【実体験】国内独学5ヶ月で英検1級レベル!ゼロから英会話を身につけた方法

「独学で英会話って習得できるの?」「具体的にどの時期にどんな学習をしたの?」という方に向けて、留学なし、国内独学5ヶ月で英検1級レベルの英会話力を手に入れた私の体験談と成功の秘訣を記述します。

学習を始める前、私自身が本当に英会話を身につけることができるか不安でしたが、その分たくさん学習法を調べ自分を実験台にして大成功を収めることができました。英会話の学習方法が分からずに困っている方を少しでも勇気づけられれば幸いです。

なんとなく続けてるけど、手応えがない。

「英語力の成長が止まってる気がする…」

それ、”やり方”のせいかもしれません。

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目次

5ヶ月で英検1級レベルの英会話に到達した前提条件

「5ヶ月で英語が話せるようになった」というと「誇張している」と思われやすいですが、実際に体感として「英検1級受かるな」と思えるレベルに到達したのは本格的に英会話の学習を始めてから5ヶ月でした。ただし、誤解があるといけないので、私の学習開始時点の前提条件をお伝えしておきます。

すでに基礎があった

英語の学び直し開始時点ですでにTOEIC860点は保有していたため、ある程度の基礎力はありました。英会話はゼロからのスタートでしたが、英語自体の学習はすでに行っていました。

5ヶ月時点で英検1級レベルになったが、実際に取得したのは9ヶ月

英会話に特化した学習を開始して5ヶ月で「あ、これ今受けても英検1級受かるわ」と思えるレベルに到達しましたが、実際に英検1級を受験したのは学習開始9ヶ月時点でした。そのため「英検1級」ではなく「英検1級レベル」と表記しています。

1日3時間学習できる状況にあった

当時コロナ禍で仕事も辞めて一時的に実家に戻っていたため、オンラインで英語を教えたり、通信で教員免許を取る以外にやることがなく、1日3時間くらい勉強することができていました。フルタイムの社会人の方が同じやり方を取るのは時間的な制約から難しいかもしれません。


全員が同じルートを通って成功できるわけではありませんが、「TOEICは取れるんだけど英会話はてんでダメ」「国内で英会話を身につけたい」と思っている方の希望に繋がる記録だと思い、詳細をシェアしていきます。

独学で英会話習得に成功した秘訣

独学で英会話を身につけるのは、決して楽な道じゃありません。頑張る理由よりも、途中で諦める理由の方がはるかに多いのが現実です。留学経験なし、さらには独学で、英会話を高いレベルで習得するのは、本当に、本当に至難の業でしょう。
でも、安心してください。私がそうだったように、短期間で英会話の実力を大きく伸ばすことに成功した人も確かにいるんです。ここでは、そんな独学の茨の道を乗り越えるために、特に重要だと感じた3つのコツを紹介します。

インプット8割・アウトプット2割

英会話を上達させたいなら、とにかく話せ!」ってよく聞きますよね。もちろん、アウトプットはめちゃくちゃ大事です。でも、独学の初期段階で最も重要なのは、実は「インプット8割・アウトプット2割」という比率なんです。

これ、逆じゃないの?って思うかもしれません。でも考えてみてください。弾丸を込めていない銃の引き金をいくら引いても、空回りしてしまいますよね?それと同じで、英語の「知識(インプット)」が十分になければ、いくら「話そう(アウトプット)」としても、使える言葉が出てこないんです。

私が独学を始めたばかりの頃は、ひたすらインプットに時間を割きました。具体的には、

  • 文法(瞬間英作文):基礎的文法を徹底的に叩き込む。
  • 音読パッケージ: リスニングとリーディングを1冊のテキストで100回繰り返す

といった学習です。この段階で、たくさんの「引き出し」を脳内に作っていきました。

そして、ある程度の知識が蓄積されたら、その知識を使ってアウトプットするんです。例えば、瞬間英作文や音読で身につけた知識を、オンライン英会話で積極的に使ってみる。

この「インプットで蓄える→アウトプットで試す」のサイクルを回すことで、知識が「使える英語」へと変わっていきます。特に独学の場合、アウトプットの機会が限られるからこそ、このインプットの質と量が後々のアウトプットの質を決めます。焦って話そうとするよりも、まずはしっかりと土台を築くことを意識してみてください。

1つの教材を繰り返す

「あれもこれも良さそう」って、英語学習の教材って本当にたくさんありますよね。新しい教材が出るたびに、「今度こそ!」と思って買ってしまう「教材ジプシー」になっていませんか?実は、これも独学で挫折する大きな原因の一つなんです。

独学で成果を出すためのコツは、「1つの教材を徹底的に繰り返す」こと。これにつきます。

例えば、私が英会話力向上のために使った参考書は、10冊もありません。1冊1冊を、100回繰り返しました。最初は瞬間英作文ですぐに英文が出てこなかったり、シャドーイングでかんたんな音声でも聞き取れなかったりしましたが、100回も繰り返せば完全に「自分のもの」になっていました。

新しい教材に手を出すたびに、また最初からやり直すことになりますよね。そうすると、なかなか達成感が得られず、「自分はなんて覚えが悪いんだろう」とモチベーションが下がってしまいます。

1つの教材を徹底的に繰り返すメリットは、

  • 知識が定着しやすい: 脳は反復することで情報を長期記憶に移行させます。
  • 達成感が得られる: 1冊を最後までやりきったという経験が、次の学習への自信になります。
  • 無駄な出費が減る: 質の良い教材を厳選し、それを最大限に活用できます。

もちろん、途中で「この教材は自分に合わないな」と感じたら、無理に続ける必要はありません。でも、そうでない限りは、「まずは1冊、完璧にする」という意識を持って取り組んでみてください。その1冊をマスターした時、きっと大きな成長を実感できるはずです。

やらざるを得ない環境を作る

独学は自由な反面、強制力がないため、サボりやすいという側面があります。「今日は疲れたから明日でいっか」「来週から本気出す」なんて言って、結局やめてしまう人も少なくありません。

そこで重要になるのが、「やらざるを得ない環境を意図的に作る」ことです。モチベーションに頼らず、半強制的に学習せざるを得ない状況に自分を追い込むイメージです。

私の場合は仕事を辞めて、英語を仕事にすることを決めていたため、必然的に英語をやらなくては行けない状況にあちました。それに加えて実践した「やらざるを得ない環境作り」は、具体的に以下の通りです。

  1. オンライン英会話の予約: これが一番効果的でした。一度予約してしまえば、レッスン料が無駄になるのが嫌なので、どんなに疲れていても参加せざるを得ません。週に2〜3回、定期的に予約を入れることで、半強制的に英会話のアウトプット機会を確保できました。
  2. 学習時間のルーティン化: 「朝起きてすぐ30分はリスニング」「通勤電車では単語帳」など、特定の時間や行動と紐付けて学習を習慣にしました。歯磨きと同じで、意識しなくても体が勝手に動くようになれば、モチベーションの有無に関わらず学習が進みます。
  3. 目標を公言する: 友人や家族、あるいはSNSで「〇月までに英検1級に合格する!」と宣言しました。人に見られているという適度なプレッシャーが、自分を律する力になります。
  4. 学習記録をつける: 毎日学習時間を記録するアプリ(例:Studyplus)を使うと、自分の頑張りが数字で可視化されます。「今日も頑張ったな」という達成感と、「この努力を無駄にしたくない」という気持ちが、継続の原動力になります。

これらの工夫は、あなたの意志の力に頼るのではなく、「学習せざるを得ない外部要因」を作り出すことで、独学の継続を強力にサポートしてくれます。ぜひ、自分に合った「やらざるを得ない環境」を戦略的に作り上げてみてください。


これらのコツを意識することで、独学での英会話学習は、決して不可能ではありません。むしろ、自分に合ったペースで、着実に実力を伸ばすことができるでしょう。

1ヶ月目:英語の「音」と「骨格」を徹底的に叩き込む基礎固め

独学を始めて最初の1ヶ月間は、焦って難しいことに手を出さず、英語の「音」と「骨格」を徹底的に体に染み込ませることに集中しました。この土台作りが、その後の英会話力や英検1級レベルへの飛躍を支えることになるんです。ここで手を抜くと、後々必ずつまずくので、じっくり時間をかけて取り組んでください。

発音学習(音素・音声変化)

「発音なんて、後からでいいんじゃない?」そう思うかもしれません。でも、私が独学英会話を身につける上で、この発音学習を初期に徹底したことが、その後のリスニング力とスピーキング力に絶大な効果をもたらしました。

なぜ発音学習が重要なのか?

  • リスニング力の向上: 正しい音を知らなければ、正確に英語を聞き取ることはできません。特に「L」と「R」、「B」と「V」のような日本語にはない音や、単語がつながって音が変化する「音声変化」を理解することで、それまで聞きとれなかった英語が「意味のある音」として認識できるようになります。
  • スピーキング力の向上: 自分の発音が正しくないと、相手に意図が伝わりません。また、自分が発音できない音は、聞き取ることも難しいです。
  • 自信の向上: 正しい発音で話せるようになると、英会話に対する抵抗感が減り、積極的に話せるようになります。

具体的な学習法:

  1. 音素(子音と母音)の練習: まずは英語の子音と母音一つひとつの発音方法を学びます。口の形、舌の位置などを意識して、正確な音が出せるように練習しましょう。
    • 使用教材: DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本は、さまざまな角度から撮影した発音の様子を動画で確認できる参考書です。
    • 実践: DVD内で発音している様子を真似て自分でも発音しました。同じ音になるように徹底的に反復して1週間したらCD編で移動時などに繰り返し聞き、自分でも発音しました。
  2. 音声変化(連結、同化、脱落など)の習得: 単語と単語が繋がって音が変化する現象(例: “get up”が「ゲラップ」のように聞こえる)を学びます。これが聞き取れないと、単語を知っていてもリスニングでつまずいてしまいます。
    • 使用教材: 5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れるは、英語の音声変化を5つに分類して10日間で習得できる参考書です。
    • 実践: ディクテーションをして書き取れないところを5回ほど聞き込み、解説を読んで「なぜその発音に変わるのか」を徹底的に分析して納得してから、自分でもスラスラ言えるまで音声変化を真似て発音しました。

ポイント: 学習の初期は、他の勉強を後回しにして発音に集中しました。正しい発音が身についてから、リスニングやスピーキング活動に移行したほうが正しい発音が定着します。

音読パッケージ(中学1・2年レベル)

発音の基礎を固めながら並行して行ったのが、音読パッケージです。これは音読、シャドーイング、ルックアップアンドセイ、リピーティングといった音声活動を組み合わせて、「聞く・読む・書く・話す」4技能を同時に鍛えることができる非常に効果的な学習法です。

なぜ音読パッケージなのか?

  • 英語の語順に慣れる: 日本語と英語では語順が全く異なります。音読を繰り返すことで、英語の語順で理解し、発話する「英語脳」の回路を作ります。
  • 基礎的な文法と語彙の定着: 中学レベルの基礎的な文法や語彙を、実際の英文の中で何度も触れることで、無理なく定着させることができます。
  • リスニングとスピーキングの土台: 正しい発音で繰り返し聞き・発音することで、リスニング時の音の認識能力が向上し、スピーキング時の発話準備にもなります。

具体的な学習法(1つの英文につき以下のパッケージを繰り返して合計100回読む):

  1. リスニング: スクリプトなしで音声を通しで聞きます。細部まで聞くよりも全体の理解度を重視します。2〜3回ほど通しで聞きます。
  2. 口頭ディクテーション: 英文を一文ずつ再生し、聞き取った内容を声に出して読みます。スクリプトを見て、自分が発音した内容と相違がないか確認します。聞き取れない箇所はそこだけ3〜5回程度繰り返し聞きます。冠詞(a, the)の抜けや三単現のsの抜けなど細かいミスも含めて発音できていなかった箇所を蛍光ペンでマークします。
  3. 意味確認(精読): スクリプトを見て、単語の意味や文法事項を完璧に理解します。分からない単語は辞書で調べ、文の構造を把握しましょう。訳を日本語で書く必要はありません。(書かないと理解できない悪癖がつきます。)
  4. リピーティング: 理解した英文の音源を一文聞き、スクリプトを見ながらそっくりそのまま発音します。イントネーションや速さ、リズムなど発音をそのまま真似ましょう。5回繰り返します。
  5. 音読: 音声は流さずに、リピーティングで再現したお手本の音声を自分で再現するつもりで音読します。もちろんスクリプトは見てOKです。15回繰り返します。
  6. シャドーイング: スクリプトを見ずに、音源に少し遅れて影のように追いかけながら発声します。これは、リスニングとスピーキングの連携を強化するのに非常に効果的です。つっかえずにできるまで5回繰り返します。
  7. リピーティング(スクリプトなし): 音源の1文ずつ聞き、スクリプトを見ずに聞いた一文を自分でも再現します。長い文章は途中で区切ります。できるまで5回繰り返します。

使用教材:

ポイント: 音声をふんだんに取り入れた音読パッケージをこなしました。いきなりシャドーイングは難しいので、リピーティングや音読を組み合わせて1つの文章を毎日30回ずつ声に出して読みました。

瞬間英作文(青)

「話したいことは頭にあるのに、かんたんな英語すら出てこない!」これは、多くの日本人が英会話でつまずく典型的なパターンです。これを解消するために取り組んだのが瞬間英作文です。

なぜ瞬間英作文なのか?

  • 英語の語順で考える訓練: 日本語を英語の語順で瞬時に変換する練習を繰り返すことで、「英語脳」の構築を強力に促進します。
  • 基礎文型の徹底定着: 中学英語で学ぶ基本的な文型(SVO, SVCなど)を体に染み込ませることで、複雑な文を作る際の土台が安定します。
  • スピーキングの瞬発力向上: 「えっと…」と考える時間を減らし、スムーズに英語を口から出せるようになります。

具体的な学習法:

  1. 和文を見て瞬時に英訳: 教材に提示されている短い和文を見て、瞬時に英語に変換し、声に出します。
  2. 正解と照らし合わせ: 自分の英訳が正しいか、教材の模範解答と照らし合わせます。
  3. 音読: 正しい英文を何度も音読して、口になじませ、自分のものにしていきます。
  4. 完璧になるまで繰り返す: 一度でできるようにならなくても大丈夫です。同じ和文・英文のセットを何度も何度も繰り返し、和文を見た瞬間に英語が口からスッと出てくるようになるまで練習します。

使用教材:

ポイント: 毎日1時間取り組みました。瞬時に英文が出てくるようになるまで1ヶ月かかりました。


この1ヶ月間は、ひたすらインプットと、それを声に出す基礎練習に徹しました。一見地味に見えるかもしれませんが、この時期に培った「音の理解」「英語の骨格の理解」「口の運動」が、その後の英会話力向上と英検1級合格に大きく貢献しました。特に瞬間英作文はこの後の英会話力の向上に大きく寄与しました。

次の「2〜3ヶ月目」では、アウトプットを本格化させ実践的な内容が増えてきます。

2〜3ヶ月目:基礎力を応用し、アウトプットを本格化する

1ヶ月目で英語の「音」と「骨格」をしっかりと体に染み込ませたら、次の2〜3ヶ月目はいよいよその基礎力を応用し、アウトプットを本格的に開始するフェーズです。ここから独学の学習内容も少しずつステップアップしていきます。

音読パッケージ(中学3年レベル)

1ヶ月目で中学1・2年レベルの音読パッケージをマスターしたら、次は中学3年レベルへと進みます。このレベルの教材は、日常会話でよく使われるフレーズや、少し複雑な文法構造が含まれており、英会話力をさらに引き上げるのに最適です

具体的な学習法は1ヶ月目と同じです。

使用教材:

ポイント: 上の音読教材は初見で7割聞き取れるが細部が聞き取れないため、ピッタリのレベルだと感じ、1.5ヶ月で100回ずつ音読しました。

瞬間英作文(青)

1ヶ月目に引き続き、瞬間英作文・青を徹底的に継続します。

なぜこの段階でも「青本」を続けるのか?

  • 基礎文型の完璧な定着: 英語の「骨格」をなす基本文型を、完全に無意識で使いこなせるレベルにまで引き上げることが目的です。これがおろそかだと、後の応用が利きません。
  • 瞬発力のさらなる向上: 和文を見た瞬間に、迷うことなく英語が口から出る状態を目指します。この反射神経こそが、スムーズな英会話の鍵となります。
  • 「使える英語」への変換: 頭で理解している知識を、実際の会話で使える「スキル」へと変換するための、非常に効率的なトレーニングです。

具体的な学習法:

和文音声を聞いて瞬時に英訳: 1ヶ月目で和文を見ながら瞬間英作文ができるようになったら、文字なしの音声だけで瞬時に英語に直します。これもバネじかけのように和文を聞いた瞬間に英文が飛び出てくるまで繰り返します。

ポイント: 中1レベル〜中3レベルまで和文を聞いて即座に英文が飛び出してくるようになれば、英会話初心者はすぐに脱出できます。

オンライン英会話

この2〜3ヶ月目から、いよいよオンライン英会話を本格的に導入しました。これは、独学で最も不足しがちな「実際に英語を話す機会」を補うための、非常に重要なステップです。

なぜこのタイミングで始めるのか?

  • 基礎力の活用: 1ヶ月目で培った発音、基本的な文法がある程度身についているため、全く話せない状態から始めるよりも、効果的に学習できます。
  • インプットの効率向上: 英会話の中で「これが言えなかった…!」と弱点がわかり、瞬間英作文で重点的に復習するポイントが浮き彫りになります。
  • モチベーション維持: 英会話の中で「瞬間英作文で学習した英文が話せた!」「音読パッケージのおかげで少し聞き取れた!」というようにインプット学習の成果を感じることができ、学習のモチベーション維持に役立ちます。
  • リアルなフィードバック: 英語講師と話すことで、自分の間違いや、より自然な表現を学ぶことができます。

英会話で意識したポイント:

  1. 自分が話すターンが多いトピックを選ぶ: テーマトークやディスカッションなど、自分が話す時間が長くなる教材を選ぶことで、英会話の時間で効率的にアウトプット量を確保できます。単語の確認やクイズなどはすべて飛ばして、ディスカッションパートのみでお願いして英会話していました。
  2. 分かるまで聞く: 質問が聞き取れないときは繰り返し聞きました。聞き取れていないまま適当に返すほうが失礼だと感じて、恥を承知で聞きまくっていました。
  3. 予習はあえてしない: 事前に英文を考えていくとスピーキング要素が減ると考えて、あえて予習はせず(ニュース記事のときは内容だけは読んでました)にレッスン内で考えて発言しました。その代わり復習はしっかりやっていました。
  4. 復習を徹底する: レッスン中に先生に指摘された間違いや、言えなかった表現は必ずメモし、レッスン後に調べ、音読して定着させました。
  5. 1回25分×1日2回受講: 英会話によるアウトプットは学習時間の2〜3割になるように、1日50分(2レッスン)の英会話を受講していました。

使用サービス:

  • NativeCamp: 格安、24時間受講、受講回数無制限、この3つの要素でサービスを決めました。フィリピン人講師が中心でしたが、自分がアウトプットする場ですから、まったく問題なく成長できました。

この2〜3ヶ月間は、インプットを継続しつつ、アウトプットの量を増やし、英会話の実践力を高める期間です。ここでの経験が、その後の英語学習を大きく加速させてくれます。

4〜5ヶ月目:応用力を磨き、英検1級レベルへと飛躍する

3ヶ月目までに培った基礎力と英会話の実践力を土台に、4〜5ヶ月目はさらに高度な表現や思考力を養い、英検1級レベルの英語力を目指すフェーズです。この時期からは、より複雑な内容を英語で理解し、表現するトレーニングに移行しました。

瞬間英作文(緑)

瞬間英作文・青で基礎文型を完璧にしたら、次はスラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング(表紙が緑なので緑と読んでいます)に進みます。これは、少し複雑な文法事項や、より長い、応用的な表現を瞬時に組み立てる練習ができる教材です。

なぜ「緑本」に取り組むのか?

  • 複雑な文法構造の定着: 接続詞や関係詞・分詞を用いた長く複雑な構造の英文を生成できるようになります。
  • 表現の幅を広げる: よりニュアンスの豊かな表現や、ビジネスシーンでも使えるような丁寧な言い回しなどを習得できます。
  • 発話スピードの向上: 前半の「シャッフル編」では、瞬間英作文・青で築いた文法事項別の英文知識をランダムで生成することで発話のスピードが見込めます。
  • 思考力との向上: 後半の「コンビネーション編」では、長く複雑な日本語を口頭で英語に直していく中で日本語→英語への変換思考力を高めることができます。

具体的な学習法:

基本的な進め方は「青本」と同様に、「和文を見て瞬時に英訳→正解と照らし合わせ→音読・シャドーイング→完璧になるまで繰り返す」のサイクルを徹底します。

  • 日本語の「核」を捉える: 長い和文の場合、まずその文が伝えたい「何が」「どうした」という核となる意味を捉え、それをシンプルな英語でどう表現するかを考えます。
  • 模範どおりでなくてOK: 瞬間英作文の青は「型」を身につけるため、解答そのままの形のみを良しとしていましたが、緑は瞬発力・思考力の向上が目的のため、解答と違った表現でもOKです。(関係詞のところを分詞で表現)ただし、解答のほうがシンプルで優れていると感じたときは解答に合わせましょう。
  • 音でやらなくてOK: 扱う英文が長く・複雑になるため、文字ありで実施でOKです。
  • 瞬時に出なくてOK: 瞬間英作文・青はすべての英文が瞬時に飛ばしてくるまで繰り返しましたが、緑は思考力が付けばOKなので、ある程度スラスラできるようになったらゴールです。

2. 音読パッケージ(高校1年レベル)

瞬間英作文のレベルを上げるのと並行して、音読パッケージも高校1年レベルへと引き上げます。このレベルの英文は、社会的なテーマや、より専門的な内容が扱われることが多く、実践的なリスニング・スピーキング力の養成に繋がります。

具体的な学習法:

学習サイクルは1〜3ヶ月目と同じです。

使用教材:

  • 英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】 シリーズ最高レベルでwpm135~150程度の中上級者向け教材です。英文自体は高校1年生の内容ですが、TOEIC800の人でも初見で7割位の理解度になります。

3. オンライン英会話:実践力を高め、思考力を鍛える

この時期のオンライン英会話は、単に話す練習の場ではなく、「英語で考え、英語で表現する」力を高めるための重要なステージでした。

効果的な活用法:

  1. フリートークのテーマを深く掘り下げる: 日常会話だけでなく、社会問題やニュースなど、少し踏み込んだテーマについて自分の意見を英語で論理的に説明する練習をしました。
  2. 具体例を交えて話す練習: 自分の意見を述べるだけでなく、それを裏付ける具体的な理由や事例を英語で説明する練習を重ねました。
  3. 質疑応答の練習: 先生からの質問に対して、瞬時に的確な答えを返す練習をします。質問の意図を正確に理解し、簡潔に答えるスキルを磨きます。
  4. 積極的に間違いを修正してもらう: 自分が話した内容が不自然だったり、文法的に間違っていたりしたら、積極的に先生に指摘を求め、その場で修正してもらい、正しい表現を身につけます。

この時期に急激に英語がスラスラ話せる感覚が出てきて、一気に英検1級レベル(CEFR C1)まで到達しました。英会話学習開始から5ヶ月が経った頃でした。実際にこの4ヶ月後に英検1級に合格するのですが、正直この時点で受けても十分受かる実感がありました。

まとめ

ここまで書いた内容で私は留学なし・独学で、5ヶ月で英検1級レベルの英会話力を手にしました。

①インプット8割・アウトプット2割、②1つの教材を繰り返す、③やらざるを得ない環境を作る、というポイントはこれから英会話を学習する人にとっても重要なポイントになると思います。

とはいえ、既述のように私は学習開始時点でTOEIC860点、毎日3時間の学習時間があったため、一概に全員が同じルートを辿れるとは思っていませんし、やらざるを得ない環境を作るのがなかなか難しいという方も多いでしょう。

そういった方は英語コーチングなどで英語学習のプロの手を借りるのもいいでしょう。
あなたの英会話学習が成功することを心より祈っております。

なんとなく続けてるけど、手応えがない。

「英語力の成長が止まってる気がする…」

それ、”やり方”のせいかもしれません。

今すぐ【あなたの学習タイプ】をチェックして、“最短ルート”の英語学習を見つけましょう。

\ 1分でおすすめ学習方法がわかる /

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この記事を書いた人

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