英語コーチングは意味ない?おすすめできない人の特徴も解説!

英語コーチングについて調べると「英語コーチング 意味ない」と候補に出てきます。
高額なサービスであるだけに「せっかく受講しても意味がないのではないか?」と不安になっている方も多いと思います。

そんな方に向けて、現役の英語コーチの私が

  • 英語コーチングは意味がないのか?
  • どんな人が英語コーチングを受ける意味があるのか?

を解説します。

目次

英語コーチングが意味ないと言われれる5つの理由

英語コーチングが意味ないと言われる理由は次の5つです。

  • 過剰に期待しているから
  • コーチの質がピンキリだから
  • コーチ・サービスとの相性が合わないから
  • 自習時間が必要だから
  • 受講後も学習を継続する必要があるから

過剰に期待しているから

「英語コーチングを受講するだけで英語力がグングン伸びていく」「3ヶ月でTOEICが400点伸びる」といった過度な期待をしていると、受講後に「英語コーチングは意味がない」と思ってしまうでしょう。

英語コーチングは平均月額が13万円と英語学習サービスの中では高額です。
そのため「高い金額を払っているのだから英語力が大きく伸びる」という期待を抱いてしまいやすいのです。
あくまで英語コーチングはサポートであり、実際に英語学習をするのは受講者本人です。英語コーチングさえ受ければ、勝手に英語力が上がるわけではありません。

また広告などに掲載されている極端な例を自分にも当てはめて英語コーチングを受講すると、期待外れに感じるでしょう。
もちろん中には短期間で大きな成果を得られる人もいますが「3ヶ月で英語がペラペラに!」といったようなことは通常ありえません
広告では多くの人の関心を集めるために、様々な事情をカットした極端な事例を打ち出すこともあります。

過度な期待をすると一定の成果が出ても「もっと成果が出ると思った」と感じてしまいやすいでしょう。

コーチの質がピンキリだから

英語コーチングは比較的新しいサービスのため、十分教育を受けていない、実力のない英語コーチが存在します。

添削内容が薄い、チャットの返事が遅い、質問に対して明確に答えられない、などコーチとして十分なサービスを提供できていない、という話は実際耳にします。

また、英語コーチの求人広告には「TOEIC800以上」などの要件も見られますが、正直TOEIC800というのは英語のプロフェッショナルとは言えません。文法などにもヌケモレがあったり、英語の運用能力に不安が残るレベルです。

もちろん多くのコーチは英語力、サポート力がしっかりありますが、新人コーチや英語力に不安が残るコーチに当たると英語コーチングに意味がないと感じてしまうでしょう。

コーチ・サービスとの相性が合わないから

英語コーチングはマンツーマンのサービスで、ひとりのコーチが専属で受講者の面談・添削・チャット対応などを行います。

人と人ですから、当然相性はあります。例えばグイグイ引っ張っていくタイプのコーチは、「頼もしい」と感じる人もいれば、「もう少し歩み寄ってほしい」と感じる人もいるでしょう。
英語コーチングでは受講前にコーチに会うことができない(営業担当とコーチが別のケースが多い)ので、カウンセリングなどの時点でコーチに関する要望を出しておくことをおすすめします。

英語コーチングサービスには各社特徴があり、「短期間でTOEICスコアを上げる」「ビジネス英会話をネイテイブと共に」など独自の強みを持っています。
金額の大小によっても、ライトなサポートで低価格、しっかりサポートで高価格、などサービス内容が異なります。
TOEICのスコアを上げたいのに英会話に強みのあるスクールを選んでしまったり、充実したサポートがほしいのに金額だけで判断してサポート内容が不十分に感じたりする可能性があります。

自習時間が必要だから

英語コーチングでは、受講者の自宅学習を前提にカリキュラムを作成します。そのため、コーチの面談時間以外に自分で学習時間を確保する必要があります
確保できる学習時間が少ないと当然成長のスピードもゆっくりになります。
まとまった自習時間を確保できない場合、思ったほどの成果は得られず、英語コーチングは意味がないと感じやすいでしょう。
実際今まで私が担当した中ですと1日1.5時間を目標にされている方が多く、これを下回ると6ヶ月以下の短期間で明確な成果を感じるのは難しいです。
どのコーチングサービスを利用したとしても、自習時間が多いほど学習の成果は感じやすく、自習時間が少ないほど効果は感じづらくなります

受講後も学習を継続する必要があるから

英語コーチングは期間を決めて受講することが多く、期間終了後は自分で学習を進めていくことになります。
そのため「4ヶ月だけ英語コーチングを受けても、その後サポートがないなら意味がない」と考える人がいます。
たしかに受講中は効率的な方法で毎日英語を頑張っていても、コーチングが終わったあと継続ができなければ意味がないです。

しかし、英語コーチングでは期間終了後の自走力を身につけられるように学習習慣の保ち方や、効率的な学習方法を伝えたり、期間終了後の学習方針のアドバイスなどを行います。
そのため、英語コーチングの期間で英語の力だけでなく、自走力も身につけることができます

英語コーチングを受講しても意味がない人の特徴

英語コーチングを受講して意味があるかどうかは、受講者の状況やスタンス、学習の目標などによります。
受講しても意味を感じづらい人の特徴を4つ挙げますので、自分が当てはまるかどうか確認しておきましょう。

  • 受け身の姿勢で受講している
  • 学習時間が確保できない
  • 自分のやり方に固執する
  • 英語学習の目標がない

受け身の姿勢で受講している

「受講すれば勝手に英語力が上がっていく」「コーチがなんとかしてくれる」など、受身の姿勢で英語コーチングを受講する人は意味を感じづらいでしょう。

英語コーチングはあくまで英語学習のサポートであり、学習をするのは受講者自身です。
面談、チャットや添削などでコーチからのサポートは得られますが、その他の時間は自分で学習を進めていく必要があります。

また、言われたことを「こなすだけ」にならないよう注意しましょう。
英語コーチングでは英語コーチが専門知識をもとに一人ひとりに学習計画を作成し、受講者は計画に沿って学習を進めていきます。
それぞれの学習にはきちんと意味があり「なんのためにこの学習をしているのか」を理解するのが大切です。
学習の効果や意義を理解したうえで実践することで、コーチングで得られる成果が劇的に大きくなります

学習時間が確保できない

英語学習の成果は「効率的な進め方 ✕ かけた時間」で表れます。英語コーチングは一人ひとりの英語学習を最適化しますが、かけた時間が少ないとなかなか明確な成果は出づらいです。

具体的には1日1時間の学習時間を確保できない場合、期間内になかなか効果は表れないためおすすめできません。

コーチングサービスの中には3時間の学習時間が受講条件になっているものもありますが、やはり学習時間が多いと短期間で効果を感じやすいことがその一因となっているのでしょう。

忙しい社会人生活の中で毎日3時間確保するのは大変でしょうから、できれば1日1.5時間は確保できる状態で英語コーチングを受講することをおすすめします。

自分のやり方に固執する

コーチの学習計画やアドバイス、フィードバックを聞かずに自分のやり方で学習を進める人は英語コーチングを受講してもあまり意味がありません。

英語コーチングの一番の価値は英語のプロフェッショナルからサポートを受けられることです。
しかし、コーチの言う事を聞かずに学習計画を無視して自分のペースで学習したり、アドバイスやフィードバックを聞き流してしまうとサポートの効果が得られません。

自分のやり方に口を出されるのが苦手、自分のペースで学習を進めたいタイプの人は受講してもあまり意味を感じられないでしょう。

英語学習の目標がない

英語学習の目標が「なんとなく」という人は英語コーチングを受講しても学習に本気になれず、途中で意味を感じなくなってしまう可能性が高いです。

目標というのは「TOEIC800点」とまではいかなくとも「ビジネス英会話ができるようになりたい」「海外で生活できるようになりたい」といったもので構いません。
具体的な数値目標などはコーチに相談すれば、おすすめの資格試験や中間目標を提案してくれます。

英語コーチングで意味を感じやすいのは、英語学習を通して自分の目標に近づいたという感覚です。
目標がないと仕事やプライベートが忙しくなった時に学習を辞めてしまいやすくなります。

英語コーチングがおすすめな人の特徴

反対に以下の特徴に当てはまる人は、英語コーチングで十分意味を感じられるため受講がおすすめです。
もし自分の状況に近い、と感じられたら受講を前向きに検討してみてください。

  • 明確な目標がある
  • 独学で挫折したことがある
  • 効率的な学習方法を知りたい
  • 専属で学習をサポートして欲しい

明確な目標がある

英語学習で叶えたい目標が明確にある場合は英語コーチングがおすすめです。
「昇格試験でTOEICスコアが必要」「海外駐在を控えている」など差し迫った目標以外にも「転職の選択肢を広げたい」「海外部署への異動に備えたい」なども立派な目標です。

「とりあえず自己研鑽」としては英語コーチングは高額ですし、自由時間を削ってまで英語学習を続けることが難しいでしょう。

英語学習を通して叶えたい目標があることで、学習が継続しやすく、結果も出やすくなります。

独学で挫折したことがある

社会人は「英語を勉強しておけ」と言われるため、独学で英語を学習をして挫折した経験をお持ちの方も多いのはないでしょうか?

実は英語コーチングを受講される方の多くは、独学での挫折経験があります
特に学生時代と違って、勉強が本分ではなく先生からの催促もない状態で孤独に学習を続けていくのは非常に大変です。

一度独学で英語学習に取り組んだ方は、忙しい生活の中で実際に英語学習を行動に移している分、サポートを受ければ成功しやすいです。
独学で「十分な成果を得られなかった」「習慣化することができずに継続できなかった」と感じる方は、英語コーチングを利用して学習を継続させ大きな成果を得やすいでしょう。

効率的な学習方法を知りたい

「英語を勉強したいが自分に合った学習法が分からない」という方は、効率的な学習方法を知ることができる英語コーチングの受講がおすすめです。

Webは書籍でも効率的な英語学習の方法を調べることはできますが、自分の状況に当てはまるかどうかは分かりません。
英語コーチングは、第二言語習得理論といって第二言語を習得するためのプロセスを科学的に検証する学問を取り入れています
これにより、個人の英語力の現状を分析して、目標達成のために最適な学習方法を導き出すことができます。例えばリスニング能力のうち「音声知覚」に必要な音声変化のルールが分からない場合は、その学習から始めるのが効果的です。

このように個別最適化された学習計画のもとで効率的に学習進めたい方に英語コーチングはおすすめです。

専属で学習をサポートして欲しい

英語コーチングの特徴は専属のコーチがマンツーマンで学習をサポートする点です。英会話スクールや通訳学校などでは英語のレッスンを提供しますが、レッスン以外の時間のサポートはありません。

英語コーチングでは専属のコーチが以下のようなサポートを提供します。

  • 個別の学習計画の作成
  • チャットで学習進捗の確認
  • 提出課題の添削
  • 毎週の個別面談
  • 質問対応

専属コーチがつくことによって、英語学習が継続、成果も最大化しやすくなります。レッスンのみの提供だけでは、英語学習を続けづらい人は英語コーチングがおすすめです。

英語コーチングが意味ないと言われれる理由まとめ

この記事では英語コーチングが意味がない言われる理由を5つ紹介しました

  • 過剰に期待しているから
  • コーチの質がピンキリだから
  • コーチ・サービスとの相性が合わないから
  • 自習時間が必要だから
  • 受講後も学習を継続する必要があるから

実際のところ英語コーチングを受ける意味があるかどうかは受講者の状況や心がけ次第です。

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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