TOEIC試験直前!1週間前から当日にできるスコアアップ方法9選

TOEICが1週間後に迫っている方のために、今から当日までにすべきことを受験上の注意点、スコアアップのポイントの観点からまとめました。
- これまでの学習を総復習する
- 本番環境で模試を解く
- すぐに使えるテクニックを身につける
- 塗り絵する問題を決めておく
- リーディングの時間配分を決めておく
- 持ち物と会場までの行き方を確認しておく
- 食事を摂りすぎない
- 水を飲みすぎない
- 耳栓を使う
これまでの学習を総復習する
もし試験までにある程度勉強が進められている場合、新しい問題に取り組むよりもこれまでやってきた問題を総復習することをおすすめします。
単語帳、フレーズ集、模試、問題集など、これまでの学習を進めてきた教材で間違えた問題を中心に総復習しておくことで、間違いやすいポイントを頭に残した状態で試験を受けられるようになります。
あまり学習せずに1週間前を迎えている場合は新しい問題で通し演習を、ある程度学習しているならこれまでの総復習を実施するのがおすすめです。
本番環境で模試を解く
本番一週間前からTOEICスコアを最大化させるためには「試験に慣れること」が重要です。
模試を解く回数が多いほどいいですが、リスニング・リーディング通しで最低でも2回は解いておきたいところです。
TOEICは一回あたり120分という長丁場で高速の処理をするために、高い集中力が求められる試験です。
本番までになるべく通しで休みを挟まずに解く回数を稼ぐことで、時間配分や集中力のトレーニングになります。
模試の回数を重ねるごとに、各パートでどんな問題が出るのか、時間配分はどうしたら良いのか、といった部分が分かってきて要領が掴めてくるはずです。
TOEICの模試を解く際は以下のポイントに注意しましょう。
- 解ける問題を解いていく
- 制限時間の中で解く
- 自分なりの解き方を確立する
TOEICは900を超えるくらいになるまでは、すべての問題に腰を据えて解く時間はありません。英検などのグレード別試験と違って、TOEICは満点の人でも最低点の10点の人でも同じ問題を解きます。
ですから、普通に取り組んでも終わらないような問題数と制限時間が設定されています。
例えば、現状のスコアがTOEIC780の場合普通に解いていったら、リーディングはPart7の前半くらいで制限時間を迎えてしまうでしょう。
分からない問題は飛ばしながら、解ける問題だけを解いていって最後の長文付近までたどり着けるように頑張りましょう。
TOEICではリスニング、リーディング各パートの解き方のコツやテクニックがあります。絶対にこれ、というものはありませんが例えばPart3, 4の先読みやPart6,7の設問先読みなどそれぞれのパートの解き方を確立させておくことで安定したスコアを出すことができます。
すぐに使えるテクニックを身につける
TOEIC本番で持っている力を十分発揮するためには、TOEICならではの受験テクニックを事前に確認しておくことが重要です。
TOEICのルールの中で解答を有利に進めていくために必要なことは、以下の記事で12個厳選してまとめてあります。
すぐに使えるものばかりですので、ぜひ目を通してみてください。

塗り絵する問題を決めておく
TOEICにおける「塗り絵」とはリーディングで解き終わらない問題を適当にマークする行為を指します。
TOEICでは全問マークシートで、問題文を読まずにマークを塗りつぶすことを揶揄して「塗り絵」と表現します。
一見すると塗り絵はよくないものだと思いがちですが、TOEICでは特にロースコアの方は塗り絵をうまく活用することで、自分の解ける問題に時間を多く割き、スコアを高く出すことができるようになります。
TOEICで塗り絵をした問題の数とスコアの関係の目安は以下のようになります。
*あくまで拾い読みなどをせずに進めていった場合の塗り絵の数と予想スコアです。
- 塗り絵0問→950点以上
- 塗り絵5問→900点
- 塗り絵10問→800点代後半
- 塗り絵15問→800点
- 塗り絵20問→750点
- 塗り絵25問→700点
- 塗り絵30問→650点
- 塗り絵35問→600点
- 塗り絵40問→550点
こちらの塗り絵の数とスコアの関係性はこれまでの自分自身、受講者の受験経験と以下のTEX加藤氏のデータから予想しています。

目標のスコアに合わせて塗り絵を活用して、自分の解くべき問題と塗り絵で飛ばすべき問題を決めておくといいでしょう。
具体的にどんな問題を塗り絵していくべきなのかは以下の記事で詳しく解説しています。

リーディングの時間配分を決めておく
まずTOEICのリーディングパート別の時間配分の目安は以下のようになります。
Part5 | Part6 | Part7 | |
---|---|---|---|
問題数 | 30問 | 16問 | 54問 |
分野 | 語彙・文法 | 短文穴埋め | 長文読解 |
目安の解答時間 | 10分 | 8分 | 57分 |
まずPart5は以下のような語彙・文法の穴埋めで、30問を10分で解き切るためには一問あたり20秒で解き続ける必要があります。

次にPart6は長文穴埋めで、一つの長文につき4つの穴埋めが必要となります。こちらも8分以内に解くためには一つの長文にかけられるのは2分と非常に短い時間となります。

最後にPart7は長文読解パートとなっており、非常に多くの英文を読んで迅速に設問に答えていく必要があります。
特にトリプルパッセージと言って、後半で出題される3つの文書を読んで複数箇所を参照しながらの解答が求められるところで時間内に終わらない人が続出しています。

リーディングPartは時間配分を決めておかないと、後半にしわ寄せが来て「Part7に全然時間を割けなかった⋯」となってしまいます。
本番でもPartごとにペース配分を決めておけば、焦らずに解答できます。
持ち物と会場までの行き方を確認しておく
TOEIC当日になって焦らないように、事前に当日の持ち物と会場までの行き方を確認しておきましょう。
- 証明写真を貼付した受験票
- 本人確認書類
- 筆記用具
- 腕時計
特に持ち物関連で忘れがちなのが受験表には縦4cm、横3cmの顔写真を貼付する必要があるという点です。
こちらは当日の入場時、受験直前の本人確認に加えて、スコア証明書にも載るものです。
試験当日になって「顔写真がない!今から証明写真を撮りに行ったら間に合わない⋯!」ということにならないようにしましょう。
また筆記用具ですが、TOEICではマークシートへの記入がメインなので鉛筆かマークシート用のシャープペンシルを持参することをおすすめします。
シャープペンシルだと芯が細い

ため、塗りつぶすまでに時間がかかり、筆圧が濃くなるため消すのにも時間がかかってしまいます。
私はこちらのペンを使っています。
最後に腕時計ですが、アップルウォッチなどのウェアラブル端末は禁止されているため、時計機能のみを有する時計を用意しましょう。
食事を摂りすぎない
TOEIC前に食事をたくさん摂ってしまうと、試験中に眠くなりやすくなるため腹八分を心がけましょう。
人間の身体は、食事を摂ると脳から胃腸へと血液が集まり血糖値が乱高下するため、食後は眠気を感じやすくなります。
特に
- 空腹の状態から食べる
- パンや米など炭水化物を多く摂る
といった条件を満たすと特に眠気が強くなり、試験に集中しづらくなるでしょう。
例えば、午後からの試験で「朝ご飯を抜いて、お昼にご飯大盛りを食べる」といったような行動は空腹の状態から炭水化物を多く摂るため、試験前には避けるようにしましょう。
一方で、食事を一切摂らないと脳のエネルギー源である糖が足りなくなるため、集中力が落ちてしまいます。
食べ過ぎによる眠気を抑えつつ、脳に必要な糖を十分供給するには
- 朝昼を抜かない
- 小まめに炭水化物を摂る
- 一気に食べすぎない
ということを心がけましょう。
水を飲みすぎない
試験直前は水を飲みすぎないようにしましょう。
TOEICの試験中は原則途中退室が認められていません。
リスニング・リーディングで合計120分間トイレ休憩が設けられていないので、試験前にトイレに行っておくことはもちろん、試験中にトイレに行かずに済むように水を飲みすぎないようにしましょう。
私はかつて花粉症の時期に薬を飲むために試験直前に水をたくさん飲んでしまい、試験中やむを得ずトイレに行き試験時間をロスしてしまった経験があります。
耳栓を使う
意外と知られていないのですが、TOEICでは事前に試験官に申し出れば試験中に耳栓を使用することができます。
TOEIC公式HPのFAQにも以下のように記載があります。

TOEICのリーディングは時間制限が厳しいため、非常に高い集中力を以って解答する必要があります。
しかし、会場では他の受験者の咳やくしゃみ、ページを捲る音などが気になり自宅で模試を解いている時に比べて集中しづらいという方も多くいます。
そういった場合、耳栓を使うことで周りの音に惑わされずに自分の世界に没入して問題解答しやすくなります。
自分の受験しやすい環境を作ることも一つ大切なことですので、周囲の雑音が気になる方は試してみましょう。
TOEIC1週間前から当日にできる対策まとめ
この記事ではTOEIC1週間前から当日にできる対策を9個にまとめて紹介しました。
- これまでの学習を総復習する
- 本番環境で模試を解く
- すぐに使えるテクニックを身につける
- 塗り絵する問題を決めておく
- リーディングの時間配分を決めておく
- 持ち物と会場までの行き方を確認しておく
- 食事を摂りすぎない
- 水を飲みすぎない
- 耳栓を使う
直前だとしてもこれらの項目を確認しておくことで、試験本番で有利に解答することができます。
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