長文読解を制覇!TOEIC L&R Part7出題内容を徹底解説

こんにちは、Akioです。
TOEICのパート別の出題内容と試験本番で使えるテクニックの解説もこの記事で最後です。
(まだ他のパートの記事を読んでいない方はページ下部からどうぞ!)

パート6はTOEIC最大の鬼門である長文読解が出題されます。

「時間内に解き終わらない」
「答えを文中から探すのに時間がかかってしまう」


そんな方に向けて、この記事ではパート7の出題内容と攻略法を解説していきます。

目次

TOEIC L&R Part7の出題内容

TOEICのPart7はQ147~200 までの長文読解54題で構成されます。
設問2〜5個の長文読解問題が計15セット出題されます。
1セットあたりの長文の本数は1〜3本、1本あたりの長文の長さは本数に応じて決まります。
長文の本数が3本の時は1本あたりは短く、1本の時は長くなります。

分かりづらいと思うので図で確認してみましょう。

序盤に出題される長文1本のパターン

序盤は英文が1つだけで設問数が2問。
これが一番ラクです。

終盤で出題される

終盤は英文が3本で設問が5問になります。
ここがTOEICで一番の鬼門です。

このほか英文が2本のパターンや、設問が3・4問のパターンなどがあります。

長文の形式としては以下のパターンがあります。

  • テキストチャット
  • 新聞記事
  • メール
  • お知らせ
  • アンケート
  • 手紙
  • ウェブサイト


これらのうち1〜3本が単独or組み合わせで出題されます。
問題のテーマが「ボランティアの募集」であれば「新聞記事」×「メール」×「メール」などが考えられます。

長文3本の出題パターン


「新聞記事」ではボランティア募集の要項について、1本目の「メール」では興味を持った人からの質問、2本目の「メール」ではそれに対する担当者からの返信などが英文の内容になるでしょう。

TOEIC L&R Part7の特徴

パート7はTOEICの中で処理する英文の量が多い上、内容も難しいためもっとも負担が大きいパートといえます。
また、時間制限が厳しいこともあいまって本番で解き終わらない人が多く出ます。

パート7の出題パターンは多岐にわたりますが、ある程度の傾向がありますので確認しておきましょう。

TOEIC Part7の特徴

  • 時間制限が厳しい
  • 図表問題
  • 意図問題
  • 言い換え問題
  • 文挿入問題
  • 複数の英文をまたいで解答する問題

1つずつ詳しく見ていきましょう。

時間制限が厳しい

TOEICのリーディングパート全体に共通していえることですが、とにかく「時間が足りない」です。
TOEICのパート7で出題される長文は大学受験や英検などに比べると、語彙や構文自体はさほど難しくありません。
長文1つあたりの長さも短めです。

しかし、圧倒的に量が多いので大学受験気分で受験するとまず解き終わりません。

パート5パート6パート7合計
出題内容文法問題文法×文章補充長文読解75分
問題数30問16問(中文4題×設問4つ)54問(長文15題×設問2〜5つ)100問
リーティングパートの問題構成

リーディングパートは75分。
文法問題×30問(パート5)、中文問題×4セット(パート6)、長文×15セット(パート7)を時間内に解き終えるのはなかなか大変です。

ある程度のスコアを持っていても解き終わらない、ギリギリ間に合う人が大半でしょう。
TOEIC対策ではまず「最後まで解く」ことが当面の目標になります。

Akio

TOEIC700後半くらいだったときも時終わりませんでした(汗)

図表問題

パート7では、図表を見て答えなくてはいけない問題があります。

パート7で出題される図表問題の例

ProductPrice
NPX-203$345
CW-405$390
SK-2003$450
GP-553$500

Look at the graphic. Which device will they buy?
A. NPX-203
B. CW-405
C. SK-2003
D. GP-553

例えば上の設問では図表を見て、登場人物がどの装置を買うと考えられるかを答えます。
長文の中に「400$の予算内で一番いい製品を買おう」という表現があった場合、「B. CW-405」が適切な選択肢となります。

このように長文の中にある図表と文章をつなげて解答する問題が出題されます。

意図問題

まずは次の文を見てください。

What does the woman imply when she says, “you lived in Kyoto, didn’t you”?

この設問は「あなたは京都に住んでいたんですよね?」という女性の発言の意図を答えなくてはいけません。

例えばこの発言の前後の文脈が、観光の計画であれば「あなたは京都の観光地に詳しいはずだ」というのが発言の意図になります。
一方、発言の前後の文脈が方言の話であれば「京都出身ならば関西弁を話すはずだ」というのが発言の意図になります。

つまり、文字通りの意味でなく文脈を正しく理解した上で発言の意図を汲み取らなくてはいけない問題です。

言い換え問題

言い換え問題とは文章中の単語と文脈上もっとも意味が近い単語を選択肢から選ぶ問題です。

〜〜〜〜innovation~~~~~~

A. invention
B. improvement
C. revision
D. repair

上の例で「innovation」ともっとも近い意味になる単語を選びます。
解答のポイントは2つ。

  • 単語の本来の意味
  • 文脈上の意味

まずは単語本来の意味から除外できるものを選択肢から外します。
その上で文脈上に適切なものを判断して解答します。

上の例では「innovation」が本来もつ「革新」のイメージから考えると「A. invention=発明」「B. improvement=改善」が似たような意味として残りますね。
他の2つ「C. revision=修正」「D. repair=修理」はそれぞれ「革新」の持つポジティブなイメージとは相容れないのでNG。

例題には文脈は省略していますが、「社内新製品の発売」の文脈と仮定すると「A. invention=発明」が正解となります。

文挿入問題

文挿入問題とは英文中の空欄(1)〜(4)のうち、指定された英文を挿入するのにもっともふさわしい場所を選ぶ問題です。

TOEIC含め英語の試験で論理的思考力を問われることは少ないので、多くの人が苦手意識を感じやすいポイントです。

しかし、英語だから難しく感じるだけで、TOEICでは高度な論理的思考力は求められていません。
例えるなら「お昼ごはんをラーメンとカレーどちらにするか」という流れで「僕の誕生日は7月です!」と発言するのがおかしい、ということが分かれば十分です(?)

Akio

テクニック編で具体的な解き方を紹介します!

複数の英文をまたいで解答する問題

パート7は、後半になるにつれて1セットあたりの英文の本数が増えます。
2つ以上の英文が出題される際に、設問に登場するのが「複数の英文をまたいで解答する問題」です。

まずはこちらの図を見てください。

長文のテーマはスポーツ祭の開催について。
1つ目の長文では、祭の詳細についてのお知らせ、2つ目の長文では祭の後日参加者からのメールが英文で書かれています。
設問では祭に参加したワトソン氏が当日どの競技に参加したかが問われています。

まず、2つ目の長文ではワトソン氏は赤下線部「雨で屋外で活動できなかった」ということが分かります。
1つ目の長文の最後に同赤下線部「雨の場合、テニス競技参加者は体育館でバドミントンに変更」とありますから、答えはバドミントンです。

このように長文をまたいで手がかりを追っていくタイプの問題が出題されます。

TOEIC L&R Part7で使えるテクニック

パート7で使えるテクニックを見る前に伝えたいこと

TOEICに限らず、英検・大学受験でも長文読解は配点の多くを占めています。
長文読解では「本質的な英語力」が試され、ごまかしが効きません。

共通していることは「読めれば解ける」ということです。

英語の試験で、設問が難しすぎて解けないということはほぼないです。
文章の内容を素早く正確に読めれば勝手に点は取れるようになります。
ですから、「テクニックで点をあげよう」と考えるのは本質的ではありません。
まずは本文をしっかり読めるようになる、そのために努力するというのが王道です。

そうはいっても、傾向や注意点というのは存在します。
ここからは「無駄な失点をしない」「試験本番で実力を発揮する」ためのテクニックを紹介したいと思います。

TOEIC Part7のテクニック

  • 解き方を決めておく
  • NOTの選択肢に注意する
  • 登場人物になりきって読んでいく
  • 文章補充問題は空欄の位置から考える

1つずつ詳しく見ていきます。

解き方を決めておく

TOEIC、特にパート7でもっとも怖いのは「時間切れ」です。
800ほどのハイスコアを持っている人でも、時間内に解き終わらないことがあるくらい時間制限が厳しいです。

その大きな要因は「焦り」です。

「TOEICは時間制限が厳しい」
「この長文の意味がうまく取れない」
「見たことないパターンが出た」
「隣の人がカタカタ音を立てて集中できない」


こういったことが起きるとどうしても「焦り」が生じます。
これは誰にでも起こりうることです。
しかし、100%ではないにせよ対処ができないわけではありません。

ポイントは「自分の解き方を決めておく」ということです。
普段から自分の型を持っていれば試験本番で予期せぬことがあっても焦ることなく落ち着いて取り組めます。
自分の解き方の視点としては以下が挙げられます。

  • 負担の大きいパート7の最後の問題から解くようにする
  • 文の挿入問題があるときは挿入文を読んでから長文を読み始める
  • 選択肢を解きながら長文を読む

はっきりいってこの辺の解き方は好みです。
僕の知り合いでは「英文全部読んだ後じゃないと設問に答えられない」という人がいますが、そうでない人もいます。

Akio

ちなみに僕は「短い英文は全部読んでから、長めのものはときながら読んでいく」というスタイルです。

この辺はおそらく脳のクセが影響していると思います。
僕は短期記憶がすぐに消え去っていくのと、問題から特定の箇所を探すのがめちゃめちゃ遅いというクセがあります。
だから短い英文以外は「解きながら読む」というスタイルがぴったりハマったんだと思います。

いろいろ試してみて「この問題はこうやると解きやすい」というのを模試や日々の学習の中で見つけましょう。
試験本番でその解き方を変えずに貫くことで、試験本番で頭が真っ白になる事態を避けることができます。

NOTの選択肢に注意する

僕の実体験ですが設問の問題文に「当てはまらないものはどれか」という問題でよくミスをします。
問題文を流し読みするクセがあるので、せっかく太字で書いてくれている「NOT」という文字を見落としまうのです。

選択肢を見て「え、当てはまるものが2つ以上ある!?」
「うーん、消去法でこれかな?」
結果解説を見た時に「NOT問題だったんか〜い」というのが多々あります。
一度や二度じゃないです。

1回の試験で1度は出てくるつもりで「NOT」の選択肢を選ぶ問題かどうかを確認しておきましょう。

登場人物になりきって読んでいく

僕みたいに短期記憶に自信がない方には「解きながら読む」というのも1つの手ですが、それでは解けない問題もあります。
そういった場合におすすめしたいのが「登場人物になりきる」です。

英文の形式が「市民の方へ図書館でのイベントのお知らせ」だったら「平日に時間がある本好きの人」になりきります。
「打ち合わせの資料を忘れたから、スキャンして送ってほしい」というお願いだったら「まったく仕方ないやつだ」と思いながら職場の同僚になりきります。

登場人物に感情移入して文章を読むことで我が事として頭に入ってきやすくなります。
選択肢を選ぶときにも主語を取り違える、といったミスも減るかと思います。

文章補充問題は空欄の位置から考える

空欄補充問題は英語の読解力と簡単な論理的思考力が問われます。
英語の読解力はテクニックではどうにもならないので、ここでは考えません。

パート7で求められる論理的思考力はとてもカンタンなものです。
空欄の位置に来て違和感がないか?」ということだけです。

具体的な解き方をステップで紹介します。

To understand the life of a great man, who has exemplified his century by ( 1-1 ) the world, is to eulogize the human spirit. He who has taken it upon himself to paint this interesting canvas will be hard pressed to perform his task if he has not added to a perfect understanding of the progress of sciences, all the necessary attributes of style that this type of eulogy requires and one which is said to be incompatible with the study of the abstract sciences. ( 1-2 ).

He must show how nature gives birth to a great man and he ( 1-3 ) deconstruct the circumstances which apply to his development and by doing so expose through the details of the literary works of the scientist for who he is constructing the eulogy, that which he has done ( 1-4 ) the sciences by not forgetting to examine his state prior to this period and to establish the point of departure.

STEP
段落の位置を確認する

例題では( 1-2 )は第一段落の最後にあります。
このあと段落が分かれるので話の流れがここで変わります。

STEP
空欄の段落だけに集中する

ステップ1で空欄( 1-2 )は第一段落にあることを確認しました。
( 1-2 )に入る英文は第一段落だけを見て考えればいいです。
第二段落の内容や文章全体のテーマを考えて解くと引っかかってしまうので注意です。

STEP
段落内の流れにあった選択肢を選ぶ

ここまで来ればあとは選択肢から空欄に入る文章を選ぶだけです。
選択肢を選ぶ際のポイントは次のとおりです。

  1. 選択肢の中の代名詞がうまくつがなるか
  2. ほかの段落の内容ではないか

選択肢の中にthis, that, itなどの代名詞が登場したらラッキーです。
空欄の前にその代名詞が指す名詞があれば、うまくつながるでしょうし、そうでなければすぐに選択肢から外せます。

また、選択肢のひっかけで多いのが他の段落の内容が書かれているものです。
下の図を見てください。

文章のテーマは地域イベントの開催についてです。
空欄は第一段落の最後にありますから、選択肢の中からイベントの日時・場所関連の話が続くものを選べばOKです。
このとき、選択肢の中にイベントの主催者についての選択肢がある可能性があります。
イベントの主催者については第二段落の内容なので不適切です。
違う段落についての選択肢に引っかからないように気をつけましょう。

まとめ

この記事ではTOEICパート7の出題内容と特徴、試験で使えるテクニックを解説しました。

TOEIC Part7のまとめ

  • 時間制限が厳しい
  • 図表・意図問題が出る
  • 言い換え問題が出る
  • 文挿入問題が出る
  • 複数の英文をまたいで解答する問題が出る
  • 長文は読めれば解ける
  • 解き方を決めておく
  • NOTの選択肢に注意する
  • 登場人物になりきって読んでいく

パート7はTOEICの山場であり、得点を大きく伸ばすポイントでもあります。

長文はテクニックが通用しづらい「本質の英語力」を問われます。
日々の学習で長文読解を取り入れた上で、紹介したテクニックを実践してみてくださいね。

TOEICパート別出題まとめはこちらから!

パート1〜6までの記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ!

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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