おすすめのTOEIC単語対策アプリ7選【自分に合うアプリが見つかる】
英語の試験では知っている単語数によって大きく点数が変わります。
TOEICでも単語学習はスコアアップに向けて大きな鍵を握っています。
単語を勉強する方法の1つとして「アプリを使う」というものがあります。
しかしいざアプリを使おうと考えた時、次のような疑問が生まれないでしょうか?
この記事で解決する悩み・疑問
- 「TOEICの単語対策はアプリで大丈夫?」
- 「自分に合うアプリの選び方は?」
- 「オススメのアプリは?」
この記事ではTOEIC985の私が、TOEICの単語対策がアプリでOKな理由とアプリの選び方、そしておすすめのアプリを解説します。
TOEICの単語対策をアプリで行う4つのメリット
結論から言うと、TOEICの単語対策はアプリでも十分可能です。
そう考える根拠としてメリットとデメリットの両面から解説していきます。
TOEICで単語学習を行うことで様々なメリットが得られます。
具体的には次の4つです。
TOEIC単語をアプリで対策する4つのメリット
- スキマ時間に勉強できる
- 音声が付いている
- 続けやすい
- 復習がしやすい
1つずつ説明します。
メリット①スキマ時間に勉強できる
アプリで学習するというと真っ先に思い浮かぶメリットが「スキマ時間の有効活用」ではないでしょうか。
まとまった時間を確保するのが難しい人にとって、単語学習は移動時間や寝る前のちょっとしたスキマ時間に行いたいですよね。
もちろん市販の紙の単語帳もスキマ時間に始めやすいですが、アプリならもっと手軽にできるんです。
- 持ち運びがラク
- 場所を取らない
スマホなら常に持ち歩いていることが多いでしょうし、電車内などの限られたスペースでもアプリなら気軽に勉強できます。
メリット②音声が付いている
紙の単語帳にも音声データはついていますが、スキマ時間での学習を想定するとなかなか音声を再生しながら学習するのは難しいですよね。
例えば電車で立ったまま市販の単語帳で学習する状況をイメージしましょう。
単語帳を持ちながらスマホの音声データを操作する。
発音もう一度聞きたいけど、巻き戻すのが面倒…
しかし、アプリならスマホ1つ操作すれば音声も自由自在に操作できます。
多くのアプリは音声も同時に流れるので必然的に発音も覚えられますね。
メリット③続けやすい
学生時代「単語帳が続かなかった」経験がある方も多いのではないでしょうか?
単語学習はどうしても単調になりがちですし、1周してもなかなか覚えられないことから多くの人が挫折してしまいます。
紙の単語帳に比べてアプリでの学習は継続がしやすいです。
- 手に取るハードルが低い
- リマインダや褒めてくれる機能が豊富
ポイントとしてはまず手に取るハードルが低いということがあります。
単語帳に比べてタップ1つで始められますし、片手の操作で学習できます。
また「今日の単語学習はまだ?」というようなリマインダを送ってくれる機能や1日の目標を達成すると「おめでとう!」というように褒めてくれる機能もあります。
こういった小さな機能の積み重ねにより、学習が続けやすくなります。
メリット④復習がしやすい
単語学習は1周しただけでは終わりません。
何周も何周もしていくことで徐々に定着していきます。
しかし全ての単語を同じように学習していっては効率が悪いです。
ポイントは「覚えられていない単語を集中して繰り返す」ことです。
紙の単語帳の場合は、覚えられていない単語をチェックして定期的にチェックした箇所を繰り返すことになります。
もちろんこれでもOKですが、アプリを使えばもっと簡単にできます。
多くのアプリは答えられなかった単語に自動で「復習」のチェックを入れてくれるため、復習の手間が減ります。
TOEICの単語対策をアプリで行うデメリット
アプリで単語を学習することで生まれるデメリットについても知っておきましょう。
TOEIC単語をアプリで対策するデメリット
- 単語を覚えきれない
- 書き込みができない
主に上の2つがデメリットです。
デメリット①単語を覚えきれない
ほとんどのアプリでは単語の意味を答える際に選択肢から正しい和訳(英訳)を選びます。
つまり選択肢にすでに答えが書いてあるわけです。
しかし、実際の試験ではどうでしょうか?
TOEICの試験会場では自分の頭で瞬時に単語の意味を導き出す必要があります。
選択肢では答えられていても、実際に意味を即答できなければ意味がありません。
選択肢で答えて「覚えた気になる」というのがアプリで学習する際のデメリットと言えるでしょう。
デメリット②書き込みができない
英語が得意な人の単語帳を見たことがありますか?
単語の習得に成功している人の単語帳はいい意味で「汚い」です。
自分のメモやマーカー線などで多くの書き込みがされています。
本人が覚える際に書き込んだもので、他人からは理解されなくとも本人にとっては非常に使いやすい単語帳になっているわけです。
この「書き込む」という行為は単語を記憶するうえで重要な要素です。
アプリで学習する際はノートを別に用意すれど、アプリに直接書き込むことはできないので「書き込んで覚えたい」タイプの人にとってはデメリットになります。
以上がデメリットになります。
この2のデメリットですが、「①単語を覚えきれない」に関しては選択肢を見る前に瞬時に意味が浮かばなければ復習にチェックを入れることで対処し、「②書き込みができない」に関してはTOEICでは単語を書く場面はないのでそこまで大きな問題にはならないということが言えます。
ですのでTOEICの単語に関して言えば安心してアプリで対処できるでしょう。
TOEIC単語学習アプリの選び方
続いてオススメのアプリを紹介する前にTOEICの単語アプリを選ぶ際の判断軸を紹介します。
万人にオススメのアプリというのは難しく、自分にあっているものを選ぶことが大切です。
参考までに5つの判断軸を紹介します。
TOEIC単語アプリ5つの選び方
- 無料か有料か
- 自分のレベルに合っているか
- 学習スタイルが合っているか
- 自分のスマホで使えるか
- デザインやレイアウトに満足できるか
選び方①無料か有料か
単語アプリには無料のものと有料のものがあります。
また「無料」となっていても「全機能を使うには有料」というようなインストール後に課金を求められるケースがあります。
基本的には「有料」アプリがオススメです。
無料と有料の比較は下の表をご覧ください。
無料アプリ | 有料アプリ | |
---|---|---|
費用 | 無料:アプリ内課金が必要なものもある | 買い切り型:〜1000円。課金型〜1000円/月 |
広告の表示頻度 | ✖:ほとんどの無料アプリは広告が入る | ⭕:なし |
問題の質 | ▲:自分のレベルを選べないことが多い | ⭕:自分のレベルに合わせた単語が選べる |
問題の量 | ▲:1つのアプリで網羅するのは困難 | ⭕:アプリによってはかなり |
機能 | ▲:基本的に期待できない | ⭕:リマインダや英→和、和→英ができる |
無料アプリは広告の表示で収益を出しているので、学習の途中に広告が表示されます。
頻度はまちまちですが、学習が中断されるとかなりイライラします。
また有料アプリの場合自分のレベルに合った教材を選ぶので質・量で不足することがありません。
例えば無料アプリでは、TOEIC400以下の人が覚える単語からTOEIC900を目指す人までが1つのアプリに入っていることがあります。
これでは効率よく学習ができません。
他にも機能面で有料アプリは「学習を続けやすく」する機能が搭載されています。
有料の単語アプリは1,000円以内のものも多く、参考書一冊以下の値段で購入することができます。
ですのでまずは無料で試してみて、アプリの良さを感じられたら有料を買ってみるというのがいいかもしれません。
選び方②自分のレベルに合っているか
単語アプリには想定している利用者のレベルがあります。
例えば後で紹介する「究極英単語!TOEIC® 800点突破編」という無料アプリはTOEIC800を目指すレベルの人をターゲットにしています。
ですから、TOEIC600点をめざしている人には難しすぎるでしょうし、逆に満点を目指している人にとっては簡単すぎることになります。
ですので自分がどれくらいのスコアを目指しているかを考えて教材選びましょう。
選び方③学習スタイルが合っているか
一般的に単語アプリは表示された英単語の意味を選択肢の中から選んでタップする学習スタイルです。
しかし、中にはゲーム感覚で落ちてくる単語をタップしていったり、単語の意味を画面上で書いて入力したりする学習スタイルのアプリもあります。
これは完全に好みなので、自分に合うのはどれかを考えてみてください。
選び方④自分のスマホで使えるか
アプリで単語を覚える際にはスマホのアプリストアからダウンロードして使うことになります。
アプリはiphoneでしか使えないもの、andoroid機種でしか使えないもの、両方で使えるものの3種類があります。
自分のスマホで使えるかどうかもアプリを決める際に考えるべきことです。
選び方⑤デザインやレイアウトに満足できるか
デザインやレイアウトといった「見た目」もアプリを選ぶ上で大切なポイントです。
自分で長く使っていくわけですから、自分の好みに合ったものを選びたいですよね。
特に有料アプリは見た目や使いやすさにこだわって作っています。
可能であれば無料版でアプリの雰囲気を確かめておくといいでしょう。
オススメのTOEIC単語対策アプリ7選
ここからはオススメのTOEIC単語アプリを紹介していきます。
①mikan
「mikan」の詳細
- 料金:無料版と有料版あり。プラン内容は学割適用か否かのみの違い。
- 対象レベル:初級〜上級
- 収録語数:無料:2500語、有料16,800語(それぞれTOEICのみ)教材一覧を見る。
- 学習スタイル:4択から回答。上の表参照。
- 対応OS:iOS, android
おすすめポイント
- レイアウトがきれいで使いやすい
- 目標設定機能で楽しく継続できる
- 選べる教材が多い
単語学習アプリの中でも抜きん出た存在の「mikan」
とにかくレイアウトにムダがなく非常に使いやすいです。
無料の単語アプリだとTOEICに対応していなかったり、デザインが古臭くて使いづらいものが多いです。
またリマインダ機能や目標管理機能で自分の勉強が可視化されていくので楽しく継続しやすいです。
「mikan」はTOEIC対策の単語帳も数多く選べるのでabceed以外の有料アプリと相性がいいです。
残念ポイント
- 単語以外は学習できない
デメリットではありませんが、mikanは単語専用アプリなのでこのアプリだけではTOEIC対策ができません。
あくまでメインのTOEIC対策アプリの補助と考えましょう。
②究極英単語!TOEIC® 800点突破編
「究極英単語!TOEIC® 800点突破編」の詳細
- 料金:無料
- 対象レベル:TOEIC800レベル
- 収録語数:800語
- 学習スタイル:選択式、記述式など
- 対応OS:iOS, android
おすすめポイント
- 学習スタイルが自由に選べる
- 復習のタイミングが最適
このアプリは4択だけでなく、タップで入力する記述式やクイズ形式など回答の方式を自由に選べます。
また、忘却曲線に基づいたタイミングで復習ができるので非常に効率的にTOEIC単語を覚えることができます。
残念ポイント
- レイアウトが古臭い
- 対応レベルが限定的
無料アプリなので仕方ないことですが、レイアウトへのこだわりはなく少し古臭い感じがします。
また、タイトルの通りTOEIC800突破を目指す人向けに特化したアプリで収録語数も800語と少ないため対象が限られます。
③TOEIC GalaxyWord
「TOEIC GalaxyWord」の詳細
- 料金:無料
- 対象レベル:TOEICスコア500〜990
- 収録語数:1,250語
- 学習スタイル:ゲーム(選択式)
- 対応OS:iOS
おすすめポイント
- ゲーム感覚で単語学習できる
- ゲームのクオリティが高い
- 間違った単語だけ復習もできる
このアプリは迫ってくる隕石を英単語の意味を回答することで打ち壊すゲーム方式です。
グラフィックが美しい割に動作も軽快でゲーム系アプリでは一番クオリティが高いと思います。
ゲームと侮るなかれ。しっかり間違った単語だけを復習できる機能もあるので、学習効果も高いでしょう。
残念ポイント
- レベルごとの単語数が少ない
TOEIC600点レベルが約500語、730点が350語、860点が300語、990点が100語とレベルごとの収録語数が少ないのが唯一の難点です。
④最重要英単語 for the TOEIC®TEST
「最重要英単語 for the TOEIC®TEST」の詳細
- 料金:無料
- 対象レベル:TOEIC600〜860を目指す人
- 収録語数:2,000語
- 学習スタイル:4択問題(和→英、英→和)
- 対応OS:iOS, android
おすすめポイント
- 出題が和英と英和から選べる
- テストの出題方法が豊富
- 例文付き
こちらのアプリは4択の出題方式が和英と英和から選べます。
無料アプリではなかなか無い機能です。
またテストがレベル別、品詞別、よく間違う単語などから選べるので使いやすいです。
単語の学習機能には例文が付いているのでアプリの弱点である「テストしかできない」という点をカバーしています。
残念ポイント
- 音声がない
このアプリの欠点は音声がついていないことです。
音声版というものを1,500円で買えば広告も消えて音声も再生できるようになりますが、そこまでの価値は正直ないです。
⑤ターゲット友
「ターゲット友」の詳細
- 料金:無料
- 対象レベル:TOEICスコア~860
- 収録語数:5600語
- 学習スタイル:4択の選択問題
- 対応OS:iOS, android
おすすめポイント
- 収録語数が多い
- 全国の仲間と競争ができる
「英単語ターゲット」シリーズは大学受験用の英単語帳として全国で使用されている教材です。
そのテスト用のアプリですが、単語帳買ってなくても普通に使えます。
単語帳が5冊分まるごと入っているので、収録語数も豊富です。
またTOEIC専用の単語帳にも1100語収録されているので基礎固めからハイスコアまでこのアプリでカバーできます。
残念ポイント
- 課金しないとニガテ単語の復習ができない
難点としては課金しないとニガテ単語の復習ができない点です。
しかし、それを差し置いても無料で使える機能が十分あります。
⑥英単語HAMARU
「英単語HAMARU」の詳細
- 料金:プレミアム980円
- 対象レベル:TOEICスコア〜900
- 収録語数:5,000語
- 学習スタイル:選択、タイピング
- 対応OS:iOS, android
おすすめポイント
- グラフィックや音楽が優美
- 勉強感が無い
アプリのレビューでも非常に評価が高いアプリです。
とにかくグラフィックがきれいだったり、音楽が自由に選べたりとゲーム要素が強いです。
テトリス的な雰囲気で上から降ってくる単語の意味を選択したり、打ち込んだりすることで学習を進めます。
お勉強感はゼロなので普通の学習アプリで続けなかった人にはオススメです。
残念ポイント
- 無料だと使い物にならない
- 動きが鈍い
- 単語の発音が機械音
無料会員だと正直使い物にならないのでしっかり単語を覚えたいなら課金しましょう。
グラフィックのせいかアプリの動作がカクカクします。
特に処理能力が低いデバイスだと厳しいかもしれません。
また、単語の発音が機械の合成音なのはマイナスです。
他の要素はすごくこだわっているのに肝心の単語の発音が残念です。
⑦英検® 英単語
「英検®英単語」の詳細
- 料金:無料
- 対象レベル:〜TOEIC700
- 収録語数:5,572語
- 学習スタイル:4択の選択問題
- 対応OS:iOS, android
おすすめポイント
- 無料でもアプリの完成度が高い
- 語数が豊富
このアプリは完全無料ですが、アプリの完成度が非常に高いです。
ゲーム要素もありつつ、アプリ自体もサクサク動きます。
そして語数が無料でも英検2級レベルまでの5,572語と豊富です。
残念ポイント
- TOEIC独特の単語には対応していない
もともと英検用なのでTOEICで出題されるような日常会話やビジネスの場面で使われる単語は収録されていません。
しかし、ほとんどの部分は重なるのでこちらのアプリでも十分TOEIC対策は可能です。
単語学習だけではNG
この記事ではオススメの単語学習アプリを紹介しました。
アプリでの学習を上手に取り入れればスキマ時間も上手に活用できます。
しかし、単語以外もアプリで学習できることはご存知でしたか?
「アプリでリスニングやリーディングを学習できるの?」と思うかもしれませんが、アプリだけでも十分TOEIC対策は可能です。
以下の記事で詳しいアプリの使い方を紹介していますのでぜひ覗いてみてください。
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