【現役コーチが厳選】おすすめの英語コーチングサービス5選

英語学習者の間で話題になっている英語コーチング。

比較的新しいサービスですが、次第に多くのコースが増えており、学習者にピッタリのサービスが見つけやすくなっています。

調べたところ、2022年末現在、27社・全69コースから英語コーチングを選ぶことが出来ます。

選択肢が増えるのはいいことですが、今度はたくさんのサービスの中から自分でサービスを選ばなくてはなりません。

この記事では以下の疑問にお答えします。

・プロがオススメする英語コーチングサービスは?
・英語コーチングって自分に合っている?
・どうやって選んだらいいの?

Kai

この記事を書いている現役の英語コーチのKaiです。
「プロ」の目線から吟味したおすすめの英語コーチングサービスを紹介します!

目次

英語コーチングって何?

この記事を読んでいる人の中には「英語コーチングってよく聞くけど、具体的にどんなサービスなの?」という疑問を持っている方もいるかも知れません。

まずは、英語コーチングのサービス内容、料金相場を見ていきましょう!

英語コーチングのサービス内容

英語コーチングは、コーチと呼ばれる人が英語学習者の学習を様々な角度からサポートするサービスです。

学習塾や英会話教室との違いは英語の内容そのものを扱う「ティーチング」ではなく、学習計画に沿って都度修正を加えながら学習をマネジメントしていく「コーチング」に重きを置いている点です。

具体的に提供されるのは以下のようなサービスです。

なお、サービスによって面談の頻度・時間が異なったり、添削がついていなかったりとそれぞれ特徴があります。

マンツーマンでコーチがついてくれる
コーチによる面談
学習計画の作成
日々の学習で出た質問の解決
学習成果・定着度チェック
学習進捗の確認・修正
発音やライティングの添削
教材の提供

基本的にマンツーマンでコーチがつくので、一般的なスクールと比べると高額になりますが、その分一人ひとりに合わせたきめ細かいフォローが期待できます

コーチング重視 or ティーチング重視

英語コーチング各社はそれぞれカリキュラムやその方針に特徴があります。

例えばコーチング要素が強いサービスでは、面談の時間では学習進捗の確認、学習を進める上で障害となっていることの解決、学習の計画の修正などに多くの時間を割きます。

一方、ティーチング要素が強いサービスでは、面談の時間で定着度の確認や文法・発音のレッスンを行っていることがあります。

初学者で、イチから英語を教えてほしいという方は「ティーチング」よりのサービスを、中級者以上は英語学習のマネジメントをメインに行う「コーチング」よりのサービスがおすすめです。

英語コーチングの月額料金相場

英語コーチングの月額料金の相場は約12万円です。(全27社69コースの入会金を含む平均月額)

一般的な習い事や英語スクールの相場からすると、かなり高額になります。

英語コーチングでは担当コーチが1:1で長期間に渡ってサポートをするため、どうしても高額なサービスになります。

サービス内容をライトにして、価格を抑えたり、反対にサービス内容を重厚にすることも出来るので、どこよりも多い全27社69サービスの内容や料金をまとめた下の記事をチェックしてみてくださいね。

英会話スクールとの違い

英会話スクールと英語コーチングはよく比較されるサービスですよね。

下に比較表を作ってみたので、どちらが自分に適したサービスか考える上での参考にしてくださいね。

英語コーチング英会話スクール
月額料金約12万円1〜5万円
受講人数マンツーマン1〜10人
1週間の学習時間20時間1時間
指導者日本人外国人
カリキュラム個別に作成一律
学習内容語彙・文法・リーディング・リスニング・ライティング・英会話英会話
個別面談ありなし
学習進捗管理ありなし
課題日次で個別に設定集団で一律
チャットでの相談不可

それぞれの項目を詳しく比較していきましょう。

月額料金

基本的に、月額料金は英語コーチング>>>>英会話スクールという形で、英語コーチングのほうが高額です。

サービス内容として、英語コーチングでは1人のコーチが1人の受講者を担当するため、きめ細かいフォローや個別最適化されたサービスの提供が可能です。

その反面、人件費の問題で、コーチングのほうが高額になります。

コーチングの中でもライトなサービスだと月額3万円〜受講できますが、本格的な英語コーチングでは月額12万円程度が相場となっています。

一方、英会話スクールはオンラインのものを選べば月額7,000円程度で、教室型のスクールでも3万円程度で受講ができます。

受講人数

コーチングは受講生とコーチが1対1で行われますが、英会話スクールはマンツーマンの場合もあれば、グループレッスンで10人以上の受講者と同時にレッスンを受けることもあります。

1週間の学習時間

英会話スクールは課題の量にもよりますが、原則レッスンの時間でサービスが完結します。

週1回1時間のレッスンを受けている場合、1週間の学習時間は1時間になります。

一方で、英語コーチングはレッスンではなく「面談」という形で、定期的にコーチと話をします。

面談では、学習進捗の確認や定着度のチェックなどがメインの話題となり、スクールのように英文法のレッスンをしたり、英会話を行うわけではありません。

英語コーチングは、英語学習自体は自習が前提となっているため、「1日3時間」などの目標が設定され、日次で課題が設定されたりします。

指導者

英会話スクールの講師は、日本人のこともありますが、外国人の場合が多いです。

オンライン英会話だとフィリピンの講師が多く、対面だとネイティブの講師が多い印象です。

一方、英語コーチングのコーチは日本人です。

というのも、英語コーチングでは英語そのものを教えるのではなく「英語の勉強の仕方」を教えるため、勉強して英語を身に着けたわけではない外国人講師とは専門領域が異なるためです。

留学して英語を習得したコーチ、留学無しで国内で英語を習得したコーチ、大人になってからの学び直しで英語を習得したコーチなど、様々なバックグラウンドを持つコーチがいます。

カリキュラム

英会話スクールでは「ビジネス初級」「日常英会話中級」などレベルごとに分けられた一律のカリキュラムに沿ってレッスンを受講します。

一方で、英語コーチングでは受講者の目的に合わせて一人ひとり異なる、個別最適化されたカリキュラムを受講開始時に作成してもらえます。

学習内容

英会話スクールはその名の通り、英会話の習得を目指して実際にレッスンの中で英語を聞き取り、話していきます

発音講座や、文法講座などを提供しているスクールもありますが、基本的にスピーキングで使用することが前提になっています。

英語コーチングでは、4技能(読む・聞く・話す・書く)すべての能力の育成に対応しています。

もちろんコーチング会社や、コースによって「TOEIC対策」や「英会話」など強みは違いますが、すべての基礎となる語彙・文法学習から4技能に至るまで、受講者の希望に合わせて、あらゆる英語学習をサポートします。

個別面談

英会話スクールはレッスンの提供がメインですから、受講者と個別に学習の進捗などを確かめる時間はありません

英語コーチングでは、この面談が大きな特徴で、学習上の悩みやモチベーションの維持の仕方から英語学習に関わるあらゆることまで面談の時間で相談ができます

学習進捗管理

英語コーチングでは、面談で設定された課題をコーチが逐次、進捗をチェックして必要とあらば受講者に連絡をしたり、計画の修正を提案します。

英会話スクールでは個別で学習管理をされることはありません

課題

既述の通り、英語コーチングでは自習が前提となりますから、週次の面談の中で必要な能力を得るために行う課題を細かく設定します。

課題の取り組み方から、量、復習の頻度まで課題の管理が行われます。

サービスによっては、課題の提出が求められたり、コーチによる添削が入ることもあります。

チャットでの相談

英会話スクールと違い、コーチング受講中は自習時間に浮かんだ質問をリアルタイムでコーチに質問が出来ます

文法事項で気になる点や、課題の進捗などに関しても相談が気軽に出来ます。

英語コーチングがおすすめの人

英語コーチングがおすすめできるのは以下の方です。

意思が強くなく、独学やスクールで挫折した事がある人
直近で結果を出す必要がある人
英語の勉強の仕方を習得したい人
仕事で使える英会話力を身につけたい人
英語力の伸び悩みを感じている人
初学者の人

意思が強くなく、独学やスクールで挫折した事がある人

英語コーチングでは、「ティーチング」と違って英語学習の継続のサポートも行っています。

具体的には定期的な面談とチャットでの学習進捗の確認を通して、受講者が英語学習を継続できるようにサポートします。

また独学やスクールでは「この学習方法は自分に合っているんだろうか?」などと英語以外の部分で悩みが生じて挫折してしまう人が出てきます。

コーチングでは、一人ひとりに合わせて細かいフォローを行うので「英語学習の時間をとるだけ」という状態を作ることができます。

独学やスクールに通ったけど、英語学習が続かなかったという人にこそ、英語コーチングはおすすめできます。

直近で結果を出す必要がある人

英語コーチングは他の学習方法に比べて「短期で結果が出やすい」という特徴があります。

これは一人ひとりに個別最適化されたカリキュラムと、都度軌道修正を行いながら学習を進めることが出来るためです。

例えば、市販の教材を全員が同じように使ったとしても、試験の結果はバラバラになります。

これは一人ひとり、確保できる時間、モチベーション、学習性向、スタート時点での英語力などがバラバラだからです。

英語コーチングでは、マンツーマンで担当コーチが「あなたのためだけ」に英語学習をサポートしてくれるので、最短ルートで目標の達成にアプローチできます。

例えば「会社から6ヶ月後にTOEIC750を取るように言われている」「来年の春からの駐在までに、基礎的な英会話力を身に付けたい」といった直近に迫った大きな目標を達成する上で、英語コーチングは大きな役割を発揮してくれるでしょう。

英語の勉強の仕方を習得したい人

英語コーチングでは、英語力の他に「自走する力」の習得も期待できます。

コーチングで行っている行為は、まさに英語学習者が期間終了後に身に付けたい能力でもあります。

現状を把握し、目標との距離を測り、計画を立て、実行し、進捗を記録しながら、都度修正していくというコーチングのプロセスはそのまま一流の英語学習者になるためのプロセスと重なるわけです。

長い英語学習の海を航海していく上で、コーチングを通して身につけた「英語学習力」は海図として大きな役割を担ってくれるはずです。

仕事で使える英会話力を身につけたい人

英会話力を身につけるためには、豊富なインプットとアウトプットが必要です。

一般的にはアウトプット(英作文・英会話)に掛けた時間の倍はインプット(瞬間英作文・語彙・リーディング・リスニング)が必要です。

週1回30分英会話を行うだけでは、インプット・アウトプット共に足りません。

毎日圧倒的な量のインプットを行いながら、アウトプットも欠かさない、そんな風にしてはじめて英会話力がジワジワと身についてきます。

英語コーチングでは、受講者の狙いに合わせて短期間で集中的に英会話力を身につけるカリキュラムで学習を進めていくので仕事で使える英語力を本気で身に付けたい方にはぴったりです。

英語力の伸び悩みを感じている人

「これまで独学・同じスクールで英語を学習してきたけど、思うように結果が出ない。。。」

そんな方にも英語コーチングはオススメです。

伸び悩みを感じている場合、正しい現状把握→目標の設定→学習計画の作成・実行、この流れのどこかに問題が生じています。

例えば自分では「読解力を身につけるために、多読を行っている」としても実際には英文法があやふやで、一文一文を十分に精読できていない場合、先に取り組むべきは「英文法の定着させるためのドリル」になります。

また目標が「英会話力の強化」なのに、十分なインプットを行っておらずバランスの悪い学習をしてしまっている、ということもあるでしょう。

こういった「チグハグな学習」は単純ですが、実際には多くの英語学習がその沼にハマってしまっています。

プロの英語コーチから第三者的なアドバイスを貰うことで、一気にブレイクスルーすることが期待できます。

初学者の人

英語コーチングは少し敷居が高く「上級者の人が受講するもの」と思い込んでいる方がいるかも知れません。

実際にはそんなことはなく、反対に「初学者の方にこそおすすめ」できるのが英語コーチングです。

既述ですが、英語コーチングでは「英語の勉強の仕方」=英語学習の正しいフォームを身に付けることができます

初学者の方が英語コーチングを通して、学習の早い時期に正しい勉強法を習得することができればその後の英語学習でもスムーズに実力を伸ばすことができます。

スポーツなどと一緒で、最初に正しいフォームをマンツーマンで教わることで、効率よくその後の成長につなげることができます。

まずは気軽に無料カウンセリングで、自分の状況や目標を相談してみてくださいね。

英語コーチングの選び方

コーチングサービスを検討する際には自分なりの基準を持っておくのが大切です。

「安さ」だけで英語コーチングを決めるのはおすすめできません

「自分がコーチングに何を求めるのか?」を明確にして自分なりの基準を持っておくことで「必要十分の内容で、なるべく料金を抑えて」コーチングを受講することが出来ます。

コーチの質

コーチングでもっとも重要なのは「コーチの質」です。

3ヶ月〜1年の付き合いになるので、ここは最重要の項目と言えます。

具体的には次の項目です。

コーチ自身の英語力
自分が求めるバックグラウンドを持っているか
人間として信頼できそうか
自分の性格と合いそうか
まめに連絡をくれるか
添削ができるのか

英語コーチング自体、かなり新しい業界なので人材の出入りが激しく、また研修体制も整っていないことが多いためコーチの質というのはかなり優劣が激しいというのが正直な感想です。

まず自分を担当するコーチが英語力が自分の求めるレベルにあるか、というのはチェックしておきましょう。

英語力が高い=優れた英語コーチ、というわけではありませんが、自分の英語力以上のものは伝えることが出来ないというのは事実です。

例えば初級者を脱出したい、という目標の場合はTOEICが700点程度のコーチでも十分指導は可能です。

しかし、上級者で英会話をバリバリできるようになりたい、TOEICで900overを達成したい、という受講者は自分の目指す英語力に達していないコーチを選ぶのは避けたほうがいいでしょう。


英語コーチは比較的新しい職業で、本業にプラスしてコーチングを行っている方や、今まで英語を使った仕事をしていて、そこからの転職で英語コーチを仕事にした人が多いです。

海外留学経験がある、外資系でのビジネス経験がある、移住経験がある、日本にいながらにして英語を身に着けた、学校英語から発展して英語を身に着けた、大人になってからの学び直しで英語を身に着けた、など様々なバックグラウンドを持ったコーチがいます。

自分と似た境遇だったり、自分が目指していることを達成したコーチを選ぶことで、英語以外にも留学中の話やビジネスでの実践などの話を聞くことが出来ます。

ただし、似たような境遇や求める経験を持っているからといって、そのコーチが最適かというと必ずしもそういうわけではありません。

他の要素も加味した上で、あくまで一つの基準として捉えましょう。

またサービス受講後に「合わないな」と思ったときに、コーチの交代を依頼できるかどうかもサービスによって異なります。

サービス・サポート内容

コーチングサービスを提供する各社、サービス内容が大きく異なります。

サービスやサポートが手厚くなれば、当然料金も高くなります。

自分に必要なサービスは何か、反対に不要なサービスは何かをしっかり吟味することで、自分にあったサービスを選ぶことができます。

  • 面談の頻度・時間・内容
  • 添削の有無・頻度
  • 質問対応の有無
  • コーチとの連絡頻度・方法

まず、コーチングの中心となる面談の頻度・時間・内容を確認しておきましょう。

頻度は週に1回、2週に1回などがあります。

頻度が高いほど、カリキュラム内容や学習の進捗に合わせた調整が可能になります。

基本的には50〜60分程度の面談が多いです。

面談の内容を確認する際は「コーチング寄り」か「ティーチング寄り」かという目線を持つと良いです。

コーチング寄りの面談では、学習の進捗が正しく進んでいるか、今週はどれくらいの時間、何をどこまで、どのように勉強するのか、などが中心となります。

自分で学習を継続するための様々なコーチングスキルや英語学習におけるポイントが身につきます。


一方、ティーチング寄りの面談では、かんたんな進捗確認に加えて、あとは文法・発音などの講義や質問対応を行います。

初学者の場合、「こんな感じであとは自分で進めて」というコーチングスタイルだと不安に感じる方もいるかも知れません。

そういった場合は、直接講義や質問対応に応じてくれる内容がいいでしょう。


面談以外の時間に、英作文や発音、シャドーイングなどをコーチが直接添削してくれるサービスもあります。

週1回の面談だけでは、受講者の日々の学習内容を詳しくチェックすることは難しいです。

特に発音や英作文は独学の場合「正しい英文を書けているのか」「正しい発音ができているのか」というのはわからないままになってしまいがちです。

経験からも「添削を受けるのが一番早くて確実に上達する」と思います。

中には録音した英会話を聞いて、添削してくれるサービスもあります。


日々の学習で「ここはどういうことなんだろう?」という疑問はつきものですよね。

そういった際にすぐにコーチに質問できるか否か、というのもチェックしましょう。

面談のときにはもちろん対応してくれるコーチがほとんどでしょうが、質問対応を受け付けていない返信までに時間がかかることもあるので事前に質問対応の流れを聞いておきましょう。

面談外でのコーチとの連絡手法は大きくチャットメールに分かれます。

正直LINEなどのチャットツールのほうが気軽に連絡できるので楽です。

ただし、まだまだチャット対応していないサービスが多いのも事実です。

教室の有無

オンラインで完結するコーチングサービスもあれば、教室型やオンライン・教室併用型のサービスもあります。

教室に通うサービスはオンラインで完結する場合に比べて、教室の運営費がかかるので金額は高くなります。

例えば、教室が通勤の途中にあって、ある程度監視されている環境下で勉強したいなどという場合は教室型を、家で学習できる、近所のカフェで勉強するという場合はオンラインで完結するサービスがおすすめです。

自分の学習スタイル合わせて選ぶといいでしょう。

カリキュラム内容

各英語コーチングサービスは独自のカリキュラムを持っています。

どれも一長一短ですので、しっかりカリキュラムの内容を吟味することで「思っていたのと違う!」ということにならずにすみます。

  • 自分が受講する目的に合っているか
  • 受講期間がマッチしているか
  • 最低の学習時間が決まっているか
  • カリキュラムの変更に、柔軟に対応できるか

まず、カリキュラムの内容が受講の目的に合っているかを確認しましょう。

例えば「英会話ができるようになりたい」というのに「TOEIC対策コース」を選んでしまうと、リーディングやリスニングスキルの習得に特化したカリキュラムに沿って学習することになってしまいます。

一般的に英語コーチングの受講期間は3ヶ月〜1年です。

高い目標を掲げる場合、コーチングの期間は長いほうが目標を達成しやすくなります。

スクールの中には、1日の最低学習時間というものを設定しているところもあります。

もちろん英語学習に割くことのできる時間は多ければ多いほど成果は出やすくなります。

しかし、中には仕事や育児に追われて、英語学習に確保できる時間が少ない方もいると思います。

その際には、カリキュラムで想定されている勉強時間が自分に合っているかというのをしっかり確認しておく必要があります。

大手か個人か

コーチングを提供しているのは、大手だけでなく、個人経営の場合もあります。

価格の違いについてはすでに説明したので、その他の違いを確認しておきましょう。

  • 支払い方法
  • 情報管理ができているか
  • 保証

まず個人の場合支払い方法の選択肢が少ないことがあります。

多くの場合、銀行振込になり受講者にとっては少し面倒です。

また個人情報の管理は大手ほどのセキュリティがかかっていない事がほとんどでしょう。

他にも、コーチ交代ができない、返金対応が一律でないなどのリスクはあるでしょう。

一方で個人経営の場合、一人で運営しているのでカリキュラムが柔軟だったり、日程も柔軟に組む

おすすめの英語コーチング5選

現在、全27社69コースの英語コーチングサービスが確認できます。

その中でも、おすすめの英語コーチングサービスを5社に絞ってご紹介します。

それぞれ強みや特徴が異なるので、自分に合ったサービスを探してみてくださいね。

スクロールできます
サービス名URL受講期間(ヶ月)料金入会金総額月額料金受講スタイル添削教材面談学習時間返金保証分割割引初学者向けビジネス英会話TOEIC
Satellitehttps://satellite-coaching.studio.site/4¥400,000¥55,000¥455,000¥113,750オンライン市販月4回1時間
6¥570,000¥55,000¥625,000¥104,167オンライン市販月4回1時間
12¥960,000¥55,000¥1,015,000¥84,583オンライン市販月4回1時間
4¥440,000¥55,000¥495,000¥123,750オンライン市販月4回1時間
6¥600,000¥55,000¥655,000¥109,167オンライン市販月4回1時間
12¥1,020,000¥55,000¥1,075,000¥89,583オンライン市販月4回1時間
4¥500,000¥55,000¥555,000¥138,750オンライン市販月4回1時間
6¥660,000¥55,000¥715,000¥119,167オンライン市販月4回1時間
12¥1,080,000¥55,000¥1,135,000¥94,583オンライン市販月4回1時間
RIZAP ENGLISHhttps://www.rizap-english.jp/2¥437,800¥55,000¥492,800¥246,400オンライン・教室併用市販週2回/50分3時間以上30日間学割33%オフ・一般教育給付金
3¥580,800¥55,000¥635,800¥211,933オンライン・教室併用市販週2回/50分3時間以上30日間学割33%オフ・一般教育給付金
4¥723,800¥55,000¥778,800¥194,700オンライン・教室併用市販週2回/50分3時間以上30日間学割33%オフ・一般教育給付金
PROGRIThttps://www.progrit.co.jp/2¥380,600¥55,000¥435,600¥217,800オンライン・教室併用○(シャドーイング)市販週1回60分30日間一般教育給付金・即時入会割引・乗り換え割引・学割・
3¥544,500¥55,000¥599,500¥199,833オンライン・教室併用○(シャドーイング)市販週1回60分30日間一般教育給付金・即時入会割引・乗り換え割引・学割・
6¥1,069,200¥55,000¥1,124,200¥187,367オンライン・教室併用○(シャドーイング)市販週1回60分30日間一般教育給付金・即時入会割引・乗り換え割引・学割・
スタディサプリhttps://eigosapuri.jp/toeic/personal-coach/application/3¥74,800¥74,800¥24,933オンラインオリジナル初回面談+中間面談(30分)
チェックイン面談(初月に2回15分)
6¥107,800¥107,800¥17,967オンラインオリジナル初回面談+中間面談(30分)
チェックイン面談(初月に2回15分)
and ENGLISHhttps://and-english.com/3¥95,700¥95,700¥31,900オンラインor教室90分×10回
5¥138,600¥138,600¥27,720オンラインor教室90分×15回
6¥178,200¥178,200¥29,700オンラインor教室90分×20回
3¥86,250¥86,250¥28,750オンラインor教室90分×10回
5¥123,750¥123,750¥24,750オンラインor教室90分×15回
6¥157,500¥157,500¥26,250オンラインor教室90分×20回



ここでは現役の英語コーチングを行っている私が、厳選した5つのおすすめ英語コーチングサービスをご紹介します。

おすすめの英語コーチング①Satellite

スクロールできます
サービス名Satellite
URLhttps://satellite-coaching.studio.site/
受講期間(ヶ月)461246124612
料金¥400,000¥570,000¥960,000¥440,000¥600,000¥1,020,000¥500,000¥660,000¥1,080,000
入会金¥55,000¥55,000¥55,000¥55,000¥55,000¥55,000¥55,000
総額¥455,000¥625,000¥1,015,000¥495,000¥600,000¥1,020,000¥555,000¥715,000¥1,135,000
月額料金¥113,750¥104,167¥84,583¥123,750¥100,000¥85,000¥138,750¥119,167¥94,583
受講スタイルオンラインオンラインオンラインオンラインオンラインオンラインオンラインオンラインオンライン
添削
教材市販市販市販市販市販市販市販市販市販
面談週1回1時間週1回1時間週1回1時間週1回1時間週1回1時間週1回1時間週1回1時間週1回1時間週1回1時間
学習時間受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応受講者の希望に対応
分割
割引
初学者向け
ビジネス
英会話
TOEIC

Satelliteのおすすめポイント

・毎日の添削サービスがついている
・個人サービスだから柔軟なカリキュラム設計が可能
・担当コーチが最初から決まっている

英語コーチングの中では珍しく、毎日の添削サービスが付いているのが特徴です。

発音矯正、英作文から英会話の添削までついているのは唯一無二のサービスと言えます。

「客観的なアドバイスがほしい」という方はぜひ添削付きのサービスをおすすめします。


Satelliteは個人でサービスを提供しているため、カリキュラムが柔軟です。

初心者向け、TOEIC、英会話、ビジネス英語、あらゆる要望に対応が可能です。


また大手と違い「カウンセリング担当者=自分の担当コーチ」であるため、「担当のコーチと合わない」という可能性が少なくなります。

通常、無料カウンセリングは営業の担当者が行い、実際のコーチングは英語コーチが担当します。

そのため無料カウンセリング時に抱いた印象と実際のコーチングの印象が異なる、ということがよくあります。

どのコーチがアサインされるかはわからないので、自分の性格と合わなかったり、十分な実力がないコーチが担当になる可能があります。

そういったリスクがないのは、すべての業務を一人の担当している個人サービスならではと言えるでしょう。

Satelliteのイマイチなポイント

・返金保証がない
・教室がない

個人で提供しているサービスのデメリットとして、返金保証がないことが挙げられます。

このあたりは大手のサービスが強いので、手厚い保障などを求めている方には合わないでしょう。


Satelliteはオンラインで完結するサービスなので、教室で学習がしたい、という方は教室を持っているサービスを選ぶといいでしょう。

おすすめの英語コーチング②RIZAP ENGLISH

サービス名RIZAP ENGLISH
URLhttps://www.rizap-english.jp/
受講期間(ヶ月)234
料金¥437,800¥580,800¥723,800
入会金¥55,000¥55,000¥55,000
総額¥492,800¥635,800¥778,800
月額料金¥246,400¥211,933¥194,700
受講スタイルオンライン・教室併用オンライン・教室併用オンライン・教室併用
添削
教材市販市販市販
面談週2回/50分週2回/50分週2回/50分
学習時間3時間以上3時間以上3時間以上
返金保証30日間30日間30日間
分割
割引学割33%オフ・一般教育給付金学割33%オフ・一般教育給付金学割33%オフ・一般教育給付金
初学者向け
ビジネス
英会話
TOEIC

RIZAP ENGLISHのおすすめポイント

・面談の頻度が多い
・教室利用ができる
・学習時間が1日3時間以上で短期集中が可能

面談の頻度が週2回1時間と、業界の中でもっとも多い部類です。

面談の頻度が高くなるほど、モチベーションが維持しやすくなり、学習の進捗もチェックしやすくなります。

学習習慣を身につけるのが苦手な方には嬉しいポイントでしょう。


オンライン以外に都内に実店舗があるので、「教室を利用して勉強がしたい」という方にはぴったりです。


RIZAP ENGLISHの特徴として、「1日3時間の学習時間」が前提となっている点が挙げられます。

1日3時間と聞くと大変に聞こえるかもしれません。

しかし英語学習はどれだけ効率を上げても「学習時間が多いほど、早く実力が身につく」というのは絶対的なルールです。

「1日3時間学習する」と決めてしまうことで、しっかり勉強に身が入り、自分の目標にしっかり短期間でアプローチできます。

RIZAP ENGLISHのイマイチなポイント

・月額が相場の2倍近くになる
・時間が取れない人には合わない

面談が多く、教室を持っているというサービス内容は魅力ですが、その分月額が20万円を超えてしまいます

英語コーチチングの月額相場が約12万円ですから、他のサービスと比べると高額な部類に入ります。


1日の学習時間が3時間の前提なので、時間が取れない忙しい方には不向きと言えます。

社会人の中でも割と時間を取ることが出来、すぐに英語学習で結果を出さなくてはいけない人にはおすすめが出来ます。

おすすめの英語コーチング③PROGRIT

サービス名PROGRIT
URLhttps://www.progrit.co.jp/
受講期間(ヶ月)236
料金¥380,600¥544,500¥1,069,200
入会金¥55,000¥55,000¥55,000
総額¥435,600¥599,500¥1,124,200
月額料金¥217,800¥199,833¥187,367
受講スタイルオンライン・教室併用オンライン・教室併用オンライン・教室併用
添削○(シャドーイング)○(シャドーイング)○(シャドーイング)
教材市販市販市販
面談週1回60分週1回60分週1回60分
学習時間
返金保証30日間30日間30日間
分割
割引一般教育給付金・即時入会割引・乗り換え割引・学割・一般教育給付金・即時入会割引・乗り換え割引・学割・一般教育給付金・即時入会割引・乗り換え割引・学割・
初学者向け
ビジネス
英会話
TOEIC

PROGRITのおすすめポイント

・圧倒的な実績と安心感
・あらゆるコースに対応
・教室が使用可能

広告でもよく見かけるPROGRITは、東証グロースに上場している英語コーチングのリーディングカンパニーです。

圧倒的な受講者数と実績を誇る大手企業の筆頭です。

コースも数多く揃えており、あらゆるニーズに対応しています。

英語コーチングで迷ったら、PROGRITを選んでおけば間違いはないでしょう。


オンラインの他に、東京・神奈川・愛知・大阪、合計9か所の校舎を利用可能です。

PROGRITのイマイチなポイント

・月額料金が相場の2倍近い
・添削がシャドーイングのみ

月額が20万円前後と、コーチングの月額料金相場の約12万円を大きく超え、高額なサービスと言えます。

迷ったときに選んでおけば間違いない、と前述しましたが反対に言えば自分のコーチングの受講目的がはっきりしている人は他の特化型のサービスを選んだほうが料金を大きく抑えられます


添削サービスが付いていますが、シャドーイングのみということでライティングや英会話の添削が必要な方にはおすすめできません。

おすすめの英語コーチング④スタディサプリ

サービス名スタディサプリ
URLhttps://eigosapuri.jp/toeic/personal-coach/application/
受講期間(ヶ月)36
料金¥74,800¥107,800
入会金
総額¥74,800¥107,800
月額料金¥24,933¥17,967
受講スタイルオンラインオンライン
添削
教材オリジナルオリジナル
面談初回面談+中間面談(30分)
チェックイン面談(初月に2回15分)
初回面談+中間面談(30分)
チェックイン面談(初月に2回15分)
学習時間
分割
割引
初学者向け
ビジネス
英会話
TOEIC

スタディサプリのおすすめポイント

・スタディサプリが使い放題!
・分割払いが可能!

スタディサプリの使用を前提としているので、同アプリが使い放題なのは嬉しいですね。

英語コーチングを提供している会社で、アプリや教材を自社開発している企業もありますが、抜群の使いやすさ・コンテンツの豊富さを誇っています。

低価格帯のサービスとしては珍しく、分割払いに対応しているのも嬉しいポイントです。

スタディサプリのイマイチなポイント

・面談の時間が短く、頻度が少ない
・TOEIC以外に対応していない

初回面談+中間面談(30分)、チェックイン面談(初月に2回15分)とある通り、面談の頻度が3ヶ月で4回という少なさ、1回あたりの時間が15〜30分という短さはデメリットと言えます。

記述ですが、現役の英語コーチからすると45分以上がおすすめです。

値段が安い分、面談の頻度・時間が一般的な英語コーチングに比べると少なめ・短めに設定されています。

「英語コーチング」というよりは「スタサプのアプリにアドバイザーがついている」くらいに考えたほうがいいかもしれません。

また、TOEIC専門のコースになるので英会話や初心者の文法学習などには対応していないので、注意が必要です。

おすすめの英語コーチング⑤and ENGLISH

サービス名and ENGLISH
URLhttps://and-english.com/course/toeicpl/
受講期間(ヶ月)356
料金¥95,700¥138,600¥178,200
入会金
総額¥95,700¥138,600¥178,200
月額料金¥31,900¥27,720¥29,700
受講スタイルオンラインor教室オンラインor教室オンラインor教室
添削
教材
面談90分×10回90分×15回90分×20回
学習時間
分割
割引
初学者向け
ビジネス
英会話
TOEIC

and ENGLISHのおすすめポイント

・教室が利用可能!
・面談時間が90分と長い

低価格帯のサービスでは珍しく都内・渋谷の教室での受講が可能です。

低価格帯のサービスは教室を持たないことでコストを抑えていることが多いので、自宅やカフェでなく教室でのコーチングを希望する方にはぴったりです。

面談時間が1回あたり90分と英語コーチングサービスでもっとも長い部類に入ります。

講師の経歴を見てもティーチングに力を入れているため、コーチング+ティーチングのハイブリッドのレッスンを受けられます。

and ENGLISHのイマイチなポイント

・TOEICしか対応していない

残念ながら、TOEICコースしか用意されていないため、英会話やビジネス英語を身に付けたい方にはおすすめできません

英語コーチングのメリット

自分に最適な専用カリキュラムを組んでもらえる

コーチングを受講する上で、最重要な項目の1つが「専用カリキュラム」です。

担当コーチが受講者の英語力や、確保できる時間などを深堀りして、目標までに最短でたどり着くためのカリキュラムを作成します。

マンツーマンならではのサービスで、英語コーチングの大きな特徴です。

例えば、「英会話を習得したい」という人には、瞬間英作文の学習をメインにオンライン英会話や英作文などのアウトプットを盛り込んだサービスを提供します。

一方で、「TOEIC」の点数を伸ばしたい、という人にはレベルに合わせて文法・語彙学習、シャドーイング、多読など様々な学習項目を組んでいきます。

それぞれのサービスやコースによって、強みや特徴があるのでぜひ自分の目的に近いサービスを選びましょう。

チャットで気軽に質問ができる

多くの英語コーチングサービスでは面談の時間以外にも、学習の悩みや質問をコーチに伝えることができます

例えば、「完了形と過去形の違いがわからない」といった学習上の質問事項や「家に帰るとグッタリして勉強できない」といった学習継続の悩みなどを相談できます。

「ティーチング」とは違うので、私も「まずは文法書で該当する箇所を自分で読み込んでみましょう」という伝え方をした上で、具体的な質問に関しては回答する、というスタイルを取っています。

これは魚の釣り方を教えることで、コーチング期間が終わっても自分で英語学習の悩みを解決できるようにするためです。

すぐに答え=魚を与えてしまっては、コーチング期間は喜ばれますが、期間が終わった後に疑問点を自分で解決できない学習者になってしまいます。

自習が基本となるコーチングといえど、コーチが伴走してくれているのは心強いですよね。

マンツーマンの面談と毎日のチャットで、継続しやすい

私も経験がありますが、独学で最大の敵は「怠け」です。

誰しもモチベーションや・調子の波はあるもので、独学で英語学習をはじめたときは皆さん意識高く勉強できますが、3ヶ月後に同じように継続できている人はまれです。

英語コーチングでは、定期的にコーチと顔を合わせて面談をしたり、学習進捗の確認をすることで受講者が継続しやすい仕組みになっています。

一般的に学習習慣が定着するのは2〜3ヶ月程度かかると言われています。

逆に言うと、2〜3ヶ月は意地でも学習を続けないといけないということです。

最初はイヤイヤでも、お尻を叩いてくるコーチを憎んででも学習を継続しましょう。

コーチング期間が終わる頃には、憎かったコーチを忘れて息をするように学習を継続できる自分になっているはずです。

「お金を払ってサービスを受けている」という意識でモチベーションが続く

英語コーチングは決して安い自己投資ではありません。

しかし、だからこそ「せっかく高いお金を払ったのだから、元を取れるくらい英語学習に精を出そう」と思えるはずです。

食べ放題で「せっかく払ったお金が一緒ならたくさん食べてやる」というのと同じです。

学生時代に塾に通っていたときは、親がお金を払ってくれていたので「やらされている感」がありますが、大人になって自分のお金でサービスを受けるとなると本気度が変わってきます

せっかくお金を払ったのなら、存分に英語学習に没頭しましょう!

勉強だけに集中できる

独学で困るのは「結局何をしたらいいの?」ということです。

いざやる気はあってても、何から手を着けていいかわからないですよね。

特に英会話なんて、学校で勉強したこともないから、ネットに上がっている玉石混交の情報の中から自分で勉強方法を探し当てないといけないわけです。

さらに、ネットに上がっている勉強方法は必ずしも学習者にフィットするかはわかりません

1日3時間確保できることが前提になっていたり、そもそものスタート時点でのレベル感が違うため、同じような結果にならないこともしばしば。

「これでいいのかな?」と疑問を持ちながら、勉強を進めるのは非常に効率が悪いです。

中には勉強を始める前に「何やるか結局分からない。もういいや」と勉強を始める前に挫折してしまう人もいることでしょう。(かつての私もこれでした)

英語コーチングならプロが、そういったことをすべて考えて「自分にとっての正解」を与えてくれるので、受講者は「あとは勉強するだけ」という状態になります

客観的なアドバイスが貰える

独学では自分の現状把握が正しいのか、自分の勉強法は正しいのか、きちんと結果は出ているのかといったことが分かりづらいものです。

英語コーチングでは様々なテストやヒアリングを通して、受講者の学習状況を把握して最適な学習軌跡をたどれるようにアドバイスを送ります。

正しく現状把握して、最適な勉強法を採用することで、英語学習は一気に効率的になります

プロの客観的な目が入ることで、非常に効率的に学習が進められるのがメリットです。

サービス終了後に自走できるようになる

英語コーチングはただ英語力を身につけることが目的ではありません。

受講期間が終わった後に、自分で英語学習を進めていける自律的な学習者を育てるのもその役割の1つです。

「自分の現状はどうやって測るのか」「今の自分に最適な学習方法は何か」「目標の期限設定と、その進め方はどうするのか」といった学習者としての資質をコーチングを通して身につけていきます。

英語学習は一生涯続いていくものです。

英語コーチングを通して、身につけた「英語学習能力」は英語学習を長く続けていく上で、大きな財産となるでしょう。

英語コーチングのデメリット

英語コーチングは安い買い物ではないですから、契約前にしっかりとデメリットも検討しておきましょう。

Kai

受講開始した後に「こんなはずじゃなかった!」とならないように、サービスの特性をしっかり理解することが大切ですよ!

高額なサービスが多い

英語コーチングは英会話スクールに比べると高額になります。

他の習い事と比較しても、高額な部類に入るでしょう。

マンツーマンが基本となっているため、どうしてもサービスが高額になってしまうのでしっかり吟味してサービスを決定する必要があります。

受講金額を抑えるためには、以下のポイントが有効です。

・個人が提供する英語コーチングを受講する
・受講期間を長く設定する
・分割払いに対応しているサービスを選ぶ
・面談の頻度が少ない・時間が短いサービスを選ぶ
・教室を持たないサービスを選ぶ
・一般教育給付金を利用する

大手が提供する英語コーチングに比べて、個人経営のサービスは低価格になる傾向があります。

簡単に言うと、人件費や広告宣伝費などがかからないためですが、詳しくは以下の記事で低価格の理由や個人の英語コーチングサービスの探し方を解説しています。

受講期間を長くすることで、月額料金が安く抑えられるよう価格が設定されていることが多いです。

例えば、3ヶ月受講した後に3ヶ月延長するよりも、最初から受講期間を6ヶ月にしたほうが安くなります。


英語コーチングの料金は高額になるので、一括払いが難しい方は分割払いに対応しているサービスを選ぶといいでしょう。


英語コーチングサービスの料金は、幅広いですが、基本的にサービスがライトになるほど金額は安くなります

特に人件費がかかるコーチとのマンツーマンの面談は、頻度が少なく、1回あたりの時間が短くなるほど受講料を抑えられます

ただし、受講料を抑えようとするあまり、コーチングの効果が得られなくなっては本末転倒です。

現役の英語コーチの私としては週1回、45分が最低ラインであると考えています。


英語コーチングを提供している会社の中には、教室を持っているところもあります。

主に東京や大阪などに教室を構えて、受講生が利用できるようにしていますが、当然教室の運営費は受講料に反映されています。

「オンラインで問題ない」「なるべく費用を抑えたい」という方は教室を持たない、オンライン英語コーチングを選択するといいでしょう。


英語コーチングのコースの中には「一般教育給付金」という制度を利用することで、受講料を抑えられるケースがあります。

制度の利用には、特定の条件を満たしている必要があるので、自分が該当するかどうかチェックしておきましょう。

自由な時間が減る

英語コーチングは「期間を決めて、英語学習で成果を出す」ためのサービスです。

面談に出席するだけではもちろん英語力は伸びません。

自分で時間を確保して、自習をする必要があります。

コーチングサービスの中には最低限の学習時間として1日3時間を推奨しているものもあります。

もちろん仕事の都合や、家庭の事情で全員が3時間とらなくてはいけない、というわけではありませんが、当然確保できる学習時間が長くなるほど成果は出やすくなります。

英語コーチングの期間中は、今まで空いていた自由な時間を勉強に捧げる必要があるため、趣味の時間やゆっくり出来る時間は減ってしまうことが考えられます。

ただし、これは英語学習に限らずすべてのことにも言えることなので、「覚悟」を持って英語コーチングを受講しましょう。

目標や期限があやふやだと結果が出にくい

このページを見ている方は、英語コーチングの受講を前向きに考えている方が多いと思います。

ここで考えてほしいのは「何のために英語力をつけたいのか?」ということです。

英語コーチである私は、コーチングの受講開始時に必ず「なぜ英語を勉強するのか?」「いつまでにどうなっていたいのか?」ということを深く掘り下げます。

というのも、多くの方が「英語力を身に付けたい」「英語が話せるようになりたい」という状態で初回面談を迎えるためです。

目標や期限を明確に持っていないと、長い英語学習の旅の途中で進むべき方向を見失ってドロップアウトしてしまう可能性が高くなります。

せっかく安くない金額を払っているのなら、しっかりと明確な理想像を持って英語コーチングを受講しましょう

なお、自分で明確化するのが難しい方は無料カウンセリングなどでコーチやカウンセラーと話をする中で目標や期限を明確化できますよ。

コーチとの相性が悪い可能性がある

コーチングはマンツーマンが基本で、担当のコーチがあなたの英語学習をサポートしてくれます。

人間対人間ですから、当然相性というものがあります。

もちろん担当のコーチを決める前に、相性や考え方の特性などは考慮されますが、実際に話してみないと分からないことというのも多いです。

コーチとの相性が悪い場合、毎回の面談やチャットが苦痛になってしまい、英語学習が思うように進まなくなってしまいます。

これは避けられないリスクですので、対処法を覚えておきましょう。

コーチ交代ができるサービスを選ぶ
個人サービスを選ぶ

大手のサービスでは、コーチを複数抱えていますから受講者が希望する場合、担当のコーチの変更が可能なことが多いです。

ただし、コーチの指名はできず、また混雑状況によってはすぐに変更ができないケースもあります。

一方、個人が提供している英語コーチングでは無料のカウンセリングから、実際のコーチングまでを1人で対応していることがほとんどです。

カウンセリングの時点で、自分との相性がわかるのでかなり高い確率で相性が悪いコーチが担当になることを避けられます。
(大手サービスでは無料カウンセリングを実施するカウンセラーと、実際にコーチングを行う英語コーチは完全に担当が分かれているケースが多いです。)

自習が基本になる

コーチング以外に英会話や文法のレッスンを提供しているサービスもありますが、英語コーチングの基本は自習になります

週1回の面談では、学習の進捗確認や計画の修正などがメインになりますから、面談がない日にも時間を作って勉強をする必要があります

多くのサービスではコーチにいつでもチャットで質問できるので、完全な自習とは違いますが、机に一人で向かって勉強することになります

「自習で怠けてしまう!」という方の対策としては以下のようなものがあります。

家の外の図書館やカフェなどで勉強する
毎日勉強することを周りに宣言する
学習の記録をこまめにつける
毎日同じタイミングで勉強する

僕もその一人ですが、家だとまったく勉強する気になりません

一時期それで悩んでいましたが、場所を変えるようにしてからは面白いように勉強が捗るようになりました。

人の目がある場所だと集中できる人にはオススメです。

知人や職場、SNSなどで周囲に「私は英語を勉強します!」「3ヶ月後にTOEIC750点取ります!」といったことを宣言しましょう。

一旦宣言してしまうと心が弱っているときにも「皆に言っちゃっているしな…頑張ろう!」という気持ちになれます。

自習だとどうしても自分の頑張りが目に見えづらくなります。

学習記録アプリなどで細かく学習の記録をつけておくことで、積み重ねの跡が見えて、学習を頑張ろうという気になれます。

習慣化の上で大切なのは「同じことを繰り返す」ということです。

場所についてはすでに説明しましたが、「このタイミングでいつもこれをする」ということを決めると、習慣化しやすくなります。

例えば「歯磨きを終えたら、単語学習を15分する」と決めると、習慣化したころには「やらないと気持ち悪い」レベルになります。

このとき「寝る前に、単語をする」というよりも「歯磨きの後すぐ」などもっと具体的に・細かく設定することで習慣化しやすくなります。

仲間が出来づらい

英語コーチングはマンツーマンが基本ですから、他の受講者との交流が少なくなりがちです。

上に書いたように自習が前提のサービスがほとんどなので、それも相まって孤独感が出てくるかもしれません

学校のように周りの仲間とワイワイしながら、ということは期待できません。

対策としては

グループレッスンが付属しているコーチングサービスを選ぶ
学習者コミュニティに参加する
SNSで仲間を見つける

などがあります。

コーチングサービスの中には、コーチとの個別面談のほかに英会話や文法のグループレッスンを提供しているところがあります。

同じ立場の受講者も多いでしょうから、こういった場面で仲間を見つけることができます。

また、受講者同士が自由に質問したり、相談できたりするコミュニティを提供しているサービスもあります。

イベントなどを開催していることもあるので、そういったものに積極的に参加することでお互いに切磋琢磨できるはずです。

グループレッスンや受講者コミュニティがあるのはどちらかというと珍しいパターンです。

そういった方は、Twitterなどで同じくコーチングを受けている人や、英語学習を頑張っている人たちと繋がりを持つことで仲間を見つけられます。

英語コーチングについてよくある質問

英語コーチングって本当に結果が出るの?

はい。しっかり時間を確保できるのであれば、成果が得られることが多いです。
最適な個別カリキュラムを組んだ上で、進捗を確認しながら進めるので独学や一律のカリキュラムで進める学習よりも効果が出やすいのが英語コーチングの特徴です。

初心者でも受講する意味はある?

多くのサービスが初学者(TOEIC500以下)の方に対応しています。
むしろ初学者のうちに英語コーチングを受講することで、正しい英語学習の取り組み方や学習習慣を身につけることができるのでオススメです。

TOEICのスコアは上がる?

「TOEICの点数を上げたい」という明確な目標があるなら、TOEIC対策を売りにしている英語コーチングサービスを選ぶと良いです。
ただし、「なんとなく英語全体をできるようにして、結果TOEICが上がれば」くらいの意識で受講するとだと目的が中途半端で効果が得られにくいです。

大手と個人のコーチングサービスはどちらを選んだらいい?

最終的には人と人(コーチと受講者)の間でのサービスになるので、同じ基準で見定めるのが大切です。
ただ、一般的な傾向として「大手はサービス・保証が分厚くて、高額」で「個人はサービス・保証がライトで、定額」だと言えます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

コメント

コメントする

目次