TOEIC20問残しでも800点は取れる!具体的な方法を英語コーチが解説

TOEICのリーディングパートが時間内に解き終わらず、「いつも20問残ってしまう⋯」という方も多いのではないでしょうか?

TOEIC800点を目指す方でもなかなか解答できる問題数が増えず、スコアが伸び悩むことも多いです。

そこで気になるのは「20問解き残したとしてもTOEIC800点は達成できるのか?」という点ではないでしょうか?

この記事では20問解き残したとしてもTOEIC800点は達成できるのか?について、以下の観点から解説していきます。

  • 結論:TOEICは20問解き残しても800点は取れる!
  • TOEICの塗り絵の数とスコアの関係性
  • TOEICを20問塗り絵して800点を取るためのシミュレーション
  • そもそもTOEICで塗りの数を減らすには?
目次

結論:TOEICは20問解き残しても800点は取れる!

結論からお伝えするとTOEICは20問解き残しても800点は十分取ることはできます

そもそもリーディングパートが解き終わるのはTOEIC900を超えてからで、950点の人で毎回安定して解き残しがなくなる、というレベル感です。

つまり、「そもそも時間内に解き終わる人はほんの一握りしかいない」という事実を知っておきましょう。

もちろん分からない問題を飛ばしまくったり、設問に関連するところだけを読む拾い読みをしたりすれば無理やり時間内に終わらせることはできるかもしれません。
しかし、それでは正答率が著しく低下するため、普通に読み進めていった場合は解き終わらない、と認識してOKです。

実際、私も大学時代にTOEICを受けて10問程度解き終わらずに860点を取得できたことがありました。
当時は「うわー解き終わらなかったな⋯」という感覚でしたが、今思えば860点を取る場合でも最後までリーディングパートが解き終わらないのはごく自然なことだと分かります。

TOEICの塗り絵の数とスコアの関係性

下記はTEX加藤氏が作成したもので、リーディングパートで解き終わらなかった問題数・正解率とスコアの関係を一覧表にしたものです。

TOEICリーディングにおけるとき終わらなかった問題数と予想スコアの関係表
TEX加藤氏ブログより引用

これを見ると、リーディングパートで20問解き終わらなかったとしても、解いた問題80問正答率が9割を超えていれば385点となり、十分800点を狙えるスコアを取ることが分かります。

TOEICで800点を取るためのシミュレーション

実際に、800点を取るためのシミュレーションをしてみましょう。

TOEICではリスニングのほうがスコアが高く出やすいため、800点の内訳はリスニング415点、リーディング385点として設定します。

30問解き残して正答率が10割

リーディング100問中30問を解き残した場合、解いた70問の正答率は10割にする必要があります。

もし、「文法もバッチリで正確にリーディングできるが、とにかく時間が足りない」というタイプの方はこちらで達成することも選択肢に入れましょう。

30問の解き残している場合「なんでもっと速く読めないんだろう」とネガティブに捉えがちですが、ゆっくりでも正確に読めるというのは一つの才能です。

長い目で見れば、理解しないまま速く大雑把に意味を捉えるタイプよりも、将来的に速く・正確なリーティングができるようになることが期待できます。

無理してスタイルを変えずに、30問残してもいいから解いた問題を100%正確に解いて800点を目指すのもいいでしょう。

20問解き残して正答率が9割

リーディング100問中20問を解き残した場合、解いた80問の正答率は9割にする必要があります。

一般的には解いた問題数と正答率的にはもっともバランスの取れた得点パターンです。

800点を取れるレベルならば、急いで読み進めていけばだいたい80問程度は腰を据えて解くことができるでしょう。

もし現在のスコアが600点台、700点台の場合、800点に届かない原因が「そもそも読むスピード」にあるのか、それとも「正答率」にあるのかを見極めて、なるべく「20問残しで9割正答」というバランスを目指していくのがおすすめです。

10問解き残して正答率が8割強

リーディング100問中10問を解き残した場合、解いた90問の正答率は8割強にする必要があります。

比較的読み解くのが速い方は、解いた問題の80%ちょっとが正答できていればリーディングで385点程度を狙うことができます。

多少正答率が怪しくてもどんどん読み進めていくスピードタイプの方はこちらのバランスでTOEIC800点を目指すのもいいでしょう。

0問解き残して正答率が8割弱

リーディング100問中解き残しがない場合、解いた100問の正答率は8割弱でOKです。

800点で解き残しがない、というのは頭から文章を読んでいれば考えづらいスピードですが、かなり解くのが速いがミスが多い、というタイプの方は思い切って正答率を上げるだけの状況を作ってしまうのもいいでしょう。

例えば現在700点で10問程度しか解き残しがないものの正答率が高くない、というタイプの方はスピードを武器にしてTOEIC800点を目指すのが近道になるかもしれません。

TOEICで塗り絵20問して800点を取る方法

TOEICで塗り絵20問して800点を取る方法は以下のとおりです。

  • TOEICの形式に慣れる
  • 塗り絵する問題を決めておく

TOEICの形式に慣れる

もしTOEICの模試を解いた回数が5回未満ならば、シンプルにTOEICの問題形式に慣れていないことが800点に届かない原因かもしれません。

その場合は、TOEICの模試をたくさん解いて時間配分や大問ごとの出題パターンを掴むことでスコアが800点に到達する可能性があります

しかし、もし点数が停滞しているならば模試をたくさん解いたところでそもそもの英語力が不足しているために800点に届いていない可能性が高いです。

塗り絵する問題を決めておく

繰り返しになりますが、そもそも800点を取る人でもリーディングを制限時間内に解き終えることは難しいです。

とはいえ、Part7の後半にも比較的解きやすい問題は隠れているため、順番に解いていって後半20問に一切手を付けていない、という状況はもったいないです。

大切なのは自分の実力にあった問題を解き、そうでない難度の高い問題は飛ばしていくと決めることです。

そのためには、どういったいった問題を塗り絵(分からない問題のマークシートを適当に塗り潰す行為)するのかを決めておく必要があります。

以下の記事ではパートごとの塗り絵すべき難しい問題を紹介しています。

そもそもTOEICで塗り絵の数を減らすには?

ここまでは20問を塗り絵しながら800点を取るための策略について解説しました。

しかし、根本的に解答のスピードを上げて800点を目指すにはどのような学習をすればよいのでしょうか?

ここでは「そもそもTOEICで塗り絵の数を減らす」ための学習方法について紹介します。

  • どこで失点・失速しているかを見極める
  • 語彙8000語を目指す
  • 繰り返し音読する

どこで失点・失速しているかを見極める

リーディングパートの問題数と目安の時間は以下のようになっています。

Part5Part6Part7
問題数30問16問54問
分野語彙・文法短文穴埋め長文読解
目安の解答時間10分8分57分

Part5の語彙・文法セクションは10分、Part6の短文穴埋めは8分、Part7の長文読解は57分が時間の目安となります。

それぞれのパートの解答時間を測って、目安から逸脱しているパートを確認してみましょう。

「時間が足りない」と一口にいっても、どこで失点・失速しているのかは人によって様々です。

しっかり自分にとってのボトルネックを特定することで、800点に効率的に近づくことができます。

語彙8000語を目指す

語彙が増えれば、英文の理解度・読解スピードが劇的に変わります。

語彙は英語力そのものとも言えるくらい重要な要素で、目標のスコア×10倍の語彙数が目安です。
800点を目指す人は80000語の語彙レベルを目指すといいでしょう。

ちなみに現状の語彙数が分からない場合は必ず事前に語彙テストを受けておきましょう

Test your English vocabularyというサイトで5分程度でチェックすることができます。

Test your English vocabularyで語彙力測定テスト受験中の画面のスクリーンショット

回答を終えると以下のように結果が表示されます。例えば以下の場合だと語彙力は10,436語あることになります。

Test your English vocabularyで語彙力測定テスト結果表示画面のスクリーンショット

意味が分かる英単語にチェックを入れていくだけで語彙力が簡単に測定できます。いろいろ試しましたがこちらのサイトは割と正確だと思います。

詳しいTOEIC単語の覚え方とおすすめの単語帳については以下の記事で解説しています。

繰り返し音読する

TOEICで時間が足りなくなる方で、Part7がボトルネックになっている方は本当に多いです。

57分で54問の長文の読解の設問に答え続けるのは集中力的にも時間制限的にも厳しいものがあります。

では「TOEICで使える速読」があるのか、というと残念ながらありません。

地道な精読、そして精読した文章を繰り返し音読によりインプットしていくことで徐々に読解力がつき、初見のTOEIC問題でも速く・正確に読めるようになります。

事実、私は大学生のころ受けたTOEICで10問程度解き終わらないというスピード感でしたが、音読を繰り返した結果、今では20分弱余る状態で解答を終えることができています。

感覚的には精読をしているのと変わりませんが、一読で英文を理解できるようになったため同じ英文を繰り返し読んだりする「返り読み」の癖が解消されたことが大きな要因だと考えています。

TOEICのリーディングの底上げには語彙学習と並行して精読した英文をひたすら音読するのがおすすめです。

20問残しでTOEIC800点を取る方法まとめ

この記事では20問残しでTOEIC800点を取る方法について以下の観点からお答えしてきました。

  • 結論:TOEICは20問解き残しても800点は取れる!
  • TOEICの塗り絵の数とスコアの関係性
  • TOEICを20問塗り絵して800点を取るためのシミュレーション
  • そもそもTOEICで塗りの数を減らすには?

結論:TOEICは20問解き残しても800点は取ることは可能です。

TOEICの塗り絵の数とスコアの関係性は以下のようになっています。

TOEICリーディングにおけるとき終わらなかった問題数と予想スコアの関係表
TEX加藤氏ブログより引用

TOEICを20問塗り絵して800点を取るためのシミュレーションは以下のとおりです。

  • 30問解き残して正答率が10割
  • 20問解き残して正答率が9割
  • 10問解き残して正答率が8割強
  • 0問解き残して正答率が8割弱

そもそもTOEICで塗りの数を減らすには以下の学習が有効です。

  • どこで失点・失速しているかを見極める
  • 語彙8000語を目指す
  • 繰り返し音読する

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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