英単語を文章で覚えるとどうなる?英語コーチが効果と落とし穴を徹底解説!

英単語の勉強をしていると「単語帳で覚えてもリーディング・リスニングで意味が出てこない」「文脈の中で覚えないとすぐに忘れる」といった悩みが出てきます。

この記事では英単語を文章で覚えるメリット・デメリットについて以下の観点から解説していきます。

  • 【結論】英単語は例文とセットで覚えよう
  • 英単語を文章で覚えるメリット
  • 英単語を文章で覚えるデメリット
  • 英単語を覚えるなら例文or実践とセットがおすすめ
  • 文脈型英単語帳がおすすめできるのはどんな人?
  • 文脈型英単語帳の使い方
  • おすすめの文脈型英単語帳
目次

【結論】英単語は例文とセットで覚えよう

結論からお伝えすると、英単語は例文とセットで覚えるのがおすすめです。

英単語の習熟度合いは「覚えている」「覚えていない」という極端な二項対立ではなく、グラデーションになっています。

具体的には以下のようなイメージです。

LEVEL
単語の意味が1つ頭に浮かぶ
  • 単語帳を使って英単語に対する和訳一つ浮かぶ
LEVEL
単語を使う場面がイメージできる
  • 例文をもとに単語が使われる状況をイメージできる
LEVEL
リーディング・リスニングで即座に意味を解釈できる
  • 英文を読み・聞きするときに意識せずに意味が即座に出る

単語帳にはたいてい例文が付いていますので、LEVEL2の「単語を使う場面がイメージできる」までは単語帳で達成することができます。

ただし、LEVEL3の「リーディング・リスニングで即座に意味を解釈できる」までは単語帳だけで達成するのは難しく、実際に英文を読み・聞きするなかで単語帳で覚えた英単語に出会う必要があります。

英単語を文章で覚えるメリット

英単語を文章で覚えるメリットは以下のとおりです。

  1. 記憶に定着しやすい
  2. 単語の使われ方がわかる
  3. 単調さがない

記憶に定着しやすい

英単語は単語と和訳を一対一で覚えるよりも、様々な情報と一緒に覚えたほうが記憶に残りやすいです。

例えば、単語カードの裏表で意味を暗記するよりも、単語の発音、リーディングの中で出会った記憶などできるだけ多くのものと結びつけて覚えることで記憶に深く定着します。

よって、英単語を和訳だけ確認したときに比べて、文章の中で出会ったときのほうが記憶に残りやすいのです。

単語の使われ方がわかる

英単語単体で和訳を覚えるだけだと、単語が実際にどのような使われ方をするのかが分かりません。

例えばrecognize, find, notice, realizeはすべて「気づく」という意味の英単語ですが、それぞれ使用する場面は異なります。

文章の中で繰り返し読んだり聞いたりすることで、自然と単語の使い方が定着します。

単調さがない

単語帳での学習は英単語と日本語訳を見比べて例文を読む、という単調な作業になり、苦痛を感じる人も多いです。

文章の中で英単語を覚えるようにすれば、英文を読んでいく中で単語を覚えることができるので単調さがなく英語を楽しみながら学習を進められるでしょう。

英単語を文章で覚えるデメリット

英単語を文章で覚えるデメリットは以下のとおりです。

  • 効率が悪い

効率が悪い

英単語を文章で覚えるデメリットは英単語を1つ覚えるのに時間がかかってしまうことです。

文章で覚えるという英単語の覚え方は、記憶への残りやすさの観点で言えば正しいと思います。

前後の文章や、話の内容などが絡み合った状態で知識を取り入れたほうが印象に残りやすいのは確かです。

しかし、英単語を文章で覚えようとすると多大な時間がかかってしまうのです。

例えば、300語の英文に新出単語が10個ほど出現すると考えてみましょう。

新出単語が多めに出てくるように書かれている文章ですから、1つの文章を読むのに3分ほどはかかるでしょう。

そしてこのとき、単語に触れた回数は1回です。

1つの単語に触れるのに18秒ほどかかっている計算になります。

通常の単語帳であれば、英単語の発音と意味を5回以上は確認できる時間です。

そして、この時間差は覚えようとする単語の数が多いほどに広がっていきます。

そうすると、必然的に繰り返し同じ新出の英単語に触れる回数は減っていきます。

英単語を覚える上では繰り返しの作業が絶対的に重要です。

この「文章で覚える」勉強方法は1回あたりで記憶に残る量は大きいですが、時間がかかるという特性のため繰り返しの学習には不向きです。

英単語を覚えるなら例文or実践とセットがおすすめ

ここまでの話をまとめると、英単語を文章で覚えるのはメリットも多いが、時間がかかりすぎるというデメリットがある、ということになります。

そこで提案したいのが、「単語単体の学習と文章の中で覚えることをセットにする」ということです。
具体的には以下の2つの方法があります。

  1. 単語帳とリーディング・リスニングを並行する
  2. 文脈型の単語帳を使う

単語帳とリーディング・リスニングを並行する

単語帳だけ、のような学習は定着度や実用性の観点からおすすめできませんが、リーディングやリスニングなど実際に英単語と出会う機会を設けることで、単語帳と文章の中で覚えるやり方のいいとこ取りで学習を進めることができます。

文脈型の単語帳を使う

単語帳は単独の例文が並びますが、文脈型の単語帳は長い英文の中で新出の単語を覚えていく仕組みです。

文脈型の単語帳は単語がリストアップされていながら、長文を読んでいく中で単語に出会う機会も確保されているため、単語帳と文章の中で覚えるやり方を融合した教材です。

ここからは「文脈型の単語帳」について詳しく見ていきましょう。

文脈型英単語帳がおすすめできるのはどんな人?

文脈上の単語帳とは、単語と和訳を一対一で暗記するのではなく、英文の中で出てきた英単語を覚えるように作られた参考書です。

以下は実際の文脈型単語帳を撮影したものです。(著作権の都合上モザイク処理を施しております。)

1枚目の画像が英文の掲載ページです。

一見すると普通の長文読解の参考書のように、ページが英文で埋め尽くされています。

見開き左側の英文のうち太字になっているのが、覚えたい英単語となっており、見開き右ページには英文の和訳が載っています。

また、2枚目の画像は単語リストのページです。

文脈型の単語帳の場合は単語だけ別ページにまとまっていることが多いです。

このように、文脈型の英単語帳では、英文の中にある覚えたい英単語を文脈の中で記憶していく作りになっています

文脈型の単語帳がおすすめできる方の特徴は以下です。

  1. 試験までに時間がある方
  2. 単語帳での学習にアレルギー反応が出る方
  3. 読解力を付けたい方

試験までに時間がある方

すでに触れた通り、単語を覚えるということだけについて言えば、文脈型の単語帳よりも一般的な単語帳を使ったほうが速く語彙を増やすが出来ます。

しかし、試験までに時間がある場合で単調な暗記に頼らず、読解の中で英単語を身に付けたい場合は文脈型の単語帳を使うのも1つです。

私自身、中高生のときにはほとんど単語帳を使わずに長文読解の中で英単語を覚えました。

効率だけを考えれば、普通の単語帳を使ったほうが速く覚えられたのでしょうが、時間はかかった分、英文の内容を楽しみながら自然と語彙力が付きました

単語帳での学習にアレルギー反応が出る方

学生時代に英語の授業の単語テストが大嫌いだったという方も多いのではないでしょうか?

毎週のテストのために、一夜漬けでひたすら単語を覚えるという単調な作業に辟易して、「英単語」と聞くだけでアレルギー反応が出る方もいるかも知れません。

そういった場合は、効率は度外視して文脈型の単語帳や長文読解の中で英単語を覚えていくのがおすすめです。

もちろん多少我慢すれば、単語帳での学習も継続できる場合は問題ないですが、無理に一般的な単語帳で学習して挫折するくらいなら文脈型の単語帳で英単語を覚えていくのも一つの手です。

読解力を付けたい方

英検の語彙対策として「文で覚える単熟語」シリーズがあります。

これは、英検の各級の文章を題材に自然と受験級の合格に必要な英単語が習得できるという優れものです。

実際私も英検準1級の対策として、「準1級レベルの読解演習もしたいし、英単語も覚えたい」というときに「文で覚える単熟語」を利用しました。

実際、かなりの数の英文を精読しながら準1級レベルの英単語に触れられたので、非常によい対策になりました。

文脈型英単語帳の使い方

文脈型の単語帳のおすすめの学習方法を紹介します。

3ステップを踏んで効率的に単語を定着させましょう。

STEP
文章を黙読

なるべく訳を見ないで読んでみてください。
文脈から単語を予測することで脳が活性化して、後で単語が記憶に残りやすくなります。

STEP
意味を確認

和訳はすべて読む必要はないです。
単語や表現でうまく意味が入ってこなかった箇所だけ確認して、文章の意味を理解した状態を作ります

STEP
音読

仕上げに音読でインプットしていきます。
インプットの際は黙読よりも音読をオススメします。
声に出すことで運動記憶として単語の意味が定着し、また自然と発音も意識するためリスニング対策になります。

1周目はこの3つのステップをそれぞれの文章で行います。
2周目以降は音読だけすれば十分でしょう。

音読している途中で意味があやふやな場所があれば和訳や単語リストなどを参照しましょう。

何周すればよいかについては、決まった回数はありません。

音読していて意味がすっと入ってくるようになったらOKです。

おすすめの文脈型英単語帳

最後に目的別におすすめできる文脈型の英単語帳を紹介していきます。
自分のレベルや目的に合わせてマッチしそうなものを選んでみてくださいね。

8000語(英検準一級レベル)の語彙を習得したい方におすすめの文脈型英単語帳

500語を超えたあたりからは単語帳での英単語習得がもっとも効率的になります。

文脈型単語帳もこのレベルのものは結構ありますがおすすめは、「Core 1900」です。
例文が面白いので学習しやすいです。

音読教材にも使えるので僕はそっちメインで使ってます。

英検を受ける方におすすめの文脈型英単語帳

英検受験を控えているのであれば「文で覚える単熟語」シリーズをオススメします。
英検対策の大家である旺文社が出版している単語帳で「文単」と略されているものです。

みなさん、英検対策の単語帳で最も売れている「パス単」はご存知でしょうか?
文単はパス単の文章バージョンのようなものです。

単語の重複が多いので、パス単を覚えた後に文単で復習すれば効果倍増です。

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英単語は文章で覚えるべき?についてのまとめ

この記事では英単語は文章で覚えるべきか?について以下の観点からまとめました。

  • 【結論】英単語は例文とセットで覚えよう
  • 英単語を文章で覚えるメリット
  • 英単語を文章で覚えるデメリット
  • 英単語を覚えるなら例文or実践とセットがおすすめ
  • 文脈型英単語帳がおすすめできるのはどんな人?
  • 文脈型英単語帳の使い方
  • おすすめの文脈型英単語帳

結論、英単語は例文とセットで覚えるのが効率的です。

英単語を文章で覚えるメリットは以下のとおりです。

  1. 記憶に定着しやすい
  2. 単語の使われ方がわかる
  3. 単調さがない

英単語を文章で覚えるデメリットは以下のとおりです。

  • 効率が悪い

英単語を覚えるなら例文or実践とセットがおすすめです。

文脈型の単語帳がおすすめできる方の特徴は以下です。

  1. 試験までに時間がある方
  2. 単語帳での学習にアレルギー反応が出る方
  3. 読解力を付けたい方

文脈型の単語帳の使い方は以下のステップです。

STEP
文章を黙読

なるべく訳を見ないで読んでみてください。
文脈から単語を予測することで脳が活性化して、後で単語が記憶に残りやすくなります。

STEP
意味を確認

和訳はすべて読む必要はないです。
単語や表現でうまく意味が入ってこなかった箇所だけ確認して、文章の意味を理解した状態を作ります

STEP
音読

仕上げに音読でインプットしていきます。
インプットの際は黙読よりも音読をオススメします。
声に出すことで運動記憶として単語の意味が定着し、また自然と発音も意識するためリスニング対策になります。

おすすめの文脈型英単語帳は以下のとおりです。

  1. Core 1900
  2. 文で覚える単熟語
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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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