英語学習の魅力って何?英語を勉強するメリットを紹介!

「英語は勉強しておいたほうがいい」というのはよく言われることですが、英語を学ぶことで得られるメリットには具体的にどんな物があるでしょうか

具体的なメリットが分からないと正直、貴重な時間を割いてまで勉強しようという気にはなりませんよね。

この記事では現役の英語コーチである私が、以下の疑問に答えます。

ビジネス面での英語学習の魅力・メリットって何?
進学面での英語学習の魅力・メリットって何?
日常生活面での英語学習の魅力・メリットって何?

Kai

様々な観点から英語学習のメリットを考えてみましょう〜!

目次

ビジネス面での英語学習の魅力・メリット6選

まずは英語を勉強することで得られるビジネス面でのメリットを見ていきましょう。

次の6つを紹介します。

  1. 年収・給料が上がる
  2. 就職活動でアピール材料になる
  3. 昇進/昇格の条件を満たせる
  4. 海外の情報をいち早く入手できる
  5. 海外で働く選択肢ができる
  6. マルチタスクが得意になる
Kai

1つずつ詳しく見ていきましょう!

メリット1 年収・給料が上がる

以下のグラフは男女別の英語力の違いによる、年収の違いをまとめたものです。

【独自調査】英語力と高年収の関係 ~コロナ禍においても英語力の高い40・50代女性は女性平均年収の約1.6倍~
【独自調査】英語力と高年収の関係 ~コロナ禍においても英語力の高い40・50代女性は女性平均年収の約1.6倍~

こちらのグラフからは、英語力の違いに応じて、50代の男性で1.3倍、40・50代の女性で1.6倍の年収差が生まれていることが分かります。

特に、男女とも20・30代では英語力による年収の差は大きくありませんが、年齢が上がるにつれて年収差が開いているのが分かります。

この結果から分かるように、英語力が高い人は年収が高い傾向にあります。


社会人が英語を勉強することで、年収が上げられるのは大きなメリットです。

メリット2 就職・転職活動でアピール材料になる

グローバル化により、海外の企業との接点が劇的に増えており、各企業は英語に強い人材を求めています

実際にTOEICスコアを新卒採用、国際関連の部署における中途採用の「要件・参考としている」もしくは「新たに要件・参考とする可能性がある」企業は約6割あります。

例えば、TOEICを英語力の指標としている会社では部門ごとに、以下のようなスコアを期待しています

就職やキャリアアップに役立つTOEIC® Programより引用

海外部門や、外資系の会社では全体的に社員に求めるスコアは高くなる傾向にあります。

反対に言えば、高い英語力を示すスコアを持っていれば、就職・転職活動でより評価されることになります。


実際にTOEICスコアが上がったことで「転職エージェントを通して、企業からのオファーが多くなった」という方もいます。

メリット3 昇進/昇格の条件を満たせる

TOEICが社内の昇進・昇格の条件になっている、という会社で働かれている方も多いのではないでしょうか?


例えばある情報通信サービス企業では、役職ごとにTOEICスコアを昇格の要件としています。

就職やキャリアアップに役立つTOEIC® Programより引用

英語力は一朝一夕で身につきませんから、日頃から英語学習に取り組んでおくことで昇進・昇格のタイミングを逃さずに済みます


「昇進がかかっているから、2ヶ月TOEICスコアを上げなくてはいけない!」というように直前で焦ることのないようにしましょう。

メリット4 海外の情報をいち早く入手できる

下の表はインターネット上の情報で使用されている言語の割合をランキング形式にしたものです。

Web上にある情報のうち、日本語で書かれているものが約3%であるのに対して、英語で書かれている情報は約57%にのぼります。

順位言語割合
1位英語56.9%
2位ロシア語5.2%
3位スペイン語4.6%
4位フランス語4.2%
5位ドイツ語4.0%
6位日本語3.3%
7位トルコ語2.5%
8位ペルシャ語2.0%
9位ポルトガル語1.9%
10位イタリア語1.7%
Languages used on the Internetより作成

上の表から分かるように最新の情報にキャッチアップするには、英語を勉強するのが一番の近道です。

英語の一次情報が、日本語に翻訳されるまでにはタイムラグがありますが、自分で英語が読めれば周囲の人達よりも海外の動向にいち早く対応できます。


特に金融やITの業界では、日々更新される新たな技術や情報が大きな価値を持っているので、英語で一次情報にアクセスできれば、より有利に仕事を進めることが出来ます。


実際にエンジニアの友人も英語の情報にアクセスする機会が多く「ちゃんと英語をやっておけばよかった。。。」と言っています。

メリット5 海外で働く選択肢ができる

英語を学ぶことで、海外就職の道が拓けます

海外で働くことで、以下のようなメリットが得られることがあります。

海外で働くメリット
・生活水準が高くなる
・コミュニケーショスキルが向上する
・日本の生き方の枠を外れることができる
・語学力が磨ける
・外国人の友人ができる
・グローバル人材として箔がつく
・プライベート重視の働き方ができる
・どこでも生きていける自信がつく
・外国の食事や文化を楽しめる

さて、ここで気になるのは「どれくらいの英語力がついたら、海外で働けるの?」という点です。

結論から言うと、CEFRにおいてB2が最低限のラインとなるでしょう。

CEFRというのは、世界基準の英語の枠組みであらゆる試験のレベル分けの大元になっているものです。


以下のVERSANTテストスコアとの対照表を見ると、B2レベルは

「大きな負担を感じさせずに、情報や視点を明確に述べることができる。」

レベルだと定義されています。

大きな誤解を生まずに、英語でコミュニケーションを取ることが出来れば、渡航時点での英語力としては合格ラインだと言えます。

VERSANT公式サイトより引用

ではCEFRで定義される「B2」レベルは、英検やTOEICといった英語の試験では、どれくらいの級・スコアなのでしょうか?

以下の画像内の赤枠部分は、各種試験のB2レベルでの換算得点を表しています。

nisai Japanより引用

これを見ると、英検は準1級、TOEICは1560(L&Rで大体780、S&Wで310)がB2の入り口となっています。


したがって、検定試験を目安にした場合、赤枠内の英語力に到達していれば海外で働くことが現実的になって来ると言えます。

メリット6 マルチタスクが得意になる

英語学習により、複数言語を話す人はマルチタスクが得意になると言うことが分かっています。

以下は実験の詳細です。

多民族が住むカナダのトロント(Toronto)に本部を置くヨーク大学(York University)の2人の心理学者、ラルカ・バラッチ(Raluca Barac)氏とエレン・バイアリストック(Ellen Bialystok)氏は、公立小学校の6歳の生徒104人を対象に、英語だけを使う子供と英語の他に中国語、フランス語、スペイン語をそれぞれ使うバイリンガルの子供の計4グループにテストを受けさせて、その結果を比較した。

 テストでは動物と色に関する2種類の映像を見せ、それぞれの映像にあわせてコンピューターのボタンを押してもらい、注意力、計画性、構成力、戦略性などの能力について調査した。

 すると動物の映像だけ、あるいは色の映像だけについてボタンを押させたときの反応スピードは全員がほぼ同じだったが、動物が映った場合には色に置き換えて、最初のテストのときとは別のボタンを押すように指示すると、バイリンガルの生徒のほうが切り替えが早かった。

AFP通信:バイリンガルの子供はマルチタスクが得意、カナダ研究

研究に携わったペギー・マッカードル氏は、「タスクの切り替えは、マルチタスク能力の指標となる。バイリンガルは2種類の言語規則が頭に刻まれており、言語間を行ったり来たり切り替えられる回路になっているのだろう」と説明しており、言語間の切替がマルチタスクの回路を強力にしているとしています。

つまり、英語を学習することで、語学力以外にマルチタスクの能力も高めるというメリットが得られます。

学業面での英語学習の魅力・メリット3選

英語を勉強することで得られる学業面でのメリットを見ていきましょう。

次の3つを紹介します。

  1. 進学が有利になる
  2. 海外大学進学や交換留学など進路の幅が広がる
  3. 奨学金をもらいやすくなる

メリット1 進学が有利になる

英語を勉強することで、進学において大きなメリットを得ることが出来ます。

具体的には以下の4つが挙げられます。

  1. 文理共通で必須の科目であるから
  2. 他教科に比べて、配点が高いから
  3. 安定して高得点を取りやすいから
  4. 外部検定利用入試に活用できるから

理由①文理共通で必須の科目であるから

英語は、高校受験ではもちろん、大学受験でも文理問わず出題される科目です。

例え理系であっても、英語が苦手となれば受験では大きなビハインドとなってしまいます。

現在、ほぼすべての国公立大学、MARCHや関関同立、早慶をはじめとする人気私立大学でも、共通テスト利用入試や一般入試問わず英語の受験を必須としています。

受験において、英語を勉強しておくことで損をすることはないでしょう。

理由②他教科に比べて、配点が高いから

受験において、英語の配点は非常に大きなウェイトを占めます。

理系はもちろん、文系では多くの大学で英語に一番高く配点されていることが多いです。

大学受験における英語の配点について、興味深い分析を見つけたので引用させていただきます。

国立大学ではセンター試験、個別入学試験共に英語の配点は全体の20~30%前後を占めます。

私立大学においてはさらに比重が高まり、英語の配点は全体の30~40%前後、多いところでは半分の50%と非常に多くの割合を占めることがわかりますね。

特に、受験人数が多い偏差値50台の大学は、上で紹介した大学より英語の比率が高い傾向があります。

1/3は英語で決まる?大学受験英語事情

これを見れば、英語がどの受験生にとっても非常に重要な科目であることがわかります。

理由③安定して高得点を取りやすいから

英語は他の科目と比較した時に、得点が高いレベルで安定しやすいです。

というのも、英語はしっかりと勉強すれば、設問自体は非常に簡単であるためです。

例えば、国語は受験当日の出来・不出来が大きい科目ですが、これは問題が非常に難しく、日によって、もしくは出題者、採点者との相性によって得点が左右されやすいためです。

理由④外部検定利用入試に活用できるから

現在、大学入試では各大学の入試において、英語の学力を、英検®などの外部検定の結果を用いて判断する「外部検定利用入試」という制度の普及が進んでいます。

実際に、一般・推薦入試問わず、外部検定を入試に導入している大学の数は年々増加しています。

下のグラフを見ると、特に一般選抜で外部検定入試を導入している大学の数が4年間で2倍以上に増えているのが分かります。

パスナビ:[英語力で決める!]英語外部検定利用入試徹底利用のためのABC!より引用

外部検定の入試における利用法は次の4つです。

  1. 出願資格
  2. 得点換算
  3. 加点
  4. 判定優遇・合否参考

1つ目は、大学が指定する出願の資格になっているパターンで、この場合は英語の試験を免除されることが多いです。

2つ目は、外部試験での成績が入試での得点に換算されるパターンで、得点が高い場合は満点扱いとなるため実質英語の試験が免除となります。

3つ目は、入試での得点に外部検定の成績が加算されるパターンです。

4つ目は、書類審査や合否決定の際に外部検定の成績が加味されるパターンです。

2021年度の入試では、上記4パターンは一般・推薦それぞれ以下のグラフのような形で採用されました。

パスナビ:[英語力で決める!]英語外部検定利用入試徹底利用のためのABC!より引用

メリット2 海外大学進学や交換留学など進路の幅が広がる

英語を学習することで、海外大学進学や交換留学など進路の幅を広げることが出来ます。

海外大学進学・留学のメリットはたくさんあり、具体的には以下のようなものがあります。

  1. 語学力が伸びやすい
  2. 専門分野が豊富
  3. 就職の選択肢が増える
  4. 教育環境を選べる
  5. 外国人の友人が増える
  6. どこでも生きていける適応力がつく
  7. 様々な国に旅行に行ける
  8. 価値観が広がる
  9. 就活でアピールできる

さて、次は海外大学(大学院)進学・留学に必要な英語力がどれくらいなのかを見ていきましょう。

1枚目が、海外大学進学・留学に必要な英語力、2枚目が海外大学院進学に必要な英語力を表しています。

神田外語学院:英語力0でも大丈夫?留学前に必要なリアルな英語力を一覧表で解説!より引用
大学院留学に必要な英語力より引用

上の表でも分かる通り、留学などでは英検やTOEICといったメジャーなテストよりも、留学生・移住者向けの資格試験であるTOEFLやIELTSといった試験で一定のスコアが求められます

参考までに各種試験のスコアの対応表を見てみましょう。

nisai Japan:世界共通の語学のガイドラインCEFRとは?CEFR英語レベルの基準についてより引用

もちろん試験によって、4技能のあるなしが含まれるので、一概には言えませんが英検準1級〜1級程度の実力があれば進学・留学先で求められるスコアを取るのに苦労はしないはずです。

このように海外進学・留学の際には、英語力を測る試験で一定のスコアが必要となります。

英語を勉強することで、海外で教育を受けられる選択肢が広がります。

メリット3 奨学金をもらいやすくなる

海外留学を考えたときにもっとも大きなネックとなるのが、留学・進学にかかる費用ではないでしょうか?

以下は国別の1年間でかかる留学費用です。

神田外語学院:最安&ベストな語学留学先を最短で見つける!国別×期間別費用一覧表より引用

特にネイティブ圏での留学においては、1年で300〜500万円程度かかります。


高額な留学・進学費用を抑える手段として、奨学金の利用があります。

以下は各奨学金の支給額と、申し込みに必要な英語力です。

奨学金支給額必要な英語力
アメリカフルブライト奨学金 大学院留学プログラム1年目:上限約4,300,000円
2年目:上限約2,700,000円
TOEFL iBT80点or
IELTS6.0以上
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)上限2,500,000円TOEFL PBT550点
iBT80点
IELTS6.0以上
国際ロータリー グローバル補助金約3,200,000円以上留学先の大学院や研究機関で対応できるレベルの語学力
イギリス チーヴニング奨学金上限約2,700,000円
+生活、渡航、ビザ申請費
TOEFL PBT600点
iBT72点
IELTS7.0

このように多くの奨学金では、必要な英語力の基準が定められており、英語を勉強しておくことで奨学金の受給資格を満たすことが出来ます

日常生活面での英語学習の魅力・メリット7選

  1. 自己肯定感が高まる
  2. 様々な文化を知ることができる
  3. 視野が広がる
  4. 世界の多くの人とコミュニケーションがとれる
  5. 海外旅行が楽しくなる
  6. 海外作品をいち早く観れる
  7. 脳機能が向上する

メリット1 自己肯定感が高まる

英語学習に取り組むことで、自己肯定感を上げることが出来ます。

  1. 自分の努力と掛けた時間によって結果が出る
  2. 外部試験で成果が目に見える
  3. キャリアや日常生活で役に立つ

英語は天性の才能に関わらず、掛けた時間と取り組み方によって結果が出ます。

しっかりと結果が出せれば、それは「正しく、努力を積み重ねられている」という証拠になります。

自分の努力が、結果という形で分かるのは「自分だってやればできる!」という肯定感に繋がります。


英語には、英検・TOEICをはじめとする外部試験が豊富に揃っています。

特に独学の場合、自分の勉強の成果が出ているのか、というのは分かりづらいものがあります。

定期的に外部試験で自分の実力をチェックすることで、自分の頑張りが「見える化」出来ます。

また最近ではVERSANTやTOEICS&Wなどの試験を利用すれば、従来は数値化することが難しかった「書く」「話す」というアウトプット能力も可視化できるようになりました。

ぜひこういった試験を利用して「点数が上がっている!」という成長実感を得られるようにしてみましょう。


英語は勉強の対象としてはもちろん、勉強した分だけ役に立ちます。

英語ができれば、キャリアアップにつながったり、日常生活でも海外の友人を作ったりと一気に人生の幅が広まります

勉強した結果が実際に役に立っていることを実感できれば「英語やっていてよかった!」と自己肯定感が高まります

メリット2 様々な文化を知ることができる

言語はその国の文化と密接な関係があります。

英語を学ぶことで、英語が使われている国やキリスト教的な考え方などを同時に学ぶことができ、日本の外の文化を知ることが出来ます

例えば、interest, surpriseなど感情系の意味を持つ動詞は「〜させる」という意味を持ち、人を主語にして「興味がある」「驚いている」と言いたい場合は、受け身の形にします。

これはキリスト教では神が人間の気持ちをお見通しで、感情は神がもたらしているもの、という考え方が影響しています。

そのため、人間を主語にするときは、「〇〇な感情を与えられている」ということで受け身の形になる、という背景があります。

このように文法一つをとっても、海外の文化について学ぶことが出来ます

メリット3 視野が広がる

言語と考え方というのは密接な関係があります。

以下の研究は言語がモノの見方にどのように影響しているかを表すいい例だと言えます。

研究を行ったランカスター大学の言語学者、パノス・アサナソプロスは、被験者に、自動車の方向へと歩いている人物の動画を見せた。その様子を言葉で描写させたところ、英語を母国語とする人の多くは「人が歩いている」動画だと答えたのに対し、ドイツ語を母国語とする人の多くは「自動車に向かって歩いている人」の動画だと答えたのである。

つまり、ドイツ語を母国語とする人は、人物の行為だけでなくその目的も一緒に描写する傾向があるのだ。なぜなら彼らの言語は、出来事を全体において考察する、全体論的観点をもつ言語だからである。これに対して、英語を話す人は、行為そのものだけに注意を集中させる傾向を持っているようだ。

使う言語が「世界の見え方」を決めている:研究結果より抜粋

このように言語が違うということは、世界観が異なるということでもあります。


ここから言えることは「母国語以外の言語を学ぶことで、新しい考え方を吸収することができる」ということです。

母国語でたくさん本を読むことでも考え方の幅は広がりますが、新たな言語を学ぶことでより違った角度からのモノの考え方を吸収することが出来ます。

メリット4 世界の多くの人とコミュニケーションがとれる

駅や道で外国人に英語で話しかけられて「ウッ、英語で話しかけられてしまった。。。」という経験がある方も多いのではないでしょうか?

英語が出来なければコミュニケーションが難しい外国人でも、英語でやり取りが出来るようになれば一気に親しみが湧いてくるはずです。

英語が出来れば、日本に多くいる外国人や、海外に住む外国人など、日本語話者以外の友人ができやすくなるでしょう。

メリット5 海外旅行が楽しくなる

英語は世界の共通言語です。

非ネイティブ圏でも、簡単な英語なら対応している国が多いです。

英語ができることで、海外旅行に行った際に買い物、経路検索、交渉など様々な場面で活躍ができます。

そうなれば間違いなく海外旅行の充実度は高まることでしょう。

メリット6 海外作品をいち早く観れる

通常、日本で海外の映像作品を楽しむためには、海外での先行公開のあとしばらく時間が経ってから、吹き替えや字幕などが整備されてはじめて作品を楽しむことが出来ます。

しかし、英語が理解できれば話は別です。

英語字幕があれば話の流れなどは、追いやすく、映像も相まってある程度の勉強を終えたあとであれば十分作品を楽しむことができるでしょう。

メリット7 脳機能が向上する

英語学習は、脳に非常にいい影響を与えます。

  1. 認知症の発症、脳の老化を遅らせる
  2. 言語習得に携わる海馬と大脳皮質が大きくなる

エディンバラ大学の言語学者Antonella Soraceの研究によると、第二言語を話すことで認知症の発症、脳の老化を遅らせることができるということです。

And the experience of speaking a second language, even when learned as an adult, acts as a kind of cognitive reserve that may delay the onset of dementia symptoms and  slow down the typical decline of mental functions in healthy ageing.

Antonella Sorace: Why language learning matters (now more than ever)より引用

また、スウェーデンのLund Universityにおける研究では、語学学習を続けることで言語習得に携わる海馬と大脳皮質が大きくなるということが分かっています。

下の引用の中にある通り、13ヶ月間母語以外の学習を継続したグループは対照グループに比べて脳の肥大が大きくなったということでした。

At the Swedish Armed Forces Interpreter Academy in the city of Uppsala, young people with a flair for languages go from having no knowledge of a language such as Arabic, Russian or Dari to speaking it fluently in the space of 13 months. From morning to evening, weekdays and weekends, the recruits study at a pace unlike on any other language course.

As a control group, the researchers used medicine and cognitive science students at Umeå University — students who also study hard, but not languages. Both groups were given MRI scans before and after a three-month period of intensive study. While the brain structure of the control group remained unchanged, specific parts of the brain of the language students grew. The parts that developed in size were the hippocampus, a deep-lying brain structure that is involved in learning new material and spatial navigation, and three areas in the cerebral cortex.


Language learning makes the brain grow, Swedish study suggestsより引用

英語学習のメリットまとめ

この記事では、ビジネス・教育・日常生活、3つの観点から英語学習の具体的なメリットを紹介しました。

仕事上の魅力・メリット

  1. 年収・給料が上がる
  2. 就職活動でアピール材料になる
  3. 昇進/昇格の条件を満たせる
  4. 海外の情報をいち早く入手できる
  5. 海外で働く選択肢ができる
  6. マルチタスクが得意になる

学業・受験での魅力・メリット

  1. 進学が有利になる
  2. 海外大学進学や交換留学など進路の幅が広がる
  3. 奨学金をもらいやすくなる

日常生活面での魅力・メリット

  1. 自己肯定感が高まる
  2. 様々な文化を知ることができる
  3. 視野が広がる
  4. 世界の多くの人とコミュニケーションがとれる
  5. 海外旅行が楽しくなる
  6. 海外作品をいち早く観れる
  7. 脳機能が向上する

この中で、大きく惹かれるメリットはあったでしょうか?

もし「英語を勉強する気になった!」という方は、以下の記事で大人の英語の学び直しについてすべてまとめていますので参考になさってくださいね。

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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