英会話の資格おすすめ5選!スコアアップのポイントも解説

最近は「TOEICができても英会話ができないようじゃだめ」という声を耳にしますが、英会話の力を示すことができる資格試験にはどんなものがあるのでしょうか?
この記事では、以下の悩み・疑問に答えていきます。

  • おすすめの英会話資格は?
  • 英会話資格のメリット、デメリットは?
  • 英会話の資格のスコアを上げるためにはどうしたらいい?
  • 英会話の資格対策におすすめの英語学習サービスは?
目次

おすすめの英会話資格5選

英会話の試験にはそれぞれ特徴があります。

  • 開催日程
  • 試験場所
  • 検定の所要時間
  • 受験料(税込み)
  • 受験方式
  • 検定内容
  • 評価方法
  • 結果発表の時期、方法

これらの中から自分の受験の目標に沿ったものを選びましょう。
おすすめの英会話資格は以下の5つです。

  1. 英会話検定
  2. ネイティブ検定
  3. TOEIC® Speaking Test
  4. VERSANT English Speaking Test
  5. PROGOS

①対人で英会話能力を測定できる 英会話検定

英会話検定は対人(オンライン含む)での英会話・スピーキング能力測定に特化した検定です。

リーディングやリスニングなどの筆記試験がなく、オンラインで対人式で評価を受けることが出来ます

検定には以下の2種類があり、英会話検定1級を取得すると、ネイティブレベルの検定となる「ネイティブ検定」の受験資格が得られます。

公式HPhttps://www.eikaiwakentei.com/
試験場所■一般受験:オンライン
■団体受験:オンラインor各地試験会場(学校・企業)
受験資格■英会話検定:なし
■ネイティブ検定:英会話検定1級
日程■一般:年2回(6・11月)
■団体:自由
検定時間■英会話検定:5〜10分
■ネイティブ検定:20分
受験料■英会話検定(一般):4,800円
■英会話検定(団体):3,800円
■ネイティブ検定(一般):9,800円
受験方式■一般:オンラインのみ

■団体:オンラインor対面
検定内容筆記テストなし。インタビュアーとの1:1の会話のみの試験。
レベル■英会話検定
・1級:英会話上級レベル(ビジネスレベル)
インタビュアーが出すトピックに関して詳しい、理にかなった説明と議論ができる。単語力も高く、表現力に優れる。読解能力も高い。ビジネスでも十分に活躍できるレベル。
・2級:英会話中級レベル(日常会話レベル)
時事的な話の初歩段階でディスカッション出来る。自分の意見をある程度表現できる。
・3級:英会話初中級
自分の趣味趣向に関して簡単な説明が出来る。物事の説明や気持ちの表現が簡単にできる。
・4級:英会話初級
自己紹介ができる。簡単な英語の質問を理解し、正しい文法で応答ができる。
・5級:英会話初心者
簡単な英語の質問を理解し、シンプルな英語で応答ができる、限られた語彙力の中でコミュニケーションをとることができる。

■ネイティブ検定
・ネイティブ:時事的、文化的、思想的、哲学的な意見を豊かな表現力で述べることができる。ビジネス単語や、専門用語にも精通している。逆転的な発想をすることが出来、思想の矛盾などを指摘することができる。
・ネイティブ+:欧米で実際に使用されているイディオムを熟知している。時事問題などに関するディスカッションができ、倫理的や道徳、思想に関する意見も述べることができる。
採点項目■英会話検定
1.Pronunciation 発音
2.Vocabulary 語彙力
3. Fluency 流暢さ
4.Grammar 文法
5. Listening リスニング/読解力

■ネイティブ検定
1. Pronunciation 発音
2. Vocabulary 語彙力
3. Fluency 流暢さ
4. Grammar 文法
5. Listening リスニング/読解力
6. Idioms 熟語
7. Communication skills コミュニケーションスキル
8. Nuance accuracy ニュアンスの正確性
9. Ability to express opinions and feelings 感情や意見を述べる力
10. Explaining skills 説明能力
合格基準すべての項目おいて、基準を満たす
結果発表検定日の2週間後に結果と認定証を発送
特記事項*団体受験は、10名以上(オンライン受験)または30名(実地受験)にて実施。

②圧倒的ネームバリューで進学・転職に強い 実用英語技能検定(英検)

老若男女言わずと知れた老舗の検定試験で、二次試験(4・5級はスピーキングテスト)において、面接形式で英会話・スピーキング能力を測定することが出来ます

従来型の試験では、対面・対人で英会話能力を測定してもらうことが出来ます。

新たに登場したS-CBT(テストセンター受験)形式では、パソコンに吹き込み録音したスピーキング音声を後で人が判定していきます。

国内では根強い人気と知名度があるため、進学や転職で英会話・スピーキング能力をアピールするのにおすすめです。

公式HPhttps://www.eiken.or.jp/eiken/
試験場所■従来型:全国各地試験会場
■S-CBT受験:全国各地テストセンター

※1級の二次試験は全国14受験地(札幌、仙台、横浜市、千代田、新宿・豊島、世田谷、新潟、名古屋、京都、梅田、天王寺、広島、福岡、沖縄本島南部)で実施
受験資格なし
日程■従来型:年3回(1・6・10月)
■S-CBT型(3級〜準1級):毎週土日(エリアによっては平日も)
検定時間■従来型
※二次の面接試験のみ
・1級:約10分
・準1級:約8分
・2級:約7分
・準2級:約6分
・3級:約5分
・4,5級:約5分
※4・5級は合否に影響のないスピーキングテスト

■S-CBT型(3級〜準1級)
・3〜準1級:15分
受験料■本会場(一般受験)
・1級:11,800円
・準1級:9,800円
・2級:8,400円
・準2級:7,900円
・3級:6,400円
・4級:4,500円
・5級:3,900円

■準会場(団体受験)
・2級:6,400円
・準2級:5,700円
・3級:4,700円
・4級:2,900円
・5級:2,500円

■S-CBT受験
・準1級:9,900円
・2級:9,000円
・準2級:8,500円
・3級:7,200円
受験方式■従来型
・1級:面接委員2人と対面
・準1級〜3級:面接委員1人と対面
・4,5級:コンピュータへの録音

■S-CBT受験
コンピュータへの録音
検定内容■1級
・自由会話:面接委員と簡単な日常会話を行う。
・スピーチ:与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う。(2分間)
・Q&A:スピーチの内容やトピックに関連した質問に答える。
◎過去の出題例:科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非、世界経済における日本の役割、選挙権の行使を義務化するべきか、遺伝子組み換え食品の安全性、公共の場における治安改善の必要性


■準1級
・自由会話:面接委員と簡単な日常会話を行う。
・ナレーション:4コマのイラストの展開を説明する。(2分間)
・受験者自身の意見を問う質問:イラストに関連した質問に答える。
・受験者自身の意見を問う質問:カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。
・受験者自身の意見を問う質問:カードのトピックにやや関連した、社会性のある内容についての質問に答える。
◎過去の出題例:在宅勤務、レストランでの喫煙、チャイルドシート、住民運動、キャッチセールス、護身術

■2級
・音読:60語程度のパッセージを読む。
・パッセージについての質問:音読したパッセージの内容についての質問に答える。
・イラストについての質問:3コマのイラストの展開を説明する。
・受験者自身の意見など:ある事象・意見について自分の意見などを述べる。(カードのトピックに関連した内容)
・受験者自身の意見など:日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる。(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
◎過去の出題例:環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメント

■準2級
・音読:50語程度のパッセージを読む。
・パッセージについての質問:音読したパッセージの内容についての質問に答える。
・イラストについての質問:イラスト中の人物の行動を描写する。
・イラストについての質問:イラスト中の人物の状況を説明する。
・受験者自身の意見など:カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。
・受験者自身の意見など:日常生活の身近な事柄についての質問に答える。(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
◎過去の出題例:ホームシアター、ボランティアガイド、電子辞書、食品フェア、映画祭、プリペイドカード

■3級
・音読:30語程度のパッセージを読む。
・パッセージについての質問:音読したパッセージの内容についての質問に答える。
・イラストについての質問:イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する。
・受験者自身のことなど:日常生活の身近な事柄についての質問に答える。(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
◎過去の出題例:携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季

■4級
・音読:25語程度のパッセージを読む
・パッセージについての質問:音読したパッセージの内容についての質問に答える
・イラストについての質問:イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する
・受験者自身のことなど:日常生活の身近な事柄についての質問に答える(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)

■5級
・音読:20語程度のパッセージを読む
・パッセージについての質問:音読したパッセージの内容についての質問に答える
・受験者自身のことなど:日常生活の身近な事柄についての質問に答える(カードのトピックに直接関連しない内容も含む)
レベル・1級:大学上級程度
・準1級:大学中級程度
・2級:高校卒業程度
・準2級:高校中級程度
・3級:中学卒業程度
・4級:中学中級程度
・5級:中学初級程度
採点項目・1級:スピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さなどの観点で評価
・準1級:ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価
・2級:応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価
・準2級:応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価
・3級:応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価
合格基準・1級:社会性の高い幅広い話題についてやりとりすることができる。
・準1級:社会性の高い話題についてやりとりすることができる。
・2級:社会性のある話題についてやりとりすることができる。
・準2級:日常生活の話題についてやりとりすることができる。
・3級:身近なことについてやりとりすることができる。
・4級:簡単な内容についてやりとりすることができる。
・5級:初歩的な内容についてやりとりすることができる。
結果発表■Web発表
二次試験の9日後

■郵送
二次試験の約2週間後
特記事項*団体申込に必要な志願者数は、本会場・準会場と共に10名以上

③L&Rと併せて受験するのがおすすめ TOEIC® Speaking Test

TOEIC® Speaking Testは世間一般に知られるTOEIC® L&Rとは異なり、スピーキング能力の測定に特化した試験です。

TOEIC® L&Rはその名の通り、リスニングとリーディングというインプット能力を測定する試験として高い人気を博しています。

しかし、それでは「読める・聞けるけど、話せない」こともありうるため、並行してTOEIC® Speaking Testを受験することでアウトプット能力も測定していくのがおすすめです。

公式HPhttps://www.iibc-global.org/toeic/test/speaking.html
試験場所全国12箇所(北海道・宮城・東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡)
受験資格なし
日程毎月1回、日曜の午前・午後に1回ずつ
検定時間 約20分
受験料6,930円
受験方式パソコンへの音声吹き込み
検定内容■音読問題
各問45秒
(準備時間 各45秒)
アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する

■写真描写問題
各問30秒
(準備時間 各45秒)
写真を見て内容を説明する

■応答問題
15秒または30秒
(準備時間 0秒 ※各質問とビープ音の間に3秒)
身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える
または、電話での会話で、設問に答える

■提示された情報に基づく応答問題
15秒または30秒
(準備時間 45秒 ※各質問とビープ音の間に3秒)
提示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて、設問に答える

■意見を述べる問題
60秒
(準備時間 45秒)
あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる
レベル■スコア:190~200
一般的にスコアが190~200のレンジ内に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。意見を述べたり、複雑な要求に応えたりする際の話の内容は大変わかりやすい。基本的な文法も複雑な文法もうまく使いこなし、正確で的確な語彙・語句を使用している。
また、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。
発音、イントネーション、強調すべき部分がいつも大変わかりやすい。

■スコア:160~180
一般的にスコアが160~180のレンジ内に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。的確に意見を述べたり、複雑な要求に応えることができる。長い応答では、以下の弱点が一部現れることがあるが、意思の伝達を妨げるものではない。
・発音、イントネーションにわずかだが問題があり、話すとき、躊躇することがある
・複雑な文法構造を使うときにいくつか誤りがみられることがある
・不正確な語彙・語句の使用がいくつかみられることがある
また、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。
書かれたものを読み上げる際の英語は大変わかりやすい。

■スコア:130~150
一般的にスコアが130~150のレンジ内に該当する受験者は、意見を述べたり、複雑な要求に対して、適切に応えることができる。しかしながら、少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある。これには、以下の理由が考えられる。
・話さなければならない時、発音がはっきりしない、またはイントネーションや強調すべき部分が不適切である
・文法に誤りがある
・使用できる語彙・語句の範囲が限られている
また、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。
書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい。

■スコア:110~120
一般的にスコアが110~120のレンジ内に該当する受験者は、ある程度、意見を述べる、または複雑な要求に応えることができる。ただし、応答には以下のような問題がみられる。
・言葉が不正確、あいまい、または同じ言葉を繰り返し述べている
・聞き手の立場や状況をほとんど、またはまったく意識していない
・間が長く、躊躇することが多い
・考えを表現すること、またいくつかの考えを関連づけて表現することに限界がある
・使用できる語彙・語句の範囲が限られている
また、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。
書かれたものを読み上げる際の英語は概ねわかりやすいが、自らが考えて話をするときは、発音、イントネーション、強調すべき部分に時々誤りがある。

■スコア:80~100
一般的にスコアが80~100のレンジ内に該当する受験者は、意見を述べる、または複雑な要求に応えようとするが、うまくいかない。1つの文のみ、または文の一部分のみで応答することがある。このほかに、以下のような問題がみられる。
・回答がとても短い、または長くてもほとんどの部分が理解しにくい
・聞き手の立場や状況をほとんど、またはまったく意識していない
・発音、イントネーション、強調すべき部分に常に問題がある
・間が長く、躊躇することが多い
・語彙・語句が非常に限られている
また、ほとんどの場合、質問に答えることも、基本的な情報を提供することもできない。
書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい場合もあるが、わかりにくい場合もある。自らが考えて話をするときは、発音、イントネーション、強調すべき部分に問題が多い。
「PRONUNCIATION」、「INTONATION and STRESS」の評価内容もご確認ください。

■スコア:60~70
一般的にスコアが60~70のレンジ内に該当する受験者は、若干の支障はあるものの簡単なことは言える。ただし、その意見の裏付けを述べることはできない。複雑な要求に対する応答は、非常に限られている。
また、ほとんどの場合、質問に答えることも、基本的な情報を提供することもできない。
語彙・語句または文法が不十分なため、簡単な描写をすることもできない。
書かれたものを読み上げる際の英語は理解しにくいことがある。
「PRONUNCIATION」、「INTONATION and STRESS」の評価内容もご確認ください。

■スコア:40~50
一般的にスコアが40~50のレンジ内に該当する受験者は、意見を述べることも、意見の裏付けを述べることもできない。複雑な要求に応えることもできない、また、まったく的外れな応答をする。
質問に答える、基本的な情報を提供するなど、社会生活や職業上の日常的な会話も理解しにくい。
書かれたものを読み上げる際の英語は理解しにくいことがある。
「PRONUNCIATION」、「INTONATION and STRESS」の評価内容もご確認ください。

■スコア:0~30
一般的にスコアが0~30のレンジ内に該当する受験者は、スピーキングのかなりの部分に回答していない。テストのディレクションや設問の内容を理解するのに必要な英語のリスニング、またはリーディング能力に欠ける。

●Pronunciation :発音
[3]HIGH
英文を音読する際、発音はとてもわかりやすい。
[2]MEDIUM
英文を音読する際、発音は全体的にわかりやすいが、些細なミスがある。
[1]LOW
英文を音読する際、発音は全体的にわかりにくい。

● Intonation and Stress :イントネーションとアクセント
[3]HIGH
英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、とても効果的である。
[2]MEDIUM
英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的である。
[1]LOW
英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的ではない。
採点項目・はじめの4つの問題形式(Question 1から10)の採点には0~3のスケール
・最後の問題形式(Question 11)の採点には0~5のスケール

■音読問題
・発音
・イントネーション、アクセント

■写真描写問題
上記の事柄すべてに加えて
・文法
・語彙
・一貫性

■応答問題
上記の事柄すべてに加えて
・内容の妥当性
・内容の完成度

■提示された情報に基づく応答問題
上記の事柄すべて

■意見を述べる問題
上記の事柄すべて
結果発表■Web発表
試験の約17日後

■郵送
試験日から30日以内に発送

④いつでもどこでも受験できるビジネススタンダード VERSANT English Speaking Test

VERSANT English Speaking Testは、主にビジネスパーソンのための英会話・スピーキング能力検定試験と言えます。

社内評価などでよく用いられる指標です。

自宅で気軽に受けられる上、AI判定によってすぐに結果が返ってきます。

公式HPhttps://www.versant.jp/
試験場所オンライン
受験資格なし
日程24時間365日受験可能
検定時間約20分
受験料5,550円
受験方式■スマホアプリ
■ウェブブラウザ
■ソフトウェアインストール
検定内容■A:音読 8問
提示された文章を、指示された順序で声を出して読むことで、「流暢さ」「発音」を診断
■B:復唱 16問
音声で流れた文章を聞こえた通りに繰り返すことで「文章構文」「流暢さ」「発音」を診断

■C:質問 24問
質問で使用された単語を使って回答することで「語彙」を診断

■D:文の構築 10問
ばらばらに並び替えられた単語または単語の連なりを聞き、文章を正しく作り答えることで「文章構文」「流暢さ」「発音」を診断
レベル■C2:79~80
微妙な意味合いを正確かつ自然に伝達できる。
自由に、自然な口語体で自分の考えを詳細に説明できる。複雑な構文でも、適切に接続詞や結束装置を使用して、文法的、音韻的に幅広く一貫して対応できる。

■C1:69~78
流暢で自由な表現を、適切な構文を使って明確に話すことができる。
流暢に、自由に、ほとんど意識することなく、自然な言葉遣いで自分の考えを説明できる。正確で、間違いが
少ない。接続詞や結束装置を的確に使用できる。

■B2+:63~68
■B2:58~62
大きな負担を感じさせずに、情報や視点を明確 に述べることができる。
一定のテンポで一定量話すことができる。発音やイントネーションを明確に発することができる。誤解を生むような間違いがない。明確で一貫した、意味のつながりがある会話ができるが、時々「抜け」が起こる。

■B1+:53~57
■B1:47~52
身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる。 
構文や語彙の選択、もしくは修正のために途切れることが多々あるが、おおむね包括的に話し続けることができる。時々外国語特有のなまりが出ることや発音のミスがあるが、発音は理解可能である。予想可能な状況では、主要な、使い慣れている語彙や構文をほどほどの正確さで使うことがで きる。

■A2+:41~46
■A2:36~40
基本的な情報 (仕事や経歴、家族、余暇など)について述べることができる。
途中で途切れることや出だしの誤り、言い直しが多々あるが、非常に短い文章であれば自分の考えを述べることができる。発音は、外国語特有のなまりが目立つが、相手が無理なく理解できる程度には発音できる。単純な構造は正しく使えるものの、規則的に基本的な間違いをする。

■A1:26~35
個人的なことや、よく知られたテーマについて簡単に述べることができる。 
発話は非常に短く、断片的であり、ほぼ定型表現のみである。語彙が少ないので、表現を探すために頻繁に途切れる。発音は、外国語特有のなまりが非常に多く残る。 

■A1>:20~25
A1で定義されるよりも下位レベルである。
直接かつゆっくり話されればいくつかの単語を理解できることがあり、基本的な挨拶ができることがある。全般的に語彙力が非常に限られている。
採点項目語彙:20% 文章構文:30% 発音:20% 流暢さ:30%

■語彙
80~69点:日常会話での単語を流暢かつ自然な口語体のなかで幅広く理解し、使える。 
68~57点:日常会話での単語の大部分を自然な口語体の中で理解し、使える。 
56~45点:はっきりと話されれば、日常会話で使われる単語を理解し使える。 
44~33点:簡単ではっきり話されれば、限られた基礎的な英単語を理解できる。 
33~21点:非常に基本的な単語をゆっくりと話された場合でしか理解できない。 
20点:正解がほとんどない。回答の声が小さすぎる。 

■文章構文
80~72点:幅広い語句や文脈を理解使用できる正確で複雑な文を常に発言できる。 
71~60点:様々な語句や文節を理解して使える。 概ね正確で意味のある文を話せる。 
59~47点:多くの語句や文節を理解して使える。 様々な意味のある文を話せる。 
46~31点:いくつかの語句や文脈を理解し、使える。 意味の通った簡単な文を話せる。 
30~21点:簡単な語句や文でも英語で理解し発言することは難しい。 
20点:正解がほとんどない。回答の声が小さすぎる。 

■流暢さ
80~75点:ネイティブのようなリズム、語句の切れ目、タイミングで話せる。
74~62点:全体的にリズムよく話せる。 語句の切れ目も適切。
61~49:語句の切れ目などが不適切なこともあるが、ある程度リズムよく話せる。
48~39点:複数の単語をつなげられることもあるが、途切れ途切れに話す傾向にある。頻繁にポーズがあり、語句がつながらない。
38~28点:不適切な区切りやリズムが多く、言い淀みや言い誤りも目立つ。発言は途切れ途切れで、明らかに流暢ではない。
27~20点:ゆっくりと苦労しながら話す。躊躇や言い誤り、長いポーズが目立つ。単語単位で話すことが多く、単語や語句の自然な境目がない。

■発音
80~75点:母音と子音の発音は明快で曖昧さがない。
74~61点:母音と子音の発音は明瞭。 常用語の多くを正しく発音できる。
60~48点:発音は全体として明瞭だが、外国語訛りが分かりにくいこともある。
47~38点:一部の子音と母音の発音が不正確。 外国語訛りに慣れないと分かりにくい。
37~25点:多くの子音と母音が不正確。 聞き手はかなりの部分を理解できない。
24~20点:非英語的な発音発言が多い。 聞き手は発言内容のほとんどを 理解できない。
結果発表自動採点され、すぐに結果を確認可能

⑤圧倒的低価格で受験できるAI判定テスト PROGOS

PROGOSは近年、その低価格(法人価格550円)と高度なAI判定による英会話試験として注目を集めているサービスです。

低価格であるため、気軽にアプリで受験が可能で、1ヶ月に1回など英語学習の経過観察として利用できるのが魅力です。

結果がその場で確認できるのも嬉しいですね。

公式HPhttps://progos.ai/
試験場所オンライン
受験資格なし(ブラウザ版は法人会員のみ)
日程24時間365日受験可能
検定時間約20分
受験料無料

※法人用は550円
受験方式■スマホアプリ

※ブラウザ版は法人用
検定内容■Part1:インタビュー
設問数  10問
準備時間 なし
回答時間 各20秒
10個の質問に、一問一答式で様々な質問に答えます。
質問に的確に回答しているか、その回答の質全般を評価します。

■Part2:音読
8つの文章が表示され、その文章を声に出して読みます。
発音だけでなく、読み方から文章の理解度も評価します。
設問数  8問
準備時間 なし
回答時間 各10秒

■Part3:プレゼンテーション
「○○について触れて下さい」という条件のトピックを与えられ、それについて話します。
長めの説明をどのように行うか評価します。
設問数  1問
準備時間 40秒
回答時間 60秒

■Part4:グラフ・図を用いたプレゼンテーション
テスト問題内のグラフや図を見ながら話します。
事実をどのように提示するかを、実際のグラフ・図の説明を通して評価します。
設問数  1問
準備時間 40秒
回答時間 60秒

■Part5:ロールプレイ
トピックを与えられ、そのトピックについて音声と会話を続けます。
一方的な発話でなく、やりとりの発生する場での発話が評価されます。
設問数  1問 (関連質問含む)
準備時間 40秒
回答時間 各回答につき30秒
レベルCEFR-J準拠レベルB2 High and above〜Pre-A1の9段階

■B2 High and above
幅広い話題に関して、その場で詳細なプレゼンテーションができます。幅広い口語表現を使い、話題が広範囲に渡る会話でも積極的に参加することができます。

■B2
自分が興味ある話題に関して、準備をすれば詳細なプレゼンテーションができます。十分な範囲の単語や表現を使い、自分が興味のある話題に関して議論ができます。

■B1 High
自分が興味のある社会情勢について、ある程度スムーズなプレゼンテーションができます。詳細な説明を加えながら、社交的な会話を続けることができます。

■B1
幅広い単語、フレーズ、表現を使い、身近な話題に関してより詳細に伝えることができます。幅広く基本的な単語や表現を使い、社交的な会話を続けることができます。

■A2 High
一連の簡単な単語、フレーズ、文章を使い、日常生活に関連した話題について話すことができます。幅広く基本的な単語や表現を使い、日常でのありふれた状況においてやりとりすることができます。

■A2
一連の簡単なフレーズや文章を使い、ある程度の身近な話題に関して話すことができます。一連のフレーズや文章を使い、身近な話題に関して基本的な情報や簡単な意見を伝えることができます。

■A1 High
限られた範囲の構文の中で、簡単な単語やフレーズを使い、限られた身近な話題に関して話すことができます。限られた表現を使い、身近な話題に関して簡単な質問をしたり答えたりすることができます。

■A1
暗記した表現を使って、家族や日課、趣味などの自分自身のことを伝えることができます。暗記した表現を使い、自分自身に関する話題について尋ねたり答えたりすることができます。

■Pre-A1
差し迫った状況では、非常に基本的なフレーズを使って、欲しいものを訴えることができます。簡単な単語や基本的なフレーズを使って、名前や年齢などの自分自身についてのとても限られた情報を伝えることができます。
採点項目■表現の幅
使える文法、構文、語彙、フレーズの量

■正確さ
どの程度正しく文法・語法を使えるか

■流暢さ
どの程度スムーズに英語が口から出てくるか

■やりとり
会話を始めたり終わらせたり維持したり、
意図する方向にどの程度意思表示できるか

■一貫性
筋道の通った話し方の順序、言語選択

■音韻
どの程度正しく(相手に誤解を与えない)
発音 / イントネーション / 抑揚ができるか
結果発表約2分で返却

その他の英会話の資格試験

おすすめで紹介した資格以外にも以下のような資格試験があります。

  1. 英会話検定
  2. 実用英語技能検定(英検)
  3. TOEIC® Speaking & Writing Tests
  4. TOEIC Bridge® Test
  5. 国連公用語・英語検定 (国連英検)
  6. Linguaskill Business
  7. GCAS
  8. ビジネス通訳検定(TOBIS)
  9. 日本医学英語検定
  10. 幼児教育・保育英語検定(幼保英検)
  11. GTEC
  12. TEAP
  13. TOEFL® テスト
  14. IELTS
  15. ケンブリッジ英語検定
  16. ACT
  17. iTEP
  18. 英語応対能力検定
  19. VERSANT
  20. PROGOS
  21. 通訳案内士
  22. 日商ビジネス英語
  23. TQE (翻訳実務検定)
  24. 観光英語検定
  25. みんなの外国語検定
  26. インバウンド接客外国語検定
  27. レアジョブスピーキングテスト

英会話・スピーキングのみの試験もあれば、4技能すべての能力を測定する試験もあります。

英会話資格のメリット

英会話の能力を測定する英会話資格を受験するのには3つのメリットがあります。

  1. 転職や昇進で有利になる場合がある
  2. 英会話の能力を客観的に把握できる
  3. 学習のモチベーションを保ちやすくなる

転職や昇進で有利になる場合がある

冒頭でも話した通り、ビジネスの現場ではTOEIC L&Rのようにインプットの能力に加えて、英語でのコミュニケーション能力が求められるようになっています。

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が公表する「企業団体が目標とする英語スキルの水準」
英語活用実態調査【企業・団体】【ビジネスパーソン】2022より抜粋

TOEICの運営団体が公表した上の資料を見てみましょう。企業・団体が従業員に対して目標とする英語スキルには英会話の能力が大きく関係していることが分かります。
英会話の資格試験を取得しておくことで、採用担当者や社内人事に英会話でのコミュニケーションができる、もしくは英会話の学習に注力していることがアピールできます。

英会話の能力を客観的に把握できる

英会話の能力は、リーディングの能力などに比べて自分自身で正しく把握するのが難しいです。
理由は2つあります。

1つは英会話は自分と相手との間で双方向のやり取りがあり、Aさんとはうまくコミュニケーションが取れたのにBさんとはうまく行かない、といったことがあるためです。
英会話は相手あってのことですから、文脈、立場、性格の相性などによってやり取りがスムーズに行くときとそうでないときがあります。
日本語でも相手によって話しやすい、話しにくいなどが存在するのと同じです。

2つ目は日本人の多くは読み書きの能力に比べて、英会話の能力が著しく低いため適切な自己評価がしづらいためです。
大学入試のような高度な英文は読むことができるのに、英会話では自己紹介もままならないことも日常茶飯事です。
すると、英会話が上達したとしてもリーディングの能力に遠く及ぼないため「ぜんぜんダメだ」と英会話の学習の成果を過小評価しやすくなります

英会話の試験では全員が同じようなレベル感の質問に対する応答をし、結果も数値で返ってくるため自分の英会話の能力を客観的に知ることができます。

学習のモチベーションを保ちやすくなる

英会話試験を定期的に受けることで、学習のモチベーションを保ちやすくなります。

人間は目標や締切があると集中力が増し、学習の継続に非常に大きな影響を与えます。
反対に目標や現状があいまいなままだと、毎日の学習のモチベーションを保つのは難しくなります。

定期的にTOEIC L&Rを受けて英語学習のモチベーションを保っている人が多いように、英会話試験を定期的に受けることで明確な目標ができ学習が継続しやすくなります

英会話資格のデメリット

英会話は資格には3つのデメリットがありますので、こちらも確認しておきましょう。

  1. 知名度がない
  2. 試験対策がしづらい
  3. 対人試験は受験料が高い

知名度がない

英会話の試験は知名度がなく、ただ転職・昇進のためだけに受験する場合はコストパフォーマンスがいいとは言えません

2023年度のTOEIC L&Rの受験者が1,763,215人であるのに対して、TOEIC Speakingの受験者数は34,698人と2%以下の人数に留まっています。

そのため、まだまだ知名度はないため現時点では取得してすぐに大きなアピールポイントになる、というわかりやすい結果には繋がりにくいでしょう。

試験対策がしづらい

英会話資格試験は以下の2つの理由から対策がしづらいです。

1つめは参考書が少ないこと。知名度が低いことも相まって、英会話の資格試験に特化した参考書が少ないため、試験傾向や具体的な対策方法が分かりづらい部分があります。

2つ目は対人の技能は一人で対策がしづらいためです。
一人で質問に対する応答をすることもできますが、口頭で聞かれた質問に緊張した状態で答えを出すのとではまた違う難しさがあります。
また、英会話講師が各試験の内容や採点ポイントを知らないと思ったようなやり取りやフィードバックができないことも対策をしづらくしています。

対人試験は受験料が高い

英会話の試験は大きくAIによる自動採点と対人評価試験の2つがあります。

どちらも20分程度で終わるものが多いですが、対人評価の場合は一人あたりの面接時間と採点をすべてマンツーマンで行う必要があるため、時間の割に受験金額が高額になりやすいです。

英会話の資格のスコアを上げるためにはどうしたらいい?

英会話のスコアを上げるためには以下の5つの項目に取り組むといいでしょう。

  1. 発音を学習する
  2. 基礎的な語彙を習得する
  3. リスニングを勉強する
  4. 中学英文法を使いこなせるようになる
  5. 英語らしい話し方を意識する

発音を学習する

英会話の資格で求められるスピーキング・リスニング能力の両方に効果的なのが、発音学習です。

正しい発音を習得することで、評価項目の「発音」のスコアが上がり、リスニングにおいても相手の発言を聞き取りやすくなります。

また、発音は44個の発音記号と5つの音声変化のルールを習得すればよいため、1ヶ月といった短期間でも十分成果を感じやすいため学習のはじめに取り組むのがおすすめです。

基礎的な語彙を習得する

基礎的な英単語の意味に自信がない場合は、高い頻度で使われる重要語を暗記しましょう。
具体的な語数としては「スピーキングで使える英単語3,000語+聞いてわかる英単語3,000語」を目指しましょう。

スピーキングは簡単な英文法と、中学〜高校基礎レベルの3,000語を使いこなすことができれば十分です。
この3,000語は「読んで・聞いて意味がわかる」だけでは不十分で、スピーキングで正しく使用できる必要があります。例えば「このチーズはワインに合う」というのをThis cheeze fits wine.としてしまうのは誤りです。なぜなら、fitは「サイズが合う」という意味で使い、この場面では不適であるためです。
このように英単語の習得にも深さがあり、「意味がわかる」と「使いこなせる」というのは違うという点に注意しましょう。

リスニングに話を移すと、話し言葉を理解するためには6~7,000語を「聞いてわかる」必要があります。
つまり、スピーキングで使える語彙3,000語に加えてさらに3,000語が聞いて意味がわかるレベルであればよいということになります。
この追加の3,000語はスピーキングのときと違って、使いこなせる必要はないため習得には比較的時間がかからないでしょう。

今の自分の語彙力を測定するには、Test your English vocabularyという無料サイトを利用してみてください。
知っている単語にチェックを入れるだけある程度の精度で現在の語彙力が分かります。
語彙力を測定するときには、上で述べた「スピーキングで使いこなせる語彙力」と「意味がわかる語彙力」の2段階でそれぞれ測定するといいでしょう。

リスニングを勉強する

英会話の試験というと「うまく英語を話せるか」というスピーキングにばかり意識が向きがちですが、リスニング能力が大前提です。
そもそも相手の言っていることが理解できなければ、正しい返答はできず「英会話」にならないためです。
実際英会話の資格試験の多くでは理解力や、やり取りの正しさなどリスニング能力が前提となった評価項目が存在しています。

リーディングでは文章を何度も読み返すことができますが、リスニングは一発勝負です。
相手の言ったことを正しく聞き取って、瞬時に意味を解釈する能力が必要です。日本人の多くはリーディングに比べてリスニング能力が低い傾向にあるため、しっかりリスニングの勉強もしておく必要があります。

中学英文法を使いこなせるようになる

すでに述べた通り、スピーキングでは基礎的な語彙と中学英文法が使いこなせれば十分高得点が望めます。
具体的には以下のレベルの日本語を瞬時に口頭で英作文ができるレベルを目指しましょう。

彼は初めて友達とその公園に行った日を決して忘れることはないでしょう。

これを英文にした「He won’t forget the day he went to the park with his friend for the first time.」には、難しい英単語や高度な英文法はいっさい登場しません。
しかし、これを「瞬時に口頭で」と言われると多くの人が答えられません。

反対に言うと、第二言語として英語を学ぶ日本人が高度な英語を使いこなすことは期待されておらず、簡単な英文法を使いこなせれば十分に評価されうるということです。

英語らしい話し方を意識する

英語の試験では以下の点を意識することでより相手に意図が伝わりやすくなります。

  • 論理的に話す
  • 結論ファーストで伝える
  • ディスコースマーカーを使う

英会話の資格で評価されるのは、結論に対して筋の通った根拠を述べる論理的な話し方です。
例えば「将来海外で生活する日本人は増えるか?」というお題に対して「はい。1つは将来的に海外の方が高い収入を得られるため、2つ目には現在海外で生活する日本人が増えているためです。」と答えたとします。
1つ目の根拠は腑に落ちますが、2つ目の根拠は「今海外で生活する人が増えていることが将来増えることの十分な根拠になり得るか?」という点で非論理的です。
簡単な答えでも構わないので、お題に対して相手が疑問を抱かないような論理的な意見を組み立てられるようにしましょう。

日本語は背景や補足情報を説明したあとに結論を述べますが、英語では結論を簡潔に先に伝えたあとに背景などを補足します。
英語では結論を先に述べる「結論ファースト」を徹底的に意識しましょう。

日本語らしい表現
「今プレゼンテーションを作っていて、A案は図表を多く入れている分見やすいが、情報量が少ないかもしれないと感じている。B案は情報は詰まっているが、文字ばかりで見づらいかもしれないと感じている。どちらが優れているか意見が欲しい。」
英語らしい表現
「プレゼンテーションについてA案・B案どちらが優れているか意見が欲しい。A案は図表を多く入れている分見やすいが、情報量が少ないかもしれない。B案は情報は詰まっているが、文字ばかりで見づらいかもしれない。」

上の例では典型的な日本語らしい話し方として、最後に「意見がほしい」という相手に求めるアクションが提示されています。これは英語らしい話し方とは言えず、まずは相手に求めるアクションを示したうえで情報を後ろに追加していくよう改善する必要があります。

最後に「ディスコースマーカー」といって、話の展開を相手にわかりやすく伝えるための語句を意識的に使いましょう。

逆説
→however, but, although
対比
→while
順序
→first, second, finally
追加
→also, furthermore
結果
→in conclusion, as a result

こういった話の展開を明示する語句を使うことで、聞き手は「これから3つ意見を言うんだな」「反対の内容が来るぞ」など話の流れを追いやすくなります。
英語は日本語よりも頻繁にディスコースマーカーを使うので、普段から意識して使うようにすることで試験でも相手に伝わりやすい話し方ができます。

英会話の資格対策におすすめの英語学習サービスは?

英会話の資格対策におすすめの学習サービスには以下の2つがあります。

  1. 英会話スクール
  2. 英語コーチング

英会話スクール

英会話スクールは英会話講師とレッスンを行い、教材に沿ってロールプレイングを行ったり、自由にディスカッションを行ったりします。

大きく分けて校舎に通学してレッスンを受講する通学型スクールと、オンラインで自宅で受講可能なオンライン英会話スクールの2種類があります。

英会話スクールは週の中で決められた時間数レッスンを受け、マンツーマンもしくは少人数で30分〜60分ほどのレッスンが多いです。

英会話スクールと言えど、レッスン時間中ずっと英会話だけをすることはあまりなく、英文法やフレーズの紹介なども行っていることが多いです。

英語コーチング

英語コーチングは専属のプロコーチがつきっきりで受講者の英語学習に伴走するサービスです。

英会話スクールとの違いは、英語そのもののレッスンよりも「効率的な英語学習の方法」「英語学習の習慣化」を重視している点です。
具体的には専属コーチから以下のサポートを受けることができます。

・専属コーチによる面談
・個別最適の学習計画の作成
・日々の学習で出た質問の解決
・学習成果・定着度チェック
・毎日、学習進捗の確認・修正
・発音やライティングの添削

英語コーチングの詳細は以下の記事で解説しています。

おすすめの英会話の資格まとめ

この記事ではおすすめの英会話の資格を5つ紹介しました。
一覧で確認しておきましょう。

スクロールできます
公式HPのURL日程試験場所検定時間受験料(税込み)受験方式検定内容評価方法結果発表
英会話検定https://www.eikaiwakentei.com/年2回(6月・11月)オンラインなど■英会話検定:5〜10分

■ネイティブ検定:20分
■英会話検定(一般):4,800円

■英会話検定(団体):3,800円

■ネイティブ検定(一般):9,800円
■一般:オンラインのみ

■団体:オンラインor対面
インタビュアーとの会話■ネイティブ、ネイティブ+

■1〜5級
検定日の2週間後に結果と認定証を発送
実用英語技能検定(英検https://www.eiken.or.jp/eiken/■従来型
年3回(1・6・10月)

■S-CBT型(3級〜準1級)
毎週土日(エリアによっては平日も)
全国各地の会場・テストセンター

■従来型
※二次の面接試験の所要時間
・1級:約10分
・準1級:約8分
・2級:約7分
・準2級:約6分
・3級:約5分
・4,5級:約5分
※4・5級は合否に影響のないスピーキングテスト

■S-CBT型(3級〜準1級)
・3〜準1級:15分
■本会場(一般受験)
・1級:11,800円
・準1級:9,800円
・2級:8,400円
・準2級:7,900円
・3級:6,400円
・4級:4,500円
・5級:3,900円

■準会場(団体受験)
・2級:6,400円
・準2級:5,700円
・3級:4,700円
・4級:2,900円
・5級:2,500円

■S-CBT受験
・準1級:9,900円
・2級:9,000円
・準2級:8,500円
・3級:7,200円
■従来型
・1級:面接委員2人と対面
・準1級〜3級:面接委員1人と対面
・4,5級:コンピュータへの録音

■S-CBT受験
コンピュータへの録音
・音読
・パッセージについての質問
・イラストについての質問
・受験者自身のことなど
・受験者自身の意見など
・自由会話
・ナレーション
・受験者自身の意見を問う質問
・スピーチ
・Q&A
1〜5級の7段階■Web発表
二次試験の9日後

■郵送
二次試験の約2週間後
TOEIC® Speaking Testhttps://www.iibc-global.org/toeic/test/speaking.html毎月1回、日曜の午前・午後に1回ずつ全国12箇所(北海道・宮城・東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡)約20分6,930円パソコンへの音声吹き込み・音読問題
・写真描写問題
・応答問題
・提示された情報に基づく応答問題
・意見を述べる問題
■スコア:0点~200点
(10点刻み)

■スコアレンジ別評価1〜8
(8段階)
■Web発表
試験の約17日後

■郵送
試験日から30日以内に発送
VERSANT English Speaking Testhttps://www.versant.jp/24時間365日受験可能オンライン約20分5,550円■スマホアプリ
■ウェブブラウザ
■ソフトウェアインストール
A:音読 8問
B:復唱 16問
C:質問 24問
D:文の構築 10問
E:ストーリーリテリング 3問
F:自由回答 2問





20~80点(スコアレンジはCEFRに対応)自動採点され、すぐに結果を確認可能
PROGOShttps://progos.ai/24時間365日受験可能オンライン約20分無料

※法人用は550円
■スマホアプリ

※ブラウザ版は法人用
Part1:インタビュー
Part2:音読
Part3:プレゼンテーション
Part4:グラフ・図を用いたプレゼンテーション
Part5:ロールプレイ
B2 High and above〜Pre-A1の9段階約2分で返却

英会話試験のメリットとしては

  1. 転職や昇進で有利になる場合がある
  2. 英会話の能力を客観的に把握できる
  3. 学習のモチベーションを保ちやすくなる

といったものがあり、デメリットとしては以下のものがありました。

  1. 知名度がない
  2. 試験対策がしづらい
  3. 対人試験は受験料が高い

英会話の資格で高得点を取るためには以下の学習に取り組みましょう。

  1. 発音を学習する
  2. 基礎的な語彙を習得する
  3. リスニングを勉強する
  4. 中学英文法を使いこなせるようになる
  5. 英語らしい話し方を意識する

最後に英会話資格の学習に役立つサービスとして以下の2つを紹介しました。

  1. 英会話スクール
  2. 英語コーチング
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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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