【これだけ読めばOK】英語が全くできない社会人のための超具体的な学習法
結論から言うと、英語が全くできない社会人がするべきことは以下の3つです。
- 効率的な英語学習に必要な知識を得る
- 英語学習の目標・計画を立てる
- 英検3級を取る
まず、効率的に英語学習を進めるために最低限必要な知識を頭に入れておきましょう。
もちろんこの記事の中で紹介していますから、この記事を読めばクリアです。
次に、英語学習の長期・短期の目標を設定し、そこから逆算した学習計画を立てましょう。
いきなり英語学習を始めても、目標や計画がないとすぐにモチベーションが切れて、学習を継続するのが難しくなります。
最後に英語が全くできない社会人は英検3級取得を目指しましょう。
「英会話が出来るようになりたい」「TOEICでハイスコアが取りたい」など、どのような目標があったとしても、英検3級レベルよりずっと先の話です。
まずは全ての基礎となる中学英語の定着を確認できるよう、英検3級の取得を目指しましょう。
ここまで簡単に「英語が全くできない社会人がするべきこと」を紹介しました。
この記事では以下のお悩みに答えていきながら、「英語が全くできない社会人がするべきこと」を深掘りしていきます。
・英語が全くできない社会人が勉強を始める前に知っておくべきことは?
・英語が全くできない社会人が英語を身につけるためのステップは?
・英語が全くできない社会人が英検3級を取得するための具体的な学習法は?
・1日1.5時間確保した場合の、具体的な学習スケジュールはどんな感じ?
この記事を読めば、すぐに英語学習で最高のスタートダッシュを切ることができますよ!
英語が全くできない社会人が勉強を始める前に知っておくべきこと
英語学習を始める前に最低限知っておくべき知識は以下です。
- 第二言語習得理論
- 英語を習得するのにかかる期間
- 社会人が英語を学習するメリット
- モチベーションを保つためのメソッド
学習を始める前に知っておくと、余計な遠回りをせずに済みます!
①第二言語習得理論
第二言語習得理論とは、外国語を習得するプロセスを研究する学問分野です。
第二言語習得理論を知っておくことで、効率的な学習計画が立てられるようになり、また玉石混交の英語学習に関する情報に惑わされないようになります。
例えば、「リスニングでうまく聞き取れない」という悩みを抱えている場合、その原因を特定するのに役立ちます。
以下は第二言語習得理論において、リスニング時に脳が聞こえた英文を処理するプロセスを表しています。
脳はまず聞こえてきた英語の音を、脳内の知識データベースにある音関連の知識(個別の音素、音声変化、単語の発音)を参照しながら意味を持った文章として認識します。
次に聴き取った英文の意味を、脳内の知識データベースにある意味関連の知識(単語の意味、文法)を参照しながら解釈します。
この図が頭にあれば、
- そもそも音が聞こえていない
- 音は聞こえても意味処理が追いつかない
このように「リスニングでうまく聞き取れない」問題を細分化出来ます。
さらに、音が聞こえていない場合、
- 英語の音素を理解できているか?
- 音声変化の知識が不足していないか?
- 音素・音声変化を実際の英文スピードで聞き取れていないのか?
このように更に原因を細かく特定することが出来ます。
1「英語の音素を理解できているか?」2「音声変化の知識が不足していないか?」に原因があるなら、それぞれ音素・音声変化の学習をすればいいでしょう。
3「音素・音声変化を実際の英文スピードで聞き取れていないのか?」に原因があるなら、音素・音声変化の知識をもとにスクリプト付きの英語音声をギリギリ聞き取れるレベルからシャドーイングしていけばいいでしょう。
このように見てみると、「リスニングでうまく聞き取れない」というざっくりした問題が細分化された課題となり、最短でリスニング力をアップさせることが出来ます。
②英語を習得するのにかかる期間
日本人が英語を習得するにはどれくらいの期間がかかるかご存知でしょうか?
街中では「1ヶ月でペラペラに!」などとする広告を見かけますが、仮に本当だとすれば今頃日本は英語大国であなたにもその画期的な学習方法が知れ渡っているはずです。
以下の表はCEFRの標準受講時間をもとに、日本人が独学で英語学習を進めた際に想定される学習時間を表しています。
CEFRとは英語などの外国語のレベルを評価する国際標準のことで、PreA1~C2にかけてレベルが上っていきます。
各種試験とCEFRとの対応については以下の表が参考になります。
例えば、英語が英検3級はCEFRにおいてA1レベルで、英検準1級はB2レベルに相当します。
1つ目の表を参考にすると、独学で英検3級レベルから準1級レベルに到達するためには3,367時間かかることがわかります。
もちろん、英語学習に適性があったり、英語コーチングやスクールを利用していたり、常にモチベーションが高ければこれらを1/2~1/3にショートカットすることは可能です。
しかし、本来英語力をあげようとすれば数百〜数千時間かかるのだということを覚えておきましょう。
③社会人が英語を学習するメリット
英語学習は楽しいことばかりではありません。
ふとした時に「あれ、なんでこんなに頑張ってまで英語を勉強しているんだっけ?」と考えてしまうと一気にモチベーションが落ちてしまいます。
英語学習のメリットが頭にあれば、仕事が忙しい時でも「大変だけど英語を勉強すれば〇〇というメリットがあるから、頑張ろう」と立て直すことができます。
英語学習の具体的な魅力・メリットを以下の記事でまとめています。
④モチベーションを保つためのメソッド
英語学習は長い旅になります。
常に順風満帆というわけにはいかず、時には心が折れそうになったり、机に向かう気が起きなくなったりすることもあるでしょう。
大切なのは、モチベーションが下がることを受け入れたうえで、適切な対処法を事前に用意しておくことです。
以下の記事で、第二言語習得理論に基づいた英語学習のモチベーションの保ち方を紹介しています。
英語が全くできない社会人が英語を身につけるためのステップ
英語が全くできない社会人が、英語力を身につける流れを紹介します。
1つずつ解説していきます!
①現状を把握する
一口に「英語ができない!」といっても、人によって細かな状況はバラバラです。
計画を決める前に自分の現在地を把握しましょう。
学習開始時点で現在地を把握しておくことで、今後学習を進めた後、学習の成果がきちんと結果に表れているかを可視化できます。
例えば、現状を把握せずに語彙学習を行い、3ヶ月の勉強の結果語彙テストで2,000語という結果が出たとします。
最初にテストを受けていないので、2,000語のうちどこまでが語彙学習の成果なのかはわからないままです。
しかし、学習開始時点で1,000語だったものが、3か月後に2,000語になっていれば、3ヶ月間の語彙学習で1,000語を新たに覚えたことが分かり、このまま学習を続けていってもいいという判断ができます。
具体的には以下のスキルを数値化しておくといいでしょう。
- 発音
- 語彙力
- 文法
- リーディング、リスニングスキル
- 英会話スキル
発音はELSAというスピーキングアプリでAI判定によってテスト可能です。
下の画像のような形で、発音・抑揚・流暢性の観点からスコアが出ます。
実際にコーチング受講者さんにも使っていただいていますが、かなり精度は高いと思います。
無料ですぐにスコアが分かるのでぜひご自身の発音レベルのチェックに活用してみてください。
語彙力の測定にはTest your English vocabularyがおすすめです。
以下のようなチェックボックスで、意味がわかる英単語にチェックを入れることで簡単に語彙力をチェックできます。
結果は以下のように表示されます。
こちらも無料で5分もあれば語彙レベルが測定できます。
文法に関しては、テキストのテストを受けてみるのがおすすめです。
「中学全範囲英文法パターンドリル」には文法項目ごとにまとめテストが合計で5つあり、中学の英文法の理解度をチェックするのに活用できます。
まとめテストで70点以上得点できているなら、中学文法の理解に大きな問題はないと言えます。
リーディング・リスニングから成るインプットスキルは、英検3級の過去問とTOEICの簡易スコア診断で測定するのがおすすめです。
英検3級過去問は英検のHPで解答とともに公開されているので、時間を測って解いてみるといいでしょう。
ライティングに関しては、指導者がついているなら採点をお願いすると現状のライティング能力を把握できます。
TOEICは初級者には問題が難しすぎますが、スタート地点の実力を測るもう一つの物差しとしてアプリで無料の簡易診断を受けてみましょう。
以下のアプリで簡易診断ができます。
英会話スキルに関しては、PROGOSがおすすめです。
スマホアプリなら、無料でAIによる英会話力の診断が可能です。
20分程度で終わり、すぐに結果がわかるのでおすすめです。
②目標を設定する
現状を把握したら、次に目標を設定しましょう。
目標設定の際に気をつけたいポイントは以下です。
- 期限を明確にする
- 長期目標から短期目標に落とし込む
- 自分の目標と検定試験をリンクさせる
- 誰が見ても達成したかどうかが分かるようにする
1つずつ解説していきます!
期限を明確にする
目標と期限はセットで設定しましょう。
冒頭で「初学者は目標が何であれ、まずは英検3級を目指すといい」と書きましたが、それに加えていつ英検3級を受験するのかを決める必要があります。
すでに紹介したCEFRの対照表と独学でかかる時間を、考えれば1日に机に向かえる時間から英検3級取得までにかかる時間を想定できます。
中学英語がわからない場合はCEFRではPre−A1レベルとなり、A1レベルである英検3級を取得するには703時間程度かかることが予測されます。
とはいえ、日本の学校教育を受けていればアルファベットが書けないレベルからのスタートというわけではないでしょうから、スタート地点に応じて大体400〜500時間程度を見込んでおきましょう。
1日3時間英語学習に取れるなら約5ヶ月、1日1.5時間なら約10ヶ月で中学基礎が身につけられるということになります。
もちろん、英語コーチングを利用したり、効率の良い学習方法(この記事の後半で紹介しています!)を実践すれば期間を縮めることは十分可能です。
長期目標から短期目標に落とし込む
目標は長期の大きな目標から、短期の小さな目標へと落とし込んでいきましょう。
案外長期的な目標は軽視されがちですが、ここがブレると連動している短期目標にもブレが出るので「最終的にどんな英語力を身に付けていたいか?」というのを軸に長期目標をカチッと決めましょう。
参考までに目標設定で長期目標から短期目標への落とし込みの例を記述しました。
目標設定の例
・長期目標(10年後)
インプット・アウトプットともにC1レベルを目指したい。
→インプットはTOEIC L&Rでスコア950
→アウトプットはVERSANTで70
→あとは長年の夢だった英検1級も取りたい
・短期目標(5年後)
インプット・アウトプットともにB1レベルを目指したい。
→インプットはTOEIC L&Rでスコア550
→アウトプットはVERSANTで50
→英検2級
・短期目標(10ヶ月後)
インプット・アウトプットともにA1レベルを目指したい。
→英検3級を取りたい
目標設定の際に「目標の英語力に到達するのにどれくらいの時間がかかるか?」については前章で紹介した表で計算しています。
自分の目標と検定試験をリンクさせる
上の目標設定の例では、目標をすべて検定試験で設定しています。
後述するように、目標を可視化・客観化するのは大切ですが、その際に自分の目標と検定試験の内容をリンクさせましょう。
例えば、「TOEIC800点!」という目標を立てるのはいいのですが、自分の目標が英会話力の向上にあるのだったらナンセンスです。
TOEIC L&Rはリーディングとリスニングのスキルを測る試験であり、英会話の向上が目標の人は無理してハイスコアを目指す必要はありません。
実際にTOEICのスコアが高くても英会話に苦手意識を抱えている方は少なくありません。
英会話が出来るようになりたいのであれば、PROGOS, VERSANT, TOEIC S&Wなどアウトプットの能力を測るのに特化した検定試験を目標に据えるといいでしょう。
ちなみにスピーキングの能力を測るのに有用な試験については以下の記事でまとめています。
誰が見ても達成したかどうかが分かるようにする
目標設定の際には、目標を達成したかどうかが一目で分かるようにしましょう。
案外多いのが、「ビジネス英会話が出来るようになりたい」「仕事で英語の読み書きが出来るようになりたい」という目標です。
これらはパッと思いつきやすいのですが、達成したかどうかは本人の感覚によります。
目標が曖昧で、達成したかどうかが主観的になってしまうと、目標に向けて勉強するモチベーションがなくなったり、自分の取り組んでいる学習方法が正しいかどうかが測定できなくなります。
ビジネス英会話とはなにか?具体的にどんな場面でどんな事ができるようになっているイメージか?というのが、「試験でいうとこのレベル」というのは下のような対照表や、英語のプロフェッショナルに確認しましょう。
③学習計画を立てる
英語学習には計画が必須です。
第二言語習得理論をもとに、自分の現在地から目標レベルまでの間にあるギャップを埋めるために最善の学習計画を立て、実行していきましょう。
計画を立てることで、以下のようなメリットがあります。
- 勉強だけに専念できる
- 最短で目標達成が出来る
- 計画に遅れが出ないように頑張れる
- 日々の学習がゴールに繋がっている実感が持てる
勉強だけに専念できる
事前に日次の学習計画を立てておくことで、毎日「今日は何を勉強すべきか?」を考える必要がなくなり、勉強時間を確保して机に向かうだけでよくなります。
始めのうちは、その日に何をやるかを考えることに楽しさを感じるかもしれませんが、忙しくなってくると面倒になります。
社会人の英語学習は、家事や仕事と並行する必要があるため、「忙しい時に継続できるか?」が鍵となります。
学習計画があれば、忙しい時でも最低限やるべきことが分かるので、学習が継続しやすくなります。
最短で目標達成が出来る
計画なき英語学習は、周りの情報に左右され大きく遠回りをすることになります。
例えば、気分で勉強していると一つの参考書を続けるのが嫌になり、有名な英語学習インフルエンサーがおすすめしている本に浮気したり、本屋で見かけた最新の参考書に手を出してみたりしやすくなります。
本来それが自分の目標達成に必要かどうかを忘れ、目の前の楽しさに負けてしまうと大きな遠回りを強いられることとなります。
しっかりと第二言語習得理論をもとに、自分の弱点を補強するための個別の学習計画に従って勉強しましょう。
計画に遅れが出ないように頑張れる
計画には「〇〇までにこの参考書を✗ページ進める」など、期限がセットになっていることでしょう。
人間には締切が迫ると、それを達成しようとする「締め切り効果」が存在します。
ぜひこの特性を利用して、計画どおりに学習を進められるように頑張りましょう。
日々の学習がゴールに繋がっている実感が持てる
学習の始めのうちは、日々の学習がゴールに繋がっていることなど意識しなくてもやる気が継続します。
しかし、忙しい時期や結果が伴わない時期には「この学習は本当に意味があるのだろうか?何のためにやっているんだっけ?」と疑念を持つようになります。
学習計画はゴールからの逆算で作るため、それぞれの学習がしっかりとゴールに繋がる、意味あるものだという意識を持ちやすくなります。
次に具体的な学習計画の立て方をステップ別に解説します。
この記事の前半で解説したCEFRのレベル到達までにかかる表を参考に、目標達成までにかかる目安の時間を確認しましょう。
例えば、現在A1レベルでB1レベルが目標なら2,072時間かかることが分かります。
1日、もしくは週で確保できる英語の学習時間を考えてみましょう。
毎日1.5時間なら月で約45時間、平日2時間、休日4時間なら月で約72時間の学習時間を確保できます。
例えば、A1レベルでB1レベルで2,072時間かかるなら、1日1.5時間なら4年弱かかります。
平日2時間、休日4時間なら2年4ヶ月かかります。
*「〇〇までにこのレベルに到達したい」という期限が先に決まっているなら、期限から導かれる1日の学習時間を計算しましょう。
上記の目標を1年で達成したいなら、1日約5.5時間の英語学習が必要となります。
すでに説明したように、英語コーチングやスクールなどを利用すればここで想定される学習時間を1/2~1/3に短縮できる可能性が高くなります。
予算と目標期限を考慮して考えてみるといいでしょう。
目標と期限を決めたら、実際に取り組む教材とその取り組み方を決めましょう。
英検3級を目指すなら、この記事で後述する取り組み方を実践すればOKです。
ステップ2で学習時間を決めているので、その中で進められるだけ進めるといいでしょう。
④学習計画を実行・修正する
計画を決めたら、後は実行に移しましょう。
実際に行動に移してみると、予期せぬ自体が多々起こることでしょう。
例えば、思いの外学習時間を取ることが出来ない、家だと集中出来ない、など学習上の悩みが出てくることでしょう。
③で立てた計画は立てっぱなしではなく、より実態に即した形で修正していきましょう。
英語が全くできない社会人におすすめの英語学習法
ここまで書いたことを実行していれば、あとは実際に英語学習を進めるだけです。
「英語が全くできない」という方の場合、英検3級取得を目指して学習するのがいいでしょう。
ここからは具体的に英語が全くできない社会人が、英検3級を取るために必要な学習方法を具体的に紹介します。
発音の学習方法
英語学習で、一番最初に取り組むのは発音の学習です。
英単語を覚えるのにも、文章を読み・聞き・書く・話すのにも発音はついて回ります。
一番最初に発音を勉強しておくことで、その後の4技能の学習や語彙学習において正しい発音を定着させることが出来ます。
また、はじめに正しい発音を覚えることで、特に話す・聞くという技能が非常に伸ばしやすくなります。
発音では以下の2つを学習しましょう。
- 音素
- 音声変化
音素の学習方法
日本語と完全に同じ発音はほとんどありませんから、母音・子音の発音の仕方を学びましょう。
特に英語の母音は日本語よりも数が多く、しっかり練習して発音が分けられるようにしましょう。
例えば、日本語の「ア」に相当する音素は/ə/, /æ/, /ʌ/, /ɑ/の4つ存在します。
hat/hæt/, hut/hʌt/, hot/hɑt/はこの音素の発音が出来ないと、大きな誤解に繋がってしまいます。
必ずDVDなどの映像を見て、口の動きを確認しながら再現するようにしましょう。
音素の習得には「DVD&CDでマスター英語の発音が正しくなる本」がおすすめです。
このステップのゴールは、無料でAIによる発音診断が出来る「ELSA」というアプリのテストで「発音」の項目が「中級」になることです。
下の画像は実際のテストスコアの表示画面です。
真ん中が総合評価のパーセンテージで、周りに発音・流暢性・抑揚の3つの指標が表示されています。
このうち、音素の学習で鍛えられるのは「発音」なので、こちらの指標が「中級」表示されたらクリアしたと言えます。
音声変化の学習方法
音声変化自体は5つしか存在せず、そこまで難しい事項も存在しないので、とにかく概念を理解してあとは演習・実践を通して運動記憶として定着させていきましょう。
「5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる」であれば10日間で音声変化がマスターできるようになっています。
どういうときに音声変化をするのかを覚えて、付属の演習問題を通して実際に聞き取れるようになればOKです。
このステップのクリア基準としては、何も見ずに以下の質問に何も見ずに答えられたらOKです。
英単語の学習方法
社会人の英単語学習には、アプリの活用がおすすめです。
アプリを使うことで、以下のようなメリットがあります。
- 学習記録が管理しやすい
- 音声を流す手間がなくなる
- 取り組むハードルが低くなる
- スキマ時間を活用しやすくなる
単語学習アプリとしては以下のmikanというアプリがおすすめです。
無料アプリも試しましたが、機能が制限されていたり、本格的な学習には耐えられないデメリットがあります。
実際に私もmikanを使って学習していますが、単語帳を使っていた時に比べて圧倒的に早く英単語を覚えられていると実感しています。
詳しい使い方は以下の記事で解説しています。
英文法の学習方法
中学レベルの英文法に関しては、市販のテキストを使って学習しましょう。
説明からしっかりとしてほしい方は「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」がおすすめです。
ところどころ不安が残っており、説明は手短に、演習を中心に取り組みたい方は「中学全範囲英文法パターンドリル」がおすすめです。
どちらか1冊でいいので、3周すれば中学英語の理解はOKです。
具体的な進め方は以下のとおりです。
1周目では多少分からない箇所があっても気にせず進む。
1周目では消化しきれなくても、2周目で分かることもあると割り切る。
1周目とは逆に演習から取り組み、間違った箇所・分からない箇所だけ説明を読む。
1周目に掛けた時間の半分で終わらせる。
2周目の時点でミスなく問題が解けている章は飛ばす。
2周目でミス出た章の演習から取り組み、改めて怪しい箇所の説明を自分なりにまとめてみる。
まとめる際は表や図解をして、人に説明するつもりで行う。
リーディング・リスニングの学習方法
発音・中学語彙・文法の学習が一通り終わったら、いよいよ読む・聞く活動に入ります。
ここでの目的は、ここまで身に付けた発音・語彙・文法を実際の読み・聞きで使えるレベルに引き上げることです。
知識の定着を図るため少ない量の英文を繰り返し音読します。
具体的なテキストや取り組み方については以下の記事で解説しています。
英検3級過去問の学習方法
中学教科書レベルでの音読トレーニングを終えたら、英検3級レベルへの仕上げとして過去問を使って学習を進めましょう。
過去問には試験6回分の過去問が収録されています。
リーディング・リスニング・ライティングに加えて、二次の面接試験が収録されています。
基本的には何も見ずに、解いて復習という流れでいいでしょう。
ライティング、二次については外部の添削サービスや英会話レッスンを利用しましょう。英語が全くできない社会人が英語を勉強するときの注意点
まとめ:英語が全くできない社会人の英語学習スケジュール例
1日1.5時間確保できる社会人の方を例に、英語が全くできない状態からどのような行動を取るべきかをまとめました。
以下のスケジュールなら半年で英語が全くできない状態から英検3級レベルまで到達可能です。
それぞれの詳細についてはこの記事の中で詳しく解説していますので、戻って確認してみましょう。
- 第二言語習得理論
- 英語を習得するのにかかる期間
- 社会人が英語を学習するメリット
- モチベーションを保つためのメソッド
以下の項目でそれぞれテストを受け、現在の英語力を数値化する
- 発音
- 語彙力
- 文法
- リーディング、リスニングスキル
- 英会話スキル
- 目標達成までにかかる時間を知る
- 自分の確保できる学習時間を計算する
- 教材と取り組み方を決める
発音・語彙・文法を1日30分ずつ勉強する
語彙30分、音読1時間で進める
語彙30分、過去問1時間で進める
合格!
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