【初心者向け】おすすめのTOEIC対策アプリと勉強法を徹底解説!
これからTOEICの受験に向けて学習を始めようという方の中には「アプリでTOEIC対策が完結できたらいいな⋯」「アプリを使ってTOEICスコアを上げるにはどんな勉強法がいいのかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、初心者向けにアプリで完結するおすすめのTOEIC勉強法を以下の観点から解説していきます。
- アプリでTOEIC対策をするメリットは?
- アプリでTOEIC対策をするデメリットは?
- アプリを選ぶポイントは?
- アプリで完結するおすすめTOEIC勉強方法は?
- 初心者におすすめのTOEICアプリ5選
アプリでTOEIC対策をするメリットは?
アプリでTOEIC対策をするメリットは以下の3つです。
- スキマ時間に取り組みやすい
- 継続しやすい仕掛けがある
- リスニングパートの復習がしやすい
スキマ時間に取り組みやすい
単語帳や紙の教材での学習は教材の持ち運びや学習の準備に少し手間があります。
アプリを使えば、電車の待ち時間、電車に乗っている時間など日常のちょっとした空き時間にも英語学習をしようと思えてきます。
私が使用している英語学習アプリは、解答の正誤やスピードから英単語ごとに覚えている度合いを自動で仕分けてくれるため、非常に効率的に学習ができます。
継続しやすい仕掛けがある
私の英語コーチングの受講者の声で多いのが、「学習記録を途絶えさせたくないので、継続できました!」というものです。
自動で学習記録がついたり、通知で学習リマインダーが来たりするので学習を継続しやすいと感じる方が多いです。
学習のモチベーションが低いときでも、アプリだとスワイプやタッチなど簡単な操作で学習を進めることができます。
画面側に動きがあるので、取り組むハードルがグッと下がるのも大きな魅力です。
リスニングパートの復習がしやすい
リスニングの学習では、復習の際にスクリプトを見ながら音声再生アプリを起動したり、何度も戻る5秒戻しのボタンを操作したりととにかく手間がかかります。
アプリだと一つの画面でスクリプトの確認と音声の操作がすべて完結するので、非常に復習がしやすいです。
アプリでTOEIC対策をするデメリットは?
アプリでTOEIC対策をするデメリットは以下の2つです。
- 月額料金がかかる
- 質問ができない
月額料金がかかる
TOEIC対策アプリには無料のものと有料のものがあります。
有料アプリを利用する場合、サブスク形式で月額3000円などが毎月かかってくる点に注意しましょう。
アプリをしっかり活用できていればいいですが、あまり時間を割けていないのに毎月3000円支払う、といったことにならないように注意しましょう。
質問ができない
アプリでの学習は自学自習を前提としています。
有料アプリの場合、解答・解説などはついていることが多いですが気になったこと、自分では解決できない問題については質問ができません。
そもそも独学が不安な場合は英語コーチングを利用するのもおすすめです。
TOEIC初心者がアプリを選ぶポイントは?
アプリを選ぶポイントは以下の4つです。
- 自分のレベルに合ったアプリを選ぶ
- 対策したい内容で選ぶ
- 和訳や解説がしっかりついているものを選ぶ
- スコア500以下の場合は、TOEICよりも基礎固めを優先
自分のレベルに合ったアプリを選ぶ
「全員がこのアプリをやるべき!」というものはなく、自分の現状のレベルに合ったアプリを選ぶようにしましょう。
例えばよく比較されるのが「abceed」と「スタディサプリTOEIC® L&R TEST対策コース」という2つのアプリです。
abceedは参考書の使い放題を売りにしており、人気のTOEIC対策対策教材から自分の取り組みたい参考書をアプリ形式で使えるという強みがあります。
一方で、スタサプは人気英語講師の動画解説やパート別の講義など丁寧に分かりやすさを追求している点が強みです。
解説があれば自分で学習を進められる中上級者の方にはabceed、動画を通して寄り添った解説で学習を進めたい初心者の方にはスタディサプリがおすすめです。
このように、自分の現状のレベルによってアプリを見る際も自分に適切かどうかはチェックしましょう。
対策したい内容で選ぶ
TOEICはPart1〜7の7つのPartで構成されており、それぞれの出題内容も異なります。
TOEICのパート別の問題数、内容、目安の解答時間は以下の表の通りです。
Part1 | Part2 | Part3 | Part4 | Part5 | Part6 | Part7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
問題数 | 6 | 25 | 39 | 30 | 30 | 16 | 54 |
内容 | リスニング 写真描写 | リスニング 短文応答 | リスニング ダイアログ | リスニング モノローグ | リーディング 語彙・文法 | リーディング 短文穴埋め | リーディング 長文読解 |
目安の解答時間 | – | – | – | – | 10分 | 8分 | 57分 |
TOEICの対策アプリには、Part1〜7すべてを網羅した総合アプリと特定のPartの対策に特化した特化型アプリがあります。
自分の対策したいパートがどこなのかを考えたうえで、アプリを吟味しましょう。
和訳や解説がしっかりついているものを選ぶ
アプリには無料のものと有料のものがあります。
無料アプリは気軽に取り組めますが、
- 広告が多い
- 操作性・見た目が悪い
- 問題の質が低い・古い
- 解説がない
といったデメリットもあります。
初心者の場合、解説がないと「なぜその選択肢が正解になるのか?」を自分で突き止めるのは難しいでしょう。
解説があれば自分に足りなかった知識がすぐに分かり、効率よく英語力を身につけることができます。
腰を据えて対策するなら有料アプリを使ったほうが効率的にスコアを上げることができるでしょう。
スコア500以下の場合は、TOEICよりも基礎固めを優先
TOEICスコアが500以下の場合、パート別の対策よりも基礎的な語彙・英文法の知識が足りないといえます。
TOEICは「ビジネス英語メインの試験」と言われますが、基礎的な部分は「英語」であることに変わりありません。
中学・高校基礎レベルの英文法と5000語の語彙習得を優先させましょう。
TOEICの対策アプリは解説が簡易的であることが多く、基礎語彙や文法の体系的な学習には不向きです。
初心者向けの英語学習アプリ&サービスは以下の記事で紹介しています。
アプリで完結するおすすめTOEIC勉強方法は?
アプリでのおすすめTOEIC勉強方法は以下の4つです。
- スコア予測テストを受ける
- 語彙学習+パート別対策
- シャドーイング
- スマホとタブレットを使い分ける
スコア予測テストを受ける
このあと紹介するabceedやSantaアルクなどのTOEIC対策アプリでは、無料会員でもスコア予測テストを受けることができます。
スコア予測を行うことで、約95%の精度で現状のTOEICスコアが把握でき、苦手なパートを把握することができます。
苦手なパートが分かれば、アプリでの学習の際にどのパートを重点的に学習すべきかが分かります。
具体的なスコア予測テストの受け方については以下の記事で詳しく解説しています。
語彙学習+パート別対策
アプリで学習する際には、TOEICの各パートの対策に加えて単語学習も行うことをおすすめします。
TOEICでは語彙力が非常に重要で、目標のスコア×10倍の語彙数を目安にするといいでしょう。
例えば750点が目標なら7500語、500点が目標なら5000語を目指すといいでしょう。
現在の語彙数はTest your English vocabularyというサイトで5分程度でチェックすることができます。
回答を終えると以下のように結果が表示されます。例えば以下の場合だと語彙力は10,436語あることになります。
意味が分かる英単語にチェックを入れていくだけで語彙力が簡単に測定できます。いろいろ試しましたがこちらのサイトは割と正確だと思います。
シャドーイング
TOEICのリスニング中でもPart3, 4は長めの英文を聞いて設問に解答していく難度の高いパートになります。
英文法の学習が済んでいる場合は、まとまった量の文章を聞き取る練習をしましょう。
具体的にはシャドーイングというトレーニングがおすすめです。
シャドーイングはその名の通り、聞こえてきた音を文字を見ないで影のように復唱して付いていくトレーニングです。
以下の動画はシャドーイングを実際に行っているところからスタートしています。
シャドーイングは聞こえてきた音声を自分でも発音することで、リスニングにおいて音声を正確に捉えることができるようになります。
まずアプリでは解答後、すぐに正誤判定を行い解説もすぐに確認することができます。
これにより、問題を解いて記憶が新しいうちに正しい思考回路を確認することができ、学習効果を高めることができます。
以下の画像はTOEIC対策アプリabceedのリスニング復習画面です。
またリスニングの解説ページではそのままの画面で音声を再生したり、少し巻き戻したりと復習に必要な機能をすぐに使うことができます。
書籍でTOEICのシャドーイングをしたことがある方はおわかりだと思いますが、この手間は以外に大きくアプリ内で学習が完結できるというのは非常に大きなメリットです。
スマホとタブレットを使い分ける
スマホとタブレットを持っている方は、アプリを状況に応じてデバイスを使い分けて使用するのがおすすめです。
アプリはログインすればデバイス間でもアプリの利用状況を共有できるため、複数のデバイス間でもシームレスに学習を進めることができます。
スマホは持ち運びの面から出先でも学習しやすい反面、画面が小さくリーディングの長文を読むときなどに少し扱いづらさを感じるかもしれません。
一方で、タブレットは持ち運びに難があるものの、画面が大きくタッチ機能も引き続き使えるので自宅などでまとまった時間を取れる時にはタブレットやPCなどで学習をするのがおすすめです。
上の画像2枚の左はPart7の長文をスマホで開いたときのスクリーンショット、右はタブレットで開いたときのスクリーンショットです。
比べてみると一度に確認できる長文の範囲がタブレットのほうが圧倒的に広いことが分かります。
実際解いてみると分かりますが、スマホの画面で長文読解に取り組むのは少し難があります。
タブレット端末は画面が大きい分、一度に読める英文の範囲が広く長文問題を解く際にはタブレットを使用するのがおすすめです。
初心者におすすめのTOEICアプリ5選
初心者におすすめのTOEICアプリは以下の5つです。
- abceed
- TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
- mikan
- トレーニング TOEIC ® test
- TOEIC part5 問題集
abceed
料金 | 月額1,983円〜 |
解説の有無 | 有 |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・スコア予測機能 ・AIレコメンド出題 ・TOEIC参考書使い放題 ・オンライン模試(5,600問以上、28回分) ・復習がしやすい |
abceedは累計利用者数400万人を超える英語学習アプリで、Part1〜7の対策に加えて、英単語の学習もオールインワンで完結できるアプリです。
アプリ独自の問題、というよりは人気の市販TOEIC参考書をアプリ上で使い放題となるサービスです。
スコア予測をもとにAIがおすすめの問題を出題してくれるため、効率的に学習を進めることができます。
さらに詳しい仕様やおすすめの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
abceed: TOEIC®対策/AI英会話/英語アプリ
Globee Inc.無料posted withアプリーチ
TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
料金 | 月額2,728円〜 |
解説の有無 | 有(580本の動画講義) |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・オリジナル模試20回分 ・AIレコメンド出題 ・人気英語講師による動画講義580本が見放題 ・パート別演習 |
「TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH」はリクルートが運営する教育アプリ「スタディサプリ」の中でもTOEIC試験の対策に特化したコースになります。
オリジナル模試20回分を解くことができるため、こちらのアプリひとつで十分な演習量を確保することができます。
AIによるランク判定があり出題を自動で最適化してくれるため、最適な学習ルートをたどることができます。
初心者の方にスタディサプリをおすすめしたい一番の理由は、人気英語講師による動画講義580本が見放題であるためです。
パート別演習や模試演習の中に数多く、動画解説が入るため「自分で解説を読んでもポイントがわからない」という方におすすめです。
TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
Recruit Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
mikan
料金 | 月額600円 |
解説の有無 | 単語帳のためなし |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・単語帳のサブスク ・ゲーム感覚で非常に使いやすい ・出題方式が自由自在 |
mikanはDL数900万を超える人気の英語学習アプリです。
もともとは単語専門から始まったこともあり、私も英単語の学習にこちらのアプリを使っていました。
英単語アプリを30個以上試してきましたが、使いやすさ・覚えやすさで言えばNo.1です。
下の画面のようにタッチで答える4択問題やスワイプで答えるカードめくりなど、覚えている度合いに応じてゲーム感覚で楽しく学習を続けやすくなります。
TOEICの英単語を覚えたいと思った場合は、こちらのアプリがおすすめです。
ちなみにすでに紹介したいabceed, スタディサプリといった総合型のアプリを検討している場合、abeedは単語機能が優れている(mikanほどではない)のでmikanは不要ですが、スタディサプリは単語機能が弱いのでmikanを併用するのがおすすめです。
英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語
mikan Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
トレーニング TOEIC ® test
料金 | 無料 |
解説の有無 | 有り |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・無料なのに解説付き ・広告が邪魔に感じる人 |
トレーニング TOEIC ® testは無料で使えるTOEIC総合対策アプリです。
無料とは思えないほど、シンプルな設計でアプリが使いやすく、解説までついているという手の込みよう。
ただし、広告を外したい場合は課金をする必要があります。
トレーニング TOEIC ® test
Flipout LLC無料posted withアプリーチ
TOEIC part5 問題集
料金 | 無料 |
解説の有無 | 有り |
対応Part | 5 |
特徴 | ・文法問題特化型 |
「TOEIC part5 問題集」はTOEICのPart5の文法問題パートに特化した無料の学習アプリです。
ただし、iOSのみ対応しているのでandroidユーザーの方は残念ながら利用できません。
初級(500点コース)、中級(700点コース)、上級(900点コース)の3つに分かれており、文法に自信がない人もレベルに合わせて解説を読みながら進めることができます。
Toeic Part5 英語問題集
FreCre, Inc.無料posted withアプリーチ
初心者向けアプリTOEIC勉強法まとめ
この記事では初心者向けにアプリで完結するおすすめのTOEIC勉強法を以下の観点から解説してきました。
- アプリでTOEIC対策をするメリットは?
- アプリでTOEIC対策をするデメリットは?
- アプリを選ぶポイントは?
- アプリで完結するおすすめTOEIC勉強方法は?
- 初心者におすすめのTOEICアプリ5選
アプリでTOEIC対策をするメリットは以下の3つです。
- スキマ時間に取り組みやすい
- 継続しやすい仕掛けがある
- リスニングパートの復習がしやすい
アプリでTOEIC対策をするデメリットは以下の2つです。
- 月額料金がかかる
- 質問ができない
アプリを選ぶポイントは以下の4つです。
- 自分のレベルに合ったアプリを選ぶ
- 対策したい内容で選ぶ
- 和訳や解説がしっかりついているものを選ぶ
- スコア500以下の場合は、TOEICよりも基礎固めを優先
アプリでのおすすめTOEIC勉強方法は以下の4つです。
- スコア予測テストを受ける
- 語彙学習+パート別対策
- シャドーイング
- スマホとタブレットを使い分ける
初心者におすすめのTOEICアプリは以下の5つです。
- abceed
- TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
- mikan
- トレーニング TOEIC ® test
- TOEIC part5 問題集
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