試験で役立つ!TOEIC L&R Part1出題内容と試験で使えるテクニックを解説
この記事ではTOEIC L&R Part1の出題内容と特徴、試験本番で使えるテクニックについて解説していきたいと思います。
TOEIC L&R Part1の出題内容
TOEICのPart1はQ1~6までのリスニング6題で構成されます。
1枚の写真に対して4つの英文が1度だけ放送されます。
4つの英文の中から写真の様子を正しく描写しているものを1つ選び解答します。
Part1出題例
A. A child is washing his hands.
B. The door behind is closed.
C. A man is taking a bath.
D.A boy is wearing a cap.
このような形で1つの写真につき、A~Cの4つの英文が読まれます。
便宜上A~Cの英文を表示していますが、実際には音声だけしか流れません。
この例題では「A:子供が手を洗っている」という文章が適切に写真の様子を描写しているので正解になります。
逆に「B:後ろのドアは閉まっている」「C:男性が入浴している」「D:男の子が帽子をかぶっている」という様子は見て取れないので、不正解になります。
TOEIC L&R Part1の特徴
Part1は設問が6つしかないため、TOEICの中ではもっとも配点が低いパートです。
とはいえ、ハイスコアを出す人でも集中していないと聞き取りミスが起きやすいパートですのできちんと特徴を掴んでおきましょう。
以下の3つがPart1の特徴です。
TOEIC Part1の特徴
- 音声が短く、一度しか流れない
- 写真のメインではない描写が正解になることがある
- ざっくりした選択肢が正解になることもある
詳しく見ていきましょう。
音声が短く、一度しか流れない
TOEICのリスニングは共通して一度しか英文が読まれないため、聞き直しができません。
さらに、Part1は英文が短いため前後の文からの類推ができません。
また、知らない単語が流れるとどうしても後の文章が聞き取りづらくなってしまいます。
単語一つ聞き取れないだけで解答が難しくなるため、ある意味もっとも集中すべきパートです。
写真のメインではない描写が正解になることがある
すべての問題ではありませんが、Part1の解答が写真のメインでないものを描写しているものになる場合があります。
例えばこの写真。
手前にいる男性二人組に関する描写が正解になると思いますよね。
しかし、「Trees are casting shadows.」=「木が影を作っている」という選択肢が正解になることもあるのです。
実際後ろにある木が影を作っている様子が見て取れるし、間違っているとは言えないですよね。
こういった選択肢が正解になることもあるということを頭の片隅に置いておきましょう。
ざっくりした選択肢が正解になることもある
Part1では写真の描写を直接表していないものが正解になることがあります。
例えばこの写真を見てください。
この写真を見たら犬と女の子に目が行きますが、「They are outside the house.」=「彼らは家の外にいます」という選択肢が正解になる可能性があります。
確かに女の子と犬が外にいるのは間違っていませんが、もっと具体的に「外で遊んでいる」とか「芝生に座っている」とかが答えになることを想像しますよね。
このように写真の詳しい描写ではなくざっくりとした表現が正解になることがあります。
こういう正解もあり得るということを知っておきましょう!
TOEIC L&R Part1で使えるテクニック
ここからはTOEICのPart1で高得点を出すためにすぐに使えるテクニックを解説していきます。
実際に僕が試験や模試を解くときに使っているテクニックです。
TOEIC Part1で使えるテクニック
- 写真に目を通して予測する必要はない
- 正解の選択肢をすぐマークする
- 聞き取れなかったら消去法を使う
1つずつ確認しましょう。
写真に目を通して予測する必要はない
リスニングの試験では「先読み」して読み上げられる英文の内容を予測しておくのは常套テクニックです。
TOEICも例外ではありませんが、Part1に関しては写真を先読みする必要はありません。
理由は2つです。
- 思い込みを持ってしまう
- リスニングに集中できなくなる
まず、先読みは「予測」が目的ですから言い換えれば「思い込みを持つ」ことになります。
Part1の特徴で「写真のメインではない描写が正解になることがある」「ぼやけた選択肢が正解になることもある」ということを解説しました。
思いがけない選択肢が流れた時パニックになっていまう恐れがあるため、Part1での先読みは得策ではありません。
また、Part1は短い英文が一回しか読まれない一発勝負です。
先読みをしてリスニングの準備ができなくなってしまったら本末転倒です。
変に予測をせずに、写真を見ながら選択肢と写真が合致するかを考えましょう。
正解の選択肢をすぐマークする
これは僕がよくやることですが、最初の英文を聞いた時点で「Aが答えだな」と思っていても、4つの選択肢を聞き終えた後に「あれ、答えってAだっけ?Bだっけ?」と英文の選択肢を忘れてしまうことがあります。
記憶力がいい方は心配はいらないと思いますが、もし不安な方は答えがわかった瞬間にマークをしてしまったほうがいいと思います。
もちろん、解答が変わる可能性もあるので他の選択肢を聞きながらマークしましょう。
聞き取れなかったら消去法を使う
リスニングの最中一部の単語や表現が聞き取れないことは誰にでもあります。
しかし、Part1ではそれぞれの英文は1文だけなので、「一部聞き取れない=その選択肢の意味がわからない」ということになります。
他のパートだと前後からなんとか意味をキャッチアップすることはできますが、このパートでは不可能です。
しかし、選択肢が1つ聞き取れなくても焦る必要はありません。
Part1は選択肢が4つと限られているので適当にマークしても25%の確率で正解できます。
また、すぐに切り替えて他の選択肢を聞くことで正答率を挙げることができます。
例えば1つの選択肢が聞き取れなくても他の3つが「違うな」と感じたら、聞き取れなかった選択肢を選べばいいですし、他の選択肢の中に答えとなるものがあればそれを選べばいいわけです。
大切なのは「切り替え」です。
選択肢を一つ聞き取れなかったために、その意味を考え込んでしまったり落ち込んでしまったりしていると正解できる問題も落としてしまいます。
僕も聞き取れない選択肢がありますが、消去法でほぼ正解できてます!
まとめ
この記事ではTOEIC L&RテストのPart1について出題内容や特徴、試験で使えるテクニックを解説しました。
TOEIC Part1のまとめ
- 写真の様子を適切に描写している英文を選ぶ問題が6題出題される
- 音声が短く、一度しか流れない
- 写真のメインではない描写が正解になることがある
- ざっくりした選択肢が正解になることもある
- 写真に目を通して予測する必要はない
- 正解の選択肢をすぐマークする
- 聞き取れなかったら消去法を使う
配点は低いですが意外とミスが出やすいパートです。
出題の癖を抑えてしっかり対策すれば比較的すぐにミスが出にくくなりますので、ぜひ本番や模試で試してみてくださいね!
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