無料AI英会話サービス「Dors.AI」のおすすめの使い方を解説!
皆さんは「Dors.AI」というWebアプリケーションをご存知でしょうか?
2023年4月にリリースされたサービスですが、様々な機能を搭載しておりこれから多くの人が利用することが期待されるサービスです。
この記事では以下の疑問に答えていきます。
・Dors.AIとは?
・Dors.AIのおすすめポイントは?
・Dors.AIのイマイチなポイントは?
・Dors.AIのおすすめの使い方は?
最新のAIとお話できますよ〜!
Dors.AIとは?
Dors.AIとは2023年4月に公開された、高機能AIと英会話やチャットが出来るサービスです。
上はチャットの画面で、高機能AIと自然なやり取りがスムーズに出来ています。
2023年4月現在は利用制限付きですが、無料で利用することが出来ます。
開発者のTZ氏によると、今後無制限の有料版のリリースも検討中とのことです。
Dors.AIのおすすめポイントは?
最新サービスDors.AIのおすすめポイントを7つにまとめました。
- AIによる読み上げ機能で、発音のお手本に出来る
- 翻訳機能でチューターの発言をすぐに理解できる
- パラフレーズ機能で、自然な表現を獲得できる
- チューターと自分の発話内容がその場でスクリプトに変換される
- スロー再生機能で、発話のスピードをゆっくりに出来る
- 難易度別で3人のAIチューターから自分のレベルに合ったやり取りが出来る
- 日本語での質問にも回答できる
1つずつ紹介していきます!
①AIによる読み上げ機能で、発音のお手本に出来る
チャットで自分が書いた文章・チューターが書いた文章は、発音ボタンを押せば自動読み上げが開始されます。
自分の発音に自信がない人は、自動音声の発音を真似て音読してみるのがいいでしょう。
②翻訳機能でチューターの発言をすぐに理解できる
チャットをしていて、チューターの使っている表現や発言の意味が分からない場合は翻訳ボタンを押せばその場で理解が出来ます。
音声読み上げの隣の翻訳ボタンを押下すると、以下のように翻訳がすぐ下に出てきます。
③パラフレーズ機能で、自然な表現を獲得できる
チャットをしていて、自分の書いている表現が自然なものになっているか、他にどんな表現が出来るかと気になった場合、パラフレーズ機能が便利です。
例えば、以下のように「Could you advise some subject」という表現が適切なのか気になったときには、自分のチャットの左側に出てくるパラフレーズボタンを押します。
すると真下に、自然な言い換え表現が登場します。
④チューターと自分の発話内容がその場でスクリプトに変換される
Dors.AIではチャットだけでなく、AIチューターと英会話が出来ます。
こちらが話しかけたことに答えてくれたり、こちらが答えやすいように様々な質問をしてくれます。
そしてなんと言っても、このサービス一番の魅力はチューターと自分の発言内容が即座にトランスクリプトとして書き起こされるという点です。
上の画像下の中央「転写」ボタンを押して転写をONにすれば、以下のように画面内に英会話のトランスクリプトが自動で書き起こされていきます。
こちらは非常に精度が高く、英会話が終わった後に自分の発言内容を見返して復習に役立てることが出来ます。
⑤スロー再生機能で、発話のスピードをゆっくりに出来る
Dors.AIでは英会話中、チューターの話すスピードが早いと感じた場合、再生速度を0.75倍or0.5倍にすることで、聞き取りがしやすくなります。
⑥難易度別で3人のAIチューターから自分のレベルに合ったやり取りが出来る
Dors.AIでは、レベルに合わせて3名のAIチューターからチャット・英会話の相手を選択することが可能です。
左のMonicaは初心者向けのチューターで、チャットや英会話のレベルの非常に易しいレベルからスタートできます。
中央のDorsは中級者向けのチューターで、ある程度のレベルでチャットや英会話の相手になってくれます。
右のJamesは上級者向けで、チャットや英会話での発話量や文章のレベルも非常に高いレベルです。
自分のレベルに合わせてチューターを選べるのはいいですね。
⑦日本語での質問にも回答できる
Dors.AIでは日本語での質問も可能です。
こちらが日本語で質問した場合、日本語で回答してくれるので、以下のようにチャット中に気になったことで少し内容が難しそうな場合は日本語で聞いてみるのもいいでしょう。
Dors.AIのイマイチなポイントは?
- 返答に時間がかかる
- 会話がうまく噛み合わない時がある
- 読み上げ機能が聞き取りづらい部分がある
- アプリがなく、ブラウザからのアクセスのみ
サービス自体がリリースから間もなく、AI自体もいまだ発展途上にあるため、Dors.AIにも少しイマイチだなと感じる部分があります。
英会話での返事までのラグが少し長い印象です。
チャットであれば全然問題ないですが、こちらの発言に対してレスポンスを返すまでの処理速度が、対人でのコミュニケーションと比べると少し長いため、テンポよく英会話というわけにはいかなそうです。
高機能AIであるため、ほとんどの質問には適切に返答ができますが、時折「あれ?」となるような返答が来るときがあります。
例えば「何について話したい?」と聞かれたので「ラグビーについて話したい!」と返すと「ラグビーとは〜なスポーツです」という説明が返ってきてしまったりします。
対人のコミュニケーションであれば、ラグビー歴などの質問を始めていくポイントだったので一瞬面食らってしまいました。
チャットの読み上げ機能と英会話の音声はどちらも自動読み上げ音声ですが、コレが少し機械じみていて聞き取りづらいです。
支障があるほどではないですが、やはり人間のイントネーションとはズレがあるのでリスニングには不向きに感じる部分です。
今後はアプリ版も登場するかもしれませんが、2023年4月時点では、アプリ版がなくブラウザからアクセスする必要があります。
Dors.AIのおすすめの使い方は?
Dors.AIのおすすめの使い方として、以下の3つを紹介します。
- 対人での英会話の準備として使う
- 英作文・英会話の自然な表現を添削してもらう
- 自分の発言をスクリプトに起こして、後から復習する
相手がAIだからこその使い方を紹介します!
①対人での英会話の準備として使う
対人での英会話は多くの人が挫折しやすいです。
その理由として、以下のようなものが挙げられます。
- 初対面の人と話す必要がある
- 毎回自己紹介から入る必要がある
- コミュニケーションが満足に取れない
Dors.AIは相手がAIですから、緊張する必要もありませんし、自己紹介を省いていきなり本題に入ることが可能です。
また、相手が言っていることが分からなくてもDors.AIならスクリプトを見返したり、話す速度を遅くしたり出来るので納得できた上で先に進むことが出来ます。
こういった挫折のポイントを回避することが出来るので、いきなり対人の英会話に入るよりもこういったAI相手の英会話をステップとして挟むのがおすすめです。
②英作文・英会話の自然な表現を添削してもらう
独学での英作文・英会話の悩みとして、「表現の幅が広がらない」というものがあります。
Dors.AIなら、上述の通りパラフレーズ機能を使って自分の表現を言い換えできるので独学でも正しい英文を知れたり、表現を広げたり出来ます。
これはまさに英作文の添削を受けて「こういう言い方もあるのか」という目からウロコの気付きに近い体験ができるということになります。
チャット中であれば、パラフレーズボタンを押すだけでOKです。
英会話中であれば、トランスクリプト機能をONにして、自分の発言をチャットにコピペしてパラフレーズボタンを押せば英会話の言い換えもチェックできます。
③自分の発言をスクリプトに起こして、後から復習する
繰り返しになりますが、このアプリの一番オススメのポイントはトランスクリプト機能です。
AIチューターの発話内容はもちろん、自分が話した内容をきちんと英文として画面に表示することが出来ます。
この音声認識は精度がかなり高いので、ぜひ英会話中はトランスクリプト機能をONにして、自分の発話内容を記録しておきましょう。
自分の発話内容を記録して、復習をするのはスピーキング非常に有効です。
トランスクリプトを使って以下のような観点から復習が出来ます。
- 文法的な間違いはないか
- 他に言い換えがなかったか
- このときはこんなことが言いたかったから、調べてみよう
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