【これだけ見ればOK】社会人(大人)の英語学習初心者は何から始めればいい?

大人になってから、趣味やキャリアで活かすために英語を学び直す方は非常に多いです。

しかし、学生時代とは違い、大人の英語学習は教材選びから、継続のコツまで何をしていいかが分からなくて挫折してしまう方が非常に多いのも事実です。

この記事では、大人の英語学習初心者の方が安心して英語学習に取り組める情報を1つにまとめています。

ここからは以下の疑問に答えていきます。

大人が英語を学ぶメリットは?
大人の英語初心者はどんな順番で勉強すればいい?
大人の英語学習を成功させるポイントは?
大人の英語学習、継続のコツは?
大人の英語学習におすすめの教材は?
大人の英語学習に役立つサービスにはどんなものがある?

Kai

この記事は現役英語コーチのKaiが執筆しています!
大人の英語学習を進めるために必要なことが全てわかります

目次

大人が英語を学ぶ9つのメリット

そもそも大人が英語を学び直すメリットにはどんなものがあるでしょうか?

英語学習は長い道のりになりますから、自分にとって英語学習の先にどんなメリットがあるのかを知っておくことで、モチベーションを維持しやすくなります。

以下で大人の英語学習のメリットを9つ紹介しています。

  1. 転職で有利になる
  2. 昇進/昇格の条件を満たせる
  3. 海外の情報にアクセスできる
  4. 海外旅行がより楽しめる
  5. 外国人の友人が増える
  6. 海外に住むという選択肢が増える
  7. 生涯学習として生きがいになる
  8. 子供に勉強している姿を見せられる
  9. 考え方の幅が広がる

メリット①転職で有利になる

グローバル化が進むにつれて、多くの企業が海外との取引を行う必要性が出てきています。

実際に約60%の企業が海外との取引がある部署で英語を使用しており、今後3年で海外との取引がない部署でも英語を使用すると回答している企業が多くなっています。

つまり、海外の部署に所属していなくても英語を使用する機会が増えてくるということになります。

就職やキャリアアップに役立つTOEIC® Programより引用

そのため、各企業は英語に強い人材を求めています

実際にTOEICスコアを新卒採用、国際関連の部署における中途採用の「要件・参考としている」もしくは「新たに要件・参考とする可能性がある」企業は約6割あります。。

例えば、TOEICを英語力の指標としている会社では部門ごとに、以下のようなスコアを期待しています

就職やキャリアアップに役立つTOEIC® Programより引用

海外部門や、外資系の会社では全体的に社員に求めるスコアは高くなる傾向にあります。

反対に言えば、高い英語力を示すスコアを持っていれば、転職活動でより評価されることになります。


実際にTOEICスコアが上がったことで「転職エージェントを通して、企業からのオファーが多くなった」という方もいます。

メリット②昇進/昇格の条件を満たせる

TOEICが社内の昇進・昇格の条件になっている、という会社で働かれている方も多いのではないでしょうか?


例えばある情報通信サービス企業では、役職ごとにTOEICスコアを昇格の要件としています。

就職やキャリアアップに役立つTOEIC® Programより引用

英語力は一朝一夕で身につきませんから、日頃から英語学習に取り組んでおくことで昇進・昇格のタイミングを逃さずに済みます

「昇進がかかっているから、2ヶ月TOEICスコアを上げなくてはいけない!」というように直前で焦ることのないようにしましょう。

メリット③海外の情報にアクセスできる

下の表はインターネット上の情報で使用されている言語の割合をランキング形式にしたものです。

Web上にある情報のうち、日本語で書かれているものが約3%であるのに対して、英語で書かれている情報は約57%にのぼります。

順位言語割合
1位英語56.9%
2位ロシア語5.2%
3位スペイン語4.6%
4位フランス語4.2%
5位ドイツ語4.0%
6位日本語3.3%
7位トルコ語2.5%
8位ペルシャ語2.0%
9位ポルトガル語1.9%
10位イタリア語1.7%
Languages used on the Internetより作成

上の表から分かるように最新の情報にキャッチアップするには、英語を勉強するのが一番の近道です。

英語の一次情報が、日本語に翻訳されるまでにはタイムラグがありますが、自分で英語が読めれば周囲の人達よりも海外の動向にいち早く対応できます。

特に金融やITの業界では、日々更新される新たな技術や情報が大きな価値を持っているので、英語で一次情報にアクセスできれば、より有利に仕事を進めることが出来ます。

実際にエンジニアの友人も英語の情報にアクセスする機会が多く「ちゃんと英語をやっておけばよかった。。。」と言っています。

メリット④海外旅行がより楽しめる

英語は世界の共通言語です。

非ネイティブ圏でも、簡単な英語なら対応している国が多いです。

英語ができることで、海外旅行に行った際に買い物、経路検索、交渉など様々な場面で活躍ができます。

そうなれば間違いなく海外旅行の充実度は高まることでしょう。

メリット⑤外国人の友人が増える

駅や道で外国人に英語で話しかけられて「ウッ、英語で話しかけられてしまった。。。」という経験がある方も多いのではないでしょうか?

英語が出来なければコミュニケーションが難しい外国人でも、英語でやり取りが出来るようになれば一気に親しみが湧いてくるはずです。

英語が出来れば、日本に多くいる外国人や、海外に住む外国人など、日本語話者以外の友人ができやすくなるでしょう。

メリット⑥海外に住むという選択肢が増える

グローバル化が進み、交通手段も豊富な今、地理的な条件で生まれた国に縛られることはありません。

以下は平成元年からの、海外滞在者数の推移を表したグラフです。

海外在留邦人数調査統計より引用

近年はコロナの影響もあり減少していますが、それ以前は常に増加しており、平成の間に海外滞在者数は2倍以上に膨れ上がっています

日本は、住みやすい国と言われていますが、少子高齢化が進んだ国に住み続け、高い税金、家賃を払い続けることだけが選択肢ではありません。

日本の人間関係・空気が合わずとも海外に行った瞬間「ここが私の場所だ!」と感じる移住者も少なくありません。

英語ができることで、現地での就職・日常生活・子育てなど多くの問題が解消されます。

たとえ日本に住み続けるとしても、「いつでも海外に移住することが出来る」という心の余裕は人生を楽しむ上で非常に大切です。

メリット⑦生涯学習として生きがいになる

人生100年時代、仕事をリタイアした後にも長い人生が待っています。

人間は常に「前に進み続けている」という感覚を求めています。

老後に仕事がなくなったことで、人生に張り合いがなくなったと覇気をなくす人がいる一方で、趣味や学習などを通して年老いてなお前に進み続けて人生を楽しむ人もいます。

生涯を通して学習を続けていくという意味で最近では「生涯学習」という言葉をよく聞きます。

下のグラフは老後の人生に「生きがいを感じている」と答えた人のうち、何に生きがいを感じているかについてアンケートをランキング形式にしたものです。

平成8年度 高齢者の健康に関する意識調査の結果について 概要版より作成

グラフの赤枠部分を見ると8.8%の人が勉強や教養に身を入れているときに、老後の生きがいを感じているということが分かります。

英語は初期費用もかからず、自分のペースで気軽に続けられるので生涯学習としてもピッタリです。

メリット⑧子供に勉強している姿を見せられる

子供時代「勉強しなさい!」と喝をいれられた経験がある人も多いのではないでしょうか?

また大人になり、今度は反対に自分の子供に「勉強しなさい!」という立場に回っている人もいるかもしれませn。

しかし、子供の頃を振り返ってそのように言われたときに「よし、じゃあ勉強しよう」と思えた人はいないでしょう。

子供が自然と勉強するようになるには環境が大切です。

大人が勉強している姿を見れば子供は自然と真似をして「人とは勉強するものなのだ」という考えになっていきます。

メリット⑨考え方の幅が広がる

言語と考え方というのは密接な関係があります。

以下の研究は言語がモノの見方にどのように影響しているかを表すいい例だと言えます。

研究を行ったランカスター大学の言語学者、パノス・アサナソプロスは、被験者に、自動車の方向へと歩いている人物の動画を見せた。その様子を言葉で描写させたところ、英語を母国語とする人の多くは「人が歩いている」動画だと答えたのに対し、ドイツ語を母国語とする人の多くは「自動車に向かって歩いている人」の動画だと答えたのである。

つまり、ドイツ語を母国語とする人は、人物の行為だけでなくその目的も一緒に描写する傾向があるのだ。なぜなら彼らの言語は、出来事を全体において考察する、全体論的観点をもつ言語だからである。これに対して、英語を話す人は、行為そのものだけに注意を集中させる傾向を持っているようだ。

使う言語が「世界の見え方」を決めている:研究結果より抜粋

このように言語が違うということは、世界観が異なるということでもあります。


ここから言えることは「母国語以外の言語を学ぶことで、新しい考え方を吸収することができる」ということです。

母国語でたくさん本を読むことでも考え方の幅は広がりますが、新たな言語を学ぶことでより違った角度からのモノの考え方を吸収することが出来ます。

大人の英語学び直しの6ステップ

いよいよ、大人の英語学び直しを効率的に進めるための具体的なステップを紹介します。

まずは全体像をつかみましょう。

STEP
発音の基礎を習得する
STEP
中学レベルの英単語・文法を習得する
STEP
英語の基礎回路を作る
STEP
高校レベルの英単語・英文法を習得する
STEP
英語の上級回路を作る
STEP
目標に合わせて、4技能のトレーニングを行う

STEP 1 発音の基礎を習得する

英語の学び直しの一番最初にやるべきことは、正しい発音の習得です。

以下の3つを最初に習得することで、その後の英語学習が効率的になります。

  1. 子音・母音の音素
  2. フォニックス
  3. 音声変化

1日1時間取り組めば、1ヶ月で終わります。

STEP 2 中学レベルの英単語・文法を習得する

英文は、英単語と英文法の集まりです。

学習の初期には最低限の知識として、英単語・英文法を集中的に学習することが大切です。

中学レベルまでの基礎英単語・英文法の学習は、1日2時間取り組めば2ヶ月程度で終わります。

STEP 3 英語の基礎回路を作る

基礎的な英単語・英文法を習得したら、中学レベルまでの知識を「知っている」から「使いこなせる」レベルに引き上げましょう。

具体的には、中学レベルの英語を使って読む・聞く・書く・話すことができるようにしましょう。

STEP 4 高校レベルの英単語・英文法を習得する

中学レベルまでの英語を使いこなせるレベルになれば、目標によってはSTEP4・5を飛ばして、4技能のトレーニングに移行してもいいです。

仕事で使える英語、資格試験などにも挑戦したい場合は高校レベルの英単語と英文法を習得しましょう。

中学レベルまでの知識からのスタートならば、高校レベルの基礎英単語・英文法は3ヶ月もあれば習得できます。

STEP 5 英語の上級回路を作る

基礎的な英単語・英文法を習得したら、高校レベルの知識を「知っている」から「使いこなせる」レベルに引き上げましょう。

具体的には、高校レベルの英語を使って読む・聞く・書く・話すことができるようにしましょう。

STEP 6 目標に合わせて、4技能のトレーニングを行う

ここからはすべての人がこうすべき、という決まった学習ルートはありません。

英会話を伸ばしたい方であれば、そちらに重きをおいたカリキュラムで、英語で本が読みたい方はボキャブラリーと精読のトレーニングに力を入れるなどの工夫が必要です。

大人の英語学び直しを成功させるための8つのポイント

  1. 他人の勉強法に左右されない
  2. 第二言語習得理論に基づいて勉強する
  3. 1つの教材を繰り返す
  4. インプット:アウトプット=7:3を心がける
  5. 短い時間でも毎日続ける
  6. レベルに合った教材を使う
  7. 長期計画を立てて進める
  8. プロの手を借りる

ポイント①他人の勉強法に左右されない

自分の軸を持たずに、他人の勉強方法に左右される人は危険です。

学習者によって効果的な勉強方法は変わってきます。

どのような教材で、どのように取り組めば英語が上達するかというのは様々な要因が絡んでくるため、特定するのは難しいです。

「誰でも英語ができるようになる方法」のような勉強方法にいちいち振り回されては、どれも中途半端になってしまいます。

またWeb上に掲載されている「英語学習法」というのはあくまで個人の体験談に過ぎません。

専門知識がない状態ではどれが正しい情報で、どれが誤った情報であるかも判断するのは難しいです。

英語学習を成功させるためには、きちんと戦略を練って自分にあった学習方法を貫きましょう。

ポイント②第二言語習得理論に基づいて勉強する

上でネット上の英語学習法は個人の体験談に過ぎない、と書きましたが「正しい英語勉強の方法」は存在するのでしょうか?

現在学術的な研究をもとにした「第二言語習得理論」という学習理論が英語教育では広まってきています。

これは、母語以外の言語を習得する際にどのように学習するのが効率的であるのか、というのを研究する学問・理論です。


これまで英語学習の世界では「有名な予備校の先生が推奨する英語学習法」や「Youtuberが語る英語学習の成功法」というように成功した英語学習者個人の体験談が、正しい英語学習法として認知されてきました

もちろんこれらは素晴らしい1つの成功例ですが、再現性があるのか、学習の成果と因果関係があるのかなどが十分に検証されているとは言えません。

そこで近年では、第二言語習得理論を背景にした科学的に正しい英語学習方法が日本に入ってきました。

まだまだ英語教育や学校教育では浸透していない分野ですが、現在だと「英語コーチング」という業界ではこれらに基づいて英語学習者に専用のカリキュラムを提供し始めています

ポイント③1つの教材を繰り返す

大学受験のときに、勉強法にやたらとくわしい「勉強法マニア」、やたらと教材をたくさん持っている「教材マニア」のようなクラスメートに出会ったことはないでしょうか?

私の経験では、そういった浅く広く手を出している人よりも1つの教材を繰り返し学習している人のほうが成績が良かったりしたものです。


残念ながら人間の脳は、一度見ただけのものを長期記憶に残すことは出来ません

英語学習においても当然同じで、教材を1周しただけでは到底暗記などは出来ないわけです。

教材の学習を1周終えると、達成感があり「別のテキストで勉強したい」という気持ちが出てくるのは私もよく分かります。

しかし、実際にはテキストを1周終えても、そのテキストから学べることはまだまだ定着していません

いろんな教材に手を出すよりも、1つの教材を何周も繰り返すことではじめて自分の血肉となり実力がついていきます。

ポイント④インプット:アウトプット=7:3を心がける

言語活動には「インプット」と「アウトプット」の2種類があります。

インプットとは、書いてある文字を読んだり、聞こえてくる英語を聞き取ったりといったように外部から情報を取り入れる活動を指します。

反対にアウトプットとは、何も見ずに自分で考えた英作文を書いたり、英語を話したりといったように自分の中から情報を外部に発信する活動を指します。


第二言語習得理論では、学習時間の割合をインプット7割、アウトプット3割にするのがもっとも効率的であるとされています。

例えば、スピーキングができるようになりたい方でもスピーキングのトレーニングだけをやっていればいいというわけではなく、倍の時間はインプット活動に取り組むことで結果的に効率よくスピーキング能力が向上します。


この割合でいくと、週に10時間学習時間を確保できる場合、単語・文法学習、リスニング、リーディングなどのインプットを7時間、英作文や英会話などのアウトプットを3時間行うと効率的に英語の力を伸ばせるということになります。

ポイント⑤短い時間でも毎日続ける

英語を習得するためにもっとも大切なことはなにか?と聞かれたら、「続けること」が答えになります。

短期間で集中的に取り組むことも効果的ですが、その後一切英語に触れなければ実力は落ちていく一方です。

ですから社会人の方でなかなか時間を確保できない、という場合15分でも毎日続けることが重要です。


また習慣化の観点からすると、66日の間に2日連続で休まずに1つのことに取り組み続けられれば習慣化するというデータがあります。

2日連続で学習時間がゼロになってしまうと、またイチからになってしまうため少しでも英語に触れることで習慣化に近づけることが出来ます。

一度習慣化してしまえば「頑張って英語を勉強しよう」と重い腰をあげる状態から「英語を勉強しないと気持ち悪い」という状態に取り組み方が変わってきます。

ポイント⑥レベルに合った教材を使う

英語を勉強する際には教材を使用しますが、教材を選ぶ際には「自分のレベルに合っているか」というのが非常に大切です。

特に学び直しの場合、何から手を着けていいのかが分からず「Youtuberがオススメしていたから」「とりあえず生の英語で勉強しよう」というように周りの情報だけで決定してしまう傾向にあります。

第二言語習得理論の観点からすると、リーディングでは、自分の実力より少し高めの英文を、リスニングでは自分の実力よりも少し低めの英文を教材のレベルに設定するのがよいとされています。

リーディングでは初めて取り組んで7割程度理解できるもの、リスニングでは話の流れは分かるがところどころ聞き取れないものといったレベル感の教材を選定するのがオススメです。


大人だからといっていきなり英字新聞を読み始めたり、洋画を字幕なしで見たりしても学習効果は期待できません。

反対に中学の基礎を「知っているレベル」から「使いこなせるレベル」まで引き上げるようなトレーニングから取り組み始めるべき人のほうが多いです。

ポイント⑦長期計画を立てて進める

長期のロードマップがないまま、英語学習を続けていくのは至難の業です。

英語学習に本格的に取り組むのであれば「3年後にどうなっていたいか」という長期目標を立ててそれに沿って「1年後にどうなっていなくてはいけないか」「3ヶ月後にどうなっていなくてはいけないか」というように短期目標をマイルストーンとして設定していくのが重要です。


計画がないまま進めている場合、少し忙しくなったときに英語学習へのモチベーションが切れてしまったり、ふと「何のために時間を割いて頑張っているのだろう」と考えてしまうようになります。

長期計画を立てて、年ごと、月ごと、週ごと、日ごとに何に取り組んでいくかを設定しておくことでしっかりと目標に向かってまっすぐ進むことが出来ます


また長期計画を持っておくことで、外部からの情報に左右されずに学習を進めることが出来ます

例えば英語学習に取り組んでいると、友人が使っているテキストやインフルエンサーがオススメするような教材に浮気したくなることがあるかと思います。

このとき、長期目標を持って「この教材は10周して完璧に仕上げる」という志があればそういったものに惑わされずに自分の勉強に集中できるわけです。

ポイント⑧プロの手を借りる

大人の英語学び直しでは、始めたての時期の取り組み方が一番重要です。

この記事でお伝えしたポイントを実践することで、確実に英語学習を成功に導きやすくなります。

一方で、その道中では「長期目標がうまく立てられない」「具体的な学習方法を自分で組み立てられない」というような悩みが出てくるのも事実です。


そこでオススメしたいのが「英語コーチング」というサービスです。

英語コーチングとは、英語学習のプロである英語コーチがマンツーマンで学習者の英語学習をサポートしてくれるサービスです。


英語コーチングでは具体的にどんなサービスが受けられるのかについては以下の記事で詳しく紹介しています。

英語コーチングを受講することで以下のようなメリットがあります。

1.自分に最適な専用カリキュラムを組んでもらえる
2.チャットで気軽に質問ができる
3.マンツーマンの面談と毎日のチャットで、継続しやすい
4.「お金を払ってサービスを受けている」という意識でモチベーションが続く
5.勉強だけに集中できる
6.客観的なアドバイスが貰える
7.サービス終了後に自走できるようになる

メリットの7番目「サービス終了後に自走できるようになる」とありますが、学習の初期に英語コーチングを受けることで名が英語学習の旅で最高のスタートが切ることが出来るだけでなく、その後自力で英語学習を進めていけるだけの力が着きます。

英語コーチングのメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。

社会人が英語学習を継続する9つのコツ

前半では社会人が英語学習を続けられない理由を紹介しました。

ここからは社会人が英語学習を続けるために役立つ9つのコツをご紹介します。

まとめると以下のようになります。

  1. 習慣化出来るまで頑張る
  2. 定期的に実力を測る
  3. 目標を明確にする
  4. スキマ時間を活用する
  5. アプリを活用する
  6. 仲間を作る
  7. 学習記録を残す
  8. 周りに宣言する
  9. プロの手を借りる

1つずつ解説していきますね。

①習慣化出来るまで頑張る

習慣化というのは「頑張らなくても自然としてしまう」状況を指します。

例えば、寝る前に歯磨きをする行為は習慣化されているため、歯磨きをしないで寝るのは気持ち悪いはずです。

習慣化するためには、66日の間、2日連続で中断をせずに1つの行為を続けることが必要とされています。


英語学習でも同じで、一度習慣化してしまえば重い腰を上げて机に向かう感覚から、やらないと気持ち悪い状態に持ち込むことが出来ます。

英語学習を66日の間、2日連続で中断をせずに続けることで習慣化できます。

しかし、反対に言えば最初の66日はイヤイヤでも取り組まなくてはいけないということにもなります。


ですので「66日間、習慣化出来るまでは頑張って続ける」というのが継続のコツとなります。

「66日間続ければ楽になる」ということを知っていれば、なんとか頑張れる方もいるのではないでしょうか。

②定期的に実力を測る

英語学習を長く続けていくためには、短期目標を設定して定期的に実力を測ることが重要です。

モチベーションの面から言うと、定期的に実力を測ることで自分の成長を感じることがプラスに作用します

英語学習の成果は思っているよりも、自分では気づきづらいものです。

私も発音をトレーニングしていたころ、自分では「成長しているのかな?」と疑問に思っていましたが、一緒に住んでいた家族から「すごい発音が上手になっているね!」と言われてはじめて成長を実感したものでした。

この「前に進んでいる実感」というのは英語学習を継続するためのエネルギーとなってくれます


英語力の面から言うと、定期的に実力を測ることで取り組んでいる勉強が正しい方向に向かっているかどうかが分かります

例えばインプットのトレーニングに取り組んだ結果、TOEICスコアが上昇していれば、自分の英語学習の取り組みが正しい方向に向かっている事が分かります。

反対にスコアが上昇しなければ、取り組み方を見直す必要があることが分かります。

このように資格試験などを活用することで、自分の勉強法を上手に修正しながら進めることが出来れば「今度はこういった勉強法に変えてみよう」と勉強の手綱を握って進める気が出てくるようになります

③目標を明確にする

序盤でも紹介したように、英語学習が続かない人は「明確な目標がない」ことが多いです。

学生時代と違い、自分で設定しない限り英語学習の目標は存在しません。

明確な目標がないと、仕事やプライベートが忙しくなったときに英語学習に時間を割く気にはなれないでしょう。


明確な目標というのは、期限があり、達成したかどうかが誰にでも分かる、目標を指します。

例えば「英語が話せるようになりたい」というのは期限もなく、達成したかどうかが曖昧な目標です。

これは明確な形にすると「3ヶ月後にスピーキング資格のVERSANTでスコア58を取得する」となります。

これなら、3ヶ月という明確な期限の後に、スコアという形で誰でも達成したかどうかが分かるようになります。

④スキマ時間を活用する

社会人は仕事、プライベートに大忙しでなかなかまとまった時間を確保するのは難しいのではないでしょうか。

現に、記事序盤で紹介した社会人が英語学習を続けられない理由の1位は「時間がないから」でした。


そこで、継続の鍵を握るのはスキマ時間の活用です。

家事をしながら、電車に乗りながら、通勤中歩きながら、お風呂に入りながらでも出来る勉強はたくさんあります。

こういったスキマ時間を活用することで、塵も積もれば山となり、忙しい社会人でも学習を継続することが出来ます。

⑤アプリを活用する

最近では、英語学習のためのスマホアプリが数多く登場しています。

アプリの良いところは、短時間でもパッと取り組めること、学習のハードルが下がることの2点です。


電車の中で単語帳や参考書を取り出して、広げて、学習するのは意外に手間です。

アプリならワンタッチですぐに英語学習に没頭でき、辞めるときもすぐに辞めることが出来ます。

スキマ時間を活用する上では、短時間でも取り組みやすい事が重要です。


またアプリは画面が動いてくれるので、疲れているときにも取り組むハードルが低いです。

例えば、紙の問題集は問題集を取り出して、解いて、解説を開いて、該当箇所を開いて読む必要がありますが、アプリではすべて勝手に動いてくれます。

このようにアプリを上手に活用することで、英語学習が続けやすくなります

⑥仲間を作る

社会人の英語学習は孤独であることが多いです。

同じ英語を学習する仲間を作ることで、学習を継続しやすくなります。

仲間を作るためには以下のような手段があります。

  • SNSをはじめる
  • 勉強会に参加する
  • スクールに通う
  • 英会話カフェに行く

私もTwiterをやっていますが、英語学習を頑張っているアカウントが非常に多く、お互いの頑張りを称え合っている光景をよく目にします。

時折、オンライン・オフライン問わず勉強会を企画している方もいるので、そういった集まりに参加することで仲間が出来ることもあるでしょう。

他にはスクールに通ったり、英会話カフェに通ったりすることでも、英語学習の仲間はできやすくなります。

⑦学習記録を残す

学習の足跡を記録として残すことで、挫けそうなときも「これだけ頑張ってきた」と踏みとどまれることがあるものです。

1日の学習の目標時間を設定すると、それを達成しようとする気持ちが働くので継続に役立ちます。

私も利用しているスタティプラスという無料アプリは、操作もシンプルで一通りの機能が揃っているのでオススメです。

Studyplus(スタディプラス) 日々の学習管理に

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教材ごとに「何を、何分取り組んだのか」が自動でグラフ化されるので後で見返しやすいです。

またSNSのようにフォロー、フォロワー機能があり、同じような目標で頑張っている人たちの学習の記録を覗きに行くことも出来ます

⑧周りに宣言する

英語学習を続けるには、「目標を周りに宣言する」ことが有効です。

もし「達成出来なかったら恥ずかしい」と感じるのであれば、その状態で学習を始めても挫折しやすいです。

一旦宣言することで後には退けない状況が出来上がります。


周りに宣言するということは、周囲の人たちへの覚悟を見せることでもありますが、何よりも自分に対しての覚悟を決めることになります。

家族、同僚、SNSでもどこでもいいので、目標を周りに宣言して、背水の陣で学習を続けましょう。

⑨プロの手を借りる

英語学習で最高のスタートを切るには、プロの手を借りるのがもっとも効率的です。

社会人の英語学習の成功に導くおすすめのサービスが「英語コーチング」です。

英語コーチングは、コーチと呼ばれる英語学習のプロが英語を習得したい受講者に対して英語学習のサポートを行うサービスです。

もちろん英語そのものを指導することもサービスに含まれますが、「英語学習の方法」「英語学習の習慣化」を重視しているのが特徴となります。

学習塾や英会話教室との違いは英語の内容そのものを扱う「ティーチング」ではなく、学習計画に沿って都度修正を加えながら学習をマネジメントしていく「コーチング」に重きを置いている点です。

具体的に提供されるのは以下のようなサービスです。

なお、サービスによって面談の頻度・時間が異なったり、添削がついていなかったりとそれぞれ特徴があります。

マンツーマンでコーチがサポート
コーチによる面談
学習計画の作成
日々の学習で出た質問の解決
学習成果・定着度チェック
学習進捗の確認・修正
発音やライティングの添削
教材の提供

この英語コーチングを受講することで、以下のようなメリットが得られます。

1.自分に最適な専用カリキュラムを組んでもらえる
2.チャットで気軽に質問ができる
3.マンツーマンの面談と毎日のチャットで、継続しやすい
4.「お金を払ってサービスを受けている」という意識でモチベーションが続く
5.勉強だけに集中できる
6.客観的なアドバイスが貰える
7.サービス終了後に自走できるようになる

気になる方は、以下の記事で詳しく英語コーチングについて解説しています。

大人の英語初心者の教材の選び方

大人になってから英語を学び直す際、初心者はどのように教材を決めればよいのでしょうか

以下の3つのポイントを抑えておくことが重要です。

教材選びのポイント

ポイント①中学レベルから始める
ポイント②目的を持って決める
ポイント③計画を練ってから購入する

ポイント①中学レベルから始める

英語学習にブランクがある場合、中学レベルから英語を学習するのがオススメです。

「中学英語なんて分かりきっている」と思っている方も多いかもしれません。

しかし、「分かる」と「出来る」の間には大きな隔たりがあります

例えば、英語の日常英会話は3,000も語彙力があればほとんどカバーできます。

しかし、大学受験まで勉強していた方であれば4,000語程度の語彙力があることが多いですが、満足に日常英会話が出来る方は多くありません。

このように今まで学校や受験勉強培った知識でも、英会話に活かすためには「出来る」レベルまで繰り返しトレーニングを行う必要があります

ポイント②目的を持って決める

教材は英語学習の目標を達成するための「手段」であり、目的ではありません

闇雲に教材を買っていては、教材ばかりが揃って実力が伴わない教材マニアになってしまいます。

学生時代は「偏差値」という一つの同じ目標に向かって勉強しますが、社会人になると英語学習の目的は人それぞれです。

例えば、海外旅行を楽しむために学習する方、英語で商談を成立させたい方、英語で読書を楽しみたい方などそれぞれのゴールが違ければ、当然そこに至るまでの道のり=教材の選び方も変わってきます。


自分の目標に対して、有効に働く教材を選ぶのが重要です。

ポイント③計画を練ってから購入する

教材を購入する際には、事前に学習計画を練っておくことをオススメします。

「英会話ができるようになりたい!」と意気込んで、発音の本、瞬間英作文、単語帳、文法テキストなどを一気に買い込んでもそれぞれの教材を十分に活用するのは難しくなります。

ポイント②で目標を設定したら、そこから逆算して、いつ、何を、どの順番で取り組むのかという学習計画を立ててから教材を購入することで、その後の教材選択を柔軟に出来ます

大人の英語初心者に最適な発音教材

英語学習でもっとも先に勉強するべきなのは発音です。

リスニング、スピーキングで必要なのはイメージしやすいと思いますが、実はリーディングにおいても発音は重要です。

リーディングで意味を処理しているとき、頭の中では音韻表象という音にならない音が生成されています。

発音が分からないと、この段階で処理が止まってしまい、スムーズなリーディングができなくなってしまいます

4技能の学習の基礎となる、発音で学習すべき3つの項目について紹介します。

  1. 音素
  2. フォニックス
  3. 音声変化

これらを学習する上でおすすめの教材をそれぞれ紹介します。

DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

以下のような表示を発音記号の中で見たことがある方も多いのではないでしょうか?

/iː/, /ɪ/, /e/, /æ/, /ʌ/, /ɑː/, /ɒ/, /ɔː/, /ʊ/, /uː/, /ɜː/, /ə/, /eɪ/, /aɪ/, /ɔɪ/, /əʊ/, /aʊ, ɑʊ/, /ɪə/, /eə/, /ʊə/; /p/, /b/, /t/, /d/, /k/, /g/, /ʧ/, /ʤ/, /f/, /v/, /θ/, /ð/, /s/, /z/, /ʃ/, /ʒ/, /h/, /m/, /n/, /ŋ/, /l/, /r/, /w/, /j/

これは音素と言って音の最小単位を表す記号となります。

この聞き分け、使い分けが出来ないとその後の英語学習で間違った発音が身についてしまうだけでなく、そもそも聞き取れない、聞き取ってもらえないという事になってしまいます


このテキストでは、文面だけでは分かりづらい英語の音素の発音の方法をDVDで確認しながら練習ができます

また付属のCDで繰り返しのトレーニングが出来るので、定着を促すためにもうってつけです。

<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本

フォニックスとは、アルファベットの綴り字と発音の関係をルール化したものです。

例えば「a」単体は「エー」と読みますが、antのときは「ア」と読んだりcaughtのときは「オ」と読んだりします。

これらを体系的に学習することで、単語学習がスムーズになったり、文章の読み上げが出来るようになったりします。


このテキストでは、フォニックのルールをフレーズと一緒に基礎から自然に身につけることが出来ます

5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる

音声変化とは、英語が読まれる際に音同士が繋がったり、脱落したりする発音上のルールのことです。


例えばCheck it up.は個別の発音を見れば「チェック イット アップ」となりますが、実際には音声変化の影響により「チェケラ」と聞こえます。

音声変化のルールを知らないと、いつまで経ってもCheck it up.が聞き取れなくなってしまいます。


音声変化には以下の5種類があり、ある程度の速さを持った英語の音声ではこれらのルールが複数適用されて読まれます。

  1. 連結
  2. 同化
  3. 脱落
  4. ら行化
  5. 弱形

このテキストでは、1つ1つの音声変化のルールを、実際の音源とともに学習することが出来ます

さらに後半の総合テストでは、音声変化が組み合わされた音声が付いているので、自分の理解度を確かめながら進めることが出来ます

大人の英語初心者に最適な単熟語帳

「語学力は語彙力で決まる」と言われるほど、語学学習において語彙の多寡は鍵を握っています。

4技能すべての基礎となる英単語を身につけるためには、単語帳による集中的な学習が効果的です。

単語帳で覚えた単語にリーディングの中で出会う、反対にリーディングで調べたことのある単語を単語帳で見かける、こういったサイクルで徐々に英単語は即座に意味が浮かぶレベルにまで定着します。


英語初心者を抜け出すためには、5,000語を目指すといいでしょう。

ただし、単語帳を選ぶ際は自分の語彙力をしっかり見極めた上で、背伸びしないことが大切です。

参考までに、語彙力の目安をリストにしました。

語彙力の目安
  • 中学卒業レベル(英検3級程度) 2,000語
  • 高校基礎レベル(英検準2級程度) 3,500語
  • 高校修了レベル(英検2級程度) 4~5,000語

それぞれのレベルに合う単語帳を紹介します。

キクタン【Entry】2000語レベル

中学英語の内容に不安がある方は、こちらの単語帳からスタートするといいでしょう。

ゼロからスタートして、中学卒業レベルの最低限の語彙2,000語を習得することが出来ます

キクタン【Basic】4000語レベル

中学内容に不安はないが、高校内容、大学受験レベルの英語に不安がある方には4,000語レベルの習得に進みましょう。

「基礎は大丈夫」と思っている方でも、こちらの単語帳のすべての単語を即答できる方は多くないと思います。

特に英語学習にブランクが有る場合は、多少学生時代の英語力に自信があってもここからスタートすることをオススメします。

大人の英語初心者に最適な文法教材

単語や語彙と並行して、学習の初期に取り組んでほしいのが英文法です。

英文法は、英文を読む・聞く・書く・話す上で共通のルールです。

4技能の学習に取り組む前に英文法を学習することで、効率よく英語学習を進めることが出来ます


英文法のテキストとしては、中学内容・高校内容をそれぞれ一冊仕上げれば十分でしょう。

また問題を解くテキストとは別に、学習で出た疑問を解決するための文法書も一冊持っておくことを強くオススメします。

Web上でも有益な情報が得られますが、間違った記載が検索上位に表示されることがあるためそれらを避けることが出来たり、文法書で調べることで、体系的に英文法を理解するようになったりといったメリットがあります。

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。

こちらは中学3年間分の英文法を説明と演習のセットで習得できるテキストです。

Youtubeに上がっている講義動画を見ながら進めることが出来るのと、講義形式の説明が載っているのが特徴です。

とにかく分かりやすく、基礎の基礎から始めたい方、講義をしっかり受けながら進めたい方にオススメです。

講義を通した理解が目的のテキストであり、問題のレベルは基礎中の基礎で問題数も非常に少ないので、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。

英文法パターンドリル 中学全範囲 

こちらも中学3年間分の英文法を簡潔な番所と演習のセットで習得できるテキストです。

「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」との違いは、演習の量です。

こちらは文法事項の説明は簡潔に、ドリル形式で問題数が多く設定されており、英作文までしっかりと演習を行う仕様です。


「中学英文法の説明はいいから、問題を解く中でさらっと復習したい」という方にピッタリのテキストです。

「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」とこちらのテキストは、レベルに合わせてどちらか一冊を仕上げればいいでしょう。

Mr.Evineの英文法ブリッジコース[中学修了→高校基礎]

大人の方が高校英文法を習得する場合、学習序盤に大学受験レベルまでの細かな知識は必要ありません

高校内容の英文法は基礎だけを理解していれば、一旦は問題ないです。

大学受験用の参考書だと、基礎を超えた内容を扱っていたり、演習が中心で学校で講義を受けていることが前提になっていたりするため、講義形式である程度演習がついているテキストがオススメです。


こちらのテキストは、その名の通り、中学内容と高校内容の橋渡しとして必要十分な内容を掲載しています

こちらを繰り返し読み込み、取り組んで、8割方理解できたらOKです。

総合英語Evergreen

こちらは大学受験用の英文法の解説書です。

高校生向けに書かれているため、図表を交えて非常に分かりやすくまとまっています


英語学習を進めていく上で、こちらの本に載っていない英文法で頭を悩ませることはないでしょう。

必要十分な量の知識が整理されているため、こちらを手元に置いておくと安心です。

一億人の英文法

こちらも「総合英語Evergreen」と同じ英文法の解説書ですが、語り口調で通読しやすいため、お堅い文法書が苦手な方にはオススメです。

核のイメージの理解が一貫したテーマとなっており、英文法を丸暗記せずに定着させることが出来ます。

大人の英語初心者に最適なリーディング教材

学校英語では文法・リーディングが偏重される傾向にありますから、英語学び直しをスタートされる方の多くが「ある程度読めるけれども、話す・聞く・書くに不安がある」状態です。

大学受験を経験された方の場合、特にリーディングの力がかなり鍛えられていることも多いですが、ぜひ中学レベルの教材からリーディングをスタートすることを強くオススメします。

参考までに、私が英語の学び直しを始めたときのTOEICスコアは860でした。

一般的に上級者の入り口とされるスコアですが、中学レベルの英文から学ぶことは非常に多かったです。


大人の英語学び直しでは「リーディング能力とリスニング能力の乖離」を埋めることが重要であるため、学習の初期はリーディング・リスニングで同じ教材を使うことがポイントです。

リーディング・リスニングの前には、英文法・語彙・発音に取り組んでいるはずです。

リーディング・リスニングで使う教材では、これらの基礎知識を内在化=瞬時に使える形で運用できるようにするトレーニングを行います。

そのため「分かっている」つもりの中学レベルの英文素材を、内在化されるまで繰り返し取り組むことが重要です。

英会話・ぜったい・音読 【標準編】

こちらのテキストは、掲載されている英文の内容はかなり古いですが、当時の中学3年生の教科書からの抜粋で構成されており、非常に骨太な英語らしい表現がふんだんに詰め込まれています

何度も読み込み、声に出してトレーニングに取り組むことで英語の基礎回路が出来上がり、資格の枠に囚われない本質的な英語力を手に入れることができます

和訳はついていませんが、辞書を使えば、難しい内容ではないので問題ありません。

英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】

こちらのテキストは、上で紹介した「英会話・ぜったい・音読」シリーズの続編で、高校1・2年生の教科書からの抜粋で構成されています。

標準編と同様、質の良い英文が揃っており何度も繰り返し声に出してトレーニングすることで、英語の上級回路を形成するのに有効です。

共通テスト過去問研究 英語 リスニング/リーディング

こちらのテキストは大学共通テストとセンター試験時代の過去問を掲載しています。

同テストの英文はとにかく感動するくらい、英文が素晴らしいです。

日本最大の受験者数を誇るテストですから、当然大規模に草案から校正まで、高校レベルの基礎的な英語力を測定するため、練りに練られた英文の宝庫です。

これらをすべて理解できるようになれば、英語の初心者レベルはとうに脱出できていることでしょう。

大人の英語初心者に最適なリスニング教材

英語初心者の方が、語彙・文法・発音を身に着けた後は、リーディングとリスニングの教材を統一することをオススメします。

日本育ちの場合、英語を読むことにはある程度慣れますが、英語を聞く経験が圧倒的に足りていないケースが多いです。

たくさんの音源を流し聞きするのではなく、学習の初期は細部まで完璧にシャドーイング出来るようになるまで繰り返し聴き込むことでリスニングの基礎が完成します

多くの音源に触れる多聴トレーニングは、はじめに少ない本数の英文を細部まで聴き込む精聴トレーニングが終わった後でも遅くありません。

英会話・ぜったい・音読 【標準編】

すでにリーディングのオススメ教材として挙げていますが、リスニングの際もこちらを一言一句、お手本と同じようにシャドーイング出来るようになるまで繰り返しましょう

さらに、すべてのレッスンで英文の意味を前から取りながらシャドーイングするコンテンツ・シャドーイングができるようになればこの教材は卒業でいいでしょう。

ちなみに私は12レッスンあるこのテキストで各レッスン100回ずつ音読したので、合計1,200回音読をしたことでリスニングの基礎ができあがりました。

毎日1.5時間取り組んで、1ヶ月半で完成しました。

英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】

こちらもリーディングのオススメ教材として挙げているシリーズの高校レベルです。

WPM(1分間に読まれる語数)は150ほどで、この教材でも細部まで意味を考えながらシャドーイングが出来ればリスニングの上級回路が出来上がったと言えるでしょう。

私は同じ取り組み方で、1ヶ月半で1000回音読しました。

この教材を終えた後、TOEICのリスニングトレーニング(WPM175程度)を行いましたが、すんなり聞こえるようになり、模試20回を経て無事リスニングパートで満点を取得できました。

究極の英語学習法 はじめてのK/Hシステム

こちらはリスニングの取り組み方についての理論を詳しく学びながら、学習を進めていける教材です。

シリーズ化された教材で、説明がかなり詳細であるため人を選ぶテキストですが、英語教育を専門にされている方でおすすめされることが多いです。

大人の英語初心者に最適なライティング教材

ライティング活動は、自分の中から英語を外に出すアウトプット分野の活動になります。

スピーキングで求められる能力と大いに重複するため、英会話の前段階のトレーニングとしても非常に有効です。

日本育ちの学習者はとにかくアウトプットの機会に恵まれないまま、学校教育を終えています。


学習時間の3割がアウトプット活動になるよう取り組んでいくことが効率の良い英語学習になります。

最短合格! 英検3級ライティング完全制覇

こちらは英検3級のライティングの教材になります。

テキストに掲載されているお題に対して自分の考えを書いていく形になりますが、気になるのは「自分の書いた英文が正しいのか?」という部分です。

添削を受けることが出来るのが理想的ですが、そういった状況にない場合はこちらのテキストの特徴でもある「豊富な解答例」を参考にしていくと自然な英文の書き方が身についてくるはずです。

こちらのテキストを選定している一番の理由は「初学者でも書き得る」英文で解答例が掲載されているためです。

多くの参考書は例え英検3級の内容でも、試験時間内で、3級を受験する人間が到底書き得ないレベルで執筆されていることが多く「こんなの書けっこない」と感じてしまうことが予想されます。

Conversation Questions for the ESL/EFL Classroom

英検のテーマは少しアカデミックで堅い内容ですので、もう少し日常的でフランクなテーマで書きたい場合はこちらのWebサイトからテーマを選定することをオススメします。

私も自分で英作文を勉強として書くときはこちらのサイトを利用しています。

無料で利用できて、分野ごとに膨大な量の質問が設定されているため、ネタに尽きることはないでしょう。

ただし、解答例などは特にないので誰かから添削を受けることが出来る環境にあることが理想的です。

大人の英語初心者に最適なスピーキング教材

スピーキングとライティングは多くの点で共通した能力が求められると書きましたが、大きな違い・隔たりを挙げるとすれば「瞬発力」です。

スピーキングは口頭でのやり取りになるため、ライティングのように書く手を止めたり、一度文章を頭から作り直したりすることが難しいです。

ライティングで正しい英文が書けても、時間がかかってしまう場合はスピーキングではコミュニケーションに大きなストレスを感じてしまうでしょう。

ここではスピーキングで求められる瞬発力を鍛えるために有効なテキストを紹介します。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

こちらはあまりにも有名なスピーキングのテキストで「瞬間英作文」という学習分野を作った時代の寵児です。

中学3年間の文法事項に対してそれぞれ10個の英文が口をついて出るまでトレーニングしていきます。

暗記要素が強く、例文データ、すなわち基本的な英文が反射的にアウトプットできるようになります。


英語上級者と言われるTOEIC900を超える学習者でも、この中学レベルの英文を即座に引き出すことは出来ていません

リスニングやリーディングといったインプット活動では、英単語の意味が即座に浮かぶことが不可欠ですが、アウトプットにおいては、この例文データが最低限口をついて出ることが不可欠です。

私は毎日1ヶ月半、1時間取り組んですべての英文が口をついて出るようになりました。

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

一つ前で紹介した「瞬間英作文」シリーズの次のレベルのテキストです。

こちらは蓄積した例文データを、英文法・語彙と組み合わせて瞬時に言いたいことを脳内で形成する能力を育成します。

瞬間英作文の基本編で基本的な短文は口をついて出るようになりますが、長めの英文を話すためにはより長く複雑な英文を構成できる能力が必要です。

長めの日本語を少しラグがあってもよいので、頭の中で日本語→英語に直すトレーニングになります。

こちらは覚えるまで繰り返し取り組むのではなく、時間を掛けて少ない繰り返し回数でトレーニングを積んでいくのが良いです。

大人の英語学習におすすめのサービス5選

まずは社会人が利用できる英語学習サービスを一覧で比べてみましょう。

学習内容月額費用通いやすさ学習効率
①英語教室文法・英会話¥20,000
②英会話教室英会話¥20,000
③オンライン英会話英会話¥8,000
④英会話カフェ英会話¥3,000/回
⑤英語コーチングすべて¥120,000

①英語教室

英語教室のおすすめポイント

英語教室のおすすめポイント
文法のレッスンが受けられる
英会話の機会が持てる
学習仲間が出来る

英語教室は、英会話教室の中でも文法講義なども展開している教室になります。

イメージは学校や塾と近く、英語の初学者の方などが通いやすい場所です。

社会人になると、なかなか他人から「教えてもらう」機会がなくなります

学校での教育に慣れていると、なかなか自分一人で参考書を開いて進めるのに抵抗がある方もいるかもしれません。

そういった方にとっては、文法のレッスンを直接受ける機会があるのはメリットになります。


大人向けの英語教室のほとんどは、英会話のレッスンが中心ですから自然と英会話の機会が持てるようになります。

英会話を上達させるためには、実際に英会話の実践が不可欠です。


また英語教室はマンツーマンレッスンでない限り、集団で受けることになり、同じ志を持った英語学習仲間ができやすくなります

英語教室のイマイチなポイント

英語教室のイマイチなポイント
文法学習のペースが決められない

英語教室は文法のレッスンが特徴ですが、レベル別に毎週出席する形で講義を受けるので、自分のペースで学習するのは難しいです。

特に短期間で文法を仕上げたい方にとっては、週1,2回の講義ではペースが遅すぎると感じることもあるでしょう。

英語教室がおすすめの人の特徴

英語教室はこんな人におすすめ!
英語の基礎から不安がある人
ゆっくり基礎から固めていきたい人

英語教室は英語の基礎から不安があって「何から手を着けていいかわからない」という方にオススメです。

一定のペースで文法学習からスタートできるので、学習の事始めにはピッタリのサービスと言えます。


週1回のペースであれば、急ぎの人や仕事で英語が必要という方には不向きですが、反対にゆっくり自分のペースで進めていてきた方にはおすすめです。

②英会話教室

英会話教室のおすすめポイント

おすすめポイント
英会話の機会が持てる
学習仲間ができる

大人の英語学び直しと言ったらまっさきに出てくるのがこの英会話教室でしょう。

大手の会社も多く、法人で勤務先が提携している、なんて方も多いのではないでしょうか?


英会話教室はマンツーマンから、集団まで幅広く英会話の機会を持つことが出来る教室です。

気分が乗らなくても「レッスンがあるし、行こう。」と出席のモチベーションが出来ます。


また同じ英会話のレッスンを受けている受講者の方と仲良くなったり、刺激をもらったりすることもあるでしょう。

英会話教室のイマイチなポイント

イマイチなポイント
英会話だけしていても成長しづらい

英会話は原則、英会話以外の学習には対応していません

第二言語習得理論によれば、インプット7割、アウトプット3割の時間の掛け方がもっとも効率よく成長できるとされています。

つまり英会話の倍以上の時間をかけて、リーディング、リスニング、単語などの学習に取り組む必要があるということです。

英会話学校に通っているだけではNGで、自分でインプット学習に取り組む必要があります

英会話教室がおすすめの人の特徴

こんな人におすすめ!
英会話以外にインプット学習の時間を取っている人
英語学習の基礎ができている人
発話の機会を多くしたい人

英会話教室は、英会話から始まるので、基礎が固まってないうちは効果がでにくいです。

反対に基礎が出来ている方は、とにかく英会話の機会を持つことが必須ですから、有効でしょう。


また上述の通り、倍の時間インプットが必要なので、そちらを自分でインプット学習に取り組める方は英会話教室でしっかり結果を出すことが出来ます


その名の通り、英会話がメインになるので、普段英会話を話す機会がない方にとっては、格好の練習場所になるはずです。

③オンライン英会話

オンライン英会話のおすすめポイント

おすすめポイント
月7,000円〜受講できる
いつでも、どこでも受講できる
マンツーマンで英会話ができる

オンライン英会話は、海外の講師とインターネットを通してマンツーマンで英会話のレッスンを受けることが出来るサービスです。

リーズナブルなものだと月7.000円から受講できるため、低予算で英会話の機会を持つことが出来ます

またオンラインという性質により、場所・時間を選ばずに受講することが出来ます。

例えば、近所に英会話教室がない方や、仕事や育児などで自宅以外で英会話のレッスンを受けられない方には最適ですね。


また低価格でありながら、マンツーマンのレッスンで、発話の機会が豊富に保てる点も見逃せません。

オンライン英会話のイマイチなポイント

イマイチなポイント
英会話だけしていても成長しづらい
講師の質がまばら
非ネイティブ圏の講師が中心

オンライン英会話は、英会話以外の学習には対応していません

第二言語習得理論によれば、インプット7割、アウトプット3割の時間の掛け方がもっとも効率よく成長できるとされています。

つまり英会話の倍以上の時間をかけて、リーディング、リスニング、単語などの学習に取り組む必要があるということです。


オンライン英会話が安価に提供されているのは、講師が非ネイティブ圏であるためです。

私も実際に8つほどオンライン英会話サービスを受講したことがありますが、サービスが安価になるほど、講師が十分にトレーニングされていない傾向にあります。

オンライン英会話がおすすめの人の特徴

こんな人におすすめ!
英会話以外にインプット学習の時間を取っている人
英語学習の基礎ができている人
英会話学校に通う時間がない人

上述の通り、英会話の上達には倍以上のインプット学習が必要です。

自分でインプット学習に取り組める方にはオンライン英会話はコストパフォーマンスに優れたアウトプットの場になります。


英会話は英語の基礎が出来ていないうちに取り組んでも、上達はおろかまともなコミュニケーションは取れません。

そうなってしまうと、英会話に対する恐怖心ばかりが育ってしまいます。

オンライン英会話は英語の基礎が出来ている方のためのサービスと言えます。


オンライン英会話は、前述の通り場所時間を選ばないため、対面式の英会話学校に通う時間がない方でも自宅で受講できるというメリットがあります。

「通う時間がない」と諦めていた人にもピッタリのサービスです。

④英会話カフェ

英会話カフェのおすすめポイント

おすすめポイント
行きたいときに行ける
勉強感がない
英会話を勉強している仲間が出来る

英会話カフェは、カフェで外国人とお茶をしながらお話ができるサービスです。

月額課金制のスクールと違って、買いきりで行きたいときに行ける気軽さが魅力です。


また先生と生徒、というよりは「カフェで外国人とお話している」形式なので、楽しさ・親しみを感じながら英語を話す機会が持てます


同じテーブルに他の学習者が座る機会が多いので、話しているうちに自然と仲良くなれることもあるでしょう。

英会話カフェのイマイチなポイント

イマイチなポイント
地域によっては英会話カフェがない
・「教えてもらうことが目的ではない

英会話カフェは外国人、そして学習者もある程度の数が揃わないと成り立たないので、大都市圏を中心に展開されています。

お住いの地域によってはそもそも「英会話カフェが存在しない」可能性があります。


英会話カフェはあくまで英語での交流がメインの目的となり、英語を教えてもらったり、とにかく発話の機会を多くしようとすると他の学習者に迷惑がられることもあります。

英会話カフェがおすすめの人の特徴

こんな人におすすめ!
楽しみながら英会話をしたい人
英会話の仲間を探したい人
外国人の友だちが欲しい人
趣味として英語を続けていきたい人

英会話カフェは、勉強というよりも一種の楽しみとして捉えられます。

長いスパンで英会話の仲間、外国人の友人を作りながら英語の世界に浸るにはうってつけです。


一方、短期間で英語のスキルを上げたい、黙々と学習を進めていきたい方には物足りなさもあるはずです。

趣味として英語を楽しく続けていきたい方におすすめのサービスです。

⑤英語コーチング

英語コーチングは、コーチと呼ばれる英語学習のプロが英語を習得したい受講者に対して英語学習のサポートを行うサービスです。

もちろん英語そのものを指導することもサービスに含まれますが、「英語学習の方法」「英語学習の習慣化」を重視しているのが特徴となります。

英語コーチングは、コーチと呼ばれる人が英語学習者の学習を様々な角度からサポートするサービスです。

学習塾や英会話教室との違いは英語の内容そのものを扱う「ティーチング」ではなく、学習計画に沿って都度修正を加えながら学習をマネジメントしていく「コーチング」に重きを置いている点です。

具体的に提供されるのは以下のようなサービスです。

なお、サービスによって面談の頻度・時間が異なったり、添削がついていなかったりとそれぞれ特徴があります。

英語コーチングのおすすめポイント

おすすめポイント
自分に最適な専用カリキュラムを組んでもらえる
チャットで気軽に質問ができる
マンツーマンの面談と毎日のチャットで、継続しやすい
勉強だけに集中できる
客観的なアドバイスが貰える
サービス終了後に自走できるようになる

英語コーチングは、英語コーチと呼ばれる英語学習のプロがマンツーマンで学習者の支援を行うサービスです。

一人ひとりのニーズを深堀りして、専用の学習カリキュラムを組んでもらえます。


わからないことがあれば、いつでもチャットで質問したり面談で解説を受けることも出来ます


英語学習のプロが、自分だけのカリキュラムを作って、トレーニングの方法も丁寧に教えてくれるので、学習者は「勉強するだけ」という状況を作れます

社会人の英語学習では「そもそもどうやって英語を勉強したらいいのか?」というのが挫折の原因になりやすいので、プロにサクッとプランニングを任せて、自分は時間を取って勉強に集中できるのは大きなメリットです。


上級者の方でも「自分の英語は正しいのか?」という疑問を感じることはあるでしょう。

特に社会人ともなると、自分の英語に指摘を入れてくれる存在はいなくなります。

英語コーチングでは、英作文、発音添削などを通して、コーチから客観的なアドバイスが貰えます。


英語コーチングでは、英語力を着けるだけでなく「自走できる学習者」を育成することも目標としています。

第二言語習得理論という、科学的に正しい英語学習をバックグラウンドに、サービス終了後も自分で英語学習を計画して実行できる様になるのは何にも代えがたい大きなメリットと言えます。

英語コーチングのイマイチなポイント

イマイチなポイント
月額料金の平均が約12万円と高額
自由時間が減る
自習が前提となる

英語コーチングは、マンツーマンで担当がつくため費用が高額になり、月額の平均料金は約12万円になります。

今回紹介した他のサービスに比べると、かなり高額な料金設定となっています。


また短期間で目標達成を目指すため、ある程度学習時間を確保する必要が出てきます。

中途半端な取り組み方だと結果が伴わないため、自由時間を削って、英語学習に捧げる必要があります


英語コーチングを受講したとしても、結局は自分で勉強しなければ当然効果は得られません

地道に自習に取り組む必要があります。

英語コーチングがおすすめの人の特徴

こんな人におすすめ!
意思が強くなく、独学やスクールで挫折した事がある人
直近で結果を出す必要がある人
英語の勉強の仕方を習得したい人
仕事で使える英会話力を身につけたい人
英語力の伸び悩みを感じている人
初学者の人

英語コーチングは、今回紹介したサービスの中で唯一マンツーマンの担当者が英語学習をフォローしてくれるサービスになっています。

これまでスクールでうまく行かなかった方で、英語コーチングでは英語学習を継続できた、結果を出せたという方は多いです。


英語コーチングは、4ヶ月、6ヶ月など受講期間が設定されており、その短期間で結果を出すことを目指すため、直近で英語学習で結果が出す必要がある方にはオススメです。


また、上述の通り英語コーチングでは、第二言語習得理論に基づいた英語学習のカリキュラムを提供しますから、サービス期間終了後も自分で英語学習の取り組み方を設計できるようになります。


上級者の方であれば、伸び悩みをプロのサポートを通してブレークするしたり、初学者の方であれば、プロのプランニングにより最高のスタートを切ったりすることが出来ます。

PR:オンライン英語コーチング「Satellite」

Screenshot
サービス名Satellite
URLhttps://keizokushitai.com
受講期間(ヶ月)4612
料金¥308,000¥445,500¥792,000
入会金¥55,000¥55,000¥55,000
総額¥363,000¥500,500¥847,000
月額料金¥90,750¥83,416¥70,583
受講スタイルオンライン
添削
教材市販
面談月4回50分
学習時間制限なし
月払い
割引紹介・学生・即日割引
初学者向け
ビジネス
英会話
TOEIC

Satelliteのおすすめポイント

毎日の添削サービスがついている
担当コーチが最初から決まっている

英語コーチングの中では珍しく、毎日の添削サービスが付いているのが特徴です。

発音矯正、英作文から英会話の添削までついているのは唯一無二のサービスと言えます。

初心者の方は英語のプロから添削を受けることで成長の角度を上げることが出来ます。


また大手と違い「カウンセリング担当者=自分の担当コーチ」であるため、「担当のコーチと合わない」という可能性が少なくなります。

通常、無料カウンセリングは営業の担当者が行い、実際のコーチングは英語コーチが担当します。

そのため無料カウンセリング時に抱いた印象と実際のコーチングの印象が異なる、ということがよくあります。

どのコーチがアサインされるかはわからないので、自分の性格と合わなかったり、十分な実力がないコーチが担当になる可能があります。

そういったリスクがないのは、すべての業務を一人の担当している個人サービスならではと言えるでしょう。

Satelliteのイマイチなポイント

返金保証がない

個人で提供しているサービスのデメリットとして、返金保証がないことが挙げられます。

このあたりは大手のサービスが強いので、手厚い保障などを求めている方には合わないでしょう。

よくある質問

最後に大人の英語初心者の方が学び直しを行う上で、よくある質問にFAQ形式で回答しました。

初心者はまず何から始めればいい?

初心者の方は発音から始めることをオススメします。
その後の学習のいずれにおいても発音はついて回ります。
初めに集中的に学習することで効率よく4技能を伸ばすことが出来ます。

どのレベルから始める?

中学レベルを強くオススメします。
特にアウトプットを強化する場合は中学英語を「使いこなせる」レベルに引き上げることが重要です。

英語初心者の大人でも英語ができるようになりますか?

できます。
しっかりと基礎から時間を掛けていけば、英語はできるようになります。
ただし、時間をかけずにレベルに合っていないことを続けても効果は薄いです。

大人の学び直しは独学でも出来ますか?

できます。
現に私は独学で英語を勉強してきました。
ただし、以下の記事でも紹介しているように、自分の目標・レベルに合った学習サービスを利用することで効率的に学習を進めることも出来ます。

独学で進めるにはどうしたらいいですか?

独学で学習を進めるには以下を満たすことが大切です。
この記事内で詳しく解説しているので参考になさってください。

  • 正しい順序で学習すること
  • 継続すること
  • 目標を持つこと
  • インプット7割、アウトプット3割で学習すること
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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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