英語多読は効果抜群!やり方と安く済ませる方法も!

英語学習において大量の英文を読んでいく「多読」学習は非常に効果的です。

しかし、多読の難点は2つあります。

英語多読のデメリット
  • お金がかかる(50冊読めば50000円ほど)
  • 持ち運びと置き場所に困る

この記事では多読の有効性とその方法、そして多読を安く、どこでもできる方法を紹介します。

目次

英語多読の効果

英語での多読は日本語の読書に近い形で、大量の英文を読み込んでいく学習方法です。

学校で学ぶ1つ1つの文章を丁寧に辞書を引きながら読んで行く精読とは真逆の読み方です。

多読を行うことで、英語学習者はたくさんのメリットを享受できるのです。

英文を読むスピードが早くなる

まず、大量の英文を読んでいくことで英文を読むスピードが上がります。

学校で教わったやり方ですと丁寧に正しく解釈する力はつきますが、英文を読むスピードはなかなか上がりません。

試験では正しく解釈する力が求められているので、これはこれで良いと思います。

しかし、学校出た後に英語がうまくなりたい、検定試験でいい成績を残したいと思うなら英文を読むスピードが絶対に必要です。

TOEICでも文章そのものは難しくありませんが、制限時間内に大量の英文を読まなくてはならないので私はかなり苦労しました。

ちなみにTOEICでスコア860を取ったときでさえ、リーディングパートを終えたのはギリギリでした。

学校英語の読み方では、こういった大量の英文を素早く意味を取っていく作業には対応しきれません。

しかし、意識的に学習の中に多読トレーニングを取り込むことで英文を読むスピードを上げることができるのです。

リスニング能力が向上する

リスニング能力は多読と関係あるの?と感じるかもしれませんが、リスニング能力を高める上で多読トレーニングは大きな効果があります。

リスニングというのは大きく分けて①音を正しく聞き取る作業と②聞き取った音から意味を理解する作業に分類できます。

例えば「How are you?」と流れてきた音声を「How are you?」と言ったんだな、と認識するのが①の能力です。

次に「How are you?」の意味が「調子はどうですか?」であると理解するのが②の能力です。

そして多読トレーニングで身につくのは②の英文の処理能力です。

上の例では「How are you?」という短い例文でしたが、実際のリスニングでは複雑な文章や長い文章を瞬時に頭の中で処理していかなければなりません。

リスニングが伸び悩んでいる方の中には「何度も聞けば聞き取れるけど、初めて聞くときは英文の処理が追いつかない」と感じている方もいるかも知れません。

通常のスピードで読まれる英文は1分間に150語程度ですから、逆に言うと1分間に150語の英文処理能力がなければ、聞き取った内容を理解するのには間に合わないということになります。

ですから、リスニング能力を高めるには聞き取った後の英文処理能力を鍛える必要があり、そのためにもっとも有効なトレーニングの一つが多読というわけです。

英単語が定着する

英語力を高める上で語彙力、つまりどれだけ英単語を覚えているかということは非常に重要です。

そのために日々英単語帳を使って英単語を暗記していっている方も多いと思います。

私もその一人です。

しかし、何事もしばらく使わないと忘れていくもの。

特に英単語は単語帳の最後まで行ったら最初の単語を全く忘れてしまっていたなんてことも日常茶飯事です。

それを防ぎ単語の定着を促してくれるのが多読のメリットです。

あとで詳しいやり方を説明しますが、多読では自分が割と楽に読めるレベルの英文を大量に読んでいきます。

英文というのは分解していけば、英単語の集まりです。

英文をたくさん読むということは、すなわちたくさんの英単語に出会う機会が劇的に増えるということでもあります。

特に重要単語や基礎単語と言われる英単語は英文の中にも繰り返し登場するものです。

この繰り返しにより、みなさんが一度覚えた英単語が徐々に記憶に定着していきます。

多読をしているときはそのような意識がないかもしれませんが、しばらくトレーニングを続ければその効果に感動するはずです。

英語多読のやり方

ここからは実際に英語の多読のやり方を紹介していきます。

学校英語に慣れている方だと初めのうちは気持ち悪さを覚えるかもしれませんが、トレーニングの効果を最大化するために正しいやり方で多読をしていきましょう。

余裕を持って読めるレベルの英文を読む

多読に使う教材は自分が余裕を持って読めるレベルのものを選んでください。

簡単な英文や子供向けの本などはどうしても学習者にとって抵抗があります。

読むんだったら大人向けの洋書やペーパーバックがいい、という気持ちはわかります。

しかし、そういった手心が加わっていない英文を滞りなく読むには最低でも15000語以上の英単語の語彙が必要です。

そして多読の目標は「速く」読むことです。

1文1文きっちり読んでいく精読トレーニングとは意味合いが変わってきますので、教材は自分が速く読めるものを選びます。

まずは簡単に読めるレベルの英文を大量に読み込んで「英語を流れに乗って速く読む」力を身に着けましょう。

8割の理解で速く読む

速く読むトレーニングをしないと、英文を速く読めるようにはなりません。

わからないところがあっても構いません。

8割程度理解できていれば大抵の話の内容は理解できるはずです。

わからないところを残したまま、読み進めるのはなんとも気持ち悪く感じるかもしれませんが多読トレーニングでは重要なポイントです。

頭の中でいちいち和訳しない

「下線部を和訳しなさい」

「この一文訳してみて」

いずれも中学・高校で授業中やテストでよく聞かれるセリフです。

文法などへの理解を深めるにはある程度有効な方法ですが、速く英文を読むためにはいちいち頭の中で英語の語順を日本語の語順に直して、意味を考えてつなげて理解する、というプロセスは時間がかかりすぎます。

英語を英語のまま理解するという感覚で読んでいきます。

もし、しばらくこの方法を続けても頭の中に英文の意味が全く入ってこない場合はおそらく読んでいる英文のレベルが高すぎます。

精読してやっと読めるレベルの英文では英語のまま理解するのは難しいです。

日本語でも込み入った話や専門的な話になったら、かなり意識を集中しなければなりません。

なるべく辞書を使わない

英文を読んでいればわからない英単語、表現などがたくさん出てきます。

これらは基本的に無視してください。

一つ一つ調べていては時間がかかりすぎるし、せっかく英文の波に乗りかかっていた意識を別のところに向けてしまっては多読の効果が半減してしまいます。

全部調べたほうがより、多くのことを学べるのではないかと考えてしまうかもしれませんが、多読トレーニングの意図するところではありません。

ここは「速く」読むためのトレーニングだと割り切ってしまいましょう。

つまらなかったら途中でやめてOK

多読というのはトレーニングではありますが、本来英語を通して文章を読むというのは楽しいものです。

読んでいて「つまらないな」「このテーマは興味がわかないな」と思ったら途中で読むのを辞めてしまいましょう。

勉強だから、と根を詰めすぎては英語嫌いになりかねません。

また別の本を探せばいいだけの話です。

ちなみに後で紹介するサービスですと、多読用教材が読み放題なので「せっかく買ったのに」という気兼ねもなく教材を何度でも変更できます。

英語多読におすすめの教材

ここまで多読の効果とそのやり方を説明してきました。

多読では「余裕を持って」読める英文を「大量に」読むことが重要だとお伝えしました。

しかし、一般の洋書の中からそういった教材を選ぶのは骨が折れますし、どうしても子供向けの本ばかりになってしまいます。

そこでおすすめしたいのが語彙制限本です。

これは一般洋書を読むには語彙力が足りない学習者のために、使用される語彙数を制限して書かれた英語の教材です。

内容は国内外の小説や評論を平易に書き直したものや、オリジナルの文章もあり多岐にわたります。

この中で有名なシリーズをいくつか紹介します。

ラダーシリーズ

こちらのシリーズは使われている語彙数によってレベルが分けられており、5段階の中から自分にあったレベルの教材を選ぶ形式です。

https://www.ibcpub.co.jp/ladder/

シリーズ累計170冊以上出版されており、バリエーションにも事欠かないです。

知名度は非常に高く一般の書店でも手に入りやすいです。

通販でも買えます。

ペンギンリーダーズ(Pearson Graded Readers

こちらも非常に有名なレベル別英語文庫。

Easystarts〜レベル6までの7段階でレベル分けされている。

また、使用語彙に加えて文法事項もレベル分けされているので、学習者にとっては取り組みやすい。

https://www.pearson.co.jp/catalog/pearsons-graded-readers.php

月800円で多読を行う方法

多読はお金がかかります。

ある程度の量、例えば50冊読むとして1冊1000円だと仮定すれば総額は50,000円となりかなりの出費になります。

私はなんとかこれを安く済ませられないものかと探して、こんなサービスを見つけました。

英語多読の森です。

こちらは月額800円で多読用教材を読み放題のサービスです。

上で挙げたラダーシリーズも入っています。

月10冊読むとしたら10000円かかるところが、800円で済むのですからコスパ抜群です。

さらに電子書籍化されているので、読みたいと思った本をすぐに読める上置き場所にも困らないのも嬉しいです。

また、持ち運びは言うまでもなく、気に入らなかった本はすぐに辞めて他の本に移ってももちろんお金はかかりません。

まとめ

英語のスピード力を上げるには多読は最高のトレーニング方法です。

少しお金はかかりますが、読み放題サービスを利用することでかかるお金を抑えることは可能です。

ぜひ多読トレーニングで英語力を伸ばしてください!

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 高校の期末テストのとき、成績優秀なクラスメイトの教えで、教科書の範囲をひたすら音読するだけ勉強法を試したところ、嘘みたいに点数が取れたことがあります。
    単語問題や発音問題、穴埋め問題にも対応できるので、定期テスト対策には効果てきめんかもしれませんね。

    • 貴重なお話ありがとうございます。

      本質的な勉強法であるからこそ様々な形式のテストでも同じように結果が出るのでしょうね、
      ぜひ日々の学習に取り入れてほしいものです。

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