【誰でも書けるようになる!】具体的な英語ライティング勉強法
英語のライティングには効率的な勉強方法があります。
しかし、リーディングの勉強法はなんとなく分かっていても、ライティングの勉強法となると学校でも習わないためよく分かっていないというが本音ではないでしょうか?
この記事では、英語のライティングのスキルを上げたい方に向けて、以下の疑問に答えていきます。
・英語ライティングを勉強するメリットは?
・英語ライティングの勉強を始める前に知っておいたほうがいいことはある?
・英語ライティングの添削は受けるべき?
・英語ライティングの勉強のポイントは?
・英語ライティングの具体的な勉強方法は?
・英語ライティングの勉強法についてよくある質問
この記事が読み終わる頃には、行動に移せるようになっていますよ!
英語ライティングを勉強するメリット
ライティングを勉強することで得られるメリットは以下の4つです。
- 使える表現が増える
- 英会話の準備ができる
- ビジネスメールで役立つ
- 資格試験で得点ができる
自分にとってのメリットをはっきりさせておきましょう!
①使える表現が増える
ライティングは4技能のうち、「話す」「書く」というアウトプット活動の1つです。
中学レベルの読み・聞きはできても、いざそれを使ってアウトプットをすることが出来る人は少ないです。
TOEICなどで高得点が取れても、ビジネスメールが書けないという悩みを抱えている人は案外多いものです。
下の図では、知っている知識と使える知識がどのように英会話に影響するかを表しています。
図の左側の学習者は知っている知識の量は多くても、そのうち使えるレベルの知識が少ないためライティングや英会話に苦手意識があります。
一方で、右側の学習者は知っている知識こそ少ないですが、そのうちの多くを使えるレベルにしているためライティングや英会話がスムーズに出来ます。
ライティングの勉強では知っている知識を使える知識に引き上げるため、必然的に使える知識が増えていきます。
②英会話の準備ができる
「英会話が出来るようになりたい!」といきなりオンライン英会話に取り組んで挫折する方のお話をよく耳にします。
英会話は4技能のうちでも日本人が最も苦手とするもので、しっかり下準備をせずに英会話を始めると苦手意識が増殖するだけです。
英会話を上達させたい場合でも、まずは簡単な英作文から始めることでスムーズに英会話に移行できます。
英会話の準備としてのライティングの学習方法は以下の記事で詳しく解説しています。
③ビジネスメールで役立つ
ビジネスメールを書く際に、翻訳ツールに頼り切りになってはいないでしょうか?
ツールはあくまでも、基本的な文章を書けるようになった上で利用するのがおすすめです。
というのも翻訳ツールは不完全で、場面・状況に適した表現になっていなかったり、英語圏の人からすると意味不明な表現になっていたりすることもあります。
自分自身がしっかりとライティングの基礎を抑えておくことで、自分でメールを書けたり、ツールを使う場合でも基本的な誤りを手直ししたりできます。
④資格試験で得点ができる
英検、IELTS、TOEFL、TOEIC S&Wといった英語の資格試験では、ライティングが課されます。
ライティングはしっかりと型が決まっていたり、表現の幅を問われたりと、しっかりと対策をしないと高得点を取るのが難しいです。
特に上級者ほど、ライティングに苦手意識を持っている可能性が高いです。
反対に言うと、しっかりと対策さえすれば比較的点数は取りやすいのも事実ですから、ぜひこの記事で紹介する勉強法で対策しておきましょう。
英語ライティングの勉強を始める前にすべき準備
ライティングの勉強を始める前に最低限知っておくべき知識とすべき準備をまとめました。
知識・準備無しで勉強するのに比べて、大幅に学習効率が上がりますのでぜひご確認ください。
- 目標を決める
- 勉強法を決める
- 添削を受ける環境を整える
英語コーチングでも実際に使われている手法です!
①目標を決める
学習を始める前に「いつまでに」「どうなっていたいのか」を決めましょう。
目標を決めるときは期限を設定することで、形骸化せずにしっかりと締め切りまでに目標を達成しようとする心理的な効果があります。
漠然と「ライティングができるようになりたい」というのでは漠然としすぎているので、ライティングを課す試験などで自分のライティング能力の目標を設定しましょう。
例えば、初学の方であれば英検3級を目標にしたり、ビジネスメールであればTOEIC S&Wを、アカデミックなライティングならIELTS, TOEFLなどで目標を数値化するといいでしょう。
②勉強法を決める
後で具体的なライティングの勉強を紹介しますが、自分のスタート地点の能力と目標に応じて最適な学習方法を事前に決めていきましょう。
戦略なき学習は、途中でモチベーションがなくなったり、思ったような伸びが得られなかったりと非効率的になりがちです。
しっかりと現状の能力を把握した上で、いつまでにどんなライティング能力を達成したいのかを明確にして、自分に最適な学習方法を取りましょう。
③添削を受ける環境を整える
ライティングでのご法度は、書いた英文を復習せずに書きっぱなしにすることです。
ライティングは、書いたものに対してフィードバックをもらってリライトすることで劇的に力が伸びていきます。
可能な限り、指導者に書いた英文を添削してもらうようにしましょう。
添削を受けるメリットについては、次の章で解説しています。
添削をしてくれるスクールや知り合いが近くにいない場合は、オンラインで添削を受けることが出来るサービスが多々あるので利用を検討してみてください。
予算的に厳しい場合は、自分で書き終わった英文をチェックしたり、AIによる英文法の添削ツールを使ってみるのもいいでしょう。
パソコンのソフトウェアなら、Grammarlyがおすすめです。
ただし、GrammarlyをはじめとするAIによる添削は、経験上限界があり誤字脱字、冠詞・名詞の単複のミスを検知するもの、位に捉えておきましょう。
英語ライティングは添削が超重要
ライティングの勉強で、自分が書いた英文を添削してもらうメリットは以下です。
- 和文和訳が学べる
- 文法・語法が学べる
- 文章の論理展開が学べる
- 英語らしい自然な表現が学べる
英作文を添削することで劇的にライティング能力を伸ばす受講者さんが多いです!
①和文和訳が学べる
日本で英語を習得した人から添削を受ける最大のメリットは、和文和訳の力が身につく点です。
和文和訳とは、英語に直す前の日本語での発想を別の日本語で言い直す作業のことです。
例えば、「蓼食う虫も好き好き」ということわざがあります。
これを英語に直せと言われたとき、「蓼」や「好き好き」を辞書で調べるのでは一向に英語のアウトプット能力は身につきません。
蓼食う虫も好き好きということわざをそのまま英訳するのではなく、「人の好みというのは説明できない」とするとどうでしょうか?
There is no doingで「〜はできない」、account forで「説明する」、tastesで「好み」という高校レベルまでの知識を使えばThere is no accounting for tastes.とできます。
これは教科書どおりですが、他にもIt depends on us what we like.とすれば、もっと簡単にもできますね。
このように「蓼」というような英単語を知らなくても(あるかどうかもわかりませんが)、発想を変えて簡単な日本語に直すことで一気に書ける英文が増えていきます。
英語のライティング添削では、このような視点から添削をもらうことで、自分が書けなかった英文や言いたかったことを「自分でも書けそう!」と思える形で提案がもらえます。
これは帰国子女などではなく、第二言語として1からライティングを学んだ英語指導者に強みがあるので、そういった添削を提供しているサービスを利用するのも手でしょう。
私が運営している英語コーチングサービスでは、ライティングでの和文和訳レベルでの添削に加えて英語力を効率的に伸ばすサポートを行っています。
ライティング力でお困りのことなど、英語学習に関する相談を無料で行っております。
サービス名 | Satellite | ||
---|---|---|---|
URL | https://keizokushitai.com | ||
受講期間(ヶ月) | 4 | 6 | 12 |
料金 | ¥308,000 | ¥445,500 | ¥792,000 |
入会金 | ¥55,000 | ¥55,000 | ¥55,000 |
総額 | ¥363,000 | ¥500,500 | ¥847,000 |
月額料金 | ¥90,750 | ¥83,416 | ¥70,583 |
受講スタイル | オンライン | ||
添削 | ○ | ||
教材 | 市販 | ||
面談 | 月4回50分 | ||
学習時間 | 制限なし | ||
月払い | ○ | ||
割引 | 紹介・学生・即日割引 | ||
初学者向け | ○ | ||
ビジネス | ○ | ||
英会話 | ○ | ||
TOEIC | ○ |
②文法・語法が学べる
英単語・英文法の学習を終えて、分かったつもりの事項でも、実際にアウトプットしてみると知識のヌケ・モレが案外あるものです。
三単現ですら、実際に英文を書いてみると抜けていたり、英単語の使い所が間違っていたりと添削を受けてみると、自分の文法・語法の知識の補強ポイントが分かります。
英文法を学び、アウトプットしてみて、フィードバックをもとに文法知識への理解を深めていく、というスパイラルが添削によって完成します。
③文章の論理展開が学べる
英語では、日本語よりも文章の論理展開を意識する必要があります。
特にビジネスで書く英文や、資格試験のライティングでは文章の論理展開が重要です。
例えば、結論を先に述べてから根拠や背景を話す構成、理由はいくつあるのかを述べてから話を展開する構成、接続詞を使って前文との関係を明示するなどです。
独学だと、特にこの論理関係の間違いに気づくのはほぼ不可能だと言えます。
自分では、伝えきれているつもりで書いている英文でも、第三者目線だと論理が飛躍していたり、接続詞がないために文章に展開にいきなり感が出てしまったりと添削ポイントが山盛りです。
④英語らしい自然な表現が学べる
ネイティブや、帰国子女などのバックグラウンドがある方から添削を受けるメリットは自然な表現を獲得できる点です。
文法的には合っていても、実際に使われる英語としては不自然な箇所を検知してもらえたり、その他の言い換え表現を数多く紹介してもらうことで、独学では偏りがちな表現の幅を広げることが出来ます。
英語ライティングの勉強のポイント
英語ライティングを効率よく上達させるには最低限押さえておくべきポイントがあります。
ライティングの学習は、案外「ひたすら書く」という根性論で進めがちな事が多いですからしっかりとチェックしておきましょう。
- 習慣化する
- リライトする
- いちいち調べない
- 学習時間の7割をインプットに
すべて押さえれば圧倒的なスピードで上達できます!
①習慣化する
ライティングは当然、自分で英文を書く習慣が必要です。
読む・聞くといったインプットの学習に比べて、ライティングは自分の中から外に英語をアウトプットするため、取り組む上でハードルが高いです。
毎日でなくても構わないですが、週に3回など一定量のライティングの時間は確保するようにしましょう。
習慣化のポイントとしては以下のものがあります。
- 決められた時間に書く
- お題は事前に決めておく
毎回決められた時間に英作文を実施するようにすると、英作文が習慣化しやすくなります。
ライティングに限らず何かを習慣化したいときは、決められた時間に取り組むようにすると自然と脳が切り替わっていくようになります。
また、英作文の習慣化においてハードルとなるのがお題の選定です。
ライティングのたびに毎回お題を選ぶのがだんだん面倒くさいと感じる方多いです。
一度に10回分など、テーマをまとめて選定しておくと「あとは書くだけ」という状態でライティング学習に入ることが出来ます。
②リライトする
自分で書いた英作文は必ずリライトしましょう。
リライトとは、一度書いた英文をあらためて同じテーマで書き直すことです。
流れとしては以下のようになります。
- 時間を決めて、辞書無しで書く
- 添削を受ける
(受けられない場合は、自分で添削する) - 指摘された箇所を書き直す
辞書無しで書いた英文には、不自然な言い回しや文法・語法上のミスがあることでしょう。
それをプロの目で添削をしてもらい、直された英文を自分でももう一度書き直してみることで正しい思考回路が身につきます。
ライティングを効率よく伸ばすには、添削を受けた英文をリライトするのがもっとも効率的です。
自己添削に比べて、迅速かつ客観的に正しい英文に直してもらえるため大きなレベルアップが期待できます。
③いちいち調べない
ライティングの時に、辞書や和英辞典、インターネットなどを使っていないでしょうか?
もし使っているなら今すぐやめましょう。
もちろん、自己添削やリライトのときには書ききれなかった表現や不安な文法事項をきっちり調べるべきです。
しかし、書きながら調べることには大きなデメリットがあります。
それは「自分の知っている表現で書こうとしなくなる」ことです。
ライティングの力を伸ばすには、新たな知識を獲得することと、今ある知識をフル活用することの2つが必要です。
ライティングの際に辞書やインターネットを使うことで、新しい知識は増えることでしょう。
しかし、すぐに調べてしまったのでは「今ある知識をフル活用する」力は伸びていきません。
つまり辞書なし、インターネットなしでは満足にライティング出来ない人になってしまいます。
第二言語習得で、アウトプットが上手な人はもれなく、この「今ある知識をフル活用する」力が高いです。
母語でない以上、言いたいことすべてを例文の形で暗記していく=新規の知識の獲得だけで対応する、のは不可能です。
言いたいことを表す語彙・表現がすぐには出てこなくても、一度自分の頭で「なんとか知っている表現で表せないか」を考えることで、言い換え能力が身につき、知らない語彙・表現を自分の言葉に置き換えて相手に伝達できるようになります。
④学習時間の7割をインプットに
第二言語習得理論では、大量のインプットと少量のアウトプットがもっとも効率よく英語力を伸ばすことが出来るとされています。
具体的に言うと、インプットが7割、アウトプットが3割程度の学習時間を意識してライティングを取り入れましょう。
この数字は以外に思われる方も多いかもしれません。
というのも「ライティングが上達したいなら、書きまくれば良い!」というのが本能的に正しそうであるためです。
しかし、弾を込めてあげないと銃弾が出てこないように、アウトプットするための十分な量のインプットがないとアウトプットは空回りしてしまいます。
上の数字を実際の学習計画に落とし込んでみましょう。
仮に1週間で10時間の学習時間を取れるなら、週にライティングの時間を3時間取るといいでしょう。
1日あたり、約25分をライティング当てて、残りはインプット学習に費やすのが効率的であると言えます。
ここで1つ注意点です。
ライティング一口に言っても、すべてのライティング関連の学習がアウトプットの扱いになるわけではありません。
辞書無しで、自分の頭の中から英文をひねり出している時間だけがアウトプットになります。
添削の読み込み、ライティング教材の写経の時間などは外部から情報取り入れている以上、インプットの時間になります。
辞書を使わない、純粋な自由英作文の時間のみがアウトプットの扱いになるという点に注意が必要です。
英語ライティングの具体的な勉強方法
いよいよ具体的な英語ライティングの学習方法をご紹介します。
全員がSTEP1から取り組む必要はありません。
自分がすでに出来ているなら、飛ばして不安があるステップから始めましょう。
- 3,000語程度の語彙を習得する
- 中学英文法のテキストを1冊学習する
- STEP1で使用した英文法テキストの英作文の箇所のみを完璧に覚える
- 自由英作文を並行して書く
- 高校入試レベルの英語長文問題の全訳→英語をどんどん書いていく
- 自由英作文を並行して書く
- 5,000語程度の語彙を習得する
- 高校英文法のテキストを1冊学習する
- 自分の目的に合わせて、ライティングの方向性を決める
- 英検ライティングの写経などでインプットする
- 自由英作文を並行して書く
ステップ1:中学語彙・文法を勉強する
- 3,000語程度の語彙を習得する
- 中学英文法のテキストを1冊学習する
ライティングのはじめには、基礎的な語彙と文法を習得しましょう。
まずは中学レベルの3,000語程度を覚えてしまいましょう。
語彙が3,000語あるかどうか分からない、勉強して3,000語に行ったか確認したいという方は、以下のサイトで計測ができます。
https://preply.com/en/learn/english/test-your-vocab
英単語はテキストでも、アプリでもOKです。
テキストなら以下の高校入試レベルの単語帳でいいでしょう。
アプリでスキマ時間も活用したいという方は、以下のアプリなら月額課金制で好きな単語帳や便利な機能を使い放題です。
文法は中学レベルの文法をしっかり抑えましょう。
ステップ2でも例文暗唱用として使用しますので、和文英訳問題が5問程度ついているものが良いでしょう。
「中学全範囲英文法パターンドリル」は説明も簡略で、学び直しで思い出しがてら取り組むのにおすすめです。(自由英作文も5問ついてます。)
理解のために進めるので、2,3周苦手な箇所を中心に取り組めばいいでしょう。
ステップ2:中学英語の構文を暗記する
- STEP1で使用した英文法テキストの英作文の箇所のみを完璧に覚える
- 自由英作文を並行して書く
ステップ1で使用した英文法テキストの自由英作文の箇所を即座に書けるようになるまで、練習しましょう。
すべてを満遍なくやるよりも、苦手な箇所を繰り返すようにしましょう。
このステップからは、自由英作文を並行させましょう。
自由英作文の取り組み方は、以下の記事内で紹介しています。
ステップ3:高校入試の英語長文を復文する
中学レベルの基本的な和文英訳が一通り出来るようになったら、高校入試レベルの英語の長文を復文してみましょう。
復文とは、長文などの全訳の日本語を問題文の英語に直すトレーニングのことです。
高校入試レベルの英語長文は、中学の語彙・文法の知識だけで書かれていますから、格好の練習となります。
具体的には以下の流れで進めるといいでしょう。
- 辞書は見ない
- どんな構文で書いているか確認する
- どんな英単語を使っているか確認する
- どう変えれば、問題のような英文になるか考えながら直す
- ステップ3でインプットした正しい英文を全訳をもとに再現する
- 何も見ないで完璧に問題文を同じ英文が書けるようになるまでステップ3と行き来しながら繰り返し練習する
私立高校の入試長文は高校の語彙・文法が含まれていることがあるので、公立高校の入試英語長文がおすすめです。
ステップ4:高校語彙・文法を勉強する
ステップ3まででも十分、ライティング力は身につきますが、さらなる表現の獲得を目指す上では高校語彙・文法を学習しておくといいでしょう。
また、ビジネスなどでは結局インプットのスキルでも高校語彙・文法は必須ですからここで学んでおくといいでしょう。
語彙に関しては、高校卒業レベルの5,000語を目指しましょう。
英作文に関しては、この5,000語レベルの語彙までで十分言いたいことは表せるでしょう。
語彙が5,000語あるかどうか分からない、勉強して5,000語に行ったか確認したいという方は、以下のサイトで計測ができます。
https://preply.com/en/learn/english/test-your-vocab
英単語はテキストでも、アプリでもOKです。
テキストならBasic~Advancedレベルの単語帳でいいでしょう。
アプリでスキマ時間も活用したいという方は、以下のアプリなら月額課金制で好きな単語帳や便利な機能を使い放題です。
英文法に関しては、大学受験生のように重箱の隅をつつくようなレベルの細かい知識は不要です。
「Mr.Evineの英文法ブリッジコース」一冊で理解しておけばいいでしょう。
ステップ5:書けるようになりたい英文を写経する
ここまでくれば、あとは書けるようになりたいライティングのレベルや資格試験に応じたインプットと、自由英作文を並行して行うといいでしょう。
ステップ4で習得した高校レベルの語彙と文法の知識があれば、ほとんどすべてのライティング教材の理解、復文がが出来るはずです。
インプットとしては、書けるようになりたい素材を写経して何も見なくても、教材の英語を書けるようになるまで練習しましょう。
復文と違いは、最終のゴールが日本語から英語ではなく、頭の中で描いた「言いたいこと」を日本語を挟まずに英語に直していくことです。
具体的な取り組み方は以下です。
英文を一文読みあげたあと、何も見ずに唱えた英文を紙に書く
すべての英文で行う
英文をパラグラフ単位に区切り、英文にサッと目を通した状態から何も見ずにパラグラフを英文で書き切る
文全体をパラグラフごとに伝えたい内容をイメージしながら、何も見ずに書く
写経と言っても、ただ英文とノートを交互に見て書き写すだけではありません。
ステップを踏みながら、まるで自分が1から英作文しているかのように、正しい英文の書き方を追体験していくかのようにライティングします。
最終的には、文章全体を「こういう英文を書くから、パラグラフ構成はこう。」というざっくりしたイメージから何も見ずに、お手本通りの英文を再現できるようになるまで練習します。
半ば暗唱のような形で書けるようになれば、実際に自分で英文を書くときにも使えるようになります。
例えば、「英検準1級最短合格!英作文完全制覇」は英検準1級のライティング対策本ですが、高度なことを伝える際にも平易な表現で書かれているため、練習にぴったりです。
英検を受けない場合でも、ステップアップとして有用です。
英検の過去問に付属しているライティングの回答例などはあまりに難しいため、平易な語彙・文法で書かれている参考書を選ぶのがポイントです!
英語ライティングの勉強法についてよくある質問
- 独学でもライティングは上達しますか?
-
はい。独学でもこの記事の内容を押さえれば上達できます。
ただし、添削や、学習プログラムをプロに任せることで独学と比べて圧倒的にライティングの力を上げることが出来ます。
- 英文の書き写しは効果がありますか?
-
はい。
英文の意味をきちんと理解できるレベルなら、ライティングのためのインプットとして非常に効果的です。
ただ英文を書き写すのではなく、英文の意味を理解して日本語のイメージからお手本に沿って書くと効果は絶大です。
- ライティングが出来たら喋れるようになる?
-
いいえ。ライティングが出来る=英語が話せるということにはなりません。
英会話では瞬発力が求められますから、時間を掛けて書けるライティングの能力が高くても、即英語が話せるとは言えません。
もちろんスピーキング用のトレーニングを別途行えば、ライティング培ったスキルは十分スピーキングでも有用です。
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