話学習で成果を出すためのポイントは以下の4つです。
- インプットを欠かさない
- 英会話のコツを抑える
- 自分が話す時間が長い教材を選ぶ
- やることを絞る
インプットを欠かさない
効率よく英会話の力をつけるには、インプットの学習が重要です。
インプットというのは単語や文法を暗記したり、リーディング・リスニングなど外部から情報を取り入れる受動的な学習で、アウトプットはライティングとスピーキングというように自分の中から英語を生み出す産出的な活動を指します。
「時間もないし、英会話を鍛えたいなら英会話だけしていればいいんじゃないの?」と思いがちですが、英語学習では2割のアウトプットと8割のインプットが黄金比です。
例えば週に10時間勉強するとしたら、2時間を英会話にあてて残りの8時間はインプットの学習に費やすのが最も効率的であると言えます。
具体的なインプット学習は「瞬間英作文」で使える英文法を増やせばOKです。
英会話のコツを抑える
短期間で英会話を上達させるためには、英語力とは別に「英会話のコツ」を抑えることが大切です。
すぐに実践できるので、これらを英会話の中で意識することで短期間でも英会話で答えに窮する場面が減ります。
- ジェスチャーを使う
- 聞き返しのフレーズを活用する
- 完璧に聞き取ろうとしない
- 情報を詰め込まない
- あいづちを打つ
- 結論ファーストで話す
- 堂々と話す
それぞれのコツの詳細は以下の記事で解説しています。
自分が話す時間が長い教材を選ぶ
英会話のレッスンを受けるときには教材を選ぶことになりますが、自分が話す時間が長い教材を選ぶようにしましょう。
例えば以下の画像はオンライン英会話サービスNative Campの教材一覧画面の一部です。
これを見るだけでもたくさん教材があってどれを選べばいいか分からないですよね。
例えば「日常英会話」のような教材は講師と発音を確認したり、単語や文法のレッスンを受ける時間があります。
オンライン英会話の1レッスンあたりの長さは25分間ですが、こういった教材の場合自分の頭をフル回転させてスピーキングをしている時間は3分にも満たないでしょう。
一方で「ディスカッション」のような教材はレッスンの序盤から講師とある程度自由に英語を話す構成になっているため、自分で考えて話す時間が圧倒的に長くなります。
特に最初のうちは負荷が高すぎて嫌気が差すかもしれませんが、1ヶ月で英会話に慣れるためには無理矢理にでもスピーキングせざるを得ない環境を作る必要があります。
やることを絞る
王道の勉強方法なら、発音・文法・単語、リスニング、ライティング…など英会話のためにやった方がいいことはたくさんあります。
しかし、今回のテーマは「1ヶ月集中×独学で英会話を上達させる」ことですから、やることを絞る=やらないことを決める必要があります。
限られた期間でやるならば、「英会話と瞬間英作文だけやる。他はやらない。」という覚悟を決めることが大事です。
時間がない中であれもこれも、となるとすべてが中途半端になってしまいます。
1ヶ月で英会話を上達させる具体的な学習方法
いよいよ具体的な1ヶ月集中英会話学習の方法をご紹介します。
学習の時間配分
1ヶ月で英会話を上達させるにはインプット8割、アウトプット2割の時間配分になるようにしましょう。
インプットは瞬間英作文、アウトプットはオンライン英会話に絞って取り組みましょう。
1日に確保できる時間によって以下のように配分するといいでしょう。
・1日の勉強時間が1.5hの場合
→1週間で630分のうち、2割の126分を英会話に充てる。英会話レッスン1回あたり25分とすると週5回英会話を実施して残りの時間は瞬間英作文。
・1日の勉強時間が3hの場合
→1週間で1260分のうち、2割の332分を英会話に充てる。英会話レッスン1回あたり25分とすると週13回英会話を実施して残りの時間は瞬間英作文。
瞬間英作文の使い方
インプット学習に使用するのはどんどん話すための瞬間英作文トレーニングだけです。
瞬間英作文とは日本語から即座に口頭で英文を次々に作っていく、多くの英語コーチングでも取り入れられる英会話初心者向けのトレーニングです。
スピーキング力向上のために、日本語を口頭で繰り返し英語に直していくことで「知っている」英文法を「使える」レベルまで引き上げていく効果があります。
書籍の言葉を借りると「英語が口をついて飛び出す」まで基礎を反復することで、短期間でスピーキング力を向上させることができます。
ハードカバーとkindle版とアプリの3種類が利用できますが、kindle版はCDがつかないので注意しましょう。
アプリ版はこちらからインストールできます。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
Beret Publishing Co. INC¥1,200posted withアプリーチ
以下に学習の到達目標を示しますが、英語学習自体が初心者の方はSTEP1まで、英語は勉強してきたが英会話に自信がない方はSTEP2までの到達を目標にするといいでしょう。
瞬間英作文は日本語が、隣に対応する英文が並んでいるページ構成になっています。
中1〜中3レベル別に合計72章×10の文章が収録されています。
まずは全てのページで、日本語の文章を見て英語が出せるようにしましょう。
文章を見て日本語から英語に直すことができるようになったら、今度は付属のCD(アプリの方はアプリ内温性)を聞いて日本語の文章を見ずに、耳で聞いてそれを口頭で英作文できるようにしましょう。
日本語の文章を見れば口頭で英作文ができても、音声だけだと一気に負荷が高くなります。
瞬間英作文を学習するときのポイントは「一番最初から最後まで通しで学習していく」ことです。
書籍内の説明では中1〜中3ごとにセクションを分けて、はじめは中1をぐるぐる回して次に中2を回して…というセクション区切りが推奨されていますが、第二言語習得理論的には間を空けてでもどんどん先に進めたほうが長期間記憶に残りやすいことが分かってきています。
また、完璧主義になって「中1が完璧になってから中2へ…」と考えているといつまで経っても進まず中1の序盤だけしか学習していない、なんてことになってしまいます。
オンライン英会話の使い方
オンライン英会話は、オンラインでビデオを繋ぎ英会話のレッスンを自宅等で受講できるサービスです。
通学型のスクールに比べて比較的安価で月額7,000円程度から受講することができます。
講師はネイティブ、非ネイティブ、日本人などがいますが、ネイティブ講師や日本人講師は受講料金が2倍程度になります。
特にこだわりがなければ非ネイティブの安価なサービスで十分です。Native Campは低価格でありながら事前予約も不要で24時間サービスを利用できるので便利です。
どこのサービスを利用するかよりも、どの頻度でどのようにサービスを利用するかのほうが重要です。
頻度については、すでに述べた計算式で1週間の学習時間の2割程度が英会話の時間になるような頻度が好ましいです。
教材についてもすでに述べたように「なるべく自分が考えて話す教材」を選ぶといいでしょう。
Native Campで言えば、「5min discussion」や「デイリーニュース」のディスカッションパートなどがおすすめです。
フリーカンバセーションはお題を自分で用意する必要があるので、おすすめしません。
独学に自信がない方は英語コーチングがおすすめ
ここまで独学で1ヶ月集中で英会話を上達させるための方法を紹介してきましたが、「一人だとやりきれるか心配…」という方はプロの手を借りるのがおすすめです。
英語コーチングは、英語そのものを教えるよりも「学習を管理する」ことを重視したサービスです。
高い英語力を持つ英語学習のプロが専属コーチとして、週次の面談、毎日の学習進捗をチェックなどを通して受講者の学習を成功に導きます。
詳しいサービス内容などは以下の記事で詳しく解説しています。
【独学】1ヶ月集中で英会話を上達させる方法まとめ
この記事では独学の方が1ヶ月集中で英会話を上達させる方法を解説しました。
1ヶ月で目指せるレベルとしてはシーン別で以下のようなものです。
- 営業シーンで
→日付、時刻、場所など、アポイントメントの詳細を復唱し、理解を確認できる。 - ビジネスのアイデアや提案
→電話でアポイントメントを取ることができる - 会議にて
→定型表現を使用して、将来の計画や意図を説明できる。 - 同僚・従業員とのコミュニケーション
→従業員に対し、自分の仕事で好きなことと嫌いなことを尋ねることができる。
1ヶ月集中の英会話学習で成果を出すためのポイントは以下の4点です。
- インプットを欠かさない
- 英会話のコツを抑える
- 自分が話す時間が長い教材を選ぶ
- やることを絞る
1ヶ月で英会話を上達させる具体的な学習方法は「学習時間の8割を瞬間英作文、2割をオンライン英会話に使う」です。
独学で難しい場合はおすすめの外部サービスとしてオンライン英語コーチングをご紹介しました。
この記事を書いている私も英語コーチングを提供しておりますのでいつでも無料でご相談にのります。
コメント