【毎日1.5時間】忙しい社会人でも通勤時間でできるTOEIC勉強法

社会人になると仕事、家事、育児などに追われて机に向かってまとまった学習時間を確保するのは難しいです。
しかし、私が英語コーチングをしている中で感じるのは「忙しくても1日1.5時間は英語学習できる」ということです。
机に向かう時間が増えなくても、スキマ時間を見直して学習習慣を作れば忙しい方でも1.5hの学習時間を確保しTOEICスコアをアップさせてきました。
特に通勤時間を活用することで、社会人の英語学習は一気に道がひらけてきます。
この記事では忙しい社会人でも通勤時間でできるTOEIC勉強法について、以下の観点から解説していきます。
- 通勤時間にTOEICの勉強をするメリット
- 通勤時間を活用してTOEICの勉強をするときのポイント
- 通勤中にできるTOEICの勉強法
- 通勤時間におすすめのTOEIC勉強アプリ
通勤時間にTOEICの勉強をするメリット
通勤時間にTOEICの勉強をするメリットは以下のとおりです。
- 学習時間が確保できる
- 集中しやすい
- 習慣化しやすい
学習時間が確保できる
忙しい社会人の方は一日のスケジュールの中でまとまった学習時間を確保するのは大変だと思います。
しかし、通勤時間を学習に回すことができれば自然と学習時間を増やすことができます。
例えば、週5回出社で職場まで片道45分かかる方は、平日1時間程度は英語学習に時間を割くことができるようになるでしょう。
机に向かってまとまった時間を取るのは大変ですが、通勤時間30時間+自宅で30分机に向かうというスタイルでも毎日無理なく1時間30分の学習時間を確保することができるのです。
集中しやすい
電車の中は人の目があり、自宅のように誘惑も少ないため、勉強に集中しやすい環境だと言えます。
「自宅では仕事や勉強に集中できないけど、カフェなど外出先では集中しやすい」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?
また家ではゴロゴロしたり、目につくところに様々な誘惑があるためなかなか勉強に頭が向かないこともあると思います。
しかし、電車内ではそういった誘惑が少ないため「他にすることもないなら英語の勉強でもしてみるか!」と考えやすくなります。
習慣化しやすい
日常的に電車に乗る方は、通勤時に英語学習を習慣化しやすいです。
まず、新しく何かを習慣化したいときにはすでに習慣になっているものとセットで行うのがポイントです。
電車に乗ることが日常的=習慣化している場合、そのタイミングで英語学習を行うことをルール化することで、習慣化がしやすくなります。
関連してif-then法という習慣化のポイントも同時に満たされることになります。
これは「もし〜したときには、⋯する」というように、ルールを作ることで次第に習慣化しやすくなるというものです。
「電車に乗ったら、英語学習をする」というルールを作ることで、徐々に通勤時間=英語学習の時間という感覚が芽生えてきます。
通勤時間を活用してTOEICの勉強をするときのポイント
通勤時間を活用してTOEICの勉強をするときのポイントは以下のとおりです。
- アプリを活用する
- 自宅での学習と役割分担する
- 帰り道の学習は負荷を軽くする
アプリを活用する
通勤時間で英語学習をするにはアプリの存在が非常に重要です。
人が多く、動きが取りづらい電車の中でカバンの中から参考書を取り出したり、広げたりするのは一苦労です。
アプリを活用すれば、スマホ一つで音声もセットで簡単に英語学習に取り組むことができます。
また、前回勉強したところから再開しやすく、学習記録も自動でつけることができるため、ちょっとしたスキマ時間にもパッと勉強を始めてパッと中断することができます。
私はアプリを使う前、「アプリの勉強なんか参考書に比べたら効果が薄いんじゃ⋯課金なんてもってのほか」と思っていましたが、今ではアプリを使って電車の時間を有意義に英語の時間に充てることができています。
自宅での学習と役割分担する
アプリを活用したとしても、やはりTOEIC長文パートなどは画面が小さい関係上長時間集中して行うのは難しく感じることも多いでしょう。
その場合、通勤時間での学習と帰宅後の机に向かえる時間とで役割を分担することをおすすめします。
例えば、1日1時間半勉強する方で通勤時間に1時間、自宅で机に迎えるのは30分、という方をイメージしてみてください。
通勤時間で1時間単語学習や、リスニング、文法問題などに取り組んでおけば、自宅に帰ってから机に向かえる時間30分をフルに長文読解に充てることができます。
他にも、平日は通勤時間以外で学習時間を確保できないが、休日なら机に向かいやすい、という方をイメージしてみてください。
この場合は平日は単語学習や、リスニング、文法問題などに充てて、休日にまとめて長文読解に取り組むというのもいいでしょう。
帰り道の学習は負荷を軽くする
通勤には行きと帰りがありますが、帰り道の電車は行きに比べて仕事で疲れて集中力や意欲が低下してしまっていることでしょう。
英語学習の中でもリスニングや読解などは高い集中力が必要でハードルも高いですが、文法や単語学習などは比較的ハードルが低く帰り道の疲弊した状態でも頑張りやすいです。
行きの電車の中ではリスニング、帰りは語彙・文法など帰り道の学習は負荷を軽くしてあげることで学習のハードルを下げて長期間学習に取り組みやすくなるでしょう。
通勤中にできるTOEICの勉強法
通勤中にできるTOEICの勉強法として以下の4つを紹介します。
- 英単語学習
- 文法学習(Part5)
- リスニング(Part1〜4)
- リーディング(Part6, 7)
英単語学習
通勤中、特に帰り道の疲れた頭でも取り組みやすいのが単語帳の学習です。
TOEICのスコアは語彙力と比例し、目標スコア×10倍の語彙数が目安となります。
例えば750点が目標の場合、7500語の語彙力を目指すことでリスニング・リーディングともに分かる単語が増えて自然とスコアも上がっていくでしょう。
テストを通して現在の語彙力を知りたい場合は、Test your English vocabularyというサイトで5分程度でチェックすることができます。

回答を終えると以下のように結果が表示されます。例えば以下の場合だと語彙力は10,436語あることになります。

意味が分かる英単語にチェックを入れていくだけで語彙力が簡単に測定できます。いろいろ試しましたがこちらのサイトは割と正確だと思います。
単語帳はレベル感に合ったものを選ぶのが大切です。すでに実施した語彙力テストの結果をもとに、自分のレベルに合った単語帳を一冊やり抜きましょう。
以下の記事ではTOEICの英単語の覚え方とおすすめ単語帳を解説しています。

文法学習(Part5)
直接文法的知識を問われるのは、TOEICのPart5のみですが、文法は英語の「ルール」であり、リスニング・リーディングに通ずる基礎となります。
体系的な文法知識を身に付けることで、即時的な効果はなくとも徐々にリスニング・リーディングで正確に・速く文意を取ることができるようになります。
文法は比較的学習のハードルが低いため、文法知識に不安がある方は通勤時に文法学習を演習とセットで行うことをおすすめします。
TOEIC初心者の方におすすめの文法参考書や学習方法は以下の記事で解説します。

また、Part5に伸び悩んいでいる方は以下の記事で原因と対策を練ることをおすすめします。

リスニング(Part1〜4)
アプリを活用することで、通勤時間でTOEICのリスニングパート(Part1~4)の対策もできます。
TOEICのリスニング中でもPart3, 4は長めの英文を聞いて設問に解答していく難度の高いパートになります。
基礎ができている方はまとまった量の文章を聞き取る練習をしましょう。
具体的にはシャドーイングというトレーニングがおすすめです。
シャドーイングはその名の通り、聞こえてきた音を文字を見ないで影のように復唱して付いていくトレーニングです。
以下の動画はシャドーイングを実際に行っているところからスタートしています。
シャドーイングは聞こえてきた音声を自分でも発音することで、リスニングにおいて音声を正確に捉えることができるようになります。
まずアプリでは解答後、すぐに正誤判定を行い解説もすぐに確認することができます。
これにより、問題を解いて記憶が新しいうちに正しい思考回路を確認することができ、学習効果を高めることができます。
以下の画像はTOEIC対策アプリabceedのリスニング復習画面です。

またリスニングの解説ページではそのままの画面で音声を再生したり、少し巻き戻したりと復習に必要な機能をすぐに使うことができます。
書籍でTOEICのシャドーイングをしたことがある方はおわかりだと思いますが、この手間は以外に大きくアプリ内で学習が完結できるというのは非常に大きなメリットです。
リーディング(Part6, 7)
リーディングは通勤時間に対策するのがもっとも難しいです。
というのもスマホは持ち運びの面から出先でも学習しやすい反面、画面が小さくリーディングの長文を読むときなどに扱いづらさを感じやすいためです。
一方で、タブレットは持ち運びに難があるものの、画面が大きくタッチ機能も引き続き使えるので自宅などでまとまった時間を取れる時には机に座って書籍、タブレットやPCなどで学習をするのがおすすめです。


上の画像2枚の左はPart7の長文をスマホで開いたときのスクリーンショット、右はタブレットで開いたときのスクリーンショットです。
比べてみると一度に確認できる長文の範囲がタブレットのほうが圧倒的に広いことが分かります。
実際解いてみると分かりますが、スマホの画面で長文読解に取り組むのは少し難があります。
タブレット端末は画面が大きい分、一度に読める英文の範囲が広く長文問題を解く際には書籍やタブレットを使用するのがおすすめです。
ただし、長文に苦手意識が強く「通勤時間でも長文対策がしたい!」という場合は少し見づらくてもアプリで十分対策をすることができます。(実際に私もスマホで長文をたくさん読みました。)
通勤時間におすすめのTOEIC勉強アプリ5選
通勤時間におすすめのTOEIC勉強アプリを5つご紹介します。
- abceed
- TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
- mikan
- トレーニング TOEIC ® test
- TOEIC part5 問題集
abceed

料金 | 月額1,983円〜 |
解説の有無 | 有 |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・スコア予測機能 ・AIレコメンド出題 ・TOEIC参考書使い放題 ・オンライン模試(5,600問以上、28回分) ・復習がしやすい |
abceedは累計利用者数400万人を超える英語学習アプリで、Part1〜7の対策に加えて、英単語の学習もオールインワンで完結できるアプリです。
アプリ独自の問題、というよりは人気の市販TOEIC参考書をアプリ上で使い放題となるサービスです。

スコア予測をもとにAIがおすすめの問題を出題してくれるため、効率的に学習を進めることができます。


さらに詳しい仕様やおすすめの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。

TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
料金 | 月額2,728円〜 |
解説の有無 | 有(580本の動画講義) |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・オリジナル模試20回分 ・AIレコメンド出題 ・人気英語講師による動画講義580本が見放題 ・パート別演習 |

「TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH」はリクルートが運営する教育アプリ「スタディサプリ」の中でもTOEIC試験の対策に特化したコースになります。
オリジナル模試20回分を解くことができるため、こちらのアプリひとつで十分な演習量を確保することができます。
AIによるランク判定があり出題を自動で最適化してくれるため、最適な学習ルートをたどることができます。
初心者の方にスタディサプリをおすすめしたい一番の理由は、人気英語講師による動画講義580本が見放題であるためです。
パート別演習や模試演習の中に数多く、動画解説が入るため「自分で解説を読んでもポイントがわからない」という方におすすめです。

mikan

料金 | 月額600円 |
解説の有無 | 単語帳のためなし |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・単語帳のサブスク ・ゲーム感覚で非常に使いやすい ・出題方式が自由自在 |
mikanはDL数900万を超える人気の英語学習アプリです。
もともとは単語専門から始まったこともあり、私も英単語の学習にこちらのアプリを使っていました。
英単語アプリを30個以上試してきましたが、使いやすさ・覚えやすさで言えばNo.1です。
下の画面のようにタッチで答える4択問題やスワイプで答えるカードめくりなど、覚えている度合いに応じてゲーム感覚で楽しく学習を続けやすくなります。


TOEICの英単語を覚えたいと思った場合は、こちらのアプリがおすすめです。
ちなみにすでに紹介したいabceed, スタディサプリといった総合型のアプリを検討している場合、abeedは単語機能が優れている(mikanほどではない)のでmikanは不要ですが、スタディサプリは単語機能が弱いのでmikanを併用するのがおすすめです。
トレーニング TOEIC ® test

料金 | 無料 |
解説の有無 | 有り |
対応Part | 1〜7 |
特徴 | ・無料なのに解説付き ・広告が邪魔に感じる人 |
トレーニング TOEIC ® testは無料で使えるTOEIC総合対策アプリです。
無料とは思えないほど、シンプルな設計でアプリが使いやすく、解説までついているという手の込みよう。
ただし、広告を外したい場合は課金をする必要があります。
TOEIC part5 問題集

料金 | 無料 |
解説の有無 | 有り |
対応Part | 5 |
特徴 | ・文法問題特化型 |
「TOEIC part5 問題集」はTOEICのPart5の文法問題パートに特化した無料の学習アプリです。
ただし、iOSのみ対応しているのでandroidユーザーの方は残念ながら利用できません。
初級(500点コース)、中級(700点コース)、上級(900点コース)の3つに分かれており、文法に自信がない人もレベルに合わせて解説を読みながら進めることができます。
忙しい社会人でも通勤時間でできるTOEIC勉強法まとめ
この記事では忙しい社会人でも通勤時間でできるTOEIC勉強法について、以下の観点から解説してきました。
- 通勤時間にTOEICの勉強をするメリット
- 通勤時間を活用してTOEICの勉強をするときのポイント
- 通勤中にできるTOEICの勉強法
- 通勤時間におすすめのTOEIC勉強アプリ
通勤時間にTOEICの勉強をするメリットは以下のとおりです。
- 学習時間が確保できる
- 集中しやすい
- 習慣化しやすい
通勤時間を活用してTOEICの勉強をするときのポイントは以下のとおりです。
- アプリを活用する
- 自宅での学習と役割分担する
- 帰り道の学習は負荷を軽くする
通勤中にできるTOEICの勉強法として以下の4つを紹介しました。
- 英単語学習
- 文法学習(Part5)
- リスニング(Part1〜4)
- リーディング(Part6, 7)
通勤時間におすすめのTOEIC勉強アプリを5つご紹介しました。
- abceed
- TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
- mikan
- トレーニング TOEIC ® test
- TOEIC part5 問題集
効率的にTOEICスコアを上げたいなら英語コーチングがおすすめ!
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