空欄補充が苦手な全ての人に教えたい!TOEICパート6の出題と攻略法!

「TOEICのパート6で毎回失点してしまう。。。」
「文章補充問題が解けるようにならない。。。」

TOEICのパート6は文章は短いですが、なぜか失点してしまいがちですよね。

この記事ではTOEICのパート6の出題内容を分析し、試験で使えるテクニックを解説していきます!

Kai

現役英語コーチでTOEIC985を保有する私が解説していきます!

目次

TOEIC L&R Part6の出題内容

TOEICのPart6はQ131~146までの16題で構成されます。

比較的短めの文章を読んで、文法問題3問文章補充問題1問に解答します。

1つの文章につき4つの設問があり、それが4セットで計16題です。

例題を見てみましょう。(選択肢の英文省略)

To understand the life of a great man, who has exemplified his century by ( 1-1 ) the world, is to eulogize the human spirit. He who has taken it upon himself to paint this interesting canvas will be hard pressed to perform his task if he has not added to a perfect understanding of the progress of sciences, all the necessary attributes of style that this type of eulogy requires and one which is said to be incompatible with the study of the abstract sciences. ( 1-2 ).

He must show how nature gives birth to a great man and he ( 1-3 ) deconstruct the circumstances which apply to his development and by doing so expose through the details of the literary works of the scientist for who he is constructing the eulogy, that which he has done ( 1-4 ) the sciences by not forgetting to examine his state prior to this period and to establish the point of departure.

1-1.
A.___________
B.___________
C.___________
D.___________

1-2.
A._________________________
B._________________________
C._________________________
D._________________________

1-3.
A.___________
B.___________
C.___________
D.___________

1-4.
A.___________
B.___________
C.___________
D.___________

パート6での文章はあまり長くありません。

しかし、その中に4つの設問があるので配点の密度が高いと言えます。

例題の4つの設問のうち3つは文法知識を問われる穴埋め問題です。

残りの1つは( 1-2 )のように一文がまるごと抜けている空欄があり、適切な英文を1つ選んで解答します。

TOEIC L&R Part6の特徴

TOEICのパート6は短い英文の中に設問が4つも設けられています。

短い英文で4つも得点できる!」と捉えることができれば「英文が読めなければたくさん失点してしまう」と捉えることもできます。

しっかりと出題の特徴をとらえて対策しましょう。

TOEIC Part6の特徴

  • パート5・7を足して2で割ったパート
  • 文章補充問題が厄介

パート5・7を足して2で割ったパート

パート6は、文法知識と長文読解力の両方が求められます。

4つの設問のうち3つはパート5と同様に、語彙・文法・品詞の知識が問われます。

残りの1問はパート7で求められる読解力が試されます。

例題を再掲します。

To understand the life of a great man, who has exemplified his century by ( 1-1 ) the world, is to eulogize the human spirit. He who has taken it upon himself to paint this interesting canvas will be hard pressed to perform his task if he has not added to a perfect understanding of the progress of sciences, all the necessary attributes of style that this type of eulogy requires and one which is said to be incompatible with the study of the abstract sciences. ( 1-2 ).

He must show how nature gives birth to a great man and he ( 1-3 ) deconstruct the circumstances which apply to his development and by doing so expose through the details of the literary works of the scientist for who he is constructing the eulogy, that which he has done ( 1-4 ) the sciences by not forgetting to examine his state prior to this period and to establish the point of departure.

( 1-2 )の空欄は一文がすっぽりと抜け落ちているので、4つの選択肢から適切な英文を1つ選びます。

例題の場合は直前の文章との接続がうまくいくか段落の中にあっておかしくない内容かという視点で解答を選びます。

他3つの設問は空欄に当てはまる単語や表現を解答します。

空欄の前後を見るだけで解答できるものがほとんどで、文章をまたいだ設問はありません。

文章補充問題が厄介

文挿入問題とは英文中の空欄(1)〜(4)のうち、指定された英文を挿入するのにもっともふさわしい場所を選ぶ問題です。

パート6はパート5の文法問題とパート7の長文読解の2つの要素があることを解説しました。

しかし、文法問題よりも文章補充問題のほうに苦手意識を持っている人のほうが多いのではないでしょうか?

なぜなら、文章補充問題は英文の意味だけでなく、英文の流れを理解した上で解答しなくてはいけないからです。

つまり、文章補充問題では英語力に加えて論理的思考力が問われているのです。

TOEIC含め英語の試験で論理的思考力を問われることは少ないので、多くの人が苦手意識を感じやすいポイントです。

しかし、英語だから難しく感じるだけで、TOEICでは高度な論理的思考力は求められていません。

例えるなら「お昼ごはんをラーメンとカレーどちらにするか」という流れで「僕の誕生日は7月です!」と発言するのがおかしい、ということが分かれば十分です(?)

Kai

テクニック編で具体的な解き方を紹介します!

TOEIC L&R Part6で使えるテクニック

ここからは出題の特徴を踏まえてパート6を解く際に使えるテクニックを紹介します。
空欄補充の正答率を上げつつ、解答スピードを速くすることができますよ!

TOEIC Part6のテクニック

  • 文章補充問題は空欄の位置から考える
  • 強弱をつけて読む

詳しく見ていきましょう。

文章補充問題は空欄の位置から考える

空欄補充問題は英語の読解力と簡単な論理的思考力が問われます。

英語の読解力はテクニックではどうにもならないので、ここでは考えません。

パート6で求められる論理的思考力はとてもカンタンなものです。

空欄の位置に来て違和感がないか?」ということだけです。

具体的な解き方をステップで紹介します。

To understand the life of a great man, who has exemplified his century by ( 1-1 ) the world, is to eulogize the human spirit. He who has taken it upon himself to paint this interesting canvas will be hard pressed to perform his task if he has not added to a perfect understanding of the progress of sciences, all the necessary attributes of style that this type of eulogy requires and one which is said to be incompatible with the study of the abstract sciences. ( 1-2 ).

He must show how nature gives birth to a great man and he ( 1-3 ) deconstruct the circumstances which apply to his development and by doing so expose through the details of the literary works of the scientist for who he is constructing the eulogy, that which he has done ( 1-4 ) the sciences by not forgetting to examine his state prior to this period and to establish the point of departure.

STEP
段落の位置を確認する

例題では( 1-2 )は第一段落の最後にあります。

このあと段落が分かれるので話の流れがここで変わります。

STEP
空欄の段落だけに集中する

ステップ1で空欄( 1-2 )は第一段落にあることを確認しました。

( 1-2 )に入る英文は第一段落だけを見て考えればいいです。

第二段落の内容や文章全体のテーマを考えて解くと引っかかってしまうので注意です。

STEP
段落内の流れにあった選択肢を選ぶ

ここまで来ればあとは選択肢から空欄に入る文章を選ぶだけです。

選択肢を選ぶ際のポイントは次のとおりです。

  1. 選択肢の中の代名詞がうまくつがなるか
  2. ほかの段落の内容ではないか

選択肢の中にthis, that, itなどの代名詞が登場したらラッキーです。

空欄の前にその代名詞が指す名詞があれば、うまくつながるでしょうし、そうでなければすぐに選択肢から外せます。

また、選択肢のひっかけで多いのが他の段落の内容が書かれているものです。

下の図を見てください。

文章のテーマは地域イベントの開催についてです。

空欄は第一段落の最後にありますから、選択肢の中からイベントの日時・場所関連の話が続くものを選べばOKです。

このとき、選択肢の中にイベントの主催者についての選択肢がある可能性があります。

イベントの主催者については第二段落の内容なので不適切です。

違う段落についての選択肢に引っかからないように気をつけましょう。

強弱をつけて読む

TOEICのリーディングパートに共通して言えるのは「時間制限が厳しい」ということです。

パート6も例に漏れず文章を全部丁寧に読んで解答している時間はありません。

空欄の周りは集中して、他の文章はサラッと読むというように強弱をつけましょう。

余分な時間と集中力をかけずに解答することができます。

穴埋め問題の空欄が含まれている文章は文の形に集中して読み、文章補充問題は段落の流れを意識して読みます。

それ以外はサラッと読んで、なんとなく意味が分かればいいです。

ちなみに空欄がなくなった後も文章が続くことがありますが、読まなくていいです。

まとめ

この記事ではTOEICのパート6の出題内容・特徴、試験本番で使えるテクニックを紹介しました。

TOEIC Part6のまとめ

  • パート5・7を足して2で割ったパート
  • 文章補充問題が厄介
  • 文章補充問題は空欄の位置から考える
  • 強弱をつけて読む

16題と問題数は多くありませんが、短い英文に設問が4つもあるオトクなパートです。

しっかりポイントを抑えて解答することで短時間で安定したスコアを出せるようになります!

ぜひ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

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TOEIC985・英検1級保有

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