【おすすめサービスを見る前に!】英語コーチが教える英語コーチングの選び方

英語コーチングは短期間で大きな成果を上げるサービスとして注目を集めていますが、年々サービスを提供する会社・個人が増えてきています。
しかし、比較的新しいサービスであるために、おすすめのサービスを見ても「どの英語コーチングも同じに見えてしまう⋯」とお困りの方も多いのではないでしょうか?
実際私は英語コーチをしていても、「学習者が自分に合ったサービスを見つけるのは困難だろう」と思います。
この記事では現役の英語コーチである私が以下の疑問・悩みにお答えしていきます。
- 英語コーチングのNGな選び方は?
- 英語コーチングの選び方は?
英語コーチングのNGな選び方は?
英語コーチングのNGな選び方は以下のとおりです。
- 広告で流れてきたコーチングにすぐに申し込む
- 大手=質が高いと思い込む
- 価格だけで決める
広告で流れてきたコーチングにすぐに申し込む
普段から英語学習に関連するコンテンツを利用していると、SNSやWebページに英語コーチングの広告が流れてくることもあるかと思います。
広告は英語コーチングに興味を持っていただくきっかけとしては良いのですが、他のサービスを調べずに申し込むことはおすすめできません。
この後ご紹介しますが、英語コーチングと一口にいっても価格帯からサービス内容まで多岐にわたるため、自分にはどんな英語コーチングが最適なのかを考えておくのが大切です。
大手=質が高いと思い込む
英語コーチングを提供するのは大手企業、ベンチャー企業、個人事業主などさまざまですが、大手=質が高いという思い込みは捨てましょう。
確かに大手は返金保証や設備が整っていることが多いですが、必ずしも質が高いとはいい切れません。
例えば、大手の英語コーチの募集要件として「TOEICスコア800以上」というものがありますが、個人でTOEIC900点以上の英語コーチはたくさんいます。
もちろん英語力=コーチとしての優秀さ、というわけではありませんが、少なくとも「自分ができないことは教えられない」ことを考えれば、大手だからといってコーチが高い英語力を有しているとは言えないわけです。
価格だけで決める
英語コーチングは平均の月額料金が約12万円(当社調べ)と高額のサービスのため「少しでも費用を抑えて受講したい」と思うのは当然です。
また反対に「大手の英語コーチングは高額だからいいサービスを受けられるのだろう」と価格だけでサービスの優劣を決めつけるのは危険です。
例えば、同じサービスを提供するにしても個人より大手の英語コーチングが高額なのは以下のような理由からです。
- 教室の運営費用が受講料金に反映されているため
- 広告費が受講料金に反映されているため
- 総務部、人事部などの管理部門やカリキュラム開発部門の人件費が受講料金に反映されているため
大手の英語コーチングの中には教室を持つものもありますが、その教室の家賃や備品、水道光熱費などはすべて受講者の受講費用に反映されます。
また、SNSの広告やWeb広告などを出稿するには広告宣伝費がかかるため、これも受講料にプラスされます。
さらに、個人であればかかることのない総務部、人事部などの管理部門やカリキュラム開発部門の人件費が受講料金に反映されているため、大手の受講料金は非常に高額になるためです。
反対に言えば、個人で運営している英語コーチングではこれらの「コーチングの質とは関係ない費用」がかからないため、大手と同じサービスを提供するにしても低価格で提供できるわけです。
英語コーチングの選び方は?
英語コーチングを選ぶときにはついつい「英語コーチングおすすめ◯選!」と謳ったWebページの情報や広告で流れてきたサービスに飛びつきがちです。
しかし、英語コーチングは安い買い物ではないためしっかりと「選び方」を知っておくことが大切です。
現役英語コーチの私が考える英語コーチングの選び方は以下のとおりです。
- コーチで選ぶ
- サービス内容で選ぶ
- 受講場所で選ぶ
- カリキュラム内容で選ぶ
- 提供元の規模で選ぶ
コーチで選ぶ
コーチングでもっとも重要なのは「コーチの質」です。
3ヶ月〜1年の付き合いになるので、ここは最重要の項目と言えます。
具体的には次の項目で
- コーチ自身の英語力
- 自分が求めるバックグラウンドを持っているか
- 人間として信頼できそうか
- 自分の性格と合いそうか
- まめに連絡をくれるか
- 添削ができるのか
英語コーチング自体、かなり新しい業界なので人材の出入りが激しく、また研修体制も整っていないことが多いためコーチの質というのはかなり優劣が激しいというのが正直な感想です。
まず自分を担当するコーチが英語力が自分の求めるレベルにあるか、というのはチェックしておきましょう。
英語力が高い=優れた英語コーチ、というわけではありませんが、自分の英語力以上のものは伝えることが出来ないというのは事実です。
例えば初級者を脱出したい、という目標の場合はTOEICが700点程度のコーチでも十分指導は可能です。
しかし、上級者で英会話をバリバリできるようになりたい、TOEICで900overを達成したい、という受講者は自分の目指す英語力に達していないコーチを選ぶのは避けたほうがいいでしょう。
英語コーチは比較的新しい職業で、本業にプラスしてコーチングを行っている方や、今まで英語を使った仕事をしていて、そこからの転職で英語コーチを仕事にした人が多いです。
海外留学経験がある、外資系でのビジネス経験がある、移住経験がある、日本にいながらにして英語を身に着けた、学校英語から発展して英語を身に着けた、大人になってからの学び直しで英語を身に着けた、など様々なバックグラウンドを持ったコーチがいます。
自分と似た境遇だったり、自分が目指していることを達成したコーチを選ぶことで、英語以外にも留学中の話やビジネスでの実践などの話を聞くことが出来ます。
ただし、似たような境遇や求める経験を持っているからといって、そのコーチが最適かというと必ずしもそういうわけではありません。
他の要素も加味した上で、あくまで一つの基準として捉えましょう。
またサービス受講後に「合わないな」と思ったときに、コーチの交代を依頼できるかどうかもサービスによって異なります。
サービス内容で選ぶ
コーチングサービスを提供する各社、サービス内容が大きく異なります。
サービスやサポートが手厚くなれば、当然料金も高くなります。
自分に必要なサービスは何か、反対に不要なサービスは何かをしっかり吟味することで、自分にあったサービスを選ぶことができます。
- 面談の頻度・時間・内容
- 添削の有無・頻度
- 質問対応の有無
- コーチとの連絡頻度・方法
まず、コーチングの中心となる面談の頻度・時間・内容を確認しておきましょう。
頻度は週に1回、2週に1回などがあります。
頻度が高いほど、カリキュラム内容や学習の進捗に合わせた調整が可能になります。
基本的には50〜60分程度の面談が多いです。
面談の内容を確認する際は「コーチング寄り」か「ティーチング寄り」かという目線を持つと良いです。
コーチング寄りの面談では、学習の進捗が正しく進んでいるか、今週はどれくらいの時間、何をどこまで、どのように勉強するのか、などが中心となります。
自分で学習を継続するための様々なコーチングスキルや英語学習におけるポイントが身につきます。
一方、ティーチング寄りの面談では、かんたんな進捗確認に加えて、あとは文法・発音などの講義や質問対応を行います。
初学者の場合、「こんな感じであとは自分で進めて」というコーチングスタイルだと不安に感じる方もいるかも知れません。
そういった場合は、直接講義や質問対応に応じてくれる内容がいいでしょう。
面談以外の時間に、英作文や発音、シャドーイングなどをコーチが直接添削してくれるサービスもあります。
週1回の面談だけでは、受講者の日々の学習内容を詳しくチェックすることは難しいです。
特に発音や英作文は独学の場合「正しい英文を書けているのか」「正しい発音ができているのか」というのはわからないままになってしまいがちです。
経験からも「添削を受けるのが一番早くて確実に上達する」と思います。
中には録音した英会話を聞いて、添削してくれるサービスもあります。
日々の学習で「ここはどういうことなんだろう?」という疑問はつきものですよね。
そういった際にすぐにコーチに質問できるか否か、というのもチェックしましょう。
面談のときにはもちろん対応してくれるコーチがほとんどでしょうが、質問対応を受け付けていない、返信までに時間がかかることもあるので事前に質問対応の流れを聞いておきましょう。
面談外でのコーチとの連絡手法は大きくチャットかメールに分かれます。
正直LINEなどのチャットツールのほうが気軽に連絡できるので楽です。
受講場所で選ぶ
オンラインで完結するコーチングサービスもあれば、教室型やオンライン・教室併用型のサービスもあります。
教室に通うサービスはオンラインで完結する場合に比べて、教室の運営費がかかるので金額は高くなります。
例えば、教室が通勤の途中にあって、ある程度監視されている環境下で勉強したいなどという場合は教室型を、家で学習できる、近所のカフェで勉強するという場合はオンラインで完結するサービスがおすすめです。
自分の学習スタイル合わせて選ぶといいでしょう。
カリキュラム内容で選ぶ
各英語コーチングサービスは独自のカリキュラムを持っています。
どれも一長一短ですので、しっかりカリキュラムの内容を吟味することで「思っていたのと違う!」ということにならずにすみます。
- 自分が受講する目的に合っているか
- 受講期間がマッチしているか
- 最低の学習時間が決まっているか
- カリキュラムの変更に、柔軟に対応できるか
まず、カリキュラムの内容が受講の目的に合っているかを確認しましょう。
例えば「英会話ができるようになりたい」というのに「TOEIC対策コース」を選んでしまうと、リーディングやリスニングスキルの習得に特化したカリキュラムに沿って学習することになってしまいます。
一般的に英語コーチングの受講期間は3ヶ月〜1年です。
高い目標を掲げる場合、コーチングの期間は長いほうが目標を達成しやすくなります。
スクールの中には、1日の最低学習時間というものを設定しているところもあります。
もちろん英語学習に割くことのできる時間は多ければ多いほど成果は出やすくなります。
しかし、中には仕事や育児に追われて、英語学習に確保できる時間が少ない方もいると思います。
その際には、カリキュラムで想定されている勉強時間が自分に合っているかというのをしっかり確認しておく必要があります。
提供元の規模で選ぶ
コーチングを提供しているのは、大手だけでなく、個人経営の場合もあります。
価格の違いについてはすでに説明したので、その他の違いを確認しておきましょう。
- 支払い方法
- 保証
まず個人の場合支払い方法の選択肢が少ないことがあります。
多くの場合、銀行振込になり受講者にとっては少し面倒です。
他にも、コーチ交代ができない、返金対応が一律でないなどのリスクはあるでしょう。
一方で個人経営の場合、一人で運営しているのでカリキュラムが柔軟だったり、日程も柔軟に組むことができるなどのメリットもあります。
個人経営の英語コーチングが気になる方は以下の記事がおすすめです。


PR:オンライン英語コーチングはSatelliteがおすすめ!
英語コーチングサービスSatelliteは、留学なし・社会人になってからの学び直しで英検1級・TOEIC985を取得した代表コーチの私が直接コーチングを担当いたします。
校舎を持たずオンラインで完結するサービスで、私一人ですべてのサービスを提供しているため、大手以上の品質のまま低価格で英語コーチングを受講することができます。
「オンライン英語コーチングについてリアルな話を聞いてみたい」「もうちょっと詳しく知ってから受講を検討したい」という状態でもまったく問題ございませんので、ぜひお気軽に無料カウンセリングにお申し込みください。
英語学習の悩みを無料でプロに相談
代表コーチによる無料カウンセリング実施中
- 英語学習の課題が明確になる
- 効率的な英語学習の進め方が分かる
- コーチング期間で何ができるようになるかが分かる
\ フォームで簡単入力 /
まとめ
この記事では英語コーチングの選び方について以下の疑問にお答えしてきました。
- 英語コーチングのNGな選び方は?
- 英語コーチングの選び方は?
英語コーチングのNGな選び方は以下のとおりです。
- 広告で流れてきたコーチングにすぐに申し込む
- 大手=質が高いと思い込む
- 価格だけで決める
英語コーチングの選び方は以下のとおりです。
- コーチで選ぶ
- サービス内容で選ぶ
- 受講場所で選ぶ
- カリキュラム内容で選ぶ
- 提供元の規模で選ぶ
コメント