【実体験】ITベンチャーで長期インターンをしていた私が長期インターンのメリット・デメリットをお伝えします

大学生の皆さんは「長期インターン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

もしかしたら周りですでに参加している、という方もいるかもしれません。

しかし、この長期インターンなんとなくで「意識が高い人が参加するもの」と思っていませんか?

実際はそんなことはなく、長期インターンは大学生活を充実させたり、社会経験を積むことができる貴重な機会です。

この記事では、実際に長期インターンはに参加していた私が長期インターンとは何か、そのメリット・デメリットについて解説していきます。

目次

長期インターンって何?

インターンシップというのは企業が、就職活動を控える大学生に対して就業体験の機会の提供を行うことを指します。

インターンには1日から1周間と比較的短期のものと半年以上の長期のものがあります。

長期インターンは就業体験というものの、実際には長期で働くので「体験」というよりは自分で責任を持って仕事をすることが求められます。

雇用形態はアルバイトですが、通常アルバイトに任せる仕事よりも責任が重いものであったり、アルバイトを管理するような仕事を任されることが多いです。

短期インターンと違って基本的に有給で、選考も通常のアルバイトより厳しかったり、アルバイトから選抜されて長期インターンに参加するケースがあります。

長期インターンのメリット

長期インターンは「大変そう」「意識高そう」と思っている方が多いと思います。

私もその1人でした。

周りで長期インターン行っている人は将来起業してやるぜ!とか横文字ばかり使ってくるいけ好かない人たちばかりだと思っていました。(実際そういう人も多かったですが)

ですが、実際に長期インターンに参加したことでたくさんプラスの事がありました。

実体験としてみなさんに紹介します。

メリット①稼げる

インターンは通常のアルバイトと比べて時給が高いです。

私の場合は20%増しほどになりました。

そして、インターンはたいていアルバイトよりも勤務時間が多くなるため必然的にお金が溜まっていきます。

使う時間が減ることも相まってお金に余裕ができて、卒業旅行の際に少しいい思いができました。

メリット②自分の居場所ができる

高校まで部活に明け暮れていた私にとって居心地のいい場所でした。

苦楽をともにした仲間や毎日多くの時間を過ごした活動場所があったことで日々が充実していました。

しかし、大学に入ると良くも悪くも人や場所との関係は「浅く広く」なりがちです。

大学で授業を受けて、アルバイトして、サークル行って、飲み会に行って、、、

人間関係は広くなるけどどこか心のなかには「虚無感」がありました。

インターンは真剣勝負です。

同僚は頼れる仲間であり、ライバルでもあります。

周りからはよくそんなに働くね、と言われていましたが私はインターンに熱中していたのだと思います。

そしてそんな日々は本当に充実していましたし、そこで出会った同僚や社員さんとは深い絆ができていました。

自分を必要としてくれている、自分が誰かを必要とする、そんな組織が1つあるだけで毎日が本当に充実したものに変わりました。

メリット③就活で自分をアピールできる

就活では相手に自分がどんな人間であるかを伝えなくてはいけません。

そしてそれには必ず「あなた自身のエピソード」が必要です。

例えば、面接官に「私は積極的な人間です。」ということを伝えるとします。

積極的と一口に言っても、「誰もが嫌がる仕事を率先して引き受けた経験」をもとに話す人もいれば、「留学先で海外の人と積極的にコミュニケーションを取った経験」を話す人もいるでしょう。

このオリジナルの「エピソード」によって、あなたの人となりが面接官に伝わっていきます。

そして、多くの就活生はこのオリジナルのエピソードがない、もしくは弱いことに焦ります。

というのも就活で面接官が知りたいのは「仕事をするときにどんな人間性が出るか」です。

ゲームや趣味ではなく何かに「熱中して取り組んだ」ときのエピソードは信頼が置きやすいのです。(もちろんゲームや趣味をとことん突き詰めたならOKです)

大学生活はどうしてもだらけてしまいがちです。

しかし、何か一つ「自分はこれを成し遂げた」と言えるものを持っておいたほうがいいです。

これは就活のためだでけではなく、大学生活を充実させるためでもあります。

留学、バイト、部活、ボランティア、委員会。なんでもいいと思います。

ぶっちゃけ長期インターンでなくても全然いいと思います。

あくまで一つの選択肢として、長期インターンは熱中して取り組める場であるということをお伝えしたいのです。

とにかく、なにかに熱中した中で就活で話せるような「エピソード」が見つかるということです。

探そうとしなくてもいいです。

なにかに熱中しているときに自然とあなたの「仕事をするときの人間性」が出るのです。

一つ補足しておくと検定試験や学業成績などはそれらが有効に生きる企業や職種でないとあまりウケはよく有りません。

というのも仕事は共同作業で行うものですから、他人と関わった中で出る人間性を見せないといけません。

それに検定試験や学業成績は履歴書に書けます。

履歴書に書けば伝わることをわざわざ面接で自分から話す必要はないかと思います。

メリット④自分の適性がわかる

就活や短期インターンの面接で志望動機を書くのに困ったことは有りませんか?

多くの場合、本当は志望動機なんて給料とか、大企業だからとか「マーケティング」って響きがいいからなど、志望動機としては書けないようなものばかりです。

そしてこれらはすべて「世間でいいって言われている」とか「やってみたい」がベースになっています。

大企業は世間的に安定していて、周りからは就職できたら褒められるでしょうし、マーケティングは最先端な感じがして興味が湧くのも分かります。

新卒就活では多くの人がやったことがないことに対して、「世間体」や「やってみたい」ということをベースに就業先を選ぶしかないのです。

これはシステム的にしょうがないことかもしれません。

ですが、長期インターンでは就活前に自分の適性が分かります。

社員に近い立場で働くことで「コツコツした仕事をやっていると楽しいな」や「私文章書く仕事向いてないな」など自分が何が得意・不得意か、好きか・嫌いかなどがわかってきます。

これは非常に貴重な経験です。

例えばなんとなく営業かな?と思っていた人が長期インターンで営業職をしてみて「これは絶対仕事にしたくない」と気づくかもしれません。

また、インターン部署を異動した結果「マーケティングの仕事に適性がある」と自分や周りから言われればその人は就活では営業職を受けることはないでしょう。

このように実際にやってみないと適正というものはわかりません。

これは面接をしている企業側にしても同じことが言えます。

面接でその人にどんな仕事が向いているかなんて見抜けません。

あなたが実際に体験することで初めて「この仕事には適正がある」「この仕事には適正がない」ということが分かります。

長期インターンは、あなたが自分自身の適性を見抜くのに絶好の環境です。

長期インターンのデメリット

デメリット①時間がとられる

長期インターンは雇用形態はアルバイトであるとはいえ、拘束時間が多くなります。

私がいたところは最低月80時間だったと思います。

「大学生活を謳歌したい!」という人にとっては拘束時間が長くなるというのは辛いことでしょう。

さらに長期インターンは初めて任される仕事が多くなります。

アルバイトのように簡単なマニュアルを覚えて終わりではなく、次々と新しいことを覚えたり、時には自ら進んで学習しなければならない局面に出くわします。

そしてこれは、勤務時間外で自分の時間を削って勉強しなくてはなりません。

そう考えると長期インターンは通常のアルバイトに比べるとかなりの時間を掛けなくてはいけないということになります。

ちなみに私は最後の方は上限の週5、6日毎月120時間働いていました。

デメリット②責任が大きい

長期インターンは会社によって異なりますが、特にベンチャー系では人手不足もあり比較的大きな仕事を任せてくれます。

大きな仕事というのは例えば売上に直接繋がる仕事や、主導権を持って目標達成を求められるような仕事です。

これらは「裁量が大きい」というと聞こえはいいですが見方を変えれば「責任重大」な仕事でもあります。

もちろん任せる側が責任を持つべきですが、失敗すれば会社に迷惑がかかるという点ではインターン生はかなりのプレッシャーを感じるはずです。

私の同僚も○百万円のプロジェクトの統括を任されていましたが、進捗が良くなくそのプレッシャーから休職に追い込まれてしまいました。

これは新卒入社した場合でも同じですが、裁量には責任が伴います。

自分のプレッシャーへの耐性を考えてインターン先を選ばないと心身にダメージを負ってしまいます。

まとめ

長期インターンはアルバイトではありますが、社会の一端を感じられる非常に貴重な機会です。

もし、大学生活語れるものがない、なにかに熱中したくて悶々としているならばぜひ一度面接だけでも受けてみてください。

一度中に入ってしまえば、外からの声は気にならなくなります。

勇気を出して最初の一歩を踏み出してしまえば毎日がきっと充実したものに変わります。

誰か背中を後押しできていれば幸いです。

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この記事を書いた人

現役の英語コーチ・講師が英語学習に関するお役立ち情報を発信中!
TOEIC985・英検1級保有

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